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自分探し
6面体の世界
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ここは6面体の世界。
1面の広さは実際の地球と同じサイズ。
この6面には1面づつ自分と同じ人が存在している。
違う面の自分に見つかってしまうと自分は消えてしまう。
生き残るには他の面の自分を見つけ出すのみ。
この世界では見つかって消された人間は偽物とされ悲しむどころか喜ばしいことだと言われている。
家族が減ったとしても悲しむ人は1人もいない。
だが、幼い子は現実をうけいれられず泣き喚く者もいる。
大富豪は自分の顔に懸賞金をかけ"自分探し"通称"ダミーハンター"と呼ばれる職業に自分を見つけさせるものもいる。
他の面の自分が何をしているかは誰もわからない。
ちなみに他面の自分を"ダミー"と呼ぶ
ダミーは自分と全く同じ見た目をしている。
違うのは生活、性格、出身の面のみ。
他の面に行くことは可能。
ざっくりとした説明だがこれが6面体の世界。
詳しくは順を追って説明しよう。
自己紹介が遅れたが俺の名前は"六月すぐる"高校2年生
まだ自分を見つけたこともないし探そうとしたこともない。
ダミー同士で潰しあってくれてるのを毎日祈ってる。
正直なところはやく見つかるか見つけるかしてこんなドキドキする生活をやめにしたい。
まぁ…こんなに広い世界でダミーなんかにあうわけないか。
俺はそう思いながら机に顔をつけて寝ようとした。
その時
ドタドタドタドタ!
?「おいっ!六月!起きろ!」
六月「うぉ!なんだよ七瀬」
七瀬「聞いたか?隣のクラスの一郎がよ!ダミーに見つかって消えたんだとよ!」
六月「えっ!?一朗が?じゃあ一郎の席どうなるんだろう…」
七瀬「いや、そこかよ…怖いよなぁ。昨日まで普通に喋ってたやつがよ。よその面から来たやつに見つかっただけで消えちまうんだもんな」
たしかにその通りだ。
一朗は何も悪いことをしていない。
ただこの世界の理論上、俺の友達の一郎は5人のダミーの中の1人であった。
ということだけがはっきりと分かっている。
ある教会の会長は偽物を見つけ出し自分を本物だと示すことが救われる道。
別のある教会の会長は違う面には行かず世界の理論に囚われないで平和に暮らすのが救われる道。だと言う
正直、教会とかあまり興味はないが俺は見つかったときに後悔が残らないように毎日クラスのがベストだと思ってる。
七瀬「今日さ西と一緒にゲーセン行くんだけどお前も来る?」
六月「あーゴメン、今日バイトだわ」
七瀬「えー!せっかく部活休みなのにぃ。しゃーない今度絶対こいよな」
六月「うん。予定空けとくよ」
はぁ、俺もゲーセン行きたかったな。
まぁせっかくバイトで貯めた金をすぐに使うのもよくないし、結果オーライかな。
キーンコーンカーンコーン
級長「起立!気をつけ!礼っ!」
みんな「うぃーす」級長「さようならっ!」
西「お~い!むーつーきーk」
ドテッ
六月「だ、大丈夫?」
西「あ、大丈夫!いつものことだから!」
六月「そ、そうなのか、今日七瀬とゲーセン行くんだろ?一緒に行かなくていいの?」
西「あー…そうだった!ゴメン!じゃあね!!」
西って天然なんだよなぁ
制服のままバイト行っちゃおう
2時間後
シフトの時間の半ば
六月「いらっしゃいま…あれ?西じゃん!七瀬は一緒じゃないのー?」
西「…」
んー聞こえなかったのかな。
まっ、レジで会うからいいや。
西がコーヒーを片手にレジに来た。
六月「ねぇ。七瀬はどうしたの?」
西「あ?誰だよ七瀬って?」
喧嘩でもしたのかな?
六月「あぁごめんごめんなんか察したよ。てか西ってコーヒー嫌いじゃなかった?」
ガシッ
西が俺の胸ぐらを掴む
西「テメェが誰かは知らねぇけどよ、客に口聞く態度じゃねえよな。」
え?え?なんで~、八つ当たりかなぁ
六月「と、とりあえず離してよ。ね、あとで相談に乗るからさ」
西「初対面に舐めた口聞くなよつってんだよ」
え?初対面…そっくりさん、いや絶対に西だ。声も背丈も全く一緒だもん
西「釣りはいらねぇ。もうこの店にも来ねえからな」
六月「あ、ありがとうごさいましたぁ」
ふぅ、なんだったんだろう。
バイトが終わりスマホを見る。
あ、西からメールだ。
"見て~UFOキャッチャーでぽ○もんのぬいぐるみ取れたー"
待てよ…今日は部活がなく早帰りの日
つまり下校は3時。
西が店に来たのはバイトの半ばだから4時半頃。
今の時刻は5時半。
西のメールは4時45分にきてる。
店からゲーセンはチャリで急いでも20分はかかる。
そして店に来た西の態度
全てが繋がった。
店に来た西は、ダミーだ。
すぐに電話をかける。
プルルルルルルプルルルルルル
西「あ、もしもし~六月くーんバイト終わったのー?」
六月「今すぐ誰もいないところに隠れろ!隠れたらその場所送ってくれ!」
西「え~なんでよぉせっかく七瀬くんとホッケーやろうと思ってたのにぃ」
六月「いいから早く!!俺もすぐそこに行く!」
ブチッ
西「そんなにぽ○もん羨ましいかったのかなー」
七瀬「きっとバイトで疲れてんだろ」
30分後
六月「はぁはぁ着いた」
プルルルルルル
六月「今、はぁはぁ、どこにいる?」
西「…」
六月「西?おい西!返事しろよ!」
ブチッ
六月「クソッこんな時に!まさか」
ウィーン
自動ドアが開く
てくてく
西「あ、テメェはあの店員じゃねえか」
六月の心臓の鼓動が信じられないくらい強くなる。
西「あんときは悪りぃことしたな。俺、趣味でダミーハンター(自分探し)やってるもんでよ。ラストの1人がなかなか見つからなくてイライラしちまってた」
六月「ラ、ラスト1人って…」
西「あぁここにいたよ」
六月の目に涙が溢れる
六月「ああああああああ!!!ちくしょーーー!!!」
西「ちくしょうとはまた不思議なことを言うなぁ。あいつはダミーだ。本当の西は俺ってことが証明されたのさ。おめでたいことだろぉ!?」
西「じゃあな、故郷の面に帰るわ」
六月「待て!ダミー!俺らの西を返せ!」
バシっ!ボコっ!
西「お前にいいことを教えてやるよ。ダミーを見つけたらこんな風に2、3発殴ると消えてくれる。だからダミーハンターの大半は格闘技などを習っている。これが現実だよ。じゃあな店員さん」
次の日
七瀬の顔は熱を帯びていないかのように青ざめ、目は死んだ魚のような目をしていた。
俺ももちろん悔しかったが目の前で友達を消されたあいつがきっと1番悔しだろうと思った。
七瀬「六月、お前に言いたいことが…」
六月「わりぃけど状況は全部わかってる」
七瀬の頬に涙が伝う
七瀬「ごめん、ごめん西ぃ。うぅ、俺がもっと早くに気づいてれば」
六月「七瀬、俺ダミーハンターになる。」
七瀬「え?」
六月「ダミーハンターになって友達のダミー全員消せばもうこんな想いはしなくて済む」
七瀬「でも」
六月「お前もやるだろ。今日学校帰りにすぐ第2の面に行くぞ」
*この世界には面ごとに番号が振られており主人公たちが住む面は第1の面となっている
七瀬「ズズッ、おう」
1面の広さは実際の地球と同じサイズ。
この6面には1面づつ自分と同じ人が存在している。
違う面の自分に見つかってしまうと自分は消えてしまう。
生き残るには他の面の自分を見つけ出すのみ。
この世界では見つかって消された人間は偽物とされ悲しむどころか喜ばしいことだと言われている。
家族が減ったとしても悲しむ人は1人もいない。
だが、幼い子は現実をうけいれられず泣き喚く者もいる。
大富豪は自分の顔に懸賞金をかけ"自分探し"通称"ダミーハンター"と呼ばれる職業に自分を見つけさせるものもいる。
他の面の自分が何をしているかは誰もわからない。
ちなみに他面の自分を"ダミー"と呼ぶ
ダミーは自分と全く同じ見た目をしている。
違うのは生活、性格、出身の面のみ。
他の面に行くことは可能。
ざっくりとした説明だがこれが6面体の世界。
詳しくは順を追って説明しよう。
自己紹介が遅れたが俺の名前は"六月すぐる"高校2年生
まだ自分を見つけたこともないし探そうとしたこともない。
ダミー同士で潰しあってくれてるのを毎日祈ってる。
正直なところはやく見つかるか見つけるかしてこんなドキドキする生活をやめにしたい。
まぁ…こんなに広い世界でダミーなんかにあうわけないか。
俺はそう思いながら机に顔をつけて寝ようとした。
その時
ドタドタドタドタ!
