役立たずの最強治癒(?)使い

焼肉

文字の大きさ
10 / 54

専用の神器

しおりを挟む
村に着くともう夕方になっていた。


まずはギルドにいき依頼の達成報告だ。


「真です。薬草採取の依頼報告にきました」


薬草を受付机に出すと受付嬢はなにやらニッコリ笑って報酬に色をつけてくれた。
なにやら質のいい薬草を採取してきてくれたのでギルドとしての信頼も上がるそうだ。
世の中善行を行うといいことがあるもんだな。ルナ様に感謝感謝そして見習おう。
ルナさんに報酬の山分けをしようとしたが、冒険者の登録祝いだといわれ貰ってくれなかった。



ルナさんとギルドを後にし最後に武器を買いたいから付いてきてほしいとお願いする。
ルナさんも冒険者としてやっていくには必ず欲しいだろうといい付いてきてくれた。


「おう。いらっしゃい」
朝挨拶をしたロイさんだ。相変わらずマッスルだな。
まずは改めて持ち金の確認をする薬草の報酬で得た600ゴールドだ。
あとは宿代で200ゴールドかかるということなので実質400ゴールドまでの武器だな。
武器自体は杖、聖棍、ムチ、弓が選べるわけだが魔法が使えるわけではないので杖は却下だな。そして力があるわけでもないので聖棍もないな。
400ゴールド以内でムチか弓をお願いする。
ロイさんが店内を歩きカウンターに弓とムチを並べる

「両方とも300ゴールドだ。入門用だがしょうがないよな?」

と言われた。こちらとしても問題ない。さあ中距離のムチか遠距離の弓か.....。


せっかくなのでルナさんの意見も聞いてみようとルナさんを探してみるとお店の角でなにやら震えている。どうしたのだろうか?
そんなことを思っているとルナさんがロイさんに尋ねた。

「ロイさんここにあるセール品と書かれた武器はおいくらでしょうか?」


ロイさんが不思議がりながらも、なにやら正体不明の武器らしくどれも骨董品のようなものなのでとりあえず1000ゴールドで売っているそうだ。


するとルナさんがそこから弓を取り出しロイさんに渡す。

するとロイさんが
「この弓か。こいつは矢がいらないかわりに1発か2発撃つと酔ってしまうんだよな。しかも威力もないしな」

なるほど。それは不良品だわな。そう思っていたがルナさんは10000ゴールドをロイさんに渡した。


なんの冗談かと思った俺とロイさんだったが、ルナさんが俺を見てニッコリ笑うとその弓を俺に渡してきた。

「この弓はあなたにとって、いえあなただけの神器です。
冒険者祝いとして、この村に来てくれたお祝いとして改めて受け取ってください」


なんだろうか?ロイさんの話を聞く限りは不良品と思っていたがなにかあるのだろうか?
そう思っているとルナさんが説明してくれた。


「この世界では素早さはとても上がりにくいステータスです。レベル90代の最高峰の冒険者でさえ100にも満たないです」

ほう。素早さのチートステータスは凄いのかそれは素直に嬉しいなでもそれは武器と関係なくないか?と思ったがさらに言葉は続く

「私の鑑定スキルでその弓を鑑定したのですが、その弓は攻撃力10と並でしかないのですが自分の素早さから相手の素早さを引いた分が攻撃力に乗算され、矢はMPを1矢につき10消費しますがさらにMPを込めることでさらに1矢の威力が乗算されるそうです」

それはとんでもないスキルだな。チートじゃん。
でも素早さ高い人がMP使えばみんな強そうですねと尋ねてみた。

するとロイさんが「弓っていうのは戦士のやつが使用するもんだ。他職では持てるには持てるが矢が飛ばないんだよ。ましてこれは矢すら出ない。それに戦士はみんなMPがほぼないうえに素早くもないからな」

なるほど。これは神様のおかげなのか?いやルナ様という女神様のおかげだな。
しかしタダでこんな凄い武器を貰うわけにもいかないな。

「ルナさん、このような大層なモノをいただいても私には払うお金もなにもないのですが、なにか力になれることはないでしょうか?」


するとルナさんが「お祝いです。これも神のお導きです」とにこやかに返された。




俺はこの人が何かあった際は必ず助けになろうと心に誓った。





そうして予想外の武器を手に入れルナさんとロイさんと別れ宿に泊まりにいったのだった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね

魚夢ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。 元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、 王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。 代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。 父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。 カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。 その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。 ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。 「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」 そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。 もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。 

クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる

あっとさん
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。 でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。 でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。 その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。 そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。

聖女の、その後

六つ花えいこ
ファンタジー
私は五年前、この世界に“召喚”された。

最初から最強ぼっちの俺は英雄になります

総長ヒューガ
ファンタジー
いつも通りに一人ぼっちでゲームをしていた、そして疲れて寝ていたら、人々の驚きの声が聞こえた、目を開けてみるとそこにはゲームの世界だった、これから待ち受ける敵にも勝たないといけない、予想外の敵にも勝たないといけないぼっちはゲーム内の英雄になれるのか!

転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです

NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた

愛された側妃と、愛されなかった正妃

編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。 夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。 連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。 正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。 ※カクヨムさんにも掲載中 ※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります ※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。

クラス召喚されて助かりました、逃げます!

水野(仮)
ファンタジー
クラスでちょっとした騒動が起きていた時にその場に居た全員が異世界へ召喚されたみたいです。

処理中です...