56 / 60
第56話 勇者らしい戦い
ルバンカを抱きしめて国へと走る。ダンジョンの町から国は遠い、ルバンカの体にも相当な負担がかかるだろう。
オババの言葉を思い出し、自分の腹に手刀を突き刺した。血の噴き出る傷口とルバンカの傷口を合わせる様にして走る。
温かい血の感触が、冷えた心を温めてくれる気がした。
「オババー!助けてくれ!」
「きたねぇ!血だらけで来るんじゃねぇクソガキぃ!」
「オババ、なんとかならんか。こいつは大事な臣下の一人なんだ」
「ふむ、鬼か。昔同じようなことがあったの、じゃがこいつは儀式の時におったの?」
「以前の奴の姉だ。やったのが妹だ」
「そりゃ嫌な話じゃの。とにかくこりゃ薬師の仕事じゃない。ソーマももう無い。おまえにくっついている精霊に頼んでみよう、人間の魔法使いよりよっぽど上等なのじゃ。お前はここでこの娘を抱いておけ。誰かに精霊を探させよう」
「わかった!」
ルバンカを寝かせたまま横に転がって抱き枕状態にした。止まるんじゃねぇぞ、お前の心臓が動いている限り、たぶん死なんやろ。
「ひょひょひょ!そんなにその娘が大事か!若いもんがいちゃついてるのはええのぅ」
「血まみれな上に片方は死にかけて意識ないんだぞ」
「ワシも若い頃は沢山の男に言い寄られてのう、それでも誰にもこの肌は触れさせんかったのじゃ!」
(それでババアになってド田舎暮らししてるんじゃ世話ねぇな)
と、心で思うに止めておいた。今は余計な話をしている場合じゃねぇんだ。
『呼ばれてきたのです!アレキサンダーが大変と聞いたのです!』
「おうケト、こっちだ」
「アレキサンダーは大丈夫なの!?あら…」
「アレキサンダーさんが大変だと聞きました!あっ…」
「アレキサンダーさ~ん!大丈夫ですか~!あ!」
「あ!また抱きついてる!宿の女の子じゃなくてもいいの?」
「は?どういうこと?」
「なんで関係無いのまで集めてんだよ!あ!じゃねぇんだよ!」
「後は若い二人に任せて外に出るのじゃ」
「死にかけてるっつってんだろうが!」
母者とリリスと姫さんにはお帰りいただいた。
早速ケトが魔法を発動してくれて、ルバンカの表情が少し和らいだ感じがする。
「助かった、大丈夫そうだな」
『ケロ~、うまく治らないのです。傷口が呪われているのです』
「呪いだと?妹鬼の怨念か、恐ろしいやつだ」
『たぶん回復阻止の呪いの武器なのです。ダンジョンでも沢山拾ったのです』
「そうか、あいつも拾ったんだな」
『たくさん売ったのです。武器は売らないほうがいいって言ったのです』
「これが運命か」
「呪いの武器をばら撒いたってのかい。だから学べと何度も言っているのじゃ!」
「いやでも結構高く売れるんだよ、いくら稼いでも足りないって言われるししゃーねーだろ。この国って金貨何万枚稼いできたら安定するんだよ。我が国民無能すぎでは?」
「おかげで余裕が出来て人間と魔族の諍いも少ないのじゃ。たまにはゆっくり町を歩いてみるといい」
「そりゃいいんだけどよ、こいつ死にかけてるのにみんな余裕すぎだろ」
「お前が何とかするんじゃろ?だったら大丈夫なのじゃ、みんなお前を信頼しとるから心配しておらん」
「そんなに問題解決してきたとは思えんが」
「さぁの。それよりこれをどうするかじゃ」
ルバンカの腹をめくって観察するが、綺麗に治っている様に見える。
「治ってない?」
『元の状態に戻ろうとしているのです。治療を止めたら傷が開くと思うのです』
「これはあれか、呪いを解く方法を探せってことか」
「精霊が治せない程の呪いじゃ、人間の魔法や道具ではなんともならんじゃろう。ダンジョンで見つけるか、巨人からソーマを分けてもらうか」
「可能性の実じゃだめかな?」
「意識が無いから食えんじゃろ、腹が破けた状態で食わせるのもこわいのぅ」
「うーん、あっちも放置していられないんだが」
