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第23話 秘密基地
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気づくと、見覚えのある場所まで来ていた。
「あっ、ここまで来たら帰れます」
「うん、そうかい。あっ、待って」
林田さんは草むらの中に入っていった。
あれ?と思った。
林田さんのコシについているビニールぶくろは、おれの投げつけたビニールぶくろだった。
朝陽にすけて、カブトムシやクワガタが入っているのが見えた。
「よっこいしょ」
「えっ!」
でも、そんなことはどうでもいいことが目の前で起こった。
草むらの中に入っていった林田さんは、マンホールのフタのようなものを持ち上げた。フタの上には草が生えていた。
林田さんはそのマンホールの下の穴におりて行った。
「ふふふ、ここはおじさんの秘密基地なんだ。これも内しょだよ」
とこもった声が聞こえた。
すげー!
おれはおどろいて、穴の前まで来ていた。真っ暗で中は見えなかったけど、おりるのに手すりがつけられていた。
よく通る場所の地下に、秘密基地があるなんて考えもしなかった。
入ってみたい。たのんでみようかな?
すぐに林田さんの頭がヌッと暗やみから出てくる。
「よっこいせ。これを持っていくといい」
林田さんが秘密基地から持ってきたのは、ノコギリだった。
前に木を傷つけてミツを出そうとしてた時に林田さんにおこられて持って行かれたやつだ。坂上の分もある。
あの時の子供の内の一人だとバレてたんだ!とおどろいた。
「あ、ども」
気まずいけれど、手をのばして受け取ろうとした。
だけど、林田さんはひょいっとノコギリを引いて、おれに渡さなかった。
「あっ、ここまで来たら帰れます」
「うん、そうかい。あっ、待って」
林田さんは草むらの中に入っていった。
あれ?と思った。
林田さんのコシについているビニールぶくろは、おれの投げつけたビニールぶくろだった。
朝陽にすけて、カブトムシやクワガタが入っているのが見えた。
「よっこいしょ」
「えっ!」
でも、そんなことはどうでもいいことが目の前で起こった。
草むらの中に入っていった林田さんは、マンホールのフタのようなものを持ち上げた。フタの上には草が生えていた。
林田さんはそのマンホールの下の穴におりて行った。
「ふふふ、ここはおじさんの秘密基地なんだ。これも内しょだよ」
とこもった声が聞こえた。
すげー!
おれはおどろいて、穴の前まで来ていた。真っ暗で中は見えなかったけど、おりるのに手すりがつけられていた。
よく通る場所の地下に、秘密基地があるなんて考えもしなかった。
入ってみたい。たのんでみようかな?
すぐに林田さんの頭がヌッと暗やみから出てくる。
「よっこいせ。これを持っていくといい」
林田さんが秘密基地から持ってきたのは、ノコギリだった。
前に木を傷つけてミツを出そうとしてた時に林田さんにおこられて持って行かれたやつだ。坂上の分もある。
あの時の子供の内の一人だとバレてたんだ!とおどろいた。
「あ、ども」
気まずいけれど、手をのばして受け取ろうとした。
だけど、林田さんはひょいっとノコギリを引いて、おれに渡さなかった。
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