妖言惑衆

奏琉

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壊れてしまえばいいなんて思いながらも、私にそんな勇気があるわけはなく。


また、いつもの様に塾へと向かった。


「こんにちわ」


家で、私の声に応えてくれる人は誰も居なかった。


けど。


『いらっしゃい、あいりちゃん。前回のテストの結果、ボードに書いてあるよ。』


塾に来れば大ちゃん先生こと大宮樹先生が暖かく迎えてくれる。


テストの結果が張り出されたようなので、それを見るためにボードへと向かう。


そこには先客がいたようだ。


真面目そうで、それでいて無表情な男の子。


「あっ!神童くん?神童結くんだよね!?」


こんなところで再会できるとは。


向こうも私に気がついたようだ。


『あぁ、昨日の。』



話し方や雰囲気が昨日とは違う気がする。


「また会えたら、教えてくれるって言ったよね!教えてくれるんでしょう?」


約束を取り付けなければもう二度と会えなくなるような気がした。


、、、焦ったせいか、食い気味に言ってしまい少し引かれた。


『わかった。教える、教えるから。2時に塾の外で。』


無事に約束を取り付けると、結はそそくさとさって行ってしまった。


、、、


結がさっていくのを見送り、改めてテストの結果を見ていく。


あった。


24位。


まぁ、上々だろう。


そのままさりげなく、1位の欄に目を向ける。


1位は神童結。


すごい人もいるもんだ、、、って。


「あいつ、すごい頭いいんだ、、、!?」


神社に迷い込んだ時よりも大きな驚き。


だが、このあと待ち合わせがあるのだ。


気を引き締めなくては。
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