死んだと思ったら異世界に

トワイライト

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あの後、フェニには小さくなってもらって俺たちは公国の中に入ってヤヨイと合流した。

ヤヨイと合流してからは修羅からの連絡を待ちつつフェニと公国に何か異常が無いかを調べるついでに観光の様な事をしたり、フェニが会いたいと言うので王国に行って修羅に会ったりした。

そしてフェニと合流してから4日後、遂に修羅から教国の軍が出国したらしいという連絡が来た。

修羅から知らせを聞いた俺はフェニとヤヨイを集め、これから行う作戦を確認するために異空間にある屋敷に移動した。

「さっき修羅から教国の軍が公国を目指して出発したという知らせが来た」

「そうなんだ、じゃあやっと動けるって事だね!」

「やっとですか、いよいよですね」

俺が教国の軍がこちらに向かっている事を教えるとフェニはやる気たっぷり、ヤヨイは真剣な表情でそう呟いた。

「それで、これからの事なんだが…」

「はいはーい!両国が戦争を始めようとした所に介入して止めるんでしょ?」

俺がこの後どうするかを話そうとするが途中でフェニが立ち上がって手を上げながら声を上げる。

「フェニ、まだマスターが話している途中ですよ」

フェニが声を上げたのを見たヤヨイはフェニに注意をする。

ヤヨイに注意されたフェニははーい、と返事をして椅子に座る。

「ではマスター、続きをどうぞ」

「おう、ありがとな」

俺はフェニを注意したヤヨイにありがとうとお礼を言ってから話の続きを話す。

「まぁ大まかに言うと今回の作戦はさっきフェニの言った通りだ、だけどこの作戦を実行する前にやる事がある」

「作戦の前にやる事って?」

「簡単に言うと斥候だな、教国の軍が出てきた事は既に分かってるけどいつ此処までたどり着くかは分からないだろ?」

俺がそう言うと2人は頷いた。

「だから誰かが教国の軍の所に行って後どれ位でこっちまで来るかを連絡する必要がある」

まぁ公国の軍の近くでずっと待機してればいずれ教国の軍とかち合う事になるんだが、全員で待機し続けるって言うのもアレだからな。

「そうですね、斥候が居れば確実に両国の戦争が始まる前に私たちが介入する事ができますし、良いと思いますよ…それでマスター、誰がその役をやるのですか?」

ヤヨイは少し期待する様な表情でそう聞いてくる。

ヤヨイは斥候をやりたいのかな?

俺はヤヨイの顔を見てそう思ったが今回斥候を頼む相手は既に決まっている。

「教国の軍への斥候はフェニにやってもらいたい」

やりたそうにしてたヤヨイには悪いが今回はフェニが適任だと思う。

フェニなら空から教国の軍と公国までの距離を測る事ができるし、そもそもフェニならもしも教国の軍に見られてもただの鳥型の魔物だと思われるだけだろうだからな。

これは先日知ったのだが世界だとモンスターテイマーは殆ど居ないらしい。

だから、フェニが見られても疑われる可能性はほぼ無いと思っていい。

こんな感じに、フェニなら絶対に教国の軍にバレずに斥候として活動できると考えた訳だ。

まぁ他にも理由があるんだが、それは良いだろ。

「どうだ?やってくれるか」

「うん、任せてよ!」

俺が聞くとフェニは大きな声でそう言ってくれた。

「じゃあ僕は早速教国の軍の所に行ってくるね」

フェニはそう言って異空間から出ようとするが俺は一度止めてフェニに教国の軍が野営をする時と公国に着く1時間程前になったら連絡をしてほしいと伝える。

「野営する時と公国に着く1時間前ね、分かった!」

フェニは連絡するタイミングを確認すると異空間から出て教国の軍の元に行った。

「マスター、私たちはこの後どうします?」

「俺はこの後フェルと修羅を迎えに行ってくる、ヤヨイは公国の軍に怪しい動きが無いか見張っておいてくれ」

「はい、公国の軍が怪しい動きをしたら直ぐに連絡します」

「頼んだぞ」

公国は邪神の力を利用しようとしているからしっかりと監視しないといけない。

まぁヤヨイならなんの問題もなく仕事をこなすだろう。

そして俺たちはそれぞれ行動を開始した。
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