メカラス連邦諸国記

広之新

文字の大きさ
上 下
4 / 54
第1章 じゃじゃ馬王女の仇討 ーオーガス国ー

1-4

しおりを挟む
 王城に戻ったケルベスは這う々々の体でダービス公に前にひざまずいた。ただならぬ様子のケルベスにダービス公は驚きのあまり、椅子から立ち上がってケルベスのそばに寄った。
「どうした?」ダービス公が訊いた。
「事が露見しております。サランが問い詰めてきたので斬って深手を負わせましたが、そこにジェイクが現れました。奴も斬ろうとしたのですが不覚を取りました。奴らはネスカ家の旧宅におります。手練れの者を大勢送って討ち取りたいと思います。」ケルベスが言った。ダービス公は自らの犯行が露見したのに驚いたが、まだサランやジェイクだけだったことに胸をなでおろしていた。
「すぐに追っ手を差し向けよ!口を封じるのだ。すべてだぞ!」ダービス公は恐ろしい顔で言った。そこにアメリアが現れた。血相を変えて戻ってきてケルベスに何事かが起こったか、気になっていたようだった。ダービス公はすぐにいつものにこやかな表情になった。
「叔父上。一体、何事でしょうか?」アメリアが尋ねた。
「いや。大変だ。サランがジェイクにやられた。ケルベスも危うく逃れて帰ってきた。今から追っ手を差し向けるところだ。」ダービス公が言った。
「それならば私をお加えください。ジェイクは父の仇。この手で討ち果たします。」アメリアが言った。
「いや、それには及ばない。」ダービス公は慌てたように言った。
「そうです。ジェイクは何を思ったか、発狂して手が付けられぬ状態になっております。もう簡単に止められそうにありません。下手に近づくと思わぬケガをしますぞ。我が配下の手練れの者を送って静めます。」ケルベスが言った。
「いえ、私は行きます。たとえ止められたとしても。準備してまいります。」アメリアは部屋から出て行った。
「このままではアメリア様が本当のことを知るかもしれませんぞ。」ケルベスが言った。
「ふむ。消せ!構わぬ。もはや邪魔者でしかないからな。」ダービス公が言った。

 ジェイクは自分の屋敷に帰ってきた。そこは寂しくがらんとしていた。ジェイクが追われる身になって誰もいなくなっていた。
 ジェイクは屋敷に入ると、奥の間に飾られている剣を手に取った。これはタケロス家に伝わる剣だった。
(この剣で悪を正す!)ジェイクは剣を抜いて決心した。そして剣をしまうと、大きく息を吐いてそのまま王城に向かっていった。

 ようやくメアリーと老人が廃墟についた。メアリーはそこに右大腿を斬られて動けないでいるサランを見つけた。
「お兄さま!」メアリーは慌てて駆け寄った。
「大丈夫だ。」サランは言った。しかしその顔色は悪かった。右大腿の傷の痛みがうずいていた。
「斬られたようじゃな。」老人もそばに寄ってきた。サランはその老人にかすかに覚えがあった。
「ふむ。儂に任せなさい。」老人はそう言うと何やら口で呪文を唱えて右手をサランの右大腿に当てた。すると奇跡の様にサランの傷がふさがった。その様子をメアリーは目を見開いて驚いていた。
「これで大丈夫じゃ。傷は癒えておるはずじゃ。もう少しすれば動かせるようになる。」老人が言った。メアリーはその老人がただ者ではないことを知った。
「ジェイクはどうした?」老人が尋ねた。
「タケロス卿はダービス公の悪事を暴くため王城に乗り込むと言っておられた。止めたが聞いていただけなかった。」サランが言った。
「早まったことを・・・」老人はすっくと立ち上がった。
「あなたは一体、どういうお方なんですか?」不思議に思ったメアリーは老人に尋ねた。
「儂か?」老人はメアリーの耳に何かをささやいた。するとメアリーの顔に驚きの表情が浮かんだ。
「儂が行かねばならぬ。」老人はそのまま歩いて行ってしまった。

