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「ふぅ~食った食った…」
食事をすると決めた俺はあの後近場に休める様な場所がないかを探し、少し進んだところにいい感じの岩場が有ったのでそこで少し遅い昼食を取った。
「やっぱりヤヨイの作ったメシは美味い」
今日の昼食はヤヨイの作った親子丼にしたのだが、本当に美味かった。
「流石料理スキルカンストだな」
まぁヤヨイの料理のおいしさは料理スキルが高いからというだけでは無いけど、ユグドラシルオンラインのシステムで料理をするなら料理スキルの有無は重要になってくる。
「まぁ結局の所、出来立てを食べる事ができるというのが1番だと思うけど」
やっぱりご飯は出来立てが1番美味しいからな。
アイテムボックスの中は時間が止まっているから料理を作った後直ぐにアイテムボックスに入れればそのまんま出来立ての料理を食べることが出来る。
その他にも腐りやすくて保存が難しい様な素材もとりあえずアイテムボックスに突っ込んでおけば大丈夫という点も有難い。
「さて、飯も食った事だし、そろそろ出発するか」
ご飯を食べた事で気分を変えた俺は再度フェルの元を目指して空を飛ぶ。
「う~ん、やっぱりまだ着かないか…」
ご飯を食べ終わってからフェルの所を目指して1時間程空を飛び続けたがやはり極寒地帯は見えてこない。
「近づいてはいるんだろうけど…」
真っ直ぐフェルの所を目指して飛んでいるのだから着実に北には進んでいる筈だ。
だが同じような景色が広がるだけで全然進んでいる気がしない。
もっと景色が変わってたりしたらちゃんと進んでるんだなって思うんだが。
「せめて気温が下がったりしてくれれば分かりやすいんだけどな」
俺はそんな事を呟きながら空を飛び続ける。
「…おっ!あれか?」
そうして空を飛び続ける事更に2時間位、俺は遠目に雪の様な物が飛んでいるのを発見した。
「雪って事は…極寒地帯が近づいているって事だよな!」
雪が降っているという事は遠目に見える場所はそれ程気温が低くなっているという事、つまりは極寒地帯が近くなっている事を表していた。
「よっしゃ!急いであそこに向かおう!」
何時間もの間を景色を見るか考え事をするしかやる事がなかった中でやっと目的地である極寒地帯が近づいているという事実に俺のテンションは上がっていく。
「ヒャッホー!」
俺はテンションが上がり叫びながら雪の降ってる場所を目指して進む。
そして無事に地面に着地した俺は目の前にある雪を触ってみる。
「うん、ちゃんと冷たいな」
一瞬この雪が砂漠で見るオアシスの様に俺の脳が一時的に見せている幻覚なんじゃないかと疑っていたが触った雪はちゃんと冷たかった。
「つまりはこの雪は本物で、ここは極寒地帯の端っこか極寒地帯が近くにあるって事だよな!」
見た所雪は5センチぐらい積もっているからココはある程度の気温が低いと予想できる。
「よし!このまんまフェルの所に向かうぞ!」
俺は気合を入れるために大きめの声を出す。
そして俺はそのまま北に向かって進んでいく事にした。
「うわ~、スッゲェな」
俺は思った事を口に出した。
現在俺は猛吹雪の中に居る。
先程着いた極寒地帯の端っこは雪がパラパラと降っている感じだったが、極寒地帯の中心…北側に進むにつれてどんどん降る雪の量が増えていった。
あの場所から30分位歩いた所…つまり現在地なんだが、そこまで行くともう吹雪と言って良いほどに風も雪の量も増えている。
「これ…中心に行くにつれて雪の量が増えていくのか?」
端っこから30分でこの吹雪なのだ、このまま進んでいったらどれだけ強い吹雪になるのだろうか?
