如月さん、拾いましたっ!

霜月@如月さん改稿中&バース準備中

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22話(9)#お風呂はただの前戯です?!

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「お風呂入る前だし、衛生的にします」


 ぐちゅ。いつもより中に入ってくる音がいやらしく響き、頬が染まる。


「~~~~っ」
「どうしたの? あ、音? 今日はよく鳴るもんね。もっと立ててあげようか?」


 指が引き抜かれると、如月が指先に潤滑剤を追加で垂らした。そんなに付けてどうするの!! 俺の脚を割り開き、どろどろした指先を、窄みに沈めると、音を響かせるかのように、指先が掻き動いた。


 ぐちゅ…くちゅ。


「あっ…やめっ音がっ…はあっ…普通に…んあっ…して…ぁっあっ…んっ…やっ」


 水気のある音が部屋に鳴り響く。耳からも刺激され、頬が更に赤く染まる。動かせば動かすほど、腿周りに潤滑剤が垂れ、濡れていく。恥ずかしい。


「いっぱい溢れちゃったね。脚、舐めてあげようか?」
「いいっ!! しなくてっ!!」
「でもこんなに濡れちゃったから、綺麗にしなくちゃね」


 膝の下に如月の手が入り、脚が持ち上がった。腿に如月の顔を近づくと、舌先で溢れた水滴がゆっくり舐め取られた。


「あっやめてっ…んっ……あっ…体に悪いって…あっ……ぁっ…やっ……だめっ…ん…」


 ゆっくり這う舌に、背中がゾワゾワする。やめて欲しいのにやめて欲しくない。


「シたくなっちゃった?」
「そ、それは……」


 舐めるのを止め、脚の間から顔を上げて、如月が意地の悪い笑みを浮かべた。もぉっ!!


「脚を下ろして!!」
「やだ」


 俺の方を見て、如月がクスッと笑い、持ち上げた脚に、繰り返し、口付ける。ちゅ…ちゅっ。


「ふふ。でもそろそろお風呂かな? ん…ん……」
「んっ…あっ…お風呂…っ…いかないの……はぁっ…ちょっ…あっ…脚に痕付けないでっ…」
「やだ」
「んもぉ~~っっ…如月っ!!」


 拳で、ぽこぽこと如月の胸を叩くと、前髪が掻き上げられ、額にキスされた。突然の額への口付けに頬が熱くなる。そういうの、ずるい!!


「あははっ! ごめんごめん! お風呂いこっか」
「もぉ~~っ」


 如月に手を引かれ、体を起こす。ふと、あることに気づく。下半身が!!! 大変なことに!!!


「この状態で行くの……?」
「私も同じ状態だから良いでしょ。お揃いだね」


 如月の下半身を見る。ズボンが膨れ上がり、ピンと、張っていた。


「あんまり見ないで。恥ずかしいから」
「ちゃんとお揃いか確認しただけ!」


 薄紅色に染まる、如月の頬を見て、笑みが溢れる。なんだ、如月も同じか。本当にお揃いだ。


 この状態で如月家を歩くのは、少し恥ずかしいけど、俺だけじゃないなら、いっか。着替えを持ち、浴室へ向かう。


 脱衣所のカゴに、バスタオルがさりげなく2枚置かれている。いちゃいちゃしてたのが、バレているみたいで恥ずかしくなる。視線を感じ、服を脱ぐ手を止めて、如月を見た。


「な、なに?」
「いや……(千早と風呂入ったなんて言ったら殺されるな……)」
「え? なんか怪しいんだけど」
「何もありませんよ」


 ぎゅ。抱きしめられた。怪しい。


「抱きしめときゃ誤魔化せると思ってない?」
「断じて何もない!!!(多分)」


 俺から逃げるように、如月は服を脱ぎ、浴室に入っていった。なんだ? まるで何かあるみたい。訝しみながら、服を脱ぎ、如月に続く。


 あ! 洗い合いっこしたい!!! まだ一度もしたことがない!! 今日こそはしよう!! 人の家だから勝手がわからないけど!!


「洗ってあげるよ~~」
「え? 結構です」


 下心全開で、バスチェアに座る如月に近づく。む。断るなんて!!! 一度、俺に洗われてるくせに!!


「遠慮すんなって~~」


 シャワーを手に取り、お湯を如月の頭から勢いよくかけた。くらえ!!!!


「ちょっと!! 何?! 強くかけないで!!! やめて!!」


 はい、全身濡れましたぁ。


「今から頭洗いまぁす」


 シャンプーを手のひらに乗せ、わしゃわしゃと、如月の頭を洗う。楽し~~っ!!


「やめて!! そんな荒く洗わないで!! 毛先が絡まるから!! 丁寧に!!」
「こう?!?!」


 優しく指先を髪に通して洗う。


「そう! 指の腹で地肌を洗って!! 優しくマッサージして!!」
「ん~~……」


 細かい!! うるさい!! 面倒くさい!!! 早く終わらせよ!! シャワーで泡を流し、トリートメントを付ける。


「よく染み込ませてね」


 どんだけ髪大切なの!! トリートメントを揉み込んで、シャワーで洗い流す。はぁ、終わった。


「はい、次俺の番~~洗って?」
「はいはい」


 如月と椅子を交代する。


 如月が俺の頭をシャワーでしっかり、濡らした。シャンプーを手で泡立てると俺の髪に付け、両手で上下にかくように、指の腹を使って洗う。


「あっ……なに……きもちいんだけどぉ……」


 なんだかリラックスする。気持ちが良いのも束の間。すぐにシャワーで泡を流された。もっとやって欲しかった。


「はい終わりーー。背中洗って~~」


 なんか早い。黙って椅子を交代する。ボディーソープを手に取り背中を洗う。


「前は? ねぇ、前も洗っていい?」
「え? やだ」
「前を洗い合うのがこれの醍醐味じゃないの?」
「そう? 後で洗ってあげるね」
「え? 俺は?! あっ!!!」


 あーあーあー。自分で洗っちゃったぁ。洗いたかったなぁ。俺、如月の頭洗って、背中流しただけじゃん。つまらん……。如月と椅子を交代した。


 *

 
 そんな、洗ってなんかもらったら、抑えられなくなる!!! ボディーソープを泡立て、睦月の背中を洗う。


 大体、頭洗うだけで『あぁっ…なにっ…あっ…きもちいんだけどっ…あっ…(※如月にはそう見えた)』って感じちゃう睦月さんはどうかしている!!! もうっ! こっちが爆発するかと思って速攻シャンプー流しました!!!


 背中を洗い終わり、前に移動する。どき。睦月さんの身体。泡越しにそっと胸元へ触れる。心臓がドキドキ鳴っているのが、手に伝わった。


「緊張してる?」
「……洗われたことないもん」


 ふふ。可愛い。


 先に腕と脚洗っちゃお。ごしごし。メインを最後に洗おう。足の指の隙間に指を入れると、睦月が急に体を捩った。


「あはっ! ちょっと! くすぐったいんだけど! なにっ! やめてっ! そこまで洗わなくていいしっ!」
「洗わないと足くさくなるよ」


 反対の足も洗おう。同じように足の指の隙間に指を入れる。


「ちょっとちょっとちょっと!! やめてって!! あはっ!! くすぐったいからっ!! やだあっ!」


 泡だらけで笑う睦月の姿が可愛くて、冷めかけたはずの下腹に再び熱が籠る。


 残りはメイン。じわじわやっていたらのぼせそう。サッとやってベッドで美味しく頂こう!