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1章 主人への愛が重い侍女は執着系厩番にロックオンされる
1-8※R18本番
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ラウラの宿舎にある私室では、淫らな水音が鳴り続いていた。
息を乱れさせたラウラは紅潮した顔をして後ろに手を回してジュノの柔らかい頭の毛を撫でた。
二人で狭いベッドに横になり、ジュノに後ろから抱かれる形で体を弄られる。
ジュノは見せつけるようにランプを消してくれないし、私の全くない胸を弄ったり、恥丘の奥の隠された場所をなぞったりと、本当に彼は手慣れている。
「あ、…いや…ぁ」
恥ずかしがっても絶対やめてくれないし、この間なんて私の秘所から抜かれた彼の指が濡れてシワシワにふやけてしまっていた。
確かに私は男性経験がないから、沢山慣らさないといけないのは分かるけど、本当にこんなに長くしないといけないのだろうか?何度も高みに昇らされて、痙攣する私をじっと覗き込んでくるのがなんだか少し怖い。
それに…彼の床のテクニックが上手いのが、ちょっと…なんか嫌だわ。
彼はきっと前にいた公爵家でもモテていたに違いない。昔恋人がいたのかなんて聞けないけど、たぶんこの手慣れた感じは私と違って何人も恋人がいたはずだ。
それを想像すると、堪らなく嫌だった。
今日もたっぷりとラウラを解すと、ジュノはあの大きな屹立をゆっくりとラウラに沈めた。
足りなかった場所に入ってくる大きな熱にラウラはそれだけで軽く達する。
締め付ける感触でジュノは気付くのか、落ち着くまで彼は動かさないで待っていてくれる。達したことによりラウラの潤いが増すので、少しずつジュノが動いても痛くはない。
背後から受け入れるのは初めてで、いつもと違うところにジュノの剛直が当たって、ラウラは簡単に中の刺激で達した。
使用人宿舎での性交はあまり大きな声を出せないので、ラウラは高い悲鳴を歯を食いしばった隙間から漏らす。
はぁはぁと息を乱していると、ラウラはベッドに顔を押し付けられた。
イッたばかりで力が入らないのもあるけど、ジュノのいつも優しい手がラウラの頭をベッドに押さえこんでいた。
「はっ……はぅ」ラウラの苦しい息が漏れる。
なんで急に押さえ込まれたんだろう?ラウラには分からなかった。
「この背中…誰にされたの?」
ラウラはハッと気づいた。
丁度一週間ぐらい前に自分で鞭打った背中の傷の事だ。きっと薄っすらと赤く跡が残っていたのだろう。
「お嬢様に?」
ラウラはとんでもない問いにブンブンと頭を振る。
「誰?」
ジュノの声が地獄の底から響いているのではないかと思う程暗い声で、ラウラは答えるのが怖かった。
こんな事自分でしたなんて言ったら、嫌われてしまうかもしれない…でもお嬢様が疑われるなんて…
「自分でした…の…、仕事、失敗ばっかり…だった、から」
「……」
ジュノは驚いたのか、こんな女に嫌悪を感じたのか、ラウラを貫いたまま無言だった。
「自分で…?」
信じられないことを聞いた驚きの声がジュノから漏れた。
そして、
「っラウラ!もうそんな事、やめてくれ、痛い事なら俺がやってやるっ」
そう小さく叫んだジュノの剛直はラウラの体の中で一層大きくなった気がする、さらにパンパンと激しく腰を打ち付けられた。
「ほら!…ほら!…どう?!」
ジュノに激しくされても罰になるような痛みなんて来ない。勢い良く最奥を殴られる度に疼くような刺激が腰に溜まり、甘くとろけるような幸せな快感しか生まれない。
「い…痛くない…のぉ…ダメ…こんなん、じゃ…ぁ…気持ち…いい…だけ」
「ぐっ…これなら、どうだっ?」
バチーン!とラウラの尻が叩かれた。