「こりゃあ普通ならしっかりと準備しないとヤバイだろうな」
俺は服に環境適応のスキルが着いているからこんな場所に居ても寒くなったりしたりしないけど、このまま進んでいけばもっと吹雪が強くなる筈…そう考えたらしっかりと防寒対策と、テントや寝袋とかを用意していなかったら確実に死んでしまうだろう。
「こりゃあフェルを探すのも一苦労だな」
この吹雪の中、フェルを探すのは大変そうだ。
食事をすると決めた俺はあの後近場に休める様な場所がないかを探し、少し進んだところにいい感じの岩場が有ったのでそこで少し遅い昼食を取った。
「やっぱりヤヨイの作ったメシは美味い」
今日の昼食はヤヨイの作った親子丼にしたのだが、本当に美味かった。
「流石料理スキルカンストだな」
まぁヤヨイの料理のおいしさは料理スキルが高いからというだけでは無いけど、ユグドラシルオンラインのシステムで料理をするなら料理スキルの有無は重要になってくる。
「まぁ結局の所、出来立てを食べる事ができるというのが1番だと思うけど」
やっぱりご飯は出来立てが1番美味しいからな。
アイテムボックスの中は時間が止まっているから料理を作った後直ぐにアイテムボックスに入れればそのまんま出来立ての料理を食べることが出来る。
その他にも腐りやすくて保存が難しい様な素材もとりあえずアイテムボックスに突っ込んでおけば大丈夫という点も有難い。
「さて、飯も食った事だし、そろそろ出発するか」
ご飯を食べた事で気分を変えた俺は再度フェルの元を目指して空を飛ぶ。
「う~ん、やっぱりまだ着かないか…」
ご飯を食べ終わってからフェルの所を目指して1時間程空を飛び続けたがやはり極寒地帯は見えてこない。
「近づいてはいるんだろうけど…」
真っ直ぐフェルの所を目指して飛んでいるのだから着実に北には進んでいる筈だ。
だが同じような景色が広がるだけで全然進んでいる気がしない。
もっと景色が変わってたりしたらちゃんと進んでるんだなって思うんだが。
「せめて気温が下がったりしてくれれば分かりやすいんだけどな」
俺はそんな事を呟きながら空を飛び続ける。
「…おっ!あれか?」
そうして空を飛び続ける事更に2時間位、俺は遠目に雪の様な物が飛んでいるのを発見した。
「雪って事は…極寒地帯が近づいているって事だよな!」
雪が降っているという事は遠目に見える場所はそれ程気温が低くなっているという事、つまりは極寒地帯が近くなっている事を表していた。
「よっしゃ!急いであそこに向かおう!」
何時間もの間を景色を見るか考え事をするしかやる事がなかった中でやっと目的地である極寒地帯が近づいているという事実に俺のテンションは上がっていく。
「ヒャッホー!」
俺はテンションが上がり叫びながら雪の降ってる場所を目指して進む。
そして無事に地面に着地した俺は目の前にある雪を触ってみる。
「うん、ちゃんと冷たいな」
一瞬この雪が砂漠で見るオアシスの様に俺の脳が一時的に見せている幻覚なんじゃないかと疑っていたが触った雪はちゃんと冷たかった。
「つまりはこの雪は本物で、ここは極寒地帯の端っこか極寒地帯が近くにあるって事だよな!」
見た所雪は5センチぐらい積もっているからココはある程度の気温が低いと予想できる。
「よし!このまんまフェルの所に向かうぞ!」
俺は気合を入れるために大きめの声を出す。
そして俺はそのまま北に向かって進んでいく事にした。
「うわ~、スッゲェな」
俺は思った事を口に出した。
現在俺は猛吹雪の中に居る。
先程着いた極寒地帯の端っこは雪がパラパラと降っている感じだったが、極寒地帯の中心…北側に進むにつれてどんどん降る雪の量が増えていった。
あの場所から30分位歩いた所…つまり現在地なんだが、そこまで行くともう吹雪と言って良いほどに風も雪の量も増えている。
「これ…中心に行くにつれて雪の量が増えていくのか?」
端っこから30分でこの吹雪なのだ、このまま進んでいったらどれだけ強い吹雪になるのだろうか?
「こりゃあ普通ならしっかりと準備しないとヤバイだろうな」
俺は服に環境適応のスキルが着いているからこんな場所に居ても寒くなったりしたりしないけど、このまま進んでいけばもっと吹雪が強くなる筈…そう考えたらしっかりと防寒対策と、テントや寝袋とかを用意していなかったら確実に死んでしまうだろう。
「こりゃあフェルを探すのも一苦労だな」
この吹雪の中、フェルを探すのは大変そうだ。
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