269 / 280
269
しおりを挟む
ヤヨイと行動を別にした俺は先ず始めに修羅を迎えに行く事にした。
「よし、冒険者ギルドに向かうか」
転移魔法で王都までやってきた俺は早速修羅に会う為に冒険者ギルドに向かう。
「修羅を公国に送ったら直ぐにフェルの所に行かないとな」
修羅には朝の連絡が来た時に昼ごろ迎えに行くと伝えてあるから直ぐに公国に送る事ができるだろう。
修羅を公国まで送ったら後はフェルだけだ。
「…でもフェルの奴、上手く説得出来たんだろうな?」
フェルは戦争が始まるまでに村の連中の説得や引き継ぎとか諸々を終わらせておくって言ってたが今日まで終わったという連絡が来る事は無かった。
ただ終わった事を俺に報告してないだけなら良いんだが説得が長引いていて終わっていないなんて事になったら絶対に面倒くさい事になる。
「流石にあの狂信者達を相手に説得とか出来ればやりたく無いぞ」
もしもの時は俺も村の連中の説得に加わるつもりだが…あの人たち普通の説得をしてもあまり意味がなさそうなんだよな。
「はぁ、」
俺は村の人たちへ説得する場面を想像してため息を吐いてしまう。
でも、俺がフェルを置いていくという選択肢は無いし、一応説得用のセリフでも考えておくか。
そして集落の人たちを説得する為のセリフを考えながら歩く事数分、俺は冒険者ギルドの前に着いた。
「すまないが修羅を呼んでくれないか?アポは取ってあるんだが」
冒険者ギルドに着いた俺は受付の人に声をかける。
「貴方は…かしこまりました、少々お待ち下さい」
受付の人は俺の顔を見るとそう言うと席を立ち、修羅の居るであろう部屋に向かっていった。
「直ぐに修羅を呼びにいったって事は修羅は事前に俺が来る事を話してたみたいだな」
俺は受付の人を見ながらそう呟いた。
修羅の事だ、俺が来た時にスムーズに行動できる様にしたのだろう。
俺がそんな事を考えて居るといきなり周囲がざわざわと騒がしくなった。
いきなり騒がしくなったな…何か起きたか?
何故騒がしくなったのか気になった俺は周囲に耳を傾けて周囲の人たちの会話を聞くことにする。
「おい、アレを見ろよ」
「ギルマスがフル装備をしてる…だと」
「私あの人が装備をつけてる所見た事ないんだけど、ヤバくない?」
周囲の反応は大体こんな感じだった。
どうやら周りにいる冒険者達は修羅が装備をつけて居るのが相当衝撃な事らしい。
こういう反応を聞くと普段修羅が冒険者達からどんな風にイメージされるのか判るな。
「それでは主殿、行きましょうか」
「おう」
俺は修羅の言葉に返事をしてから一緒に冒険者ギルドから出た。
「よし、じゃあ東門の方に行くぞ」
冒険者ギルドから出た俺は修羅に東門に行く事を伝えて東門に向かって歩き始めた。
現在、俺が東門に向かっているのには理由がある。
その理由というのは修羅が王国から出たという記録を残す為だ。
もちろん本当なら転移で直接公国まで行った方が早いのだが、修羅はこの世界では有名人だからな。
転移で直接公国まで行ってしまうと王国から出ていない筈の修羅がいきなり公国に現れたって事になってしまう。
だから俺は修羅が王国から出たという記録を作るために東門に向かう事にしたって訳だ。
門から出て少し離れた所で公国に転移する予定だからそこまで時間が掛かる訳でもないしな。
「それで主殿、現在あちらではどんな感じに行動しているのですか?」
東門に向かって進んでいると修羅はヤヨイ達が何をしているのかを聞いてきた。
「今のところはフェニが教国の軍、ヤヨイが公国の軍の監視をしているぞ、修羅には公国についたらヤヨイの所に行ってもらう予定だ」
「ふむ、成る程…という事は主殿は私を公国に送った後はフェルの所に行く、という事ですね」
「そういう事になるな、あっちに着いたらヤヨイのサポート、よろしくな」
「はい、必ずや主殿のご期待に添えて見せます」
「よし、冒険者ギルドに向かうか」
転移魔法で王都までやってきた俺は早速修羅に会う為に冒険者ギルドに向かう。
「修羅を公国に送ったら直ぐにフェルの所に行かないとな」
