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ルカとチカととおる
5.お水
しおりを挟むあたちのおうちでは、つい最近お水のお皿が変わったの。
いままではね、あたちのお皿と、ボスのお皿が用意されていて、朝になると冷たくて美味しいお水に変わるの。
だから朝にいっぱい飲んでたんだけどね。
お皿がね、お水が流れるお皿に変わったの。
いままで置いてあったお皿がなくなって、そのお皿がひとつになったの。
コボコボいってて最初はすごく怖かった。
当然のようにボスは近づかないわ。
ボスは、自分が絶対のルール。
自ら危険を顧みず、探索するなんて、まずありえないわ。
しょうがないわね。
あたちが調べてきてあげようじゃないの。
って息巻いて来たのはいいけど、やっぱりこわーーーーーーーい。
やだ!やだ!!
なんでいつものお皿ないの。
なにこのコボコボいうお皿は、、、
「ルカ、今日からお水はそこから飲んでね。冷たくて綺麗なお水がいつでも飲めるよ。」
とおる、何をいってるのかしら。
あたちはいつものお皿でお水が飲みたいの。
このコボコボするのは何なの!!!
「ルカ、大丈夫だよ。ほら、まずはおててで触ってみようか。」
あたちは、とおるに抱っこされて、あんよをコボコボの中に入れられた。
やだーーーーーーーーーーーー
勢いよくとおるの腕の中から抜け出して、ボスの元へ。
でもボスは、我関せずであたちのこと全然心配してくれない。
ひどいよっ!
あれっ?
でも、いまあんよ冷たかったな。
それにこれお水?
コボコボはお水の音なのか。
ちょっとだけ、
ちょっとだけ、もう一回見に行ってみようかな。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
トコトコ トコトコ トコトコ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
コボコボの前にはとおるが座ってる。
あたちはとおるに隠れるようにして、コボコボを見にいったわ。
おはなを少しつけてみると、いつもとはちょっと違うお水の匂い。
でもこれはお水だわ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ペロペロ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
勇気を出して、少し飲んでみたら、冷たくてすごく美味しかった。
わーーーーーー!!!
ナニコレ!!
すごく美味しいわ。
もっと、もっと飲みたいわ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ゴクゴク ゴクゴク
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
とおる、ありがとう。
これはすごいわ!!
ボスにも早く知らせてあげないと。
ちなみに、あたちの話を信じるまでにボスは一日かかり、
コボコボからお水を飲むまでにはもう一日かかりましたとさ。
その間、とおるがボスのご飯にお水を混ぜてるのを、あたちは知っているのよ。
まぁ、ボスには内緒にしてあげてるけど。
ボスの高いプライドは傷つけちゃダメだからね。
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