「仕方ない、アンティカ国の東の山々を竜に乗って探してみるのじゃ。どこかに巨人の里があるはず」
「ふぁ!?巨人の居場所知ってたのかよ!さっさと教えろよ!」
「今のおまえにはまだ資格がない。じゃが今は仕方ないじゃろう。もっとちゃんと学んでからがよかったんじゃがのう」
「巨人に会えば可能性はあるか。ケト、ルバンカはどのくらい保つ?」
『魔石を使っていいなら10日は大丈夫なのです』
「そうか、なら先にこうなった原因の方を対処してくる。巨人の方は誰か行けるなら交渉させてくれ。魔道具でも武器でも金でも勝手に交換していい」
「わかった」
急いでダンジョンの町へ戻った。妹鬼が何を企んでいるのかは分からないが、碌な事じゃ無いのは確実だ。早く止めなければいけない。
だがとっくに遅すぎたようだ。町には大量の死体が転がっていた。
「よう!アレキサンダー!早かったな」
「勇者。なんで殺した。この町でお前に逆らえるやつなんていなかっただろう」
「まぁな、でも、殺したかったんだ。おかげでスッキリしたよ、なんで今までこんなゴミ共に認められたかったんだろう?不思議だよな」
「妹鬼は、ルーリアはどうしたんだ?」
「そこに転がってるぜ。そいつ、俺とアレキサンダーを殺し合わせたかったんだってさ。馬鹿だよな。どうせ何度でも殺し合うのに、暗躍してるつもりだったらしい」
ちらりと見るがもう死んでいる。本当になにがしたかったんだ?俺がこいつを狂わせてしまったのか?
「気にすんなよ、そいつ予言とか言って頭弄られてたからな。そういう運命だったんだよ」
「運命か。そういうお前は勇者だったんじゃないのか?なんで勇者がこんな事やってんだよ」
「そうそれ!俺ずっと勘違いしてたんだ!勇者ってみんなを守るものだって!でも違ったんだ、俺は勇者って名前の悪役だったんだよ!誰にも愛されないヒールだったんだ!」
「そうか、さっぱり意味が分からん。お前を殺さなかったのは俺の罪だ、俺がずっと背負ってやる。死ね」
「来いよ!俺はダンジョンで覚醒したんだ!俺が最強だ!!」
「馬鹿が!アレキサンダー流・熊爪両断拳!」
両腕の魔力を込めてただ真正面から切り裂く必殺の拳!一撃で終わらせてやる!
「来い!スティアフェイト!」
バガァァァン!!
突如現れた盾が空中で俺の拳を受け止める。一撃で山すら切り裂く俺の拳が止められた?
「ははは!すごいな!これは人間が使うような盾じゃないんだぜ?ヒビが入ってるじゃないか!」
「お前、そんなものどこで手に入れた」
「ダンジョンに決まってるだろ、ダンジョンにある物は全て俺の物だ、酷いチートだろう?俺は特別な悪役だからな!今度はこっちから行くぞ!グリダヴォル!」
勇者の言葉と共に大振りな杖が現れて猛烈な突風が襲いかかる。
「こんなものでいい気になっているのか?」
「ははは!お前の力は分かっている!お前の攻略している階層も、戦い方も、全て記録されているんだぜ!行け!ファイナルストライク!」
風を吹き出していた杖が光を放ち爆発する。杖に込められた力が暴走して激しい衝撃波を発生させた。
「ちっ!こんなもんで」
「切り裂けクラウソラス!」
「いい加減にしろオラァ!!」
迫る大剣を砕き折るつもりで殴る!しかし硬い!今まで触れた事の無い硬さ、柔軟さ、やはり尋常なものではないか。
「いくらなんでもこれは砕けないみたいだな。こんなもん砕けたら人間とは呼べないが、底が見えたな」
「舐めた口聞いてんじゃねぇぞクソ雑魚が!道具使ってイキってるだけじゃねぇか!」
「そうなんだよ!俺もお前みたいに格好よく戦いたいんだが、俺には無理なんだ。だからさ、ほら、あそこに生きてる住人を残しておいたんだ。見えるだろ?」
くそが、やっぱりそうか。最初から分かってたよ。
「ダンジョンはさ、何でも見てるんだぜ。お前の戦い方も、仲間も、弱点も」
「お前にも仲間がいただろうが」
「もう殺しちゃったよ。ほら急げよ、疾れ!クイン・ゼシア!」
ギュドン!!
