メカラス連邦諸国記
メカラス連邦は多数の王国からなる連合体である。その中枢には、人々が平和で豊かに暮らせるように王の任命権をもつ評議会があった。その評議会は有力な王や司祭、学者などで構成されるが、そこで大きな発言権を持つのは稀代の方術師、ハークレイ法師だった。彼は学識豊かで人徳があり人々から慕われていた。ただ姿をくらますことが多く、その行方はようとして知れなかった。
この平和で豊かにみえる連邦の国々も波風が立たないわけではない。今日もどこかの国で様々なことが巻き起こっていた・・・。オムニバス形式
この平和で豊かにみえる連邦の国々も波風が立たないわけではない。今日もどこかの国で様々なことが巻き起こっていた・・・。オムニバス形式
第1章 じゃじゃ馬王女の仇討 ーオーガス国ー
第2章 青磁の皿にかけた夢 ーユーゴス国ー
第3章 命を賭けた村の直訴 ーバイワン国ー
第4章 幸せを呼ぶ福踊り ーシオリ国ー
第5章 手紙がつなぐ母子の絆 ーカーエンスー
第6章 笑顔もたらすチョコレート ーカーギ国ー
第7章 父は巡検剣士 ーガオヤ村ー
第8章 引き裂かれた結婚 -キハヤ国ー
第9章 へつらう父の哀れな姿 ーヨースチン伯爵領ー
第10章 王様に似た男 ーアール国ー
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