修羅には朝の連絡が来た時に昼ごろ迎えに行くと伝えてあるから直ぐに公国に送る事ができるだろう。
修羅を公国まで送ったら後はフェルだけだ。
「…でもフェルの奴、上手く説得出来たんだろうな?」
フェルは戦争が始まるまでに村の連中の説得や引き継ぎとか諸々を終わらせておくって言ってたが今日まで終わったという連絡が来る事は無かった。
ただ終わった事を俺に報告してないだけなら良いんだが説得が長引いていて終わっていないなんて事になったら絶対に面倒くさい事になる。
「流石にあの狂信者達を相手に説得とか出来ればやりたく無いぞ」
もしもの時は俺も村の連中の説得に加わるつもりだが…あの人たち普通の説得をしてもあまり意味がなさそうなんだよな。
「はぁ、」
俺は村の人たちへ説得する場面を想像してため息を吐いてしまう。
でも、俺がフェルを置いていくという選択肢は無いし、一応説得用のセリフでも考えておくか。
そして集落の人たちを説得する為のセリフを考えながら歩く事数分、俺は冒険者ギルドの前に着いた。
「すまないが修羅を呼んでくれないか?アポは取ってあるんだが」
冒険者ギルドに着いた俺は受付の人に声をかける。
「貴方は…かしこまりました、少々お待ち下さい」
受付の人は俺の顔を見るとそう言うと席を立ち、修羅の居るであろう部屋に向かっていった。
「直ぐに修羅を呼びにいったって事は修羅は事前に俺が来る事を話してたみたいだな」
俺は受付の人を見ながらそう呟いた。
修羅の事だ、俺が来た時にスムーズに行動できる様にしたのだろう。
俺がそんな事を考えて居るといきなり周囲がざわざわと騒がしくなった。
いきなり騒がしくなったな…何か起きたか?
何故騒がしくなったのか気になった俺は周囲に耳を傾けて周囲の人たちの会話を聞くことにする。
「おい、アレを見ろよ」
「ギルマスがフル装備をしてる…だと」
「私あの人が装備をつけてる所見た事ないんだけど、ヤバくない?」
周囲の反応は大体こんな感じだった。
どうやら周りにいる冒険者達は修羅が装備をつけて居るのが相当衝撃な事らしい。
こういう反応を聞くと普段修羅が冒険者達からどんな風にイメージされるのか判るな。
「それでは主殿、行きましょうか」
「おう」
俺は修羅の言葉に返事をしてから一緒に冒険者ギルドから出た。
「よし、じゃあ東門の方に行くぞ」
冒険者ギルドから出た俺は修羅に東門に行く事を伝えて東門に向かって歩き始めた。
現在、俺が東門に向かっているのには理由がある。
その理由というのは修羅が王国から出たという記録を残す為だ。
もちろん本当なら転移で直接公国まで行った方が早いのだが、修羅はこの世界では有名人だからな。
転移で直接公国まで行ってしまうと王国から出ていない筈の修羅がいきなり公国に現れたって事になってしまう。
だから俺は修羅が王国から出たという記録を作るために東門に向かう事にしたって訳だ。
門から出て少し離れた所で公国に転移する予定だからそこまで時間が掛かる訳でもないしな。
「それで主殿、現在あちらではどんな感じに行動しているのですか?」
東門に向かって進んでいると修羅はヤヨイ達が何をしているのかを聞いてきた。
「今のところはフェニが教国の軍、ヤヨイが公国の軍の監視をしているぞ、修羅には公国についたらヤヨイの所に行ってもらう予定だ」
「ふむ、成る程…という事は主殿は私を公国に送った後はフェルの所に行く、という事ですね」
「そういう事になるな、あっちに着いたらヤヨイのサポート、よろしくな」
「はい、必ずや主殿のご期待に添えて見せます」
0
あなたにおすすめの小説
男が英雄でなければならない世界 〜男女比1:20の世界に来たけど簡単にはちやほやしてくれません〜
タナん
ファンタジー
オタク気質な15歳の少年、原田湊は突然異世界に足を踏み入れる。
その世界は魔法があり、強大な獣が跋扈する男女比が1:20の男が少ないファンタジー世界。
モテない自分にもハーレムが作れると喜ぶ湊だが、弱肉強食のこの世界において、力で女に勝る男は大事にされる側などではなく、女を守り闘うものであった。