勇者の手から離れた剣が唸りを上げて飛んでいく。同時に俺も全速で駆け出していた。
ギリギリで剣の前に割り込めた。本当に馬鹿なやつだ、これが俺の弱点だと?これは俺の力の源泉だ。
オーラの吹き出す神秘の剣は俺の背中を貫くことなく止まった。俺の体は激しく隆起を繰り返し、全身から蒸気を噴き出す。
怯えたアンナの顔を確認した時、頭の中で何かがブチ切れる音が聞こえた。
オババの言葉を思い出し、自分の腹に手刀を突き刺した。血の噴き出る傷口とルバンカの傷口を合わせる様にして走る。
温かい血の感触が、冷えた心を温めてくれる気がした。
「オババー!助けてくれ!」
「きたねぇ!血だらけで来るんじゃねぇクソガキぃ!」
「オババ、なんとかならんか。こいつは大事な臣下の一人なんだ」
「ふむ、鬼か。昔同じようなことがあったの、じゃがこいつは儀式の時におったの?」
「以前の奴の姉だ。やったのが妹だ」
「そりゃ嫌な話じゃの。とにかくこりゃ薬師の仕事じゃない。ソーマももう無い。おまえにくっついている精霊に頼んでみよう、人間の魔法使いよりよっぽど上等なのじゃ。お前はここでこの娘を抱いておけ。誰かに精霊を探させよう」
「わかった!」
ルバンカを寝かせたまま横に転がって抱き枕状態にした。止まるんじゃねぇぞ、お前の心臓が動いている限り、たぶん死なんやろ。
「ひょひょひょ!そんなにその娘が大事か!若いもんがいちゃついてるのはええのぅ」
「血まみれな上に片方は死にかけて意識ないんだぞ」
「ワシも若い頃は沢山の男に言い寄られてのう、それでも誰にもこの肌は触れさせんかったのじゃ!」
(それでババアになってド田舎暮らししてるんじゃ世話ねぇな)
と、心で思うに止めておいた。今は余計な話をしている場合じゃねぇんだ。
『呼ばれてきたのです!アレキサンダーが大変と聞いたのです!』
「おうケト、こっちだ」
「アレキサンダーは大丈夫なの!?あら…」
「アレキサンダーさんが大変だと聞きました!あっ…」
「アレキサンダーさ~ん!大丈夫ですか~!あ!」
「あ!また抱きついてる!宿の女の子じゃなくてもいいの?」
「は?どういうこと?」
「なんで関係無いのまで集めてんだよ!あ!じゃねぇんだよ!」
「後は若い二人に任せて外に出るのじゃ」
「死にかけてるっつってんだろうが!」
母者とリリスと姫さんにはお帰りいただいた。
早速ケトが魔法を発動してくれて、ルバンカの表情が少し和らいだ感じがする。
「助かった、大丈夫そうだな」
『ケロ~、うまく治らないのです。傷口が呪われているのです』
「呪いだと?妹鬼の怨念か、恐ろしいやつだ」
『たぶん回復阻止の呪いの武器なのです。ダンジョンでも沢山拾ったのです』
「そうか、あいつも拾ったんだな」
『たくさん売ったのです。武器は売らないほうがいいって言ったのです』
「これが運命か」
「呪いの武器をばら撒いたってのかい。だから学べと何度も言っているのじゃ!」
「いやでも結構高く売れるんだよ、いくら稼いでも足りないって言われるししゃーねーだろ。この国って金貨何万枚稼いできたら安定するんだよ。我が国民無能すぎでは?」
「おかげで余裕が出来て人間と魔族の諍いも少ないのじゃ。たまにはゆっくり町を歩いてみるといい」