その衝撃と、痛みでラウラは潮を吹いて絶頂した。
「きゃぅ!!」
ビクビクと痙攣していると、今度は休まずさらに奥に打ち付けられた。
絶頂中に激しく穿たれて、ラウラの目の前がパチパチと光っているのではないかというほどの衝撃が走る。
「イッてるかっ…また、イクイクイクっ!やぁぁ!」
今度は後ろからラウラの右肩を噛まれた。
痺れる痛みに、膣壁がキュウキュウとジュノに媚びている。ジュノの熱棒もビクビクとラウラの中で爆ぜていた。
行為の後はそれぞれの宿舎の部屋に戻ることが多いのだが、今日はジュノがラウラを抱きしめて寝たいと我儘を言ったので、ラウラは狭いベッドで二人で寝ることを了承した。
背中越しにジュノの暖かい体温を感じられて、これはこれで悪くはない。寝返りはかなり打ちにくいけど。
さっきのお尻の叩かれた場所と、噛まれた右肩が少しジンジンと疼く。
ジュノによってもたらされた痛みにラウラは嬉しくて嬉しくて涙が出そうだった。
ジュノがスースーと先に寝息を立て始めると、ラウラは小さな声で寝ているジュノに小さく囁いた。
「昔の人は忘れて、私だけを好きになってね。じゃないと…知らないから」
ラウラといちゃいちゃセックスした後、寝そうになっていると、そんなラウラの小さな呟きを聞いた。
自分の昔の恋人の事、誰に聞いたんだろうか…12人は多くは無いと思うけど(ゼスト様は50人位と言っていたので多くないと思う)…昔の恋人たちにラウラが嫉妬してくれてると思うと、仄暗くも卑しい歓喜を感じた。
またラウラをぐちゃぐちゃにして、彼女に分からせてあげないとな…と口の端が釣り上がった。
翌朝、しばらく腰がガクガクになるくらいラウラは甘い罰を受けるのでした。
-+-+-お嬢様の妄想走り書きの1ページ-+-+-
ジュノは挨拶にやってきた執事の顔を直視して驚いた。
氷の様に冷ややかに端麗で美しい男は、眉一つ動かさずジュノに挨拶する。その洗練された仕草に溜息が漏れそうだ。きっと貴族令嬢だったら目を輝かせるだろう。
厩番という役割から執事達との連携もたくさんあるので顔を見せに来たのだろう、厩舎の側の執事服は違和感があった。
「お初にお目にかかります。トーン子爵家の屋敷内を任せられています。執事のコメットと申します。」
「彗星(コメット)?」
不思議な名前に、ジュノは聞き返した。
「ええ、コメットです。お見知りおきを」
仰々しく礼をするコメットに、ジュノも畏まって深くお辞儀した。
「ジュノです。公爵家から紹介されて…」
「存じております」
「よ、よろしくお願いします」
「こちらこそ」
そこでいきなりジュノが傍らに連れていた馬が、にゅっと顔を近づけてきて、コメットの眼鏡を鼻先で叩き落した。
「こら!」
ジュノは馬を後ろに連れていき、厩舎の近くに手綱を括り、コメットに謝ろうと近づいて頭を下げた。
コメットは藁の上に落ちた眼鏡を拾って大事そうにハンカチで拭いていた。
「馬がすみませんっ……あっ」
「なんですか?」コメットは目を眇めてジュノを覗く。
「いや、あの…」少し顔を赤らめたジュノは口元を隠しながら続けた。「…あの、眼鏡を外しても凄い美形だったので」
「ふ…ありがとうございます」
ふと、ジュノの前にその美形な顔が近づいた。
「この顔はあなたの好みですか?」
「あ…」
ジュノが大きく目を開いて動けずにいるとコメットはいやらしく下唇を食むように口づけた。
「なっ…なに?」
一歩後退るジュノ。
だが、コメットは何事もなかったように表情も変えず、眼鏡をかけると屋敷の方へと歩いて行ってしまった。
俺…俺…男に…キスされた!!
ジュノは心臓がうるさく暴れ、ショックでしばらくその場から動けなかった。
-+-+-+-+-+-+-
*****後書き
お読み頂きありがとうございます!
