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第1章 異世界召喚
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「きなこと茶太郎は帰れないってどういうことですか?」
「ユーが帰るのも現実的には無理ダヨ!
きなこチャンと茶太郎クンが帰れないのは、既にこの世界の食べ物を食べてしまったからダヨ!」
そう言われて茶太郎くんを見ると、目を丸くして驚いた後、きなこの顔を見て絶望を絵に書いたような顔をした。
その世界の食べ物を食べると帰れなくなるってパターンはよく聞くけど、そういうこと?
あれ、でも……。
「茶太郎くんは元々この世界の住人なんでしょ?
なのに私の世界に来たんだから、こちらの世界の食べ物を食べても帰る方法はあるってことじゃないんですか?」
茶太郎くんは数か月間私の家で生活していた。
ってことは食べ物とか関係ないんじゃないの?
「普通は無理だけどウラノア様ならできるんダヨネ!
ちなみにユーが帰るためには神力が必要だけど、今のユーは神力なんて無いに等しいから鍛えるにしても何年もかかるはずダヨ!!」
なるほど。ということはウラノアさんに頼まないといけないのかしら。
「次にウラノアさんがここにくるとしたらいつ頃の可能性が高いですか?」
「ウラノア様が来れるのは3つの満月が揃う日だけだから、次は3か月後くらいダヨ!」
3つの満月?この世界には月が3つもあるの?
まぁ異世界ってそういうものなのかな。
「じゃあ今までの話をまとめると、私は上位神であるウラノアさんに目を付けられて巫女として勝手に召喚された。
この世界でしなければいけないことは特にないけれど、皆で元の世界に帰るには3か月後にウラノアさんがここに来るのを待って帰らせてほしいと頼まないといけない。
ってことで間違ってませんか?」
言ってて思ったけど、これってウラノアさんが来るまで私は帰れないわけで、向こうの世界の仕事とかどうすればいいんだろう。
「反応薄いし、全然話を聞いてないように見えて、実はちゃんと聞いてるんだネ!
ユーの理解力にまたしてもミーはビックリだけど、それって要は無視してるってことダヨネ!!
ミーは無視なんて初めてされたから変な汗が出てきたヨ!
あと、向こうの世界のことだけど、召喚されたユーは存在ごとこちらに来てるから心配するようなことはないハズだヨ!!」
「どういう意味ですか?」
なんとか元の世界と連絡だけでも取れないかと考えていたけど、存在ごとっていうのがよくわからない。
「そういうトコだヨネ!
今の無視は流石に傷つくヨ!!
存在ごとっていうのはそのままの意味ダヨネ!
家族も友達も誰もユーを覚えてないし、ユーが元の世界にいた痕跡はどこにも残ってないはずダヨ!!」
わお便利。
ということは焦ってお店に連絡を入れなくてもいいのね。
連絡いれても私の事忘れてるなら意味ないし。
どうせ親はもういないし、頻繁に会うような友達もいなかったし、あれ?もしかするとウラノアさんを待つだけで解決する感じじゃない?
「さっき人間がいるって言ってましたけど、この近くに住んでるんですか?」
もし人間がいるなら、そこでどうにか2か月くらいなら過ごせたりしないかしら。
さすがに神殿で寝泊まりってなんか罰当たりそうじゃない。
まぁこのチンチラとウラノアさんが神っていうなら大丈夫そうだけど。
「 ミーはだんだんユーがどういう人間なのか掴めてきたヨネ!
人間はこの神殿から出て少し行ったところに村を作って住んでるよ!
案内してあげたいけどミーはこの部屋から出られないからチッチに頼むといいヨ!」
私たちの会話に飽きていたのか、ウトウトしていたチッチは、急に名前を呼ばれて文字通り飛び上がった。
「チウ様!私は人間は嫌いです!あいつらのせいでチウ様が……」
悔しそうにそう言うと、俯くチッチ。
「そうだったヨ!チッチは人間が嫌いだったヨネ!
じゃあモールに頼むといいヨ!」
モール……?
あぁ、最初に王様のところに案内してくれたモルモットね。
確かさっき王様にかじり木をねだってたから、まだあそこにいるかもしれない。
「ではモールを探して人間の村に行ってみます」
「そうするといいヨ!