「そりゃいいんだけどよ、こいつ死にかけてるのにみんな余裕すぎだろ」
「お前が何とかするんじゃろ?だったら大丈夫なのじゃ、みんなお前を信頼しとるから心配しておらん」
「そんなに問題解決してきたとは思えんが」
「さぁの。それよりこれをどうするかじゃ」
ルバンカの腹をめくって観察するが、綺麗に治っている様に見える。
「治ってない?」
『元の状態に戻ろうとしているのです。治療を止めたら傷が開くと思うのです』
「これはあれか、呪いを解く方法を探せってことか」
「精霊が治せない程の呪いじゃ、人間の魔法や道具ではなんともならんじゃろう。ダンジョンで見つけるか、巨人からソーマを分けてもらうか」
「可能性の実じゃだめかな?」
「意識が無いから食えんじゃろ、腹が破けた状態で食わせるのもこわいのぅ」
「うーん、あっちも放置していられないんだが」
「仕方ない、アンティカ国の東の山々を竜に乗って探してみるのじゃ。どこかに巨人の里があるはず」
「ふぁ!?巨人の居場所知ってたのかよ!さっさと教えろよ!」
「今のおまえにはまだ資格がない。じゃが今は仕方ないじゃろう。もっとちゃんと学んでからがよかったんじゃがのう」
「巨人に会えば可能性はあるか。ケト、ルバンカはどのくらい保つ?」
『魔石を使っていいなら10日は大丈夫なのです』
「そうか、なら先にこうなった原因の方を対処してくる。巨人の方は誰か行けるなら交渉させてくれ。魔道具でも武器でも金でも勝手に交換していい」
「わかった」
急いでダンジョンの町へ戻った。妹鬼が何を企んでいるのかは分からないが、碌な事じゃ無いのは確実だ。早く止めなければいけない。
だがとっくに遅すぎたようだ。町には大量の死体が転がっていた。
「よう!アレキサンダー!早かったな」
「勇者。なんで殺した。この町でお前に逆らえるやつなんていなかっただろう」
「まぁな、でも、殺したかったんだ。おかげでスッキリしたよ、なんで今までこんなゴミ共に認められたかったんだろう?不思議だよな」
「妹鬼は、ルーリアはどうしたんだ?」
「そこに転がってるぜ。そいつ、俺とアレキサンダーを殺し合わせたかったんだってさ。馬鹿だよな。どうせ何度でも殺し合うのに、暗躍してるつもりだったらしい」
ちらりと見るがもう死んでいる。本当になにがしたかったんだ?俺がこいつを狂わせてしまったのか?
「気にすんなよ、そいつ予言とか言って頭弄られてたからな。そういう運命だったんだよ」
「運命か。そういうお前は勇者だったんじゃないのか?なんで勇者がこんな事やってんだよ」
「そうそれ!俺ずっと勘違いしてたんだ!勇者ってみんなを守るものだって!でも違ったんだ、俺は勇者って名前の悪役だったんだよ!誰にも愛されないヒールだったんだ!」
「そうか、さっぱり意味が分からん。お前を殺さなかったのは俺の罪だ、俺がずっと背負ってやる。死ね」
「来いよ!俺はダンジョンで覚醒したんだ!俺が最強だ!!」
「馬鹿が!アレキサンダー流・熊爪両断拳!」
両腕の魔力を込めてただ真正面から切り裂く必殺の拳!一撃で終わらせてやる!
「来い!スティアフェイト!」
バガァァァン!!
突如現れた盾が空中で俺の拳を受け止める。一撃で山すら切り裂く俺の拳が止められた?