1章ラウラの回はこちらで終了です。
次話からはランドリーメイドのアナと無表情執事のコメットにバトンタッチです。
息を乱れさせたラウラは紅潮した顔をして後ろに手を回してジュノの柔らかい頭の毛を撫でた。
二人で狭いベッドに横になり、ジュノに後ろから抱かれる形で体を弄られる。
ジュノは見せつけるようにランプを消してくれないし、私の全くない胸を弄ったり、恥丘の奥の隠された場所をなぞったりと、本当に彼は手慣れている。
「あ、…いや…ぁ」
恥ずかしがっても絶対やめてくれないし、この間なんて私の秘所から抜かれた彼の指が濡れてシワシワにふやけてしまっていた。
確かに私は男性経験がないから、沢山慣らさないといけないのは分かるけど、本当にこんなに長くしないといけないのだろうか?何度も高みに昇らされて、痙攣する私をじっと覗き込んでくるのがなんだか少し怖い。
それに…彼の床のテクニックが上手いのが、ちょっと…なんか嫌だわ。
彼はきっと前にいた公爵家でもモテていたに違いない。昔恋人がいたのかなんて聞けないけど、たぶんこの手慣れた感じは私と違って何人も恋人がいたはずだ。
それを想像すると、堪らなく嫌だった。
今日もたっぷりとラウラを解すと、ジュノはあの大きな屹立をゆっくりとラウラに沈めた。
足りなかった場所に入ってくる大きな熱にラウラはそれだけで軽く達する。
締め付ける感触でジュノは気付くのか、落ち着くまで彼は動かさないで待っていてくれる。達したことによりラウラの潤いが増すので、少しずつジュノが動いても痛くはない。
背後から受け入れるのは初めてで、いつもと違うところにジュノの剛直が当たって、ラウラは簡単に中の刺激で達した。
使用人宿舎での性交はあまり大きな声を出せないので、ラウラは高い悲鳴を歯を食いしばった隙間から漏らす。
はぁはぁと息を乱していると、ラウラはベッドに顔を押し付けられた。
イッたばかりで力が入らないのもあるけど、ジュノのいつも優しい手がラウラの頭をベッドに押さえこんでいた。
「はっ……はぅ」ラウラの苦しい息が漏れる。
なんで急に押さえ込まれたんだろう?ラウラには分からなかった。
「この背中…誰にされたの?」
ラウラはハッと気づいた。
丁度一週間ぐらい前に自分で鞭打った背中の傷の事だ。きっと薄っすらと赤く跡が残っていたのだろう。
「お嬢様に?」
ラウラはとんでもない問いにブンブンと頭を振る。
「誰?」
ジュノの声が地獄の底から響いているのではないかと思う程暗い声で、ラウラは答えるのが怖かった。
こんな事自分でしたなんて言ったら、嫌われてしまうかもしれない…でもお嬢様が疑われるなんて…
「自分でした…の…、仕事、失敗ばっかり…だった、から」
「……」
ジュノは驚いたのか、こんな女に嫌悪を感じたのか、ラウラを貫いたまま無言だった。
「自分で…?」
信じられないことを聞いた驚きの声がジュノから漏れた。
そして、
「っラウラ!もうそんな事、やめてくれ、痛い事なら俺がやってやるっ」
そう小さく叫んだジュノの剛直はラウラの体の中で一層大きくなった気がする、さらにパンパンと激しく腰を打ち付けられた。
「ほら!…ほら!…どう?!」
ジュノに激しくされても罰になるような痛みなんて来ない。勢い良く最奥を殴られる度に疼くような刺激が腰に溜まり、甘くとろけるような幸せな快感しか生まれない。
「い…痛くない…のぉ…ダメ…こんなん、じゃ…ぁ…気持ち…いい…だけ」
「ぐっ…これなら、どうだっ?」
バチーン!とラウラの尻が叩かれた。
その衝撃と、痛みでラウラは潮を吹いて絶頂した。
「きゃぅ!!」
ビクビクと痙攣していると、今度は休まずさらに奥に打ち付けられた。
絶頂中に激しく穿たれて、ラウラの目の前がパチパチと光っているのではないかというほどの衝撃が走る。