?「おいっ!六月!起きろ!」
六月「うぉ!なんだよ七瀬」
七瀬「聞いたか?隣のクラスの一郎がよ!ダミーに見つかって消えたんだとよ!」
六月「えっ!?一朗が?じゃあ一郎の席どうなるんだろう…」
七瀬「いや、そこかよ…怖いよなぁ。昨日まで普通に喋ってたやつがよ。よその面から来たやつに見つかっただけで消えちまうんだもんな」
たしかにその通りだ。
一朗は何も悪いことをしていない。
ただこの世界の理論上、俺の友達の一郎は5人のダミーの中の1人であった。
ということだけがはっきりと分かっている。
ある教会の会長は偽物を見つけ出し自分を本物だと示すことが救われる道。
別のある教会の会長は違う面には行かず世界の理論に囚われないで平和に暮らすのが救われる道。だと言う
正直、教会とかあまり興味はないが俺は見つかったときに後悔が残らないように毎日クラスのがベストだと思ってる。
七瀬「今日さ西と一緒にゲーセン行くんだけどお前も来る?」
六月「あーゴメン、今日バイトだわ」
七瀬「えー!せっかく部活休みなのにぃ。しゃーない今度絶対こいよな」
六月「うん。予定空けとくよ」
はぁ、俺もゲーセン行きたかったな。
まぁせっかくバイトで貯めた金をすぐに使うのもよくないし、結果オーライかな。
キーンコーンカーンコーン
級長「起立!気をつけ!礼っ!」
みんな「うぃーす」級長「さようならっ!」
西「お~い!むーつーきーk」
ドテッ
六月「だ、大丈夫?」
西「あ、大丈夫!いつものことだから!」
六月「そ、そうなのか、今日七瀬とゲーセン行くんだろ?一緒に行かなくていいの?」
西「あー…そうだった!ゴメン!じゃあね!!」
西って天然なんだよなぁ
制服のままバイト行っちゃおう
2時間後
シフトの時間の半ば
六月「いらっしゃいま…あれ?西じゃん!七瀬は一緒じゃないのー?」
西「…」
んー聞こえなかったのかな。
まっ、レジで会うからいいや。
西がコーヒーを片手にレジに来た。
六月「ねぇ。七瀬はどうしたの?」
西「あ?誰だよ七瀬って?」
喧嘩でもしたのかな?
六月「あぁごめんごめんなんか察したよ。てか西ってコーヒー嫌いじゃなかった?」
ガシッ
西が俺の胸ぐらを掴む
西「テメェが誰かは知らねぇけどよ、客に口聞く態度じゃねえよな。」
え?え?なんで~、八つ当たりかなぁ
六月「と、とりあえず離してよ。ね、あとで相談に乗るからさ」
西「初対面に舐めた口聞くなよつってんだよ」
え?初対面…そっくりさん、いや絶対に西だ。声も背丈も全く一緒だもん
西「釣りはいらねぇ。もうこの店にも来ねえからな」
六月「あ、ありがとうごさいましたぁ」
ふぅ、なんだったんだろう。
バイトが終わりスマホを見る。
あ、西からメールだ。
"見て~UFOキャッチャーでぽ○もんのぬいぐるみ取れたー"
待てよ…今日は部活がなく早帰りの日
つまり下校は3時。
西が店に来たのはバイトの半ばだから4時半頃。
今の時刻は5時半。
西のメールは4時45分にきてる。
店からゲーセンはチャリで急いでも20分はかかる。
そして店に来た西の態度
全てが繋がった。
店に来た西は、ダミーだ。
すぐに電話をかける。
プルルルルルルプルルルルルル
西「あ、もしもし~六月くーんバイト終わったのー?」
六月「今すぐ誰もいないところに隠れろ!隠れたらその場所送ってくれ!」
西「え~なんでよぉせっかく七瀬くんとホッケーやろうと思ってたのにぃ」
六月「いいから早く!!俺もすぐそこに行く!」
ブチッ
西「そんなにぽ○もん羨ましいかったのかなー」
七瀬「きっとバイトで疲れてんだろ」
30分後
六月「はぁはぁ着いた」
プルルルルルル
六月「今、はぁはぁ、どこにいる?」
西「…」
六月「西?おい西!返事しろよ!」
ブチッ
六月「クソッこんな時に!まさか」
ウィーン
自動ドアが開く
てくてく
西「あ、テメェはあの店員じゃねえか」
六月の心臓の鼓動が信じられないくらい強くなる。
西「あんときは悪りぃことしたな。俺、趣味でダミーハンター(自分探し)やってるもんでよ。ラストの1人がなかなか見つからなくてイライラしちまってた」
六月「ラ、ラスト1人って…」
西「あぁここにいたよ」
六月の目に涙が溢れる
六月「ああああああああ!!!ちくしょーーー!!!」
西「ちくしょうとはまた不思議なことを言うなぁ。あいつはダミーだ。本当の西は俺ってことが証明されたのさ。おめでたいことだろぉ!?」
西「じゃあな、故郷の面に帰るわ」
六月「待て!ダミー!俺らの西を返せ!」
バシっ!ボコっ!
西「お前にいいことを教えてやるよ。ダミーを見つけたらこんな風に2、3発殴ると消えてくれる。だからダミーハンターの大半は格闘技などを習っている。これが現実だよ。じゃあな店員さん」
次の日
七瀬の顔は熱を帯びていないかのように青ざめ、目は死んだ魚のような目をしていた。
俺ももちろん悔しかったが目の前で友達を消されたあいつがきっと1番悔しだろうと思った。
七瀬「六月、お前に言いたいことが…」
六月「わりぃけど状況は全部わかってる」
七瀬の頬に涙が伝う
七瀬「ごめん、ごめん西ぃ。うぅ、俺がもっと早くに気づいてれば」
六月「七瀬、俺ダミーハンターになる。」
七瀬「え?」
六月「ダミーハンターになって友達のダミー全員消せばもうこんな想いはしなくて済む」
七瀬「でも」
六月「お前もやるだろ。今日学校帰りにすぐ第2の面に行くぞ」
*この世界には面ごとに番号が振られており主人公たちが住む面は第1の面となっている
七瀬「ズズッ、おう」
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