 ジェイクは王城の秘密の抜け道をいくつか知っていた。そこを通れば気付かれずに王城に入れるはずだった。
(掛かってくる者は倒してでもダービス公のところに向かう。)ジェイクは決意を固めていた。しかしその動きはケルベスによって知られていた。あらかじめすべての抜け穴を兵に監視させていたところ、ジェイクがその穴の中の一つを通って王城に侵入してきたことがわかった。ケルベスはすぐにダービス公に報告した。
「そうか。奴の方から来たか!それなら包囲して逃げられぬようにしろ。アメリアに始末をつけさせろ。そしてどっちが勝とうが2人とも殺してしまえ!」とダービス公が命令した。ケルベスはニヤリと不気味に笑いながら、部屋から出て行った。

 王城の正面には巨大な門が厳めしく建っていた。それは何人も断じて通さぬという荘厳な雰囲気を持っていた。その門の下では武装した兵たちが厳重に警備をしていた。老人がその門に近づいてきた。
「止まれ! どこへ行く!」兵が槍を突き出して問うた。老人はそれにひるむことなく、
「マルーテ女王様に会いに来た。通してもらうぞ。」と言った。
「お前のようなものが女王様にお会いできると思うのか!」兵は槍をさらに突き出してきて、追い払おうとした。
「時間がない。通るぞ!」老人は右手を振った。するとその兵は老人に近づくどころか、その場から動けなくなった。兵はなんとかその呪縛から逃れようするが、どうすることもできず、大声さえ上げられなかった。
 さらに老人は右手を振った。すると思い王城の門は重い音を立てて開いた。老人は王城に中に入っていった。
 王城の宮殿内は大騒ぎとなった。侵入者が堂々と門を破り、女王様のもとに向かっているというのだ。兵たちは大慌てで配置について侵入者に備えた。しかしその誰も老人を阻止できなかった。前に立ちふさがろうとした兵はすべて動けなくなってしまった。

「侵入者だと! 女王様が危ない!」執務室で侵入者のことを知らされたユーラス大臣は、思わず椅子を倒して立ち上がった。
「女王様をお守りしろ!」ユーラス大臣はそう命令すると、自らも壁にかけていた剣を手に取った。
「この命にかけても女王様をお守りする!」ユーラス大臣は自らに言い聞かせるように言うと、慌ただしく部屋を出て行った。

 老人は宮殿の廊下を歩いていた。まるで中を以前からよく知っているかのようだった。一歩一歩、女王の寝室に近づいていた。兵たちは相変わらず、老人に近づけなかった。遠巻きに槍を構えるだけで誰も槍を突き刺そうとしなかった。それを試みた者はすべて体が動けなくなったからだった。
 ユーラス大臣は兵たちとともに女王の寝室のドアの前に並んだ。すると向こうからみすぼらしい身なりの老人がゆっくりと近づいてきていた。弱々しく見える老人なのに誰一人、彼を止められなかった。やがて老人は女王の寝室の前に来た。
「何者だ! ここは女王様のいらっしゃる王城であるぞ! 立ち去れ!」ユーラス大臣は声を上げた。しかし老人は立ち止まってそこを動こうとしなかった。
「ここから先は通すわけにいかぬ。私の命にかえても!」ユーラス大臣は剣を構えて大声で言った。しかし老人はあわてもせず彼に微笑みかけながら、
「久しぶりじゃのう。ユーラス。」と声をかけた。
「なに!」その親し気な態度にユーラス大臣は戸惑いながらも、その老人をどこかで見たような気がしていた。彼は頭を巡らせて思い出そうとした。
(う・・・む? あっ!)やがてその老人のことを思い出して、目を見開いた。
「あ、あなた様は・・・」ユーラス大臣は驚きの声を上げた。
 
ジェイクは王城に入り込んで、宮殿に入ろうとしていた。しかし中庭を通った時、建物から多くの兵たちが出て来た。それはケルベスの私兵のようだった。
「しまった!もう見つかったか!」ジェイクは辺りを見渡した。するともうすでに兵は彼を包囲して、逃げられないようになっていた。
「ふっふっふ。よく来た。この反逆者め!」そこにダービス公が現れた。後ろにはケルベスが従っていた。
「ダービス!お前の陰謀は明らかになった。この場で何もかも白状するのだ!」ジェイクが言った。
「何を言うのだ!貴様が公爵を殺し、女王様に深手を負わせたのだ。ここで討ち取ってやる!」ダービス公が言った。
「待て!」そこにアメリアが駆けつけた。彼女は剣を持ち、殺気に目を光らせていた。
「この男は私の仇だ。私が斬る!手出し無用!」と言って飛び出してきた。そしてジェイクの前に立ち剣を構えた。
「父の仇!堂々と勝負しろ!」アメリアは叫んだ。
「待ってくれ!アメリア。仇は俺ではない。公爵を殺め、女王様に危害を加えたのはこのダービス公だ。」ジェイクはダービス公を指さした。その言葉に兵たちの間に動揺が走った。
「何を言い出す! 気でも狂ったか! 儂が女王様と公爵をと? 笑わせるな! 苦しい言い逃れをするな!」ダービス公が言った。
「アメリア、信じてくれ。俺は何もしていない。ダービスがやったのを見た者があるのだ。この目が嘘を言う者の目か!」ジェイクはアメリアを真剣な目で見て言った。その真剣なジェイクの言葉にアメリアの心は動いていた。それに呼応するかのようにアメリアの剣は少しずつ下がってきていた。
(らちがあかぬ。)ダービス公はケルベスに目で合図した。ケルベスはうなずくと、剣を抜いてゆっくりアメリアの背後から近づいた。
「アメリア! 危ない!」それに気づいたジェイクが声をかけた。しかしそれより前にケルベスの剣はアメリアの剣を叩き落とし、背後から締め上げてアメリアの首に剣を当てた。
「何をする!」アメリアが叫んだ。
「こうした方が早いわ!さあ、この娘の命が惜しかったら剣を捨てろ!」ダービスが言った。
「卑怯者め!」ジェイクは唸った。
「ふふふ。これで邪魔者は始末できる。これでこの国は儂の者だ。」ダービス公は不気味に笑った。
「ダービス! この世に正義がある限り、貴様は滅びるしかない!」ジェイクは言った。
「いや、それはどうかな? ジェイク。貴様の愛するアメリアは殺されてしまうぞ。さっさと剣を捨てろ!」ダービス公が言った。
「そうだ!早く捨てろ!」ケルベスはアメリアの首に当てた剣をさらに皮膚に食い込ませた。アメリアはおびえもせず、
「ジェイク。私は今、はっきりわかりました。あなたは無実だと・・・。私にかまわず、この反逆者を斬りなさい! 私はどうなっても構わない。喜んで死んでいくでしょう。」と言った。しかしジェイクは
「アメリア。君だけを失うことは考えられない。」と剣を投げ捨てた。
「どうして? 私はあなたを仇として狙っていた女ですよ。そんな女に・・・」とアメリアが言いかけた時、
「いや、君は今でも私の愛する人だ。これからもそうだ。だから君だけを死なせるわけにいかない。」ジェイクはそう言葉を挟んだ。
「そうか! 2人とも仲良く殺してやろう。」ケルベスが嘲るように言った。そこに、
「そうはいかんぞ!」大きな声が響き渡った。それは何か神々しい響きを持っていた。
「何者だ!」ダービス公が辺りを見渡した。すると宮殿から一人の老人が出て来た。みすぼらしい身なりだが、その姿には言い知れぬ威厳があった。
