191 / 280
191
しおりを挟む
どうやらヤヨイもコレだ!という案は思い浮かんでいないらしい。
「そうだよな、俺も案自体は出るんだけど、実際に実行するとなると色々と問題が出てくる感じなんだよな」
「私もです…教国の説得は出来そうですが、公国が説得できるか分からない感じです」
ふむ、どうやらヤヨイはさっき話した案の様に公国と教国の上層部が戦争をやめようと思わせる方向で案を出しているみたいだな。
説得って言っていたし、多分だが、ヤヨイはいろんなパターンで公国と教国の上層部が戦争をやめようと思うかどうかを考えているのだろう。
だが、そこで問題になっているのが公国の四大貴族という事だろう。
「説得って事はさっきの案と似た感じの案を考えているのか?」
俺は自分の考えが有っているのかを確認する為にヤヨイに聞く。
「はい、やっぱり公国と教国、二つの国を最小限の被害で抑える為にはこの方法が1番良いですからね…先ほど話した案を改良してうまく出来ないかと考えているのですが、やはり公国が素直に戦争を止めるとは思えないんですよね」
「公国か…公国は邪神を使った兵器を開発してるからな、戦争に負けるって伝えたとしても信じないだろうな」
四大貴族は邪神の力を使った兵器を開発した事で絶対の自信を持っている、と仮定した場合、どんな事を言っても戦争を止めるという選択肢を取る可能性は少ないだろう。
「そうなんですよね…四大貴族の説得をするなら邪神の力をどうにかしないといけないんですよね」
邪神の力が無くなれば公国の圧倒的有利は崩れ去る、そうなれば公国も無闇に戦争をしようなんて思わなくなると思う。
だが、それを実行するためには大きな問題が有る。
「そうだな…だが邪神の力は今避難所の空間を拡張するのに使われているから、避難所の中から人を出さないと邪神の力に手を出せないぞ」
俺はヤヨイにそう伝える。
大きな問題というのは邪神の力が今現在、国民が避難している避難所の空間拡張に使われているという物だ。
邪神の力が避難所の空間拡張に使われている理由は邪神の力を使う兵器の試運転なのだろうが現在邪神の力は避難所に空間魔法をかける為の魔力源となっている。
避難所は邪神の力を魔力源に空間魔法を使う事で空間が拡張され、国民が大勢避難できる大きさになっているし、実際に大勢の国民が避難所に避難している。
例えば今、俺が四大貴族に戦争をやめさせる為に邪神の力に手を出して破壊したとしよう。
そしたら避難所に避難している大勢の人たちが死んでしまうのだ。
邪神の力が無くなれば必然的に避難所に掛けられている空間魔法も解かれる、そうなれば避難所は元通りの大きさになるだろう。
俺が避難所で見た人の人数的に本来ならあの敷地の中にあれだけの人達が避難できるわけが無い。
そんな中、避難所に掛けられた空間魔法の効果が切れたらどうなるかは想像できるだろう。
避難所の中にいる人たちは小さくなった部屋に押し潰され、死んでしまう。
戦争を止める為に大勢の人の命を犠牲にするなんて本末転倒だ。
だから、俺たちは避難所に人が避難している現状では邪神の力に手を出す事が出来ないという事になる。
「そうですよね、どうにかして避難所に避難している人たちを外に出すことができれば可能性は有るんですけど…」
ヤヨイはそう言うが、避難所にいる人たちを避難所から出す事は難しいだろう。
だって戦争が始まるからと避難してきたんだ、ワザワザ知りもしない俺たちがここは危険たがら外に出てくれと言われたとしても信じる人は居ないだろうし、避難所の外に出る人は居ないだろう。
避難所の中に爆弾が仕掛けられた…とかなら可能性は有るが、ヤヨイがそんな作戦をするとは思えないしな。
「避難所にいる人たちを外に出す事は難しい…というより殆ど不可能だろうな、これから戦争が始まるって言うのに避難所から出るやつなんて居ないだろうし、門の所に避難している人が避難所から出ないように見張っている兵士もいたからな」
「そうだよな、俺も案自体は出るんだけど、実際に実行するとなると色々と問題が出てくる感じなんだよな」