温室育ちの普通の日本人である湊がいきなり戦えるはずもなく、この世界の女に失望される。
それでも戦わなければならない。
それがこの世界における男だからだ。
湊は自らの考えの甘さに何度も傷つきながらも成長していく。
そしていつか湊は責任とは何かを知り、多くの命を背負う事になっていくのだった。
挿絵:夢路ぽに様
https://www.pixiv.net/users/14840570
※注 「」「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています。
異世界に転生した俺は英雄の身体強化魔法を使って無双する。~無詠唱の身体強化魔法と無詠唱のマジックドレインは異世界最強~
北条氏成
ファンタジー
宮本 英二(みやもと えいじ)高校生3年生。
実家は江戸時代から続く剣道の道場をしている。そこの次男に生まれ、優秀な兄に道場の跡取りを任せて英二は剣術、槍術、柔道、空手など様々な武道をやってきた。
そんなある日、トラックに轢かれて死んだ英二は異世界へと転生させられる。
グランベルン王国のエイデル公爵の長男として生まれた英二はリオン・エイデルとして生きる事に・・・
しかし、リオンは貴族でありながらまさかの魔力が200しかなかった。貴族であれば魔力が1000はあるのが普通の世界でリオンは初期魔法すら使えないレベル。だが、リオンには神話で邪悪なドラゴンを倒した魔剣士リュウジと同じ身体強化魔法を持っていたのだ。
これは魔法が殆ど使えない代わりに、最強の英雄の魔法である身体強化魔法を使いながら無双する物語りである。
セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~
空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。
もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。
【お知らせ】6/22 完結しました!
スライムに転生した俺はユニークスキル【強奪】で全てを奪う
シャルねる
ファンタジー
主人公は気がつくと、目も鼻も口も、体までもが無くなっていた。
当然そのことに気がついた主人公に言葉には言い表せない恐怖と絶望が襲うが、涙すら出ることは無かった。
そうして恐怖と絶望に頭がおかしくなりそうだったが、主人公は感覚的に自分の体に何かが当たったことに気がついた。
その瞬間、謎の声が頭の中に鳴り響いた。
異世界転生おじさんは最強とハーレムを極める
自ら
ファンタジー
定年を半年後に控えた凡庸なサラリーマン、佐藤健一(50歳)は、不慮の交通事故で人生を終える。目覚めた先で出会ったのは、自分の魂をトラックの前に落としたというミスをした女神リナリア。
その「お詫び」として、健一は剣と魔法の異世界へと30代後半の肉体で転生することになる。チート能力の選択を迫られ、彼はあらゆる経験から無限に成長できる**【無限成長(アンリミテッド・グロース)】**を選び取る。
異世界で早速遭遇したゴブリンを一撃で倒し、チート能力を実感した健一は、くたびれた人生を捨て、最強のセカンドライフを謳歌することを決意する。
定年間際のおじさんが、女神の気まぐれチートで異世界最強への道を歩み始める、転生ファンタジーの開幕。
荷物持ちだけど最強です、空間魔法でラクラク発明
まったりー
ファンタジー
主人公はダンジョンに向かう冒険者の荷物を持つポーターと言う職業、その職業に必須の収納魔法を持っていないことで悲惨な毎日を過ごしていました。
そんなある時仕事中に前世の記憶がよみがえり、ステータスを確認するとユニークスキルを持っていました。
その中に前世で好きだったゲームに似た空間魔法があり街づくりを始めます、そしてそこから人生が思わぬ方向に変わります。
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる