死んだと思ったら異世界に

トワイライト

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「俺が探すんじゃなくてフェルをここに呼べば良い」

俺が10分間考え続けて出た案が自分がフェルを探すのではなく、フェルを俺のいる場所に呼んでしまえば良いという物だった。

この案は最初にも考えたが、その時はここら辺で暴れていればフェルが来る筈…という物だった。

だがこの案はフェルの部下やフェルに迷惑が掛かるという理由で没にしたんだが、今回考えたのはそれを少し変える事でフェルに迷惑を掛けない様にしたから問題は無い。

フェルが住んでいるこの極寒地帯は非常に広いうえに全体が吹雪に包まれていて視界が悪い。

それに中心に進むにつれて吹雪の勢いも増していくからこのままフェルを探しても非常に時間が掛かってしまう。

1日位なら許容範囲だが、この状況で闇雲にフェルを探したら2日や3日、もしかしたらもっと時間が掛かるかもしれない。

現状、公国と教国の戦争がいつ始まるかわからないから出来るだけ早くフェルに接触して協力を取り付けないといけない。

それに、その後にはフェニを探しに火山地帯に行かないといけないからな。

そこで俺が早くフェルに会うにはどうすればいいかというのを考えた結果、フェルにここまで来てもらおうと思った訳だ。

そっちの方が圧倒的に早いし

「そもそも、別に俺からフェルを探す必要はない訳だからな」

今回の俺の目的はフェルを探す事じゃなくてフェルに会って今回の件に協力してもらう事だ。

俺がフェルを探すよりも、フェルにこっちに来てもらった方が早い。

さて、ここで今回俺が考えた案の説明をしよう。

俺が最初に考えた案はここに住んでいるモンスター達に対して暴れる事で、問題を起こし、ここら辺一帯を治めているフェルを俺の所に呼ぶという案だったが、この案はさっきも言った様にフェルに迷惑が掛かってしまうからボツにした。

モンスター達に対して暴れるって事はフェルの仲間たちに攻撃をするって事だからな。

俺の都合でフェルの仲間たちに一方的に攻撃するから実行出来ないと思ってたんだが…今回俺が考えた案はフェルの仲間たちに攻撃するという部分を変更したからフェルに迷惑を掛ける心配は無い。

そして俺が今考えた案は特に難しい訳じゃ無い。

要はフェルが俺のいる場所に来ざるを得ない状況にすれば良いってだけだからな。

別にここに住んでいるモンスター達に攻撃をしなくてもフェルがここに来ないといけない状況にする方法はある。

その方法の一つが俺が今実行しようとしている方法だと。

その方法とは大規模な魔法を上空に向けて発射するという物だ。

大規模な魔法を発動させる事で俺の周囲には大量の魔力が放出される。

そして大量の魔力を放出する事でフェルは俺の存在に気付き、ここまで急いで来るっていう作戦だ。

フェルなら俺の魔力が分かるはずだし、もし分からなかったとしても異常な量のの魔力が放出されればフェルは嫌でもここで何か異常が起きた事に気付くはずだ。

どっちにしたってフェルはここに来ざるを得ないって訳だ。

それに魔法は上空に撃つから周囲の地形を破壊してしまう様な事も無い筈だ。

まぁ…俺が魔法を撃った時に偶々俺の上空に鳥が飛んでいたなんて事が無ければ被害が出る事も無いだろうしな。

「という訳で、早速フェルを呼ぶ事にしよう」

俺は早速フェルを呼ぶために魔力を溜め始める。

魔力はどんどん溜まっていく…そして魔力は大規模魔法を発動させられる位溜まった

「まだだな…この程度じゃフェルが異常事態って思うか分からない」

この位の魔力量の魔法はユグドラシルオンラインではバンバン飛び交っていたからなぁ、フェルがこの程度の魔力量で異常事態が起こっていると思うか判らない…

「う~ん、念の為にもう少し魔力を溜めるか」

フェルが絶対にここに来るようにしないといけないと考えた俺はもう少し魔力を溜める事にした。
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