プルートーの胤裔

ゆさひろみ

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ワームホール

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 肌を刺すような冷たい風、そいつがわたくしの前髪を揺らす。
「どういう意味だ?」
 やっと言えた。敷島が馬鹿な事を言うから、あまりに馬鹿な事を言うから、一時、わたくしの頭が空白になった。
「つい昨日まで、俺は、斎という女性の存在すら知らなかった。それなのにどうして、一年半前の斎の死の決心に、俺は影響を与える事ができたんだ?」
 くるん、と背中を見せる敷島、いかにも無責任な調子で、
「できない。できるわけがない」
「そうだろう。一年半前と言えば、俺は、八王子駅近くの中古マンションで、妹と家賃を折半して、息苦しい共同生活を余儀なくされていた頃だ。それからやつは結婚して、今は大阪。そう考えると、だいぶ前という感じがするな。おい敷島、こんな時につまらん冗談はよせ」
 思いっきり髪をかき上げて、びっくり、髪の毛が冷えて、所どころ凍っている部分があった。
「冗談ではない。事実、君は、斎の死の決意を鈍らせたのだ。そして、一年半前に執り行われた上月加世の儀式は、好評のうちに幕を閉じた」
 わたくしはむっくり膨れて、
「答えになっていない」
「ここまで言っても、まだ分からないのか。君は斎に会っている。今夜君は、斎の透視のちからによって、晦冥会の秘密の祠へ入った。そして美咲の命を救い、祠の奥に巽を閉じ込める事に成功した。それらは全て、斎の後ろ盾があってこそ、不可能を可能にさせた。君が感謝をしなければならない相手、それは久慈理穂ではなく、不破斎なのだ」
 不服そうな顔を残して、わたくしは久慈の娘の姿を思い出す。
〝わたしは久慈りおです。おじさん、少しお話いいですか?〟
〝不知火忍、彼女は一年半前までわたしと生活を共にしていた女性です。いつも優しくて、とても正義感の強い女性でした〟
「嘘、なんだろ? 久慈りおだと思って話していた相手が、実は不破斎だったというのか? しかも自殺する前の斎が、一年半後の世界で俺を助けてくれたというのか? そんな突拍子もない話、君は、俺に信じろと言うのか?」
 敷島の向こう、道を挟んだペンションの看板が、ふっと暗くなった。早ばや門限を終えたようだ。
「キメラの宝木という謎の儀式、それを目の当たりにした俺でさえ、すべては夢ではなかったのかと、未だに疑わしく思っている。一年半前に上月加世が執り行った儀式、キメラの宝木とは、いわゆる〝ワームホール〟を創造する事にあった」
「ワームホール?」
 子供のようにオウム返しをする、わたくし。
「君は、どこかで耳にした事はないか? ワームホールとは、時空のある一点から、別の離れた一点へと、直結する空間領域のトンネルを意味する。通過可能な構造であれば、そこを通る事で、光よりも速く時空を移動できる」
「ちょ、ちょっと待て。ちょっと待ってくれ。急に何を言い出すんだ」
 わたくしは両手を前へ伸ばして、大きく左右に振った。
「これは、アインシュタイン・ローゼンブリッジとも呼ばれるが、残念ながら数学的な可能性の一つに過ぎない。ワームホールを通過可能であると物理的に定義して、もしも負のエネルギーをもつ物質が、この世界に存在すると仮定するならば、アインシュタイン方程式の解としてワームホールは存在しうる、が、現代の科学力をもってしても、それの完全な制御は難しく、しかも、高密度の負のエネルギーの存在が前提となっている」
「お、おい」
 物理学者のような聡明な横顔を見せて、尚も、
「我々がワームホールを利用する事を前提に考える場合には、トンネルの内側は、潮汐力が十分小さく、かつ、通過に必要となる時間が、トンネルの外を直接目的地に向かうよりも十分短く、そうなるような時空構造になっている必要がある」
「おいってば」
「結局、どうやってワームホールを通過するのか、あるいは出口がどこなのかは全くの未知の問題であり、この問題は科学的には棚上げされた研究の一つ。
 つまり上月加世は、現代の科学力をもってしてもなしえなかった、疑似科学的なワームホール、そういう時空を超えた扉を、類い稀なる神通力によって、見事に創造したのだ」
 くわえたまま、そのまま忘れていた煙草に、火を点ける。
「えーっと、今の話、簡単にまとめてみると、上月加世は一年半前と現在、その二点の時空をワームホールというトンネルで繋げて、一年半前の不破斎は、その時空のトンネルを通過して未来の世界へやって来た、という事か?」
「違う」
「ああもう! こんな空想科学読本のような、サイエンス・フィクションに付き合っていられるか!」
 敷島は、音もなく笑って、
「まあ落ち着け。とにかく最後まで俺の話を聞いてくれ。上月加世がワームホールを創造して、一年半前と現在の二点を繋いだのは間違いない。彼女、はっきりとは口にしなかったが、ワームホールを受け入れる祈祷さえ執り行っていれば、自分が生きている時代のどの時点からも時空領域は創造できるらしい。そして今回は、未来の世界。一年半後の世界へ斎の魂を転送する〝キメラの宝木〟計画だった。普通に考えて、一年半後の未来には、斎は存在していない。斎暗殺計画によって、彼女は自ら服毒して、死亡しているのだから、未来の世界、我々から見て現在の世界において、斎の魂の受け容れ先の肉体が存在しないのだ。
 そこで上月加世は、奇策に打って出た。一年半後の世界、しかも秘密の祠近くに滞在している久慈理穂に目を付け、彼女の肉体に斎の魂を憑依させる事を思いついた。これは大変な荒業だ。彼女ひとりのちからでは遂行できない、二人の能力者が協力する必要がある。これに先駆けて、彼女は、久慈理穂と連絡を取り、事情を打ち明け、祈祷場へ呼び寄せて、その呪われた魔女のちからによって、事前に、斎と理穂、ふたりの魂の入れ替えを行い、その後で、上月加世が創造したワームホールで、一年半後の理穂の肉体に斎の魂を転送した」
 万歳のポーズをとって、わたくしは、
「お手上げだ。もう一回、説明してくれ」
「つまりこういう事だ。俺は一年半前、F支部精舎の地下の祈祷場で、手始めにといってはなんだが、久慈理穂の不思議なちからを目の当たりにした。彼女は斎の両手をにぎって、しずかに目を閉じた。その直後に、二人は畳に倒れた。俺はあっけにとられて、とにかくその経過を見守った。じきに、倒れた斎の体の方が、むっくりと起き上がって、何事もなかったかのように畳に正座、そのまま祈りをささげた。今にして思えば、それは、斎の肉体に憑依した、理穂の魂。
 ところが理穂の体は、いくら待ってみても、畳に横になったまま、ピクリともしない。俺は癖で、腕時計の針の位置を確認した。それから、上月加世の念仏が延々と唱えられた。ひとり畳に倒れる理穂、正座して祈りをささげる斎、合唱礼拝の背中を見せる上月加世。それからは、時間だけが過ぎ去った。同じ光景が何時間もくり返された。俺は、恐る恐る彼女らの背後を回って、倒れた状態の理穂の体に忍び寄った。そして、理穂が生きているのか、死んでいるのか、そっと安否を確認した。彼女は意識を失ってはいるが、しっかりと呼吸をしていた」
「どれくらいの時間、そうしていたんだ?」
 この時、冬季割増と表示されたタクシーが、ペンションの敷地内に入って来た。バキバキと氷を踏んで、わたくしと敷島の間に入って、停車。車内灯が点いて、それが久慈篤を乗せたタクシーだと知れる。彼は支払いを終えて、コートを腕に降車した所で、わたくしの姿に少し驚く。
「宗村さん? なんだ、わざわざ」
「ああ、別件ですよ。どうぞ」
「え? ああ、すいません」
 何度も頭をさげて、ペンションの中へ入る久慈。
 敷島は、走り去る雪国のタクシーを見送ってから、
「時間か。理穂が意識を失って、それが戻るまでに、五時間十七分。最初に沈黙を破ったのは、上月加世だった。重苦しいうめき声と共に、突然、彼女の首にあった勾玉が吹き飛んだ。ややあって、畳に寝ていた理穂の肩が動いて、その様子を見た斎、立って歩いて行って、理穂の手を取って、しずかに目を閉じた。これにて〝キメラの宝木〟という儀式は完了。全てが五時間十七分前の元の状態へと戻った瞬間だった」
 わたくしの背後、食堂の窓明かりが、再び明るくなる。
「うーんと、つまり、こういう事か? 久慈理穂の超能力によって、斎と理穂の魂が入れ替わった。次に上月加世はワームホールを創造し、それから、理穂の肉体に憑依した、斎の魂、そいつを一年半後の今日、ペンションに宿泊中だった未来の理穂へ転送した。これが実は〝久慈りお〟の正体であって、それから五時間十七分後に、斎の魂は過去へ帰還、理穂の肉体に戻って、それを待っていた理穂の魂は、再び魂の入れ替えを行い、全てが元の状態へと戻った。えらいややこしい話だな」
「なんだ、うまく理解しているではないか」
「理解はしていない。今の話をまとめただけだ」
 カランコロンとドアベルが鳴って、玄関のドアが開くと、ぞろぞろと刑事たちが出て来た。全員、羽賀や石動ら警察関係者だった。石動は、やはり少し驚いた表情で、
「こんな所にいたんですか? お二人とも、風邪ひきますよ」
 敷島は挨拶がてら右手を挙げて、
「今日はご苦労だった。帰ってよく休むといい。明日からまた、大変だ」
「敷島さんも。結局、我われだけで打ち合わせてはみたものの、続きは明日、専門家グループの意見を聞いてから、そればかりで、話は一つも進みませんでした」