「ははは!すごいな!これは人間が使うような盾じゃないんだぜ?ヒビが入ってるじゃないか!」
「お前、そんなものどこで手に入れた」
「ダンジョンに決まってるだろ、ダンジョンにある物は全て俺の物だ、酷いチートだろう?俺は特別な悪役だからな!今度はこっちから行くぞ!グリダヴォル!」
勇者の言葉と共に大振りな杖が現れて猛烈な突風が襲いかかる。
「こんなものでいい気になっているのか?」
「ははは!お前の力は分かっている!お前の攻略している階層も、戦い方も、全て記録されているんだぜ!行け!ファイナルストライク!」
風を吹き出していた杖が光を放ち爆発する。杖に込められた力が暴走して激しい衝撃波を発生させた。
「ちっ!こんなもんで」
「切り裂けクラウソラス!」
「いい加減にしろオラァ!!」
迫る大剣を砕き折るつもりで殴る!しかし硬い!今まで触れた事の無い硬さ、柔軟さ、やはり尋常なものではないか。
「いくらなんでもこれは砕けないみたいだな。こんなもん砕けたら人間とは呼べないが、底が見えたな」
「舐めた口聞いてんじゃねぇぞクソ雑魚が!道具使ってイキってるだけじゃねぇか!」
「そうなんだよ!俺もお前みたいに格好よく戦いたいんだが、俺には無理なんだ。だからさ、ほら、あそこに生きてる住人を残しておいたんだ。見えるだろ?」
くそが、やっぱりそうか。最初から分かってたよ。
「ダンジョンはさ、何でも見てるんだぜ。お前の戦い方も、仲間も、弱点も」
「お前にも仲間がいただろうが」
「もう殺しちゃったよ。ほら急げよ、疾れ!クイン・ゼシア!」
ギュドン!!
勇者の手から離れた剣が唸りを上げて飛んでいく。同時に俺も全速で駆け出していた。
ギリギリで剣の前に割り込めた。本当に馬鹿なやつだ、これが俺の弱点だと?これは俺の力の源泉だ。
オーラの吹き出す神秘の剣は俺の背中を貫くことなく止まった。俺の体は激しく隆起を繰り返し、全身から蒸気を噴き出す。
怯えたアンナの顔を確認した時、頭の中で何かがブチ切れる音が聞こえた。
あなたにおすすめの小説
まずはお嫁さんからお願いします。
桜庭かなめ
恋愛
高校3年生の長瀬和真のクラスには、有栖川優奈という女子生徒がいる。優奈は成績優秀で容姿端麗、温厚な性格と誰にでも敬語で話すことから、学年や性別を問わず人気を集めている。和真は優奈とはこの2年間で挨拶や、バイト先のドーナッツ屋で接客する程度の関わりだった。
4月の終わり頃。バイト中に店舗の入口前の掃除をしているとき、和真は老齢の男性のスマホを見つける。その男性は優奈の祖父であり、日本有数の企業グループである有栖川グループの会長・有栖川総一郎だった。
総一郎は自分のスマホを見つけてくれた和真をとても気に入り、孫娘の優奈とクラスメイトであること、優奈も和真も18歳であることから優奈との結婚を申し出る。
いきなりの結婚打診に和真は困惑する。ただ、有栖川家の説得や、優奈が和真の印象が良く「結婚していい」「いつかは両親や祖父母のような好き合える夫婦になりたい」と思っていることを知り、和真は結婚を受け入れる。
デート、学校生活、新居での2人での新婚生活などを経て、和真と優奈の距離が近づいていく。交際なしで結婚した高校生の男女が、好き合える夫婦になるまでの温かくて甘いラブコメディ!
