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第1章 異世界召喚
人間の村
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リットを肩に乗せたまま案内してもらい、神殿の外に出た。
昨日から着替えてないから白いドレスに裸足のままだけど、ちょうどいい気温だわ。
あ、チウ様のところにスーツケースそのままにしてきちゃった。
まあどうせパジャマや化粧道具くらいしか入ってないし、今は使えなかったけど。
ここまでは少し大きいけれどテレビやペットショップで見たことのある生き物ばかりと出会っていたから、元の世界とそんなに変わらないのかと思っていたけど、甘かったわね。
目に見えている植物の規格が明らかにおかしいわ。
私は異世界というものをなめていたようね。
丘のすそ野には丘よりも背の高い大きな木が立ち並び、葉で太陽の光が遮られて薄暗い。
遠くにあるのに手前の木よりも明らかに大きく見えている木が奥の方にあり、手前の木はそこまで大きくはないものの、成っている赤い実もサッカーボールよりも少し大きい。
「これは林檎の木だよ。僕たちの好物で、いつも頼んで実を分けてもらうんだ」
え?これって林檎の木なの?じゃああの赤い実は林檎?
「頼んで実を分けてもらうってどういうこと?」
言われた意味が分からなくて聞いてみると、リットは林檎の木を見上げた。
「こんにちは!林檎をひとつ分けて欲しいんだけど、美味しそうなのはないかな~?」
リットが大きな声で話しかけると、実が1つ目の前に落ちてきた。
「ありがとう!あとでみんなで拾いにくるからね~!」
すぐ近くに落ちてきた巨大なりんごのおかげで腰を抜かしそうになったが、リットがお礼を言うと、風もないのに葉が擦れる音がした。
「こういう大きな実をつける木には木の精が宿っているから、頼んだら実を分けてもらえるんだ。
いつも食べた後にちゃんと種を植えるから、快く分けてくれるんだ。
巫女も食べてみなよ」
どうやって食べたらいいのかわからなかったが、リットが林檎に飛び乗ってそのまま齧り出したので、私もそのまま食べてみた。
林檎が大きすぎてかなり大きな口を開けることになったが、なんとか齧ることができた。
その林檎は元の世界で食べていた林檎よりも甘く、香りも元の世界の林檎以上だった。
この実1つで普通のハムスターサイズのリットならかなり長く持ちそうだが、まわりに同じような林檎の木がたくさんある中、この木だけでも数えきれないほどたくさんの林檎がなっていた。
「でもこの林檎、本当においしいわ。私こんなにおいしい林檎食べたの初めてよ。
それよりその巫女っていうのはやめてほしいかな。できればリセって呼んで。」
「リセ…ね、わかった。
この木はね、木の精の力でとても美味しい実がなるんだ。
また食べたくなったらリセも頼んでみるといい。
そろそろ行こうか。この林檎は神殿のみんなが運んでくれるから放っておいても大丈夫」
そういうとまた私の肩に登って案内を再開してくれた。
積み重なった落ち葉をざくざく踏みしめながら少し歩くと、林檎の木の数倍はあろうかと思える大きな木が乱立する場所に出た。
木の形状と、生っているどんぐりの形状を見るとナラの木に見えるが、そのどんぐりも前の世界の50倍はありそうな大きさだ。
更に進んだところには元の世界でも見たことのない、小さ目の一軒家が丸ごと収まりそうな太さの木が乱立していた。
木と木の間に、3メートルほどの長さの木の葉が地面に突き刺さって円を描くようになっているところがいくつかあった。
まるで木の葉が直接地面から生えてきたみたいだ。
「着いたよ、ここが村」
リットに言われて辺りを見回してみたが、突き刺さった葉っぱの他には見当たらない。
どうしよう、何も見えないわ。
人には見えない結界が張られているという、エルフの隠れ里のような村なのかしら。
それとも心が綺麗な人にしか見えないという妖精と同じパターン?
キョロキョロしてなんとか村を見つけようとしていると、リットが髪の毛をツンツン引っ張ってきた。
「たぶん村人はあそこで祈りを捧げているんだと思うよ。
最近は村人総出で一日中祈り続けているんだ」
リットの腕が指した方を見てみると、木の葉が一際幅広く突き刺さっているところがある。
もしかしてこれって家か?
人間がこんな場所に住んでるの?
これが塀だとしても、ただの葉っぱよね。
少しもたれかかっただけで壊れてしまうと思うんだけど。
リットの指す方に歩いていくと、刺さった木の葉の隙間にぎりぎり人が通れそうな隙間があり、木の葉を倒さないようにそっと中に入ってみた。
中にはところどころ腐っていて崩れかけの廃屋にしか見えない、木でできた小さな背の低い小屋があった。
崩れたところから少し中が見えたが、こちらに背を向けるようにして、子供たちが膝をついて両手を合わせ、拝むような姿勢をとっていた。
本当に人がいる……。
私には合掌して拝んでいるように見えるけど、あれがここでは祈りの姿勢なんでしょうね。
ここからだと子供しか見えないけど、奥の方に大人がいるのかしら?
もう少し近づいてみよう。
小屋の崩れたところに近づいていくと、中には50人ほどの子供が祈っているのが見えた。
大人の姿はどこにも見えず、一番奥に置かれている祭壇であろう台座に大きな林檎がお供え物のように置かれていた。
あれ?子供だけ?大人はいないのかな?
できれば大人と話したいんだけどな。
更によく見ようと近づくと、落ち葉を踏む音が聞こえたのか、後ろの方で祈る子供たちが驚いたように振り向いた。
私を見ると驚いたような顔をして、何か呟く声が聞こえた。
「巫女さまだ!白い変わった着物に大きな体、昔じいさんに教えてもらった昔話の通りだ!」
1人がそう言うと、その場にいた全員が振り返り、私を見た途端興奮したようにしゃべり始めた。
「本当だわ!あれは間違いなく巫女様よ!白い着物がキラキラ輝いているもの!」
キラキラって……ドレスについてるただのラメなんですけど……。
「林檎だ!誰か早くあの林檎を巫女様にお渡しするんだ!」
「ワシらの祈りがようやく通じたのじゃ」
ちょっと待って、何この人たち!?
私の姿を見た途端泣き出してる人もいるんだけど、なんなのこの雰囲気。
歓迎されてるっぽいけどいろんな意味で怖い!
まずこの人たち、身長は120センチくらいしかないのに明らかに顔つきが大人なんですけど!
ところどころにひげが生えてる人どころか白髪の人や顔に大きな傷がある人とかいるけど、一番奥の真ん中の人なんて白髪に白ひげでモロにお爺さんじゃない!
何これ?もしかしてこの世界の人間の標準サイズがこれなの?
子供サイズの渋いオジサマなんてもう不気味としか言えないんですけど!
うわぁぞろぞろと小屋から出てきた……
怖い。逃げようかな。今ならまだなんとか逃げられるんじゃないかしら。
怯えて逃げる算段をつけていると、先ほど一番奥にいた白髪と白いひげを地面まで伸ばしたお爺さんが人をかき分けて私の前まで進み出てきた。
「巫女様、ようこそおいでくださいました。ワシはこの村の村長のトビコと申しますじゃ。
これでようやく我々の生活も安泰だと思うと、祈りを捧げた甲斐があります」
トビコはそういうと、号泣しながら私を拝み始めた。
昨日から着替えてないから白いドレスに裸足のままだけど、ちょうどいい気温だわ。
あ、チウ様のところにスーツケースそのままにしてきちゃった。
まあどうせパジャマや化粧道具くらいしか入ってないし、今は使えなかったけど。
ここまでは少し大きいけれどテレビやペットショップで見たことのある生き物ばかりと出会っていたから、元の世界とそんなに変わらないのかと思っていたけど、甘かったわね。
目に見えている植物の規格が明らかにおかしいわ。
私は異世界というものをなめていたようね。
丘のすそ野には丘よりも背の高い大きな木が立ち並び、葉で太陽の光が遮られて薄暗い。
遠くにあるのに手前の木よりも明らかに大きく見えている木が奥の方にあり、手前の木はそこまで大きくはないものの、成っている赤い実もサッカーボールよりも少し大きい。
「これは林檎の木だよ。僕たちの好物で、いつも頼んで実を分けてもらうんだ」
え?これって林檎の木なの?じゃああの赤い実は林檎?
「頼んで実を分けてもらうってどういうこと?」
言われた意味が分からなくて聞いてみると、リットは林檎の木を見上げた。
「こんにちは!林檎をひとつ分けて欲しいんだけど、美味しそうなのはないかな~?」
リットが大きな声で話しかけると、実が1つ目の前に落ちてきた。
「ありがとう!あとでみんなで拾いにくるからね~!」
すぐ近くに落ちてきた巨大なりんごのおかげで腰を抜かしそうになったが、リットがお礼を言うと、風もないのに葉が擦れる音がした。
「こういう大きな実をつける木には木の精が宿っているから、頼んだら実を分けてもらえるんだ。
いつも食べた後にちゃんと種を植えるから、快く分けてくれるんだ。
巫女も食べてみなよ」
どうやって食べたらいいのかわからなかったが、リットが林檎に飛び乗ってそのまま齧り出したので、私もそのまま食べてみた。
林檎が大きすぎてかなり大きな口を開けることになったが、なんとか齧ることができた。
その林檎は元の世界で食べていた林檎よりも甘く、香りも元の世界の林檎以上だった。
この実1つで普通のハムスターサイズのリットならかなり長く持ちそうだが、まわりに同じような林檎の木がたくさんある中、この木だけでも数えきれないほどたくさんの林檎がなっていた。
「でもこの林檎、本当においしいわ。私こんなにおいしい林檎食べたの初めてよ。
それよりその巫女っていうのはやめてほしいかな。できればリセって呼んで。」
「リセ…ね、わかった。
この木はね、木の精の力でとても美味しい実がなるんだ。
また食べたくなったらリセも頼んでみるといい。
そろそろ行こうか。この林檎は神殿のみんなが運んでくれるから放っておいても大丈夫」
そういうとまた私の肩に登って案内を再開してくれた。
積み重なった落ち葉をざくざく踏みしめながら少し歩くと、林檎の木の数倍はあろうかと思える大きな木が乱立する場所に出た。
木の形状と、生っているどんぐりの形状を見るとナラの木に見えるが、そのどんぐりも前の世界の50倍はありそうな大きさだ。
更に進んだところには元の世界でも見たことのない、小さ目の一軒家が丸ごと収まりそうな太さの木が乱立していた。
木と木の間に、3メートルほどの長さの木の葉が地面に突き刺さって円を描くようになっているところがいくつかあった。
まるで木の葉が直接地面から生えてきたみたいだ。
「着いたよ、ここが村」
リットに言われて辺りを見回してみたが、突き刺さった葉っぱの他には見当たらない。
どうしよう、何も見えないわ。
人には見えない結界が張られているという、エルフの隠れ里のような村なのかしら。
それとも心が綺麗な人にしか見えないという妖精と同じパターン?
キョロキョロしてなんとか村を見つけようとしていると、リットが髪の毛をツンツン引っ張ってきた。
「たぶん村人はあそこで祈りを捧げているんだと思うよ。
最近は村人総出で一日中祈り続けているんだ」
リットの腕が指した方を見てみると、木の葉が一際幅広く突き刺さっているところがある。
もしかしてこれって家か?
人間がこんな場所に住んでるの?
これが塀だとしても、ただの葉っぱよね。
少しもたれかかっただけで壊れてしまうと思うんだけど。
リットの指す方に歩いていくと、刺さった木の葉の隙間にぎりぎり人が通れそうな隙間があり、木の葉を倒さないようにそっと中に入ってみた。
中にはところどころ腐っていて崩れかけの廃屋にしか見えない、木でできた小さな背の低い小屋があった。
崩れたところから少し中が見えたが、こちらに背を向けるようにして、子供たちが膝をついて両手を合わせ、拝むような姿勢をとっていた。
本当に人がいる……。
私には合掌して拝んでいるように見えるけど、あれがここでは祈りの姿勢なんでしょうね。
ここからだと子供しか見えないけど、奥の方に大人がいるのかしら?
もう少し近づいてみよう。
小屋の崩れたところに近づいていくと、中には50人ほどの子供が祈っているのが見えた。
大人の姿はどこにも見えず、一番奥に置かれている祭壇であろう台座に大きな林檎がお供え物のように置かれていた。
あれ?子供だけ?大人はいないのかな?
できれば大人と話したいんだけどな。
更によく見ようと近づくと、落ち葉を踏む音が聞こえたのか、後ろの方で祈る子供たちが驚いたように振り向いた。
私を見ると驚いたような顔をして、何か呟く声が聞こえた。
「巫女さまだ!白い変わった着物に大きな体、昔じいさんに教えてもらった昔話の通りだ!」
1人がそう言うと、その場にいた全員が振り返り、私を見た途端興奮したようにしゃべり始めた。
「本当だわ!あれは間違いなく巫女様よ!白い着物がキラキラ輝いているもの!」
キラキラって……ドレスについてるただのラメなんですけど……。
「林檎だ!誰か早くあの林檎を巫女様にお渡しするんだ!」
「ワシらの祈りがようやく通じたのじゃ」
ちょっと待って、何この人たち!?
私の姿を見た途端泣き出してる人もいるんだけど、なんなのこの雰囲気。
歓迎されてるっぽいけどいろんな意味で怖い!
まずこの人たち、身長は120センチくらいしかないのに明らかに顔つきが大人なんですけど!
ところどころにひげが生えてる人どころか白髪の人や顔に大きな傷がある人とかいるけど、一番奥の真ん中の人なんて白髪に白ひげでモロにお爺さんじゃない!
何これ?もしかしてこの世界の人間の標準サイズがこれなの?
子供サイズの渋いオジサマなんてもう不気味としか言えないんですけど!
うわぁぞろぞろと小屋から出てきた……
怖い。逃げようかな。今ならまだなんとか逃げられるんじゃないかしら。
怯えて逃げる算段をつけていると、先ほど一番奥にいた白髪と白いひげを地面まで伸ばしたお爺さんが人をかき分けて私の前まで進み出てきた。
「巫女様、ようこそおいでくださいました。ワシはこの村の村長のトビコと申しますじゃ。
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