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本編

No.63~クリスマスイベント7

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やると決めたからには全力でやらないとな。

俺は分身を解除する。
分身が稼いでいた経験値と共に低下していたステータスが元に戻る。

シャドウサンタが俺に向かって攻撃を仕掛けて来る、初めは頭を狙って攻撃してきたが全て避ける。

シャドウサンタは体が小さくなったせいで頭を狙う時には踏み込んでジャンプをしなければならない。
なので頭に向けた攻撃は全て軌道が読みやすいから避けるのも簡単だ。

シャドウサンタもこのままじゃ攻撃が当たらないと判断したのか胴や足等を攻撃してくる様になった。

(この位だったら楽勝で倒せるな、そろそろ決めるか)

「ほら来いよ、直ぐに決めてやる」

俺はシャドウサンタを挑発する。
シャドウサンタは意味が分かったのか飛び込んでくる。

やはりモンスターとして生まれたばかりだからか、理性が無いみたいだな。
人形のモンスターはレベルが上がれば上がるほど知性を持つといった事がわかっている。

シャドウサンタの着地点に着いた俺はシャドウサンタが着地する前に腹を蹴り上げる。

多少の抵抗と共にシャドウサンタは打ち上げられる、打ち上げられたシャドウサンタは空中に飛ばされた勢いで手に持っていた包丁は森の中に飛んで行った。

メイン武器である包丁を失ったシャドウサンタの残る攻撃方法は近接攻撃の他背中の袋の中にあるお菓子爆弾しかない。

空中で体制を崩した状態で落ちてくるシャドウサンタを連続で蹴りあげ、最後にもう一度打ち上げ、シャドウサンタの周りに魔法を展開し、一気に当てる。

落ちてきたシャドウサンタのHPゲージは一本を切り、もう少しで倒せる位になっていた。

(はぁ、呆気なかったな、止めを刺すか)

俺はシャドウサンタに止めを刺すために歩いていく。
シャドウサンタの目の前に行き、止めを刺すために刀を振り上げる。

「ユウヤさん!危ない!」

シュウの声が聞こえてから直ぐにシャドウサンタの体がいきなり発光した。


ユウヤ side out

シュウ side in

ユウヤさん、凄い。
あの黒いサンタクロースの攻撃を全て避けるか刀で避けてる、それに比べて私は…全然ダメだなぁ、黒いサンタクロースが変身して小さくなってから全然避けられなくて防御に徹していても負けてしまった。

なのにユウヤさんは蹴りだけであのサンタクロースを圧倒してるんだもん、

(あっ、ユウヤさんがサンタクロースを蹴り上げた)

ユウヤさんは黒いサンタクロースを蹴りあげて全方向から魔法を撃った。

(うわぁ~えげつない)
 
体制が崩れた状態で全方向から魔法を撃ち込まれるとか避けられる訳が無い。

(まぁユウヤさんだったらその状況でもどうにかしそうって言うかそもそもこんな状況にならなそうだけど)

地面に衝突した黒いサンタクロースのHPはあと少し残して無くなった。

ユウヤさんが止めを刺すために黒いサンタクロースの前で刀を振り上げた時、黒いサンタクロースがしてやったり、みたいな顔をして嗤った様な気がした。

「ユウヤさん!危ない!」

嫌な予感がした私はユウヤさんに大きな声で注意をする。

すると黒いサンタクロースがいきなり光った後、黒いサンタクロースは爆発した。

「ユウヤさん!大丈夫ですか!」

爆発の衝撃と一緒に煙が出ていてユウヤさんの無事が確認出来ない。
私は急いでユウヤさんの方に走る。
そこには

「危なかった~シュウ、教えてくれてサンキューな」

無傷のユウヤさんが立っていた。


シュウ side out

ユウヤ side in

危なかった~シュウの声のお陰で時空間魔法の発動が間に合った。

いきなり発光した後に爆発したからビックリした。

「ユウヤさん!大丈夫ですか!」

シュウが俺の無事を確認するために走って来る。

シュウに無事を伝える。

シャドウサンタの討伐を確認した後ドロップアイテムの確認をする。

シャドウサンタのドロップアイテムはこれだった。

『ブラックサンタコス』
黒いサンタクロースのコスプレ衣装。
装備すると悪そうな雰囲気を醸し出す。

なんとシャドウサンタの衣装がドロップした。
シュウに聞くとシュウは珍しい消費アイテムがドロップしたみたいだ。

(ん?なんだコレ)

インベントリのなかに見知らぬアイテムがあった。
その名も『リア充の仮面』あれ?『非リア充の仮面』は持っていたが…

この時俺の脳内には様々な情報が流れた。

異性とパーティを組むと変化するアイテムが変化していること、シュウの容姿、言動。
今日俺がパーティを組んだのはシュウだけ、シュウの容姿はアイドル何かの女の子より可愛いし、言葉使いも男らしくないと思っていたが。

(まさか…シュウは女の子だった!?)

まさかの事実に驚いているのと同時に納得もしている俺がいる。

「ユ、ユウヤさん!大事な話が有るんですけど、大丈夫ですか?」

シュウから大事な話が有るらしい。
シュウは真剣な顔をして俺を見ている少しの沈黙の後シュウの話が始まった。
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