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俺がそのまま飛び続ける事を選択するとワイバーンは威嚇したのに俺が逃げなかった事に怒ったのか俺に向かって飛んできて爪を振りかぶった。
「おっと…やっぱり攻撃してくるか」
俺はワイバーンの攻撃を避けながらそう呟く。
「ワイバーンって強く無いのに俺らを見つけると直ぐに攻撃してくるんだよな…」
ユグドラシルオンラインでもワイバーンはプレイヤーを見つけると直ぐに襲いかかってきていた。
ワイバーンの攻撃パターンは体当たりか爪攻撃、噛み付く位しか無くて攻撃を対処するのは簡単なのに、ワイバーンは絶対に勝てない上級者のプレイヤーにも襲いかかるからユグドラシルオンラインでは嫌われているモンスターだ。
効率よく狩りをしているのにワイバーンに見つかったら一時中断をしないといけなくなるからな。
ワイバーンはある程度の始まりの街から進むと何処にでもいるモンスターだ。
見つかれば狩りをしている最中に襲いかかってくる迷惑なモンスターとして有名なのだ。
それ以外にも、ワイバーンを倒して貰える素材や経験値が他のモンスターに比べて効率が悪いという点もワイバーンがプレイヤーに嫌われていた理由だ。
俺が攻撃を避け続けているとワイバーンは何故攻撃が当たらない、とイライラを募らせているようで大きい声で叫んでいる。
「そんなに叫んでも攻撃は当たらないのにな…」
あのワイバーンは大声で叫んだら俺が怯むと思っているのだろうか?
こっちからしたらただうるさいだけなんだけど
「これ以上こいつに構ってても時間の無駄だし、無視して進むことにしよう」
このままあのワイバーンが諦めるまで相手してやっても良いけどそれだとフェルに会いにいく時間が減ってしまう。
俺はワイバーンを通り越し、北に向かって飛び始める。
ワイバーンは一瞬俺の姿を見失ったのかキョロキョロと周りを見渡し、そして俺を見つけた。
俺を見つけたワイバーンは俺の事を追いかけてくるが俺のスピードには敵わない様ですどんどん距離は離れていく。
そのまま少しワイバーンと鬼ごっこをしていた俺だが、ある程度鬼ごっこをして俺に追いつけないと悟ったのだろう、ワイバーンは怒りを表す様に叫び声を上げてからまた何処かへ飛び去っていった。
「どうやらワイバーンも諦めた様だな」
ワイバーンが去って行った方を見て俺はそう呟く。
「まぁ良い暇つぶしになったかな」
ワイバーンとの追いかけっこはある意味良い暇つぶしになった。
ワイバーンはユグドラシルオンラインで見慣れてるけど、迫力は有ったから、ワイバーンから逃げながら空を飛ぶというのは意外と面白かった。
ユグドラシルオンラインでは狩りの邪魔だからと見つけたら即殺していたからな。
こうやってワイバーンに追いかけられるという体験はしてこなかったから新鮮な感じがする。
「欲を言うならワイバーンが遠距離攻撃を持っていたならもっと楽しめたんだけど…」
ブレス位吐いてくれればもっと面白かったんだろうけど…まぁそんなもしもなんて言っていても仕方ないか。
「さて、ワイバーンから逃げている間にちょっとぐらいはフェルの所に近づいた筈だ、後どれくらい有るか分からないけど頑張ろう」
俺はそう言って再度フェルの元に向かうために北に進むことにする。
そして再度フェルの元を目指して進み始めたは良いが数十分程経つとまた暇になってしまった。
「何か面白そうな事無いかな~」
そして暇になった俺が取った行動は周囲に何か面白そうな事がないか探すという物だ。
フェルには悪いがこのまま何も無い状態で何時間も一人で飛び続けるのは暇すぎる。
別にこのまま飛び続けていても良いのだがどうせなら面白い事が無いかと周囲を見ながら空を飛ぶ事にしたのだ。
「なにも見つからないな…」
だが、飛びながら周囲を確認しても面白そうな事は見つからない。
「このままなにもなかったら暇過ぎるぞ…」
暇な状態をどうにか変える事ができないかと俺は考える。
「…そうだ!一度気分を変えるためにメシでも食べることにしよう」