「イッてるかっ…また、イクイクイクっ!やぁぁ!」
今度は後ろからラウラの右肩を噛まれた。
痺れる痛みに、膣壁がキュウキュウとジュノに媚びている。ジュノの熱棒もビクビクとラウラの中で爆ぜていた。
行為の後はそれぞれの宿舎の部屋に戻ることが多いのだが、今日はジュノがラウラを抱きしめて寝たいと我儘を言ったので、ラウラは狭いベッドで二人で寝ることを了承した。
背中越しにジュノの暖かい体温を感じられて、これはこれで悪くはない。寝返りはかなり打ちにくいけど。
さっきのお尻の叩かれた場所と、噛まれた右肩が少しジンジンと疼く。
ジュノによってもたらされた痛みにラウラは嬉しくて嬉しくて涙が出そうだった。
ジュノがスースーと先に寝息を立て始めると、ラウラは小さな声で寝ているジュノに小さく囁いた。
「昔の人は忘れて、私だけを好きになってね。じゃないと…知らないから」
ラウラといちゃいちゃセックスした後、寝そうになっていると、そんなラウラの小さな呟きを聞いた。
自分の昔の恋人の事、誰に聞いたんだろうか…12人は多くは無いと思うけど(ゼスト様は50人位と言っていたので多くないと思う)…昔の恋人たちにラウラが嫉妬してくれてると思うと、仄暗くも卑しい歓喜を感じた。
またラウラをぐちゃぐちゃにして、彼女に分からせてあげないとな…と口の端が釣り上がった。
翌朝、しばらく腰がガクガクになるくらいラウラは甘い罰を受けるのでした。
-+-+-お嬢様の妄想走り書きの1ページ-+-+-
ジュノは挨拶にやってきた執事の顔を直視して驚いた。
氷の様に冷ややかに端麗で美しい男は、眉一つ動かさずジュノに挨拶する。その洗練された仕草に溜息が漏れそうだ。きっと貴族令嬢だったら目を輝かせるだろう。
厩番という役割から執事達との連携もたくさんあるので顔を見せに来たのだろう、厩舎の側の執事服は違和感があった。
「お初にお目にかかります。トーン子爵家の屋敷内を任せられています。執事のコメットと申します。」
「彗星(コメット)?」
不思議な名前に、ジュノは聞き返した。
「ええ、コメットです。お見知りおきを」
仰々しく礼をするコメットに、ジュノも畏まって深くお辞儀した。
「ジュノです。公爵家から紹介されて…」
「存じております」
「よ、よろしくお願いします」
「こちらこそ」
そこでいきなりジュノが傍らに連れていた馬が、にゅっと顔を近づけてきて、コメットの眼鏡を鼻先で叩き落した。
「こら!」
ジュノは馬を後ろに連れていき、厩舎の近くに手綱を括り、コメットに謝ろうと近づいて頭を下げた。
コメットは藁の上に落ちた眼鏡を拾って大事そうにハンカチで拭いていた。
「馬がすみませんっ……あっ」
「なんですか?」コメットは目を眇めてジュノを覗く。
「いや、あの…」少し顔を赤らめたジュノは口元を隠しながら続けた。「…あの、眼鏡を外しても凄い美形だったので」
「ふ…ありがとうございます」
ふと、ジュノの前にその美形な顔が近づいた。
「この顔はあなたの好みですか?」
「あ…」
ジュノが大きく目を開いて動けずにいるとコメットはいやらしく下唇を食むように口づけた。
「なっ…なに?」
一歩後退るジュノ。
だが、コメットは何事もなかったように表情も変えず、眼鏡をかけると屋敷の方へと歩いて行ってしまった。
俺…俺…男に…キスされた!!
ジュノは心臓がうるさく暴れ、ショックでしばらくその場から動けなかった。
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次話からはランドリーメイドのアナと無表情執事のコメットにバトンタッチです。
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