「ダービス! 貴様の悪事はすべて露見したぞ!」老人は言った。
「何を! 貴様は何者だ!」ダービス公が怒鳴った。
「公爵を殺害し、女王に危害を加え、その上、その罪をジェイクに着せようとした。すべてわかっておるぞ!」老人はダービスを指さした。
「何をたわけたことを! このくそじじいめ! かまわぬ。こいつを斬り捨てい!」ダービス公は兵たちに命じた。兵たちは槍を構えて老人に近づくが、老人はひるむ様子はなかった。すると
「待ちなさい!」と扉を開けて、なんとマルーテ女王も現れた。その後にはユーラス大臣と護衛の兵が続いて出て来た。意識がおぼろげで寝たきりのはずの女王が現れたことで、一同は息をのむほど驚いていた。
 女王は老人のそばに来て片膝をついて頭を下げた。そして立ちあがると皆の方を向いて、
「このお方は稀代の方術師、ハークレイ法師様です。無礼は許しません。」女王が言った。
「ハークレイ法師・・・どうしてここに・・・」ダービス公の驚愕の声が出た。
「あの老人がハークレイ法師様・・・」ジェイクもアメリアも目を見開いて驚いていた。
「ハークレイ法師様の方術のおかげで私は目覚めました。そしてはっきり思い出しました。ダービス! お前が宮殿に忍び込んで夫を殺した。そして私をも手にかけようとした。もしジェイクが来なかったら私も殺されていたところでした。」女王がダービス公を指さして言った。
「ダービス公。よくも我らをだましていたな。タケロス卿が犯人などと!」ユーラス大臣が言った。
「どうじゃ! 女王もこうおっしゃっておられる。もう言い逃れできんぞ! 観念せよ!」ハークレイ法師が言った。
「くそ!・・・だがもう遅い。女王が床についている間に、ここは儂が掌握した。貴様らなどこの世から抹殺してくれる。そしてわしがこの国の主になるのだ! まずはアメリアとジェイクを血祭りにあげてくれる! それ!」ダービス公が言った。
「王女様、死んでいただきます!」とケルベスがアメリアの首に当てた剣を突き刺そうとした。その時、
「ヒューン!」何かが飛んできてケルベスの右手に当たって剣を落とさせた。それはハークレイ法師の水晶玉だった。法師が方術を使って投げつけたのだった。
「今じゃ!」ハークレイ法師が言った。アメリアはケルベスの腕から逃れると地面で一回転して自分の剣を拾った。ジェイクもすぐに投げ捨てた剣に飛びついて起き上がると、正面で構えた。
「これでお前たちを成敗してくれる!」ジェイクが言った。
「おのれ!だがここには手練れの者たちが大勢いる。お前たちなど消すのは無理ないわ!いけ!」ダービス公が言った。するとケルベスの私兵が襲い掛かってきた。
 老人は呪文を唱えると、
「キリン! ビャッコ!」と呼んだ。すると2人の男が現れた。一人は燃えるような赤い服を着て身軽そうな男、もう一人は白い縞の服に背中に2本の剣を背負った男だった。
「向かってくる者を叩きのめしなさい!」老人が命じると、
「はっ!」2人の男は答えると、ケルベスの私兵に向かって行った。キリンは突き出された槍を避けて飛び上がると私兵の頭を蹴り上げ、また着地してからは周りの私兵を拳で殴っていった。ビャッコは背中の2本の剣を抜くと縦横無尽に動かして次々に平打ちしていった。
 ジェイクもアメリアも剣を振るった。私兵は次々に斬り倒されていった。
「おのれ!」ケルベスがジェイクに斬りかかってきた。ジェイクはその剣を受け止めた。
「ケルベス! 自らの罪の報いを受けよ!」ジェイクが言った。
「何を! 貴様を斬ってやるわ!」ケルベスは剣をさらに振り回した。