※特別編7が完結しました!(2026.1.29)
※小説家になろうとカクヨムでも公開しています。
※お気に入り登録、感想をお待ちしております。
~唯一王の成り上がり~ 外れスキル「精霊王」の俺、パーティーを首になった瞬間スキルが開花、Sランク冒険者へと成り上がり、英雄となる
静内燕
ファンタジー
【カクヨムコン最終選考進出】
【複数サイトでランキング入り】
追放された主人公フライがその能力を覚醒させ、成り上がりっていく物語
主人公フライ。
仲間たちがスキルを開花させ、パーティーがSランクまで昇華していく中、彼が与えられたスキルは「精霊王」という伝説上の生き物にしか対象にできない使用用途が限られた外れスキルだった。
フライはダンジョンの案内役や、料理、周囲の加護、荷物持ちなど、あらゆる雑用を喜んでこなしていた。
外れスキルの自分でも、仲間達の役に立てるからと。
しかしその奮闘ぶりは、恵まれたスキルを持つ仲間たちからは認められず、毎日のように不当な扱いを受ける日々。
そしてとうとうダンジョンの中でパーティーからの追放を宣告されてしまう。
「お前みたいなゴミの変わりはいくらでもいる」
最後のクエストのダンジョンの主は、今までと比較にならないほど強く、歯が立たない敵だった。
仲間たちは我先に逃亡、残ったのはフライ一人だけ。
そこでダンジョンの主は告げる、あなたのスキルを待っていた。と──。
そして不遇だったスキルがようやく開花し、最強の冒険者へとのし上がっていく。
一方、裏方で支えていたフライがいなくなったパーティーたちが没落していく物語。
イラスト 卯月凪沙様より
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
貞操逆転世界に転生したのに…男女比一対一って…
美鈴
ファンタジー
俺は隼 豊和(はやぶさ とよかず)。年齢は15歳。今年から高校生になるんだけど、何を隠そう俺には前世の記憶があるんだ。前世の記憶があるということは亡くなって生まれ変わったという事なんだろうけど、生まれ変わった世界はなんと貞操逆転世界だった。これはモテると喜んだのも束の間…その世界の男女比の差は全く無く、男性が優遇される世界ではなかった…寧ろ…。とにかく他にも色々とおかしい、そんな世界で俺にどうしろと!?また誰とも付き合えないのかっ!?そんなお話です…。
※カクヨム様にも投稿しております。内容は異なります。
※イラストはAI生成です
無能扱いされ会社を辞めさせられ、モフモフがさみしさで命の危機に陥るが懸命なナデナデ配信によりバズる~色々あって心と音速の壁を突破するまで~
ぐうのすけ
ファンタジー
大岩翔(オオイワ カケル・20才)は部長の悪知恵により会社を辞めて家に帰った。
玄関を開けるとモフモフ用座布団の上にペットが座って待っているのだが様子がおかしい。
「きゅう、痩せたか?それに元気もない」
ペットをさみしくさせていたと反省したカケルはペットを頭に乗せて大穴(ダンジョン)へと走った。
だが、大穴に向かう途中で小麦粉の大袋を担いだJKとぶつかりそうになる。
「パンを咥えて遅刻遅刻~ではなく原材料を担ぐJKだと!」
この奇妙な出会いによりカケルはヒロイン達と心を通わせ、心に抱えた闇を超え、心と音速の壁を突破する。
勇者パーティーにダンジョンで生贄にされました。これで上位神から押し付けられた、勇者の育成支援から解放される。
克全
ファンタジー
エドゥアルには大嫌いな役目、神与スキル『勇者の育成者』があった。力だけあって知能が低い下級神が、勇者にふさわしくない者に『勇者』スキルを与えてしまったせいで、上級神から与えられてしまったのだ。前世の知識と、それを利用して鍛えた絶大な魔力のあるエドゥアルだったが、神与スキル『勇者の育成者』には逆らえず、嫌々勇者を教育していた。だが、勇者ガブリエルは上級神の想像を絶する愚者だった。事もあろうに、エドゥアルを含む300人もの人間を生贄にして、ダンジョンの階層主を斃そうとした。流石にこのような下劣な行いをしては『勇者』スキルは消滅してしまう。対象となった勇者がいなくなれば『勇者の育成者』スキルも消滅する。自由を手に入れたエドゥアルは好き勝手に生きることにしたのだった。
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
おっさんが雑魚キャラに転生するも、いっぱしを目指す。
お茶飲み人の愛自好吾(あいじこうご)
ファンタジー
どこにでも居るような冴えないおっさん、山田 太郎(独身)は、かつてやり込んでいたファンタジーシミュレーションRPGの世界に転生する運びとなった。しかし、ゲーム序盤で倒される山賊の下っ端キャラだった。女神様から貰ったスキルと、かつてやり込んでいたゲーム知識を使って、生き延びようと決心するおっさん。はたして、モンスター蔓延る異世界で生き延びられるだろうか?ザコキャラ奮闘ファンタジーここに開幕。