「私もです…教国の説得は出来そうですが、公国が説得できるか分からない感じです」
ふむ、どうやらヤヨイはさっき話した案の様に公国と教国の上層部が戦争をやめようと思わせる方向で案を出しているみたいだな。
説得って言っていたし、多分だが、ヤヨイはいろんなパターンで公国と教国の上層部が戦争をやめようと思うかどうかを考えているのだろう。
だが、そこで問題になっているのが公国の四大貴族という事だろう。
「説得って事はさっきの案と似た感じの案を考えているのか?」
俺は自分の考えが有っているのかを確認する為にヤヨイに聞く。
「はい、やっぱり公国と教国、二つの国を最小限の被害で抑える為にはこの方法が1番良いですからね…先ほど話した案を改良してうまく出来ないかと考えているのですが、やはり公国が素直に戦争を止めるとは思えないんですよね」
「公国か…公国は邪神を使った兵器を開発してるからな、戦争に負けるって伝えたとしても信じないだろうな」
四大貴族は邪神の力を使った兵器を開発した事で絶対の自信を持っている、と仮定した場合、どんな事を言っても戦争を止めるという選択肢を取る可能性は少ないだろう。
「そうなんですよね…四大貴族の説得をするなら邪神の力をどうにかしないといけないんですよね」
邪神の力が無くなれば公国の圧倒的有利は崩れ去る、そうなれば公国も無闇に戦争をしようなんて思わなくなると思う。
だが、それを実行するためには大きな問題が有る。
「そうだな…だが邪神の力は今避難所の空間を拡張するのに使われているから、避難所の中から人を出さないと邪神の力に手を出せないぞ」
俺はヤヨイにそう伝える。
大きな問題というのは邪神の力が今現在、国民が避難している避難所の空間拡張に使われているという物だ。
邪神の力が避難所の空間拡張に使われている理由は邪神の力を使う兵器の試運転なのだろうが現在邪神の力は避難所に空間魔法をかける為の魔力源となっている。
避難所は邪神の力を魔力源に空間魔法を使う事で空間が拡張され、国民が大勢避難できる大きさになっているし、実際に大勢の国民が避難所に避難している。
例えば今、俺が四大貴族に戦争をやめさせる為に邪神の力に手を出して破壊したとしよう。
そしたら避難所に避難している大勢の人たちが死んでしまうのだ。
邪神の力が無くなれば必然的に避難所に掛けられている空間魔法も解かれる、そうなれば避難所は元通りの大きさになるだろう。
俺が避難所で見た人の人数的に本来ならあの敷地の中にあれだけの人達が避難できるわけが無い。
そんな中、避難所に掛けられた空間魔法の効果が切れたらどうなるかは想像できるだろう。
避難所の中にいる人たちは小さくなった部屋に押し潰され、死んでしまう。
戦争を止める為に大勢の人の命を犠牲にするなんて本末転倒だ。
だから、俺たちは避難所に人が避難している現状では邪神の力に手を出す事が出来ないという事になる。
「そうですよね、どうにかして避難所に避難している人たちを外に出すことができれば可能性は有るんですけど…」
ヤヨイはそう言うが、避難所にいる人たちを避難所から出す事は難しいだろう。
だって戦争が始まるからと避難してきたんだ、ワザワザ知りもしない俺たちがここは危険たがら外に出てくれと言われたとしても信じる人は居ないだろうし、避難所の外に出る人は居ないだろう。
避難所の中に爆弾が仕掛けられた…とかなら可能性は有るが、ヤヨイがそんな作戦をするとは思えないしな。
「避難所にいる人たちを外に出す事は難しい…というより殆ど不可能だろうな、これから戦争が始まるって言うのに避難所から出るやつなんて居ないだろうし、門の所に避難している人が避難所から出ないように見張っている兵士もいたからな」
0
あなたにおすすめの小説
男が英雄でなければならない世界 〜男女比1:20の世界に来たけど簡単にはちやほやしてくれません〜
タナん
ファンタジー
オタク気質な15歳の少年、原田湊は突然異世界に足を踏み入れる。
その世界は魔法があり、強大な獣が跋扈する男女比が1:20の男が少ないファンタジー世界。
