11 / 15
。
しおりを挟む
そして、私達が入ったのは近くにあるファミレスだった。
「それで、何から聞きたい。」
何から、と言われてもわからないことがありすぎる。
とすると、まずはあの神社のことだろうか。
『あの神社は、あの場所は一体なんなの?』
一番気になっているところはまずそこだ。
「あの神社は狐神神社(キツネガミジンジャ)といって、狐神を祀る神社なんだ。本来は〈選ばれし者〉と〈契約を結んだもの〉のみが入れるはずなんだけど、、、」
そこで彼は言葉を止め、こちらをチラリと見た。
それはそうだろう。
私は契約を結んでいない。
『じゃあ、神童君が言っていた〈エン〉って言うのは狐神のことなの?』
エン、と切なげに呟いたあの悲しげな顔が忘れられない。
「そう、縁は狐神だ。だけど縁は人間。人々に進行され生まれた初代とは違う。縁はあそこにいるべきじゃないんだ。」
また、昨日のような悲痛な表情をした結に胸を痛めながら反芻するように口に出す。
『狐神で、、、人間。』
『じゃあ、なんで縁、、、さんはあそこに居るの?』
最初は好奇心だった。
だけど、聴けば聴くほど好奇心とは違った感情が湧き上がっていく。
「君には関係ない、、、と言いたいがここまで話してしまって今更そんなことも言えないね。君には心のうちを話したくなるような不思議な力があるみたい。」
そう言ってフッと笑った結に心奪われる。
そうして始まった話は、のうのうと生きてきた私には信じ難いような辛い物語だった。
「それで、何から聞きたい。」
何から、と言われてもわからないことがありすぎる。
とすると、まずはあの神社のことだろうか。
『あの神社は、あの場所は一体なんなの?』
一番気になっているところはまずそこだ。
「あの神社は狐神神社(キツネガミジンジャ)といって、狐神を祀る神社なんだ。本来は〈選ばれし者〉と〈契約を結んだもの〉のみが入れるはずなんだけど、、、」
そこで彼は言葉を止め、こちらをチラリと見た。
それはそうだろう。
私は契約を結んでいない。
『じゃあ、神童君が言っていた〈エン〉って言うのは狐神のことなの?』
エン、と切なげに呟いたあの悲しげな顔が忘れられない。
「そう、縁は狐神だ。だけど縁は人間。人々に進行され生まれた初代とは違う。縁はあそこにいるべきじゃないんだ。」
また、昨日のような悲痛な表情をした結に胸を痛めながら反芻するように口に出す。
『狐神で、、、人間。』
『じゃあ、なんで縁、、、さんはあそこに居るの?』
最初は好奇心だった。
だけど、聴けば聴くほど好奇心とは違った感情が湧き上がっていく。
「君には関係ない、、、と言いたいがここまで話してしまって今更そんなことも言えないね。君には心のうちを話したくなるような不思議な力があるみたい。」
そう言ってフッと笑った結に心奪われる。
そうして始まった話は、のうのうと生きてきた私には信じ難いような辛い物語だった。
0
あなたにおすすめの小説
ちゃんと忠告をしましたよ?
柚木ゆず
ファンタジー
ある日の、放課後のことでした。王立リザエンドワール学院に籍を置く私フィーナは、生徒会長を務められているジュリアルス侯爵令嬢アゼット様に呼び出されました。
「生徒会の仲間である貴方様に、婚約祝いをお渡したくてこうしておりますの」
アゼット様はそのように仰られていますが、そちらは嘘ですよね? 私は最愛の方に護っていただいているので、貴方様に悪意があると気付けるのですよ。
アゼット様。まだ間に合います。
今なら、引き返せますよ?
※現在体調の影響により、感想欄を一時的に閉じさせていただいております。
裏切者には神罰を
夜桜
恋愛
幸せな生活は途端に終わりを告げた。
辺境伯令嬢フィリス・クラインは毒殺、暗殺、撲殺、絞殺、刺殺――あらゆる方法で婚約者の伯爵ハンスから命を狙われた。
けれど、フィリスは全てをある能力で神回避していた。
あまりの殺意に復讐を決め、ハンスを逆に地獄へ送る。
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
聖女を追放した国は、私が祈らなくなった理由を最後まで知りませんでした
藤原遊
ファンタジー
この国では、人の悪意や欲望、嘘が積み重なると
土地を蝕む邪気となって現れる。
それを祈りによって浄化してきたのが、聖女である私だった。
派手な奇跡は起こらない。
けれど、私が祈るたびに国は荒廃を免れてきた。
――その役目を、誰一人として理解しないまま。
奇跡が少なくなった。
役に立たない聖女はいらない。
そう言われ、私は静かに国を追放された。
もう、祈る理由はない。
邪気を生み出す原因に目を向けず、
後始末だけを押し付ける国を守る理由も。
聖女がいなくなった国で、
少しずつ異変が起こり始める。
けれど彼らは、最後まで気づかなかった。
私がなぜ祈らなくなったのかを。
思いを込めてあなたに贈る
あんど もあ
ファンタジー
ファナの母が亡くなった二ヶ月後に、父は新しい妻とその妻との間に生まれた赤ん坊を家に連れて来た。義母は、お前はもうこの家の後継者では無いと母から受け継いだ家宝のネックレスを奪うが、そのネックレスは……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる