役立たずの最強治癒(?)使い

焼肉

文字の大きさ
25 / 54

長い夜の終わり

しおりを挟む
村長との戦いを見てこいつには半端な攻撃は通じないのはわかった。一気にかたをつけてやる。

《キィーーン》

弓を構え弦を引くと白く輝く矢が現れる。


その瞬間金色のオークは一気に距離を詰めて攻撃してきた。

「おおぉ!ヤバイ」

なんとか回避をする。安心する間も無く次々に攻撃を仕掛けてくる。


どうやら向こうもこの弓が警戒するべきものだと感じたようだ。


3メートルは超える鉄くずみたいな棒を軽々持ち凄まじい速度でこちらを攻撃してくるがどうにか反応し次々に回避していく。


こちらも回避が限界で弓を構える時間がない。


集中を途切らせたら一瞬で死ぬ紙一重な状況ななか、どうにか勝機を見出すためチャンスを伺っていると金色のオークが痺れを切らしたのか村長のときに見せた雄叫びをあげる動作をした。


「そいつはさっき見せてもらった!」


範囲も先程ので予測はできたので安全だと思われる距離まで一気に下がると弓を構え弦を引く!



金色のオークは雄叫びをあげた!
こちらがあまりにも早く移動したのに驚いたようだが雄叫びをすぐにやめることは出来なかったようだ。オークの周辺に衝撃波が走る。


このチャンスを逃すわけにもいかない。
一気に魔力を込め光り輝く矢をオークに向け放つ。


《ゴォオオオオオ》


地面を削りながら飛んでいく光は瞬く間にオークを飲み込んでいく。



俺はその場で倒れこむと凄まじい吐き気が襲ってきた。身体に力が入らない。


(倒せたか!?)



世界がユラユラ揺らいで見える視野を感じながら地面が削れている方向を見る。




そこには金色のオークが瀕死の状態で立っていた。

(あぁ。渾身の一撃でも倒しきれなかったか...)


もう立ち向かう力が残っていない。





そう思った際オークの胸から刃が飛び出してきた。


「不意打ちで悪いな。だが負けるわけにいかないんでな」



ズドンッッッ




金色のオークが倒れた。そして倒れた先にいたのは村長だった。





「おう。生きてるか?」




朝日が昇り金色に光る毛色がキラキラと村長の顔を照らす。




「おかげさまでなんとか」


動けない身体でハハッと軽く笑うと村長もガハハっと大きく笑っていた。





朝日が昇るなか笑い声が響く。



どうにか無事朝が迎えられてよかった。心地よい笑い声とともに俺は意識がなくなっていった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね

魚夢ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。 元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、 王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。 代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。 父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。 カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。 その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。 ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。 「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」 そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。 もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。 

クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる

あっとさん
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。 でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。 でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。 その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。 そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。

聖女の、その後

六つ花えいこ
ファンタジー
私は五年前、この世界に“召喚”された。

最初から最強ぼっちの俺は英雄になります

総長ヒューガ
ファンタジー
いつも通りに一人ぼっちでゲームをしていた、そして疲れて寝ていたら、人々の驚きの声が聞こえた、目を開けてみるとそこにはゲームの世界だった、これから待ち受ける敵にも勝たないといけない、予想外の敵にも勝たないといけないぼっちはゲーム内の英雄になれるのか!

転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです

NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた

愛された側妃と、愛されなかった正妃

編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。 夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。 連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。 正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。 ※カクヨムさんにも掲載中 ※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります ※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。

クラス召喚されて助かりました、逃げます!

水野(仮)
ファンタジー
クラスでちょっとした騒動が起きていた時にその場に居た全員が異世界へ召喚されたみたいです。

処理中です...