モテない自分にもハーレムが作れると喜ぶ湊だが、弱肉強食のこの世界において、力で女に勝る男は大事にされる側などではなく、女を守り闘うものであった。
温室育ちの普通の日本人である湊がいきなり戦えるはずもなく、この世界の女に失望される。
それでも戦わなければならない。
それがこの世界における男だからだ。
湊は自らの考えの甘さに何度も傷つきながらも成長していく。
そしていつか湊は責任とは何かを知り、多くの命を背負う事になっていくのだった。
挿絵:夢路ぽに様
https://www.pixiv.net/users/14840570
※注 「」「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています。
異世界に転生した俺は英雄の身体強化魔法を使って無双する。~無詠唱の身体強化魔法と無詠唱のマジックドレインは異世界最強~
北条氏成
ファンタジー
宮本 英二(みやもと えいじ)高校生3年生。
実家は江戸時代から続く剣道の道場をしている。そこの次男に生まれ、優秀な兄に道場の跡取りを任せて英二は剣術、槍術、柔道、空手など様々な武道をやってきた。
そんなある日、トラックに轢かれて死んだ英二は異世界へと転生させられる。
グランベルン王国のエイデル公爵の長男として生まれた英二はリオン・エイデルとして生きる事に・・・
しかし、リオンは貴族でありながらまさかの魔力が200しかなかった。貴族であれば魔力が1000はあるのが普通の世界でリオンは初期魔法すら使えないレベル。だが、リオンには神話で邪悪なドラゴンを倒した魔剣士リュウジと同じ身体強化魔法を持っていたのだ。
これは魔法が殆ど使えない代わりに、最強の英雄の魔法である身体強化魔法を使いながら無双する物語りである。
セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~
空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。
もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。
【お知らせ】6/22 完結しました!
スライムに転生した俺はユニークスキル【強奪】で全てを奪う
シャルねる
ファンタジー
主人公は気がつくと、目も鼻も口も、体までもが無くなっていた。
当然そのことに気がついた主人公に言葉には言い表せない恐怖と絶望が襲うが、涙すら出ることは無かった。
そうして恐怖と絶望に頭がおかしくなりそうだったが、主人公は感覚的に自分の体に何かが当たったことに気がついた。
その瞬間、謎の声が頭の中に鳴り響いた。
異世界転生おじさんは最強とハーレムを極める
自ら
ファンタジー
定年を半年後に控えた凡庸なサラリーマン、佐藤健一(50歳)は、不慮の交通事故で人生を終える。目覚めた先で出会ったのは、自分の魂をトラックの前に落としたというミスをした女神リナリア。
その「お詫び」として、健一は剣と魔法の異世界へと30代後半の肉体で転生することになる。チート能力の選択を迫られ、彼はあらゆる経験から無限に成長できる**【無限成長(アンリミテッド・グロース)】**を選び取る。
異世界で早速遭遇したゴブリンを一撃で倒し、チート能力を実感した健一は、くたびれた人生を捨て、最強のセカンドライフを謳歌することを決意する。
定年間際のおじさんが、女神の気まぐれチートで異世界最強への道を歩み始める、転生ファンタジーの開幕。
荷物持ちだけど最強です、空間魔法でラクラク発明
まったりー
ファンタジー
主人公はダンジョンに向かう冒険者の荷物を持つポーターと言う職業、その職業に必須の収納魔法を持っていないことで悲惨な毎日を過ごしていました。
そんなある時仕事中に前世の記憶がよみがえり、ステータスを確認するとユニークスキルを持っていました。
その中に前世で好きだったゲームに似た空間魔法があり街づくりを始めます、そしてそこから人生が思わぬ方向に変わります。
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる