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第5章
これから先もずっと②
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「まさか彗の彼女であるあなたが、葵が川で助けた女の子だったなんて……」
彗くんのお父さんの瞳に、影が差す。
お父さん、最初に私が挨拶をしたときは彗くんとのことを認めてくれたけど……。
もしかして、蓮くんから私と葵くんの話を聞いて、気が変わったのかな?
やっぱり、交際は反対されちゃうの?
そう思うと、急に怖くなった。
でも、自分と彗くんのことを案ずるよりもまずは……。
「謝って済む問題ではありませんが、葵くんの件は本当にすみませんでした」
とにかく先に謝らなきゃと思った私は、彗くんのご両親に向かって深々と頭を下げた。
「謝罪が遅くなってすいません。私があのとき川で溺れてしまったせいで、葵くんが川に入ることになってしまって……」
私はご両親の顔を見るのが怖くて、頭を上げられない。
足もガクガクと震えてしまう。
頭を下げたまま、どれほどの時間が経ったのだろうか。
「……菜乃花さん、顔を上げてちょうだい」
彗くんのお母さんが、私に優しく声をかけてくれた。
「私たちは別に、あなたを責めたい訳じゃないのよ?」
「そうだ。葵のことは、気にしなくて良い」
「でも……」
思いのほか柔らかな表情のご両親に、私は唇を噛みしめる。
「長男は生まれつき心臓が悪くて、20歳まで生きられないかもしれないと、医者から言われていたんだ。亡くなった当時も心臓の機能低下がかなり進んでいて、あと数ヶ月の命だろうと言われていたんだ」
「だからあの当時、親である私たちもある程度の覚悟はできていたのよ」
ご両親は、そう言って下さるけど。あのとき私が溺れたりしなければ、もしかしたら葵くんは1日でも長く生きられたかもしれないのに。
「私は、人助けをした息子が誇りだ。人が川で溺れているのを見て見ぬフリをするような人間ではなく、優しい息子で本当に良かったと思ってるよ」
「そうね。夫の言うとおりよ。だから、菜乃花さん。どうか気にしないで」
お二人が、私に向かって微笑んでくれる。
「ただ、これだけは言わせてくれる?」
彗くんのお母さんが、私を真剣な眼差しで見つめる。
「これは、あの子の親としての願いだけど。できることなら……長男のことはこれからもずっと忘れないであげて欲しいの」
「はい。もちろんです。葵くんに助けてもらった恩は、一生忘れません」
「ありがとう、菜乃花さん」
少し涙ぐむお母さんを見て、私の視界もじわりとゆがんだ。
「菜乃花はもう一人じゃない。これからは俺と二人で一緒に、兄貴の分まで生きていこう」
「はいっ」
優しく微笑む彗くんに、私は大きく頷いた。
「菜乃花さん、これからも彗のことをよろしく頼むよ」
お父さんは私の肩をポンと叩くと、お母さんと並んで歩いて行った。
「ありがとうございます」
歩いて行くご両親の背中を見つめながら、私はもう一度頭を下げた。
「……菜乃花ちゃん」
私の背中に向かって、後ろから小さく声がかかる。
その声の主は……蓮くん。
蓮くんとこうして会って話すのは、蓮くんが髪飾り騒動の黒幕だったと彗くんから聞いて以来、初めてだ。
「ごめん、菜乃花ちゃん!」
蓮くんは、私が振り返ってすぐに頭を下げた。
「まさか、水が苦手な菜乃花ちゃんがプールに入るとは思わなくて。キミが溺れたって彗から聞いて……ひどいことをしたって反省した」
「蓮くん……」
「ただ謝ってすむ問題じゃないだろうけど」
蓮くんが、申し訳なさそうに肩を落とす。
「ほんとだよ。私だけならまだしも、実の兄である彗くんまで危険な目に遭わせて」
「そう、だよね」
「蓮くんのしたことは、簡単に許せることじゃない。でも……」
私は、隣の彗くんをチラリと見やる。
「蓮くんのことは、心から嫌いにはなれないよ。だって蓮くんは……葵くんと彗くんの弟だから」
二人にとって大切な人を恨むだなんて。そんなことはできない。
蓮くんだって、お兄さんのことがなければ、あんなことはしなかっただろうし。
そして何より、蓮くんは本当は優しい人だってことを私は知ってるから。
「菜乃花ちゃん……ありがとう」
蓮くんの目元が、キラリと光った。
「これからはもう二度と、誰かを傷つけるようなことはしないで欲しい」
「分かった。これからは両親と葵兄ちゃんがつけてくれた、僕たちの名前の由来の『睡蓮』の花言葉にもあるように、優しい清純な心の持ち主になれるように頑張るよ」
そう力強く言い切った蓮くんに、私はニコッと微笑んだ。
* *
あとから、彗くんが私に教えてくれた。
双子のスイくんとレンくん、二人の名前を合わせると、お花の『睡蓮』になるらしい。
睡蓮の花言葉は、「信頼」「優しさ」「清純な心」
池に咲く睡蓮の花にたとえて、育つ場所は違えど、二人とも三池家の大切な子どもには変わりない。
三池家と速水家で、それぞれ離れていても二人でひとつ。
お互いに信頼し合い、優しい子に育って欲しいとの願いを込めて、名付けられたんだとか。
「へえ。すごく、素敵な名前だね」
彗くんから初めて名前の由来を聞いた私は、感嘆の声をもらす。
彗くんの名前の由来も、私と一緒で花からなんだ。
そんな小さな共通点ですら、嬉しく思ってしまう。
私たちは今、パーティーを抜け出して、二人でホテルのお庭を歩いている。
『せっかく両想いになったんだから。菜乃花と二人で過ごしたい』って、彗くんに言われたんだよね。
「菜乃花、足は大丈夫?」
「うん、平気だよ」
慣れないヒールを履いているからか、私を気づかって、ゆっくりと歩いてくれる彗くん……優しいな。
ドレスのスカートの裾が、ふわりと吹いた風に揺れる。
「ねえ、菜乃花」
「なに?」
手を繋いで隣を歩く彗くんが、私をじっと見つめてくる。
「……好きだよ」
「きゅ、急にどうしたの?」
彗くんのストレートな言葉に、頬が火照っていく。
「今、伝えたくなったから」
彗くんの顔が近づき、彼の唇が私のおでこにチュッと軽く触れた。
「す、彗くん!?」
「ちなみに、さっきのパーティーでの言葉は、嘘じゃないから」
「え?」
「菜乃花は……俺が一生大切にしたいなって思えた、唯一の女の子だよ」
「っ!」
あまりにも整ったきれいな顔で言われて、鼓動が大きく跳ねた。
「今もこれから先も、それだけは変わらない。だから……これからもずっと、俺の隣にいてくれる?」
「うん」
高鳴った鼓動がまだ落ち着かないなか、私は首を縦に振った。
「私もずっと、彗くんと一緒にいたい」
素直に想いを伝えると、彗くんに力いっぱい抱きしめられた。
「これからもずっと、彗くんのことは私に守らせてね」
「それはダメ。菜乃花に危険が及ぶのが嫌で、ボディーガードは終了させたっていうのに……」
彗くんの私を抱きしめる腕に、力がこもる。
「これからは守られるんじゃなく、俺が菜乃花のことを守る。だって、菜乃花は俺の……大事な彼女だから」
『大事な彼女』
その言葉が嬉しくて、胸の奥がじわりと温かくなる。
「それじゃあ、お互いさまってことで」
これからは持ちつ持たれつ。お互いに守り、守られながら、毎日を大切に生きていこう。
彗くんと、二人で一緒に。
「ねえ、彗くん……大好きだよ」
「どうした? 突然」
「さっきの好きのお返し」
「そっか……俺も、菜乃花が大好きだ」
彗くんがおでこを、私のおでこにコツンと合わせた。
そして互いに微笑み合うと、どちらからともなく唇を重ねる。
彗くんとの初めてのキスは、甘くて。尋常じゃないくらいに、胸がドキドキした。
これまで、色々なことがあったけれど。
今、大切で大好きな人の隣にいられる喜びを噛みしめながら、私は彗くんといつまでも寄り添っていた。
END
彗くんのお父さんの瞳に、影が差す。
お父さん、最初に私が挨拶をしたときは彗くんとのことを認めてくれたけど……。
もしかして、蓮くんから私と葵くんの話を聞いて、気が変わったのかな?