遠慮のないユーには言うまでもなさそうだけど、なにかあればいつでもここに来てもいいからネ!」
私の隣で寝ていたきなこを起こして抱きかかえると、扉の方に向かった。
茶太郎くんは後ろからついてきたが、チッチはこの場に留まるようだ。
一度振り向いてチウに会釈した後、来た道を戻って王様のところに向かった。
王様がいた部屋に戻るとそこに王様はおらず、30センチくらいのネズミがたくさんいた。
ハムスターにしか見えないが大きすぎる気がする。
王様は普通のチンチラサイズだったのに、ほかのネズミは私が知っているサイズよりもかなり大きい。
ハムスターたちは私に気付くと、何匹かが近寄ってきた。
「巫女さま?」
「巫女さまだ」
「巫女さま大きい」
「巫女さま大きいね」
「きなこもいるよ」
「きなこもいるね」
「茶太郎怖い」
「茶太郎怖いね」
ハムスターたちは口々に話しかけてきた。
茶太郎くんが怖い?こんなに愛くるしいのに、カワウソってネズミの天敵だったかしら。
「初めまして、私はリセ。モールって子を探しているんだけど、どこにいるか知ってる?」
しゃがんでハムスターたちにそう問いかけると、一匹のハムスターが前に出てきた。
「ボク知ってるよ。モールは王様のとこにいるよ。ボク案内できるよ」
私が知っているハムスターと同じサイズで、他のハムスターたちより流暢に話すその子に、モールのところに案内してもらうことにした。
そのハムスターを肩に乗せ、王様がいた台座の後ろ側にあるやたらと大きい通路を進み、中庭のような開けた場所に案内してくれた。
抱っこしていたきなこが身をよじるのでおろしてやると、奥の方に走って行こうとした。
茶太郎くんはそれを見ると慌てて後を追い、きなこの尻尾を引っ張って制止していた。
奥の方を覗いてみると、砂場に囲まれた大きめの池があり、王様が池から顔を出して気持ちよさそうに寝ていた。
3メートルはあろうかという巨大な王様が入ってもまだ若干余裕がある池なので、かなり広めの深い池のなのだろう。
「モールはあそこにいるけど、たぶん今は寝てると思う。
村に行くんでしょ?ボクが案内してもいいよ?」
どうしてこの子は私が村に行くって知ってるのかしら。
……モールが寝てるなら起こすのも可哀想だし、この子が案内してくれるなら別にいいか。
この子可愛いし。
「じゃあお願いできるかしら。あなたの名前は?」
「うんいいよ。ボクはリット。チウ様の眷属なんだ」
「リットくんね。その眷属って何?」
茶太郎くんは必死なんだろうけど、きなことじゃれているようにしか見えない光景に頬を緩ませながら聞いてみた。
「この世界にはたくさんの神がいて、そのそれぞれに1体の眷属がいるんだ。
もし神様がいなくなってしまった時は、その眷属が次の神になる。
だから僕はチウ様の後継者ってことだよ。
まあ普段はお遣いくらいしかしてないけど」
「なるほど。リットくんならしっかりしてるし、安心して案内を頼めるわ」
そういうとリットは小さな手で顔を洗うような仕草をした。
きなこと茶太郎くんのそばにいってしゃがみこむ。
「ねえ、あなたたち。ママは今から人間のいる村に行くんだけど、あなたたちはどうする?
どんな人たちがいるか分からないから、できればあなたたちにここでお留守番をしていてほしいのだけどどうかな?」
奥の池に行こうとしていたきなこがこちらを振り返り、茶太郎くんはまだ不安げにきなこの尻尾を持ったままこちらに顔を向けた。
「きなこお留守番できるよ!」
「俺はリセ様に従います」
きなこはいいとして、茶太郎くんは元気がないのが心配ね。
さっき護衛をやめてもいいって言ったらショックを受けてたから、一緒にいたいと思ってくれてるのかもしれない。
「茶太郎くん、さっきはリセって呼んでくれたんだから、様なんてつけなくてもいいのよ。
あなたには私の代わりにきなこをここで守っててもらいたいんだけど、お願いできるかしら?」
私がそういうと、目を丸くして嬉しそうに何度も頷き、きなこの尻尾を放して私の方に近づこうとした。
その隙にきなこが池に向かって走り出し、それに気づいた茶太郎くんは小さく会釈してきなこを追いかけていった。
「ユーが帰るのも現実的には無理ダヨ!