そしてまだ昼ご飯を食べていない事を思い出した俺は一度地上に降りて食事を取ることに決めた。
「おっと…やっぱり攻撃してくるか」
俺はワイバーンの攻撃を避けながらそう呟く。
「ワイバーンって強く無いのに俺らを見つけると直ぐに攻撃してくるんだよな…」
ユグドラシルオンラインでもワイバーンはプレイヤーを見つけると直ぐに襲いかかってきていた。
ワイバーンの攻撃パターンは体当たりか爪攻撃、噛み付く位しか無くて攻撃を対処するのは簡単なのに、ワイバーンは絶対に勝てない上級者のプレイヤーにも襲いかかるからユグドラシルオンラインでは嫌われているモンスターだ。
効率よく狩りをしているのにワイバーンに見つかったら一時中断をしないといけなくなるからな。
ワイバーンはある程度の始まりの街から進むと何処にでもいるモンスターだ。
見つかれば狩りをしている最中に襲いかかってくる迷惑なモンスターとして有名なのだ。
それ以外にも、ワイバーンを倒して貰える素材や経験値が他のモンスターに比べて効率が悪いという点もワイバーンがプレイヤーに嫌われていた理由だ。
俺が攻撃を避け続けているとワイバーンは何故攻撃が当たらない、とイライラを募らせているようで大きい声で叫んでいる。
「そんなに叫んでも攻撃は当たらないのにな…」
あのワイバーンは大声で叫んだら俺が怯むと思っているのだろうか?
こっちからしたらただうるさいだけなんだけど
「これ以上こいつに構ってても時間の無駄だし、無視して進むことにしよう」
このままあのワイバーンが諦めるまで相手してやっても良いけどそれだとフェルに会いにいく時間が減ってしまう。
俺はワイバーンを通り越し、北に向かって飛び始める。
ワイバーンは一瞬俺の姿を見失ったのかキョロキョロと周りを見渡し、そして俺を見つけた。
俺を見つけたワイバーンは俺の事を追いかけてくるが俺のスピードには敵わない様ですどんどん距離は離れていく。
そのまま少しワイバーンと鬼ごっこをしていた俺だが、ある程度鬼ごっこをして俺に追いつけないと悟ったのだろう、ワイバーンは怒りを表す様に叫び声を上げてからまた何処かへ飛び去っていった。
「どうやらワイバーンも諦めた様だな」
ワイバーンが去って行った方を見て俺はそう呟く。
「まぁ良い暇つぶしになったかな」
ワイバーンとの追いかけっこはある意味良い暇つぶしになった。
ワイバーンはユグドラシルオンラインで見慣れてるけど、迫力は有ったから、ワイバーンから逃げながら空を飛ぶというのは意外と面白かった。
ユグドラシルオンラインでは狩りの邪魔だからと見つけたら即殺していたからな。
こうやってワイバーンに追いかけられるという体験はしてこなかったから新鮮な感じがする。
「欲を言うならワイバーンが遠距離攻撃を持っていたならもっと楽しめたんだけど…」
ブレス位吐いてくれればもっと面白かったんだろうけど…まぁそんなもしもなんて言っていても仕方ないか。
「さて、ワイバーンから逃げている間にちょっとぐらいはフェルの所に近づいた筈だ、後どれくらい有るか分からないけど頑張ろう」
俺はそう言って再度フェルの元に向かうために北に進むことにする。
そして再度フェルの元を目指して進み始めたは良いが数十分程経つとまた暇になってしまった。
「何か面白そうな事無いかな~」
そして暇になった俺が取った行動は周囲に何か面白そうな事がないか探すという物だ。
フェルには悪いがこのまま何も無い状態で何時間も一人で飛び続けるのは暇すぎる。
別にこのまま飛び続けていても良いのだがどうせなら面白い事が無いかと周囲を見ながら空を飛ぶ事にしたのだ。
「なにも見つからないな…」
だが、飛びながら周囲を確認しても面白そうな事は見つからない。
「このままなにもなかったら暇過ぎるぞ…」
暇な状態をどうにか変える事ができないかと俺は考える。
「…そうだ!一度気分を変えるためにメシでも食べることにしよう」
そしてまだ昼ご飯を食べていない事を思い出した俺は一度地上に降りて食事を取ることに決めた。
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