死んだと思ったら異世界に

トワイライト

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ヤヨイと行動を別にした俺は先ず始めに修羅を迎えに行く事にした。

「よし、冒険者ギルドに向かうか」

転移魔法で王都までやってきた俺は早速修羅に会う為に冒険者ギルドに向かう。

「修羅を公国に送ったら直ぐにフェルの所に行かないとな」

修羅には朝の連絡が来た時に昼ごろ迎えに行くと伝えてあるから直ぐに公国に送る事ができるだろう。

修羅を公国まで送ったら後はフェルだけだ。

「…でもフェルの奴、上手く説得出来たんだろうな?」

フェルは戦争が始まるまでに村の連中の説得や引き継ぎとか諸々を終わらせておくって言ってたが今日まで終わったという連絡が来る事は無かった。

ただ終わった事を俺に報告してないだけなら良いんだが説得が長引いていて終わっていないなんて事になったら絶対に面倒くさい事になる。

「流石にあの狂信者達を相手に説得とか出来ればやりたく無いぞ」

もしもの時は俺も村の連中の説得に加わるつもりだが…あの人たち普通の説得をしてもあまり意味がなさそうなんだよな。

「はぁ、」

俺は村の人たちへ説得する場面を想像してため息を吐いてしまう。

でも、俺がフェルを置いていくという選択肢は無いし、一応説得用のセリフでも考えておくか。

そして集落の人たちを説得する為のセリフを考えながら歩く事数分、俺は冒険者ギルドの前に着いた。

「すまないが修羅を呼んでくれないか?アポは取ってあるんだが」

冒険者ギルドに着いた俺は受付の人に声をかける。

「貴方は…かしこまりました、少々お待ち下さい」

受付の人は俺の顔を見るとそう言うと席を立ち、修羅の居るであろう部屋に向かっていった。

「直ぐに修羅を呼びにいったって事は修羅は事前に俺が来る事を話してたみたいだな」

俺は受付の人を見ながらそう呟いた。

修羅の事だ、俺が来た時にスムーズに行動できる様にしたのだろう。

俺がそんな事を考えて居るといきなり周囲がざわざわと騒がしくなった。

いきなり騒がしくなったな…何か起きたか?

何故騒がしくなったのか気になった俺は周囲に耳を傾けて周囲の人たちの会話を聞くことにする。

「おい、アレを見ろよ」

「ギルマスがフル装備をしてる…だと」

「私あの人が装備をつけてる所見た事ないんだけど、ヤバくない?」

周囲の反応は大体こんな感じだった。

どうやら周りにいる冒険者達は修羅が装備をつけて居るのが相当衝撃な事らしい。

こういう反応を聞くと普段修羅が冒険者達からどんな風にイメージされるのか判るな。

「それでは主殿、行きましょうか」

「おう」

俺は修羅の言葉に返事をしてから一緒に冒険者ギルドから出た。

「よし、じゃあ東門の方に行くぞ」

冒険者ギルドから出た俺は修羅に東門に行く事を伝えて東門に向かって歩き始めた。

現在、俺が東門に向かっているのには理由がある。

その理由というのは修羅が王国から出たという記録を残す為だ。

もちろん本当なら転移で直接公国まで行った方が早いのだが、修羅はこの世界では有名人だからな。

転移で直接公国まで行ってしまうと王国から出ていない筈の修羅がいきなり公国に現れたって事になってしまう。

だから俺は修羅が王国から出たという記録を作るために東門に向かう事にしたって訳だ。

門から出て少し離れた所で公国に転移する予定だからそこまで時間が掛かる訳でもないしな。

「それで主殿、現在あちらではどんな感じに行動しているのですか?」

東門に向かって進んでいると修羅はヤヨイ達が何をしているのかを聞いてきた。

「今のところはフェニが教国の軍、ヤヨイが公国の軍の監視をしているぞ、修羅には公国についたらヤヨイの所に行ってもらう予定だ」

「ふむ、成る程…という事は主殿は私を公国に送った後はフェルの所に行く、という事ですね」

「そういう事になるな、あっちに着いたらヤヨイのサポート、よろしくな」

「はい、必ずや主殿のご期待に添えて見せます」
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