やっぱり、交際は反対されちゃうの?
そう思うと、急に怖くなった。
でも、自分と彗くんのことを案ずるよりもまずは……。
「謝って済む問題ではありませんが、葵くんの件は本当にすみませんでした」
とにかく先に謝らなきゃと思った私は、彗くんのご両親に向かって深々と頭を下げた。
「謝罪が遅くなってすいません。私があのとき川で溺れてしまったせいで、葵くんが川に入ることになってしまって……」
私はご両親の顔を見るのが怖くて、頭を上げられない。
足もガクガクと震えてしまう。
頭を下げたまま、どれほどの時間が経ったのだろうか。
「……菜乃花さん、顔を上げてちょうだい」
彗くんのお母さんが、私に優しく声をかけてくれた。
「私たちは別に、あなたを責めたい訳じゃないのよ?」
「そうだ。葵のことは、気にしなくて良い」
「でも……」
思いのほか柔らかな表情のご両親に、私は唇を噛みしめる。
「長男は生まれつき心臓が悪くて、20歳まで生きられないかもしれないと、医者から言われていたんだ。亡くなった当時も心臓の機能低下がかなり進んでいて、あと数ヶ月の命だろうと言われていたんだ」
「だからあの当時、親である私たちもある程度の覚悟はできていたのよ」
ご両親は、そう言って下さるけど。あのとき私が溺れたりしなければ、もしかしたら葵くんは1日でも長く生きられたかもしれないのに。
「私は、人助けをした息子が誇りだ。人が川で溺れているのを見て見ぬフリをするような人間ではなく、優しい息子で本当に良かったと思ってるよ」
「そうね。夫の言うとおりよ。だから、菜乃花さん。どうか気にしないで」
お二人が、私に向かって微笑んでくれる。
「ただ、これだけは言わせてくれる?」
彗くんのお母さんが、私を真剣な眼差しで見つめる。
「これは、あの子の親としての願いだけど。できることなら……長男のことはこれからもずっと忘れないであげて欲しいの」
「はい。もちろんです。葵くんに助けてもらった恩は、一生忘れません」
「ありがとう、菜乃花さん」
少し涙ぐむお母さんを見て、私の視界もじわりとゆがんだ。
「菜乃花はもう一人じゃない。これからは俺と二人で一緒に、兄貴の分まで生きていこう」
「はいっ」
優しく微笑む彗くんに、私は大きく頷いた。
「菜乃花さん、これからも彗のことをよろしく頼むよ」
お父さんは私の肩をポンと叩くと、お母さんと並んで歩いて行った。
「ありがとうございます」
歩いて行くご両親の背中を見つめながら、私はもう一度頭を下げた。
「……菜乃花ちゃん」
私の背中に向かって、後ろから小さく声がかかる。
その声の主は……蓮くん。
蓮くんとこうして会って話すのは、蓮くんが髪飾り騒動の黒幕だったと彗くんから聞いて以来、初めてだ。
「ごめん、菜乃花ちゃん!」
蓮くんは、私が振り返ってすぐに頭を下げた。
「まさか、水が苦手な菜乃花ちゃんがプールに入るとは思わなくて。キミが溺れたって彗から聞いて……ひどいことをしたって反省した」
「蓮くん……」
「ただ謝ってすむ問題じゃないだろうけど」
蓮くんが、申し訳なさそうに肩を落とす。
「ほんとだよ。私だけならまだしも、実の兄である彗くんまで危険な目に遭わせて」
「そう、だよね」
「蓮くんのしたことは、簡単に許せることじゃない。でも……」
私は、隣の彗くんをチラリと見やる。
「蓮くんのことは、心から嫌いにはなれないよ。だって蓮くんは……葵くんと彗くんの弟だから」
二人にとって大切な人を恨むだなんて。そんなことはできない。
蓮くんだって、お兄さんのことがなければ、あんなことはしなかっただろうし。
そして何より、蓮くんは本当は優しい人だってことを私は知ってるから。
「菜乃花ちゃん……ありがとう」
蓮くんの目元が、キラリと光った。
「これからはもう二度と、誰かを傷つけるようなことはしないで欲しい」
「分かった。これからは両親と葵兄ちゃんがつけてくれた、僕たちの名前の由来の『睡蓮』の花言葉にもあるように、優しい清純な心の持ち主になれるように頑張るよ」
そう力強く言い切った蓮くんに、私はニコッと微笑んだ。
* *
あとから、彗くんが私に教えてくれた。
双子のスイくんとレンくん、二人の名前を合わせると、お花の『睡蓮』になるらしい。
睡蓮の花言葉は、「信頼」「優しさ」「清純な心」
池に咲く睡蓮の花にたとえて、育つ場所は違えど、二人とも三池家の大切な子どもには変わりない。
三池家と速水家で、それぞれ離れていても二人でひとつ。
お互いに信頼し合い、優しい子に育って欲しいとの願いを込めて、名付けられたんだとか。
「へえ。すごく、素敵な名前だね」
彗くんから初めて名前の由来を聞いた私は、感嘆の声をもらす。
彗くんの名前の由来も、私と一緒で花からなんだ。
そんな小さな共通点ですら、嬉しく思ってしまう。
私たちは今、パーティーを抜け出して、二人でホテルのお庭を歩いている。
『せっかく両想いになったんだから。菜乃花と二人で過ごしたい』って、彗くんに言われたんだよね。
「菜乃花、足は大丈夫?」
「うん、平気だよ」
慣れないヒールを履いているからか、私を気づかって、ゆっくりと歩いてくれる彗くん……優しいな。
ドレスのスカートの裾が、ふわりと吹いた風に揺れる。
「ねえ、菜乃花」
「なに?」
手を繋いで隣を歩く彗くんが、私をじっと見つめてくる。
「……好きだよ」
「きゅ、急にどうしたの?」
彗くんのストレートな言葉に、頬が火照っていく。
「今、伝えたくなったから」
彗くんの顔が近づき、彼の唇が私のおでこにチュッと軽く触れた。
「す、彗くん!?」
「ちなみに、さっきのパーティーでの言葉は、嘘じゃないから」
「え?」
「菜乃花は……俺が一生大切にしたいなって思えた、唯一の女の子だよ」
「っ!」
あまりにも整ったきれいな顔で言われて、鼓動が大きく跳ねた。
「今もこれから先も、それだけは変わらない。だから……これからもずっと、俺の隣にいてくれる?」
「うん」
高鳴った鼓動がまだ落ち着かないなか、私は首を縦に振った。
「私もずっと、彗くんと一緒にいたい」
素直に想いを伝えると、彗くんに力いっぱい抱きしめられた。
「これからもずっと、彗くんのことは私に守らせてね」
「それはダメ。菜乃花に危険が及ぶのが嫌で、ボディーガードは終了させたっていうのに……」
彗くんの私を抱きしめる腕に、力がこもる。
「これからは守られるんじゃなく、俺が菜乃花のことを守る。だって、菜乃花は俺の……大事な彼女だから」
『大事な彼女』
その言葉が嬉しくて、胸の奥がじわりと温かくなる。
「それじゃあ、お互いさまってことで」
これからは持ちつ持たれつ。お互いに守り、守られながら、毎日を大切に生きていこう。
彗くんと、二人で一緒に。
「ねえ、彗くん……大好きだよ」
「どうした? 突然」
「さっきの好きのお返し」
「そっか……俺も、菜乃花が大好きだ」
彗くんがおでこを、私のおでこにコツンと合わせた。
そして互いに微笑み合うと、どちらからともなく唇を重ねる。
彗くんとの初めてのキスは、甘くて。尋常じゃないくらいに、胸がドキドキした。
これまで、色々なことがあったけれど。
今、大切で大好きな人の隣にいられる喜びを噛みしめながら、私は彗くんといつまでも寄り添っていた。
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