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第2章
秘密の特訓
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翌日から、陽向と放課後の特訓が始まった。
「星奈、行くぞ」
夕方、部活を終えた陽向が私の家に来てくれて。そこから二人で、隣町のバスケットゴールがある公園まで走って向かう。
特訓のことはもちろんお母さんにもちゃんと話して、『頑張って』と言ってもらった。
「それじゃあ、まずはパスからやってみるか」
公園に到着し、バスケットボールを手にした陽向が言う。
「よっ、よろしくお願いします!」
陽向のイメージからするとスパルタなんだろうなと身構えた私だったけれど。予想に反して、陽向はとても優しくボールを投げてくれた。それを私は、なんとかキャッチ。
「すごいじゃん。星奈」
「そうかな?」
まさか、褒めてくれるなんて。
「よし。この調子でどんどんいくぞ」
それから陽向と何度かパスを繰り返し、そのあとドリブルの練習をする。
「星奈。ドリブルも少しずつ上手くなってきてる」
「ほんと?」
「ああ。暗くなってきたし、最後にシュートの練習をしてから帰るか」
いよいよ肝心のシュートの練習だ。私は、ゴクリと唾を飲み込む。
「俺、見てるから。一度やってみせて」
陽向に見られてるって思うと、緊張するなあ。私、ちゃんとシュートできるかな?
ドキドキと心臓が高鳴るなか私は深呼吸すると、バスケットゴール目がけてボールを投げる。
ところが、ボールはゴールに届かず。
もう一度挑んでみたものの、ボールが変なところへと飛んでいってしまった。
ああ、また失敗……。私はガクッと肩を落とす。
「ごっ、ごめんね」
「なんで星奈が謝るんだよ」
「だって……下手すぎて、申し訳なくて」
「謝る必要ないよ。星奈は、一度も弱音を吐くことなく一生懸命頑張ってるんだから」
陽向……。
「つーかお前、さっきから力みすぎだ。もっと力抜けよ」
陽向が、私の背後へとやって来る。
「星奈」
「……!」
後ろに立つ陽向が私の手に触れて、身体がびくりと跳ねる。
「ボールの持ち方は、こう。肩や肘はリラックスさせて」
「う、うん」
陽向……ち、近いよお。
私の手に触れた陽向の手は大きくて、じんわりと温かい。手の大きさ、昔は私と一緒くらいだったのに。陽向ったら、いつの間にこんなに大きくなったんだろう。
「星奈。今はボールじゃなく、リングを真っ直ぐ見る」
「はっ、はい!」
ダメだ。今は、シュートに集中しなくちゃ。
陽向に言われたとおり、私はリングを真っ直ぐ見つめる。
「星奈。できないって思わずに、自分を信じて」
自分を、信じる……。陽向と一緒なら、何だかできそうな気がする。
「狙いを定めて。はい、シュート」
陽向の声に合わせて投げたバスケットボールが弧を描き、ゆっくりとリングに吸い込まれていく。
「……っ、やった! 入ったーっ」
初めてシュートが決まったのが嬉しくて。私は思わずその場で、ぴょんぴょんと飛び跳ねてしまった。
「陽向、やったよ!」
「ああ」
私がくるりと後ろを振り返ると、陽向は微笑んでくれていた。
「よくやったな、星奈」
陽向がニコニコしながら私に近づき、くしゃくしゃと頭を撫でてくれる。
「ありがとう。陽向!」
「ほんと、いいシュートだったよ。“継続は力なり”って言葉があるから。シュートも継続することで、きっともっと上手くなると思う」
「だったら、あともう少し……」
「ダメだ」
地面から拾ったボールをもう一度ゴールに向かって投げようとした私に、陽向がピシャリと言う。
「頑張るのも良いけど、もう暗いから。今日はこれで終わり。また明日な」
「えっ。陽向、もしかして、明日も練習付き合ってくれるの?」
「ああ。バスケは好きだし。俺、頑張っている奴のことは……嫌いじゃないからな」
「ありがとう!」
それからこの日は、すぐに帰宅したけど。
翌日以降も晴れの日は、毎日のように放課後、公園で陽向とふたりでバスケの練習をした。
陽向は一度も嫌な顔をすることなく、私の練習に付き合ってくれて。
「星奈、ナイスシュート!」
陽向が言っていた“継続は力なり”の言葉のとおり、毎日少しずつ練習を続けることで、あれだけ出来なかったシュートも、徐々に決まるようになっていったんだ。
陽向とバスケの練習をするようになって1週間が過ぎた、土曜日の朝。
「星奈。お母さん、今日からしばらく毎週土曜日は夜勤だから。夜は家にいないの」
「あっ、そうだったね」
私のお母さんは、大きな病院で看護師として働いている。
私が中学1年生までは、昼間だけ働いていたんだけど。
看護師の人手が足りず、週1回だけで良いから夜勤に入って欲しいと頼まれたらしい。
私の家は、お父さんが九州に単身赴任中でいないから。
学校がある日は、朝に弱い私を家にひとりにしていたら遅刻するかもしれないという不安があるから。
私の学校が休みの土曜日の夜に、夜勤に入ることにしたんだとか。
小学生の頃は朝なかなか起きられなくて、お母さんに起こしてもらっていたけど。中学生になってからは、自分でちゃんと起きられるようになってきたのに。お母さんってば、心配性なんだから。
「それでね。星奈にはこれから土曜の夜は、陽向くんの家で過ごして欲しいのよ」
「えっ。陽向の家でって……なんで!?」
「陽向くんの両親は、今年に入ってから週末は海外で仕事だから家にいないじゃない?」
「うん」
それで、お母さんが陽向の家に様子を見に行くということがよくある。
「陽向くんは家事が全然できないから、みっちゃん……陽向くんのお母さんも気になるらしくって」
「うん?」
「それに、最近は色々と物騒だし。中学生とはいえ、家に子どもを一人にするのはやっぱり親としては心配だから」
お母さんが私の肩を、ガシッと掴んでくる。
「だったら、星奈と陽向くんが週末ふたりで一緒に過ごせば良いって話になったの」
ええーー?! いくら心配だからって、どうしてそうなるの!?
「陽向くんの家はウチと違って、お金持ちだから。家に防犯カメラとかもあって、セキュリティ面でも安全じゃない?」
「そうだけど……」
ひとつ屋根の下で、中学生の男女が二人きりだなんて。
「それに、あなたたちは許嫁なんだから。将来一緒に住む、予行練習だと思えば良いじゃない?」
予行練習……そっか。
中学生の今は想像しにくいけど、私と陽向は許嫁で。もし私たちがいつか本当に結婚したら、一緒に住むことになるんだ。
「何より、星奈が陽向くんと一緒だって思うと、お母さんも安心して夜勤に行けるわ~」
お母さんがそう言うのなら……。やっぱりお母さんには、安心して仕事に行って欲しいし。
それに陽向と気まずかった関係も、最近は少し改善してきてるようにも思えるから。
たぶん、大丈夫……だよね?
「分かったよ、お母さん」
「ほんと? 良かったあ。だったら、さっそく星奈の荷物まとめないとね」
そんな訳で私は、これから土曜日は陽向の家で1泊することになりました。
「星奈、行くぞ」
夕方、部活を終えた陽向が私の家に来てくれて。そこから二人で、隣町のバスケットゴールがある公園まで走って向かう。
特訓のことはもちろんお母さんにもちゃんと話して、『頑張って』と言ってもらった。
「それじゃあ、まずはパスからやってみるか」
公園に到着し、バスケットボールを手にした陽向が言う。
「よっ、よろしくお願いします!」
陽向のイメージからするとスパルタなんだろうなと身構えた私だったけれど。予想に反して、陽向はとても優しくボールを投げてくれた。それを私は、なんとかキャッチ。
「すごいじゃん。星奈」
「そうかな?」
まさか、褒めてくれるなんて。
「よし。この調子でどんどんいくぞ」
それから陽向と何度かパスを繰り返し、そのあとドリブルの練習をする。
「星奈。ドリブルも少しずつ上手くなってきてる」
「ほんと?」
「ああ。暗くなってきたし、最後にシュートの練習をしてから帰るか」
いよいよ肝心のシュートの練習だ。私は、ゴクリと唾を飲み込む。
「俺、見てるから。一度やってみせて」
陽向に見られてるって思うと、緊張するなあ。私、ちゃんとシュートできるかな?
ドキドキと心臓が高鳴るなか私は深呼吸すると、バスケットゴール目がけてボールを投げる。
ところが、ボールはゴールに届かず。
もう一度挑んでみたものの、ボールが変なところへと飛んでいってしまった。
ああ、また失敗……。私はガクッと肩を落とす。
「ごっ、ごめんね」
「なんで星奈が謝るんだよ」
「だって……下手すぎて、申し訳なくて」
「謝る必要ないよ。星奈は、一度も弱音を吐くことなく一生懸命頑張ってるんだから」
陽向……。
「つーかお前、さっきから力みすぎだ。もっと力抜けよ」
陽向が、私の背後へとやって来る。
「星奈」
「……!」
後ろに立つ陽向が私の手に触れて、身体がびくりと跳ねる。
「ボールの持ち方は、こう。肩や肘はリラックスさせて」
「う、うん」
陽向……ち、近いよお。
私の手に触れた陽向の手は大きくて、じんわりと温かい。手の大きさ、昔は私と一緒くらいだったのに。陽向ったら、いつの間にこんなに大きくなったんだろう。
「星奈。今はボールじゃなく、リングを真っ直ぐ見る」
「はっ、はい!」
ダメだ。今は、シュートに集中しなくちゃ。
陽向に言われたとおり、私はリングを真っ直ぐ見つめる。
「星奈。できないって思わずに、自分を信じて」
自分を、信じる……。陽向と一緒なら、何だかできそうな気がする。
「狙いを定めて。はい、シュート」
陽向の声に合わせて投げたバスケットボールが弧を描き、ゆっくりとリングに吸い込まれていく。
「……っ、やった! 入ったーっ」
初めてシュートが決まったのが嬉しくて。私は思わずその場で、ぴょんぴょんと飛び跳ねてしまった。
「陽向、やったよ!」
「ああ」
私がくるりと後ろを振り返ると、陽向は微笑んでくれていた。
「よくやったな、星奈」
陽向がニコニコしながら私に近づき、くしゃくしゃと頭を撫でてくれる。
「ありがとう。陽向!」
「ほんと、いいシュートだったよ。“継続は力なり”って言葉があるから。シュートも継続することで、きっともっと上手くなると思う」
「だったら、あともう少し……」
「ダメだ」
地面から拾ったボールをもう一度ゴールに向かって投げようとした私に、陽向がピシャリと言う。
「頑張るのも良いけど、もう暗いから。今日はこれで終わり。また明日な」
「えっ。陽向、もしかして、明日も練習付き合ってくれるの?」
「ああ。バスケは好きだし。俺、頑張っている奴のことは……嫌いじゃないからな」
「ありがとう!」
それからこの日は、すぐに帰宅したけど。
翌日以降も晴れの日は、毎日のように放課後、公園で陽向とふたりでバスケの練習をした。
陽向は一度も嫌な顔をすることなく、私の練習に付き合ってくれて。
「星奈、ナイスシュート!」
陽向が言っていた“継続は力なり”の言葉のとおり、毎日少しずつ練習を続けることで、あれだけ出来なかったシュートも、徐々に決まるようになっていったんだ。
陽向とバスケの練習をするようになって1週間が過ぎた、土曜日の朝。
「星奈。お母さん、今日からしばらく毎週土曜日は夜勤だから。夜は家にいないの」
「あっ、そうだったね」
私のお母さんは、大きな病院で看護師として働いている。
私が中学1年生までは、昼間だけ働いていたんだけど。
看護師の人手が足りず、週1回だけで良いから夜勤に入って欲しいと頼まれたらしい。
私の家は、お父さんが九州に単身赴任中でいないから。
学校がある日は、朝に弱い私を家にひとりにしていたら遅刻するかもしれないという不安があるから。
私の学校が休みの土曜日の夜に、夜勤に入ることにしたんだとか。
小学生の頃は朝なかなか起きられなくて、お母さんに起こしてもらっていたけど。中学生になってからは、自分でちゃんと起きられるようになってきたのに。お母さんってば、心配性なんだから。
「それでね。星奈にはこれから土曜の夜は、陽向くんの家で過ごして欲しいのよ」
「えっ。陽向の家でって……なんで!?」
「陽向くんの両親は、今年に入ってから週末は海外で仕事だから家にいないじゃない?」
「うん」
それで、お母さんが陽向の家に様子を見に行くということがよくある。
「陽向くんは家事が全然できないから、みっちゃん……陽向くんのお母さんも気になるらしくって」
「うん?」
「それに、最近は色々と物騒だし。中学生とはいえ、家に子どもを一人にするのはやっぱり親としては心配だから」
お母さんが私の肩を、ガシッと掴んでくる。
「だったら、星奈と陽向くんが週末ふたりで一緒に過ごせば良いって話になったの」
ええーー?! いくら心配だからって、どうしてそうなるの!?
「陽向くんの家はウチと違って、お金持ちだから。家に防犯カメラとかもあって、セキュリティ面でも安全じゃない?」
「そうだけど……」
ひとつ屋根の下で、中学生の男女が二人きりだなんて。
「それに、あなたたちは許嫁なんだから。将来一緒に住む、予行練習だと思えば良いじゃない?」
予行練習……そっか。
中学生の今は想像しにくいけど、私と陽向は許嫁で。もし私たちがいつか本当に結婚したら、一緒に住むことになるんだ。
「何より、星奈が陽向くんと一緒だって思うと、お母さんも安心して夜勤に行けるわ~」
お母さんがそう言うのなら……。やっぱりお母さんには、安心して仕事に行って欲しいし。
それに陽向と気まずかった関係も、最近は少し改善してきてるようにも思えるから。
たぶん、大丈夫……だよね?
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「ほんと? 良かったあ。だったら、さっそく星奈の荷物まとめないとね」
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