「父の仇!」アメリアはダービス公に向かっていった。彼を護衛する私兵はすでに彼女に倒されていた。ダービス公は剣を抜いて構えた。
「父を殺し、母に危害を加えたばかりか、ジェイクが犯人だと私をだますとは到底許せない!」アメリアは剣を振るった。その剣を軽々と受けた返したダービス公は、
「ふふふ。お前は純真でだまされやすかったからやりやすかったぞ。もう少しだったのにな。ばれたからにはこのまま死んでもらう!」ダービス公は剣を振り下ろした。
「うむっ!」アメリアは何とか剣で受け止めた。ダービス公の剣は鋭く、そして重かった。女のアメリアは苦戦していた。

 ケルベスはジェイクと火花が飛ぶような激しい戦いを繰り広げていた。だが私兵たちが次々にやられ、ダービス公までも剣を振るうことになっているのを見て、
(これでは不利だ。逃げてやる!)とケルベスは剣を引いて後ろを向いて逃げようとした。だが、
「私が相手だ!」傷の癒えたサランがその場に駆け付けてきた。メアリーも来ており、遠くで戦いを見守っていた。
「逃がさぬぞ!卑怯者め!」サランが剣を抜いてケルベスの前に立ちふさがった。
「くそっ!」ケルベスはサランに斬りかかってきた。サランは一旦、後ろに下がりながらも、そこから逃げようと焦るケルベスをすれ違う瞬間、身をかがめて胴斬りで斬り捨てた。
「ぐあーっ!」とケルベスは声を上げてそのまま倒れていった。

 アメリアはダービス公の剣を何とか受け止めていた。しかし腕力に差があり、アメリアは次第に追い詰められていた。そしてダービス公の剣がアメリアの剣を弾き飛ばした。
「これで終わりだ!死ね!」とダービス公が剣を大きく振り上げた。
「アメリア!」ジェイクが剣を投げ渡した。アメリアはそれを受け取ると、大きく振りかぶったダービス公の胸を一突きした。
「おのれ!」ダービス公は恐ろしい形相のまま倒れていった。

 戦いが終わった。アメリアとジェイクはそばに寄ってお互いを見つめ合った。
「あなたが仇でなくてよかった・・・やはり私はあなたを愛していました。」アメリアが言った。
「アメリア。君の誤解が解ける日が必ず来ると信じていた。」ジェイクが言った。そしてサラン、メアリーたちとともに女王たちの前に片膝をついて一礼をした。
「よく反逆者たちを倒しました。礼を言います。」女王が言った。
「よく仇を倒した。見事じゃ。」ハークレイ法師が言った。
「すべてハークレイ法師様のおかげです。ありがとうございます。」アメリアが言った。
「いや、すべて皆の力じゃ。」ハークレイ法師はジェイクとアメリアのそばに寄った。そしてジェイクとアメリアの手を取ると、それをしっかり握らせた。
「これでお互いの気持ちが分かったであろう。これからはこの手を絶対に放すでないぞ。2人でこの国をまとめるのじゃ。よいな。」ハークレイ法師が言った。
「はい。」ジェイクとアメリアはそう言って、顔を見合わせてお互いに恥ずかしそうに微笑んだ。
「女王よ。これで安心できますな。」ハークレイ法師が言った。
「おかげさまでこの国もまた栄えることができるでしょう。なんとお礼を申していいか・・・」女王が言った。
「いやいや、この老人もまた役に立ってうれしいのじゃ。儂はまた旅に出る。この地にまた来る時を楽しみにしている。」ハークレイ法師は微笑みながら言った。

 その後、オーガス国はますます栄えることになった。そこにはアメリア女王とその夫のタケロス公爵、そしてネスカ大臣と女官長のメアリーがいた。彼らはハークレイ法師の教えを守り、この国を豊かにしていった。そしてまたハークレイ法師が訪れる日を楽しみにしていた。
しおりを挟む

処理中です...