きなこチャンと茶太郎クンが帰れないのは、既にこの世界の食べ物を食べてしまったからダヨ!」
そう言われて茶太郎くんを見ると、目を丸くして驚いた後、きなこの顔を見て絶望を絵に書いたような顔をした。
その世界の食べ物を食べると帰れなくなるってパターンはよく聞くけど、そういうこと?
あれ、でも……。
「茶太郎くんは元々この世界の住人なんでしょ?
なのに私の世界に来たんだから、こちらの世界の食べ物を食べても帰る方法はあるってことじゃないんですか?」
茶太郎くんは数か月間私の家で生活していた。
ってことは食べ物とか関係ないんじゃないの?
「普通は無理だけどウラノア様ならできるんダヨネ!
ちなみにユーが帰るためには神力が必要だけど、今のユーは神力なんて無いに等しいから鍛えるにしても何年もかかるはずダヨ!!」
なるほど。ということはウラノアさんに頼まないといけないのかしら。
「次にウラノアさんがここにくるとしたらいつ頃の可能性が高いですか?」
「ウラノア様が来れるのは3つの満月が揃う日だけだから、次は3か月後くらいダヨ!」
3つの満月?この世界には月が3つもあるの?
まぁ異世界ってそういうものなのかな。
「じゃあ今までの話をまとめると、私は上位神であるウラノアさんに目を付けられて巫女として勝手に召喚された。
この世界でしなければいけないことは特にないけれど、皆で元の世界に帰るには3か月後にウラノアさんがここに来るのを待って帰らせてほしいと頼まないといけない。
ってことで間違ってませんか?」
言ってて思ったけど、これってウラノアさんが来るまで私は帰れないわけで、向こうの世界の仕事とかどうすればいいんだろう。
「反応薄いし、全然話を聞いてないように見えて、実はちゃんと聞いてるんだネ!
ユーの理解力にまたしてもミーはビックリだけど、それって要は無視してるってことダヨネ!!
ミーは無視なんて初めてされたから変な汗が出てきたヨ!
あと、向こうの世界のことだけど、召喚されたユーは存在ごとこちらに来てるから心配するようなことはないハズだヨ!!」
「どういう意味ですか?」
なんとか元の世界と連絡だけでも取れないかと考えていたけど、存在ごとっていうのがよくわからない。
「そういうトコだヨネ!
今の無視は流石に傷つくヨ!!
存在ごとっていうのはそのままの意味ダヨネ!
家族も友達も誰もユーを覚えてないし、ユーが元の世界にいた痕跡はどこにも残ってないはずダヨ!!」
わお便利。
ということは焦ってお店に連絡を入れなくてもいいのね。
連絡いれても私の事忘れてるなら意味ないし。
どうせ親はもういないし、頻繁に会うような友達もいなかったし、あれ?もしかするとウラノアさんを待つだけで解決する感じじゃない?
「さっき人間がいるって言ってましたけど、この近くに住んでるんですか?」
もし人間がいるなら、そこでどうにか2か月くらいなら過ごせたりしないかしら。
さすがに神殿で寝泊まりってなんか罰当たりそうじゃない。
まぁこのチンチラとウラノアさんが神っていうなら大丈夫そうだけど。
「 ミーはだんだんユーがどういう人間なのか掴めてきたヨネ!
人間はこの神殿から出て少し行ったところに村を作って住んでるよ!
案内してあげたいけどミーはこの部屋から出られないからチッチに頼むといいヨ!」
私たちの会話に飽きていたのか、ウトウトしていたチッチは、急に名前を呼ばれて文字通り飛び上がった。
「チウ様!私は人間は嫌いです!あいつらのせいでチウ様が……」
悔しそうにそう言うと、俯くチッチ。
「そうだったヨ!チッチは人間が嫌いだったヨネ!
じゃあモールに頼むといいヨ!」
モール……?
あぁ、最初に王様のところに案内してくれたモルモットね。
確かさっき王様にかじり木をねだってたから、まだあそこにいるかもしれない。
「ではモールを探して人間の村に行ってみます」
「そうするといいヨ!