 ほかの刑事たちも、敷島に頭をさげて、ぞろぞろと駐車場の方へと移動する。
「加藤は置いて行きます。何もないとは思いますが、念のためです。何かあったら、二〇五号室の彼に言って下さい。それでは、また明日」
 深々と頭をさげて、石動、うーさぶ! と星空を見上げて、とぼとぼと車の方へ歩いて行く。途中、雪の上で滑った羽賀が、短い悲鳴を上げて尻餅をついた。男たちの笑い声が上がる。
 敷島は、腕時計の針を確認してから、
「とにかく、キメラの宝木という、非常に闇の深い、神秘的な儀式を終えて、斎の魂は、五時間十七分という短い間、一年半後の未来の世界を見て、聞いて、感じて、帰還した。これが君の言う〝りお〟の正体なのだが、それから斎は、明らかな心情の変化が見て取れた。片思いの相手、太古秀勝の突然の死、その深い悲しみによって、心を打ちひしがれ、極限の放心状態だった彼女は、未来の世界にふれてからというもの、打って変わって、冷静さを取り戻した。深い悲しみの底から立ち上がって、自分の足を使って、逆境の地を歩くようになった。その目に迷いはあるものの、以前のように死んではいなかった。死んではいない、それどころか斎は、死の、その向こう側を見ていた」
 刑事たちが乗ったワゴン車と、羽賀の軽自動車が、連なって、ゆっくりと駐車場から出て行く。
「その生まれ変わった姿とは、一年半後の今日、君と会って帰って来た姿。つまり斎は、宗村賢治という男に会う事によって、その運命が大きく変化したという事だ」
「斎の運命が、大きく変化した。という事は」
 敷島は歩いて来て、わたくしの肩に手を置いた。
「一年半前の斎暗殺計画、そこで斎は、江口から渡された薬包紙をひらいて、迷うことなく服毒自殺を図った」
「は?」と言ってわたくし、まったく当てが外れた顔をして、
「それじゃあ、何も変わらないじゃないか。上月加世が執り行ったキメラの宝木、その謎の儀式によって、斎は助かったんじゃないのか?」
 突然、原付バイクのようなエンジン音が、雪山から響いて来た。
「良いタイミングだ。どうやら、うまくいったようだ」
 敷島は、満足気に腕時計に目を落とす。これだ、敷島は、さっきから時間ばかりを気にしている。
「何だ、何だ、何の騒ぎだ?」
「夜間パトロール隊さ。君も知っているだろう、羽深に、貝沼だ」
 三気筒エンジンの音が近づいて、さらに大きくなると、二台のスノーモービルは、スロットルレバーで回転数を下げながら、ペンションの裏を回って、駐車場を通過して来た。上下に揺れるH4のLEDライトが、道を挟んだペンションの外壁を白く照らす。運転手の赤いウェアに〝PATROL〟の文字が見えるから、敷島の言う通り夜間パトロール隊に間違いない。
「貝ちゃん飛ばし過ぎだって! こっちはさ、昨日から調子の悪いツアラーに乗って、しかも怪我人を搬送しているんだからさあ!」
 そう言いながら羽深は、左手のグローブでブレーキをかけ、右手でキースイッチを回した。
 荒々しくヘルメットを脱いだ貝沼、ソバージュヘアーを左右に振って、
「自分で壊したんでしょう! ベルトのカス吸い込んでキャブが詰まってんじゃないの⁉」
 スノーモービルのエンジンが止まると、辺りは元の静寂に戻る。
「キャブはもう見たって言っているじゃないか。一回ちゃんとオーバーホール出さないとダメなんだって、こいつ」
 貝沼が運転していたスノーモービル、その後部座席に乗っていた女性が、オレンジ色のマムートのヘルメットを脱いだ。
「あれ?」
 わたくしはその、思いがけない女性の顔を見て、不審げに眉をひそめる。
「おじさん!」
 ピンクのハードシェルを着た女性、その子がわたくしの姿に気がついて、大きく右手を振りながら、嬉しそうに走って来た。
「あ」ずさ? 彼女の顔は、米元あずさだった。だけど、何だか雰囲気が違った。ばっさり長い髪を切ったせいもあるが、あの、浮ついて迷惑な〝あずさ感〟がゼロだった。
「おじさん」と言って、相手はわたくしの体をよく見てから、
「良かった。わたしが精神感応の中で言った言葉、ちゃんと忍さんに伝えてくれたんですね。あんな恐ろしい祠から、無事に戻って来る事が出来て、何よりです」
 わたくしの頭は、しっかりと混乱しながらも、とっさに次の言葉が出た。
「りお? りおなのか?」
「そうです、わたしは久慈りお、罪も無い人たちを殺めた、呪われた能力者です」
 敷島は、わたくしと、それからりおの肩に手を置いて、二人の顔を見比べて、
「宗村、これが上月加世の描いたシナリオ、〝キメラの宝木〟の一つ目の成果だ」
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