遠慮のないユーには言うまでもなさそうだけど、なにかあればいつでもここに来てもいいからネ!」
私の隣で寝ていたきなこを起こして抱きかかえると、扉の方に向かった。
茶太郎くんは後ろからついてきたが、チッチはこの場に留まるようだ。
一度振り向いてチウに会釈した後、来た道を戻って王様のところに向かった。
王様がいた部屋に戻るとそこに王様はおらず、30センチくらいのネズミがたくさんいた。
ハムスターにしか見えないが大きすぎる気がする。
王様は普通のチンチラサイズだったのに、ほかのネズミは私が知っているサイズよりもかなり大きい。
ハムスターたちは私に気付くと、何匹かが近寄ってきた。
「巫女さま?」
「巫女さまだ」
「巫女さま大きい」
「巫女さま大きいね」
「きなこもいるよ」
「きなこもいるね」
「茶太郎怖い」
「茶太郎怖いね」
ハムスターたちは口々に話しかけてきた。
茶太郎くんが怖い?こんなに愛くるしいのに、カワウソってネズミの天敵だったかしら。
「初めまして、私はリセ。モールって子を探しているんだけど、どこにいるか知ってる?」
しゃがんでハムスターたちにそう問いかけると、一匹のハムスターが前に出てきた。
「ボク知ってるよ。モールは王様のとこにいるよ。ボク案内できるよ」
私が知っているハムスターと同じサイズで、他のハムスターたちより流暢に話すその子に、モールのところに案内してもらうことにした。
そのハムスターを肩に乗せ、王様がいた台座の後ろ側にあるやたらと大きい通路を進み、中庭のような開けた場所に案内してくれた。
抱っこしていたきなこが身をよじるのでおろしてやると、奥の方に走って行こうとした。
茶太郎くんはそれを見ると慌てて後を追い、きなこの尻尾を引っ張って制止していた。
奥の方を覗いてみると、砂場に囲まれた大きめの池があり、王様が池から顔を出して気持ちよさそうに寝ていた。
3メートルはあろうかという巨大な王様が入ってもまだ若干余裕がある池なので、かなり広めの深い池のなのだろう。
「モールはあそこにいるけど、たぶん今は寝てると思う。
村に行くんでしょ?ボクが案内してもいいよ?」
どうしてこの子は私が村に行くって知ってるのかしら。
……モールが寝てるなら起こすのも可哀想だし、この子が案内してくれるなら別にいいか。
この子可愛いし。
「じゃあお願いできるかしら。あなたの名前は?」
「うんいいよ。ボクはリット。チウ様の眷属なんだ」
「リットくんね。その眷属って何?」
茶太郎くんは必死なんだろうけど、きなことじゃれているようにしか見えない光景に頬を緩ませながら聞いてみた。
「この世界にはたくさんの神がいて、そのそれぞれに1体の眷属がいるんだ。
もし神様がいなくなってしまった時は、その眷属が次の神になる。
だから僕はチウ様の後継者ってことだよ。
まあ普段はお遣いくらいしかしてないけど」
「なるほど。リットくんならしっかりしてるし、安心して案内を頼めるわ」
そういうとリットは小さな手で顔を洗うような仕草をした。
きなこと茶太郎くんのそばにいってしゃがみこむ。
「ねえ、あなたたち。ママは今から人間のいる村に行くんだけど、あなたたちはどうする?
どんな人たちがいるか分からないから、できればあなたたちにここでお留守番をしていてほしいのだけどどうかな?」
奥の池に行こうとしていたきなこがこちらを振り返り、茶太郎くんはまだ不安げにきなこの尻尾を持ったままこちらに顔を向けた。
「きなこお留守番できるよ!」
「俺はリセ様に従います」
きなこはいいとして、茶太郎くんは元気がないのが心配ね。
さっき護衛をやめてもいいって言ったらショックを受けてたから、一緒にいたいと思ってくれてるのかもしれない。
「茶太郎くん、さっきはリセって呼んでくれたんだから、様なんてつけなくてもいいのよ。
あなたには私の代わりにきなこをここで守っててもらいたいんだけど、お願いできるかしら?」
私がそういうと、目を丸くして嬉しそうに何度も頷き、きなこの尻尾を放して私の方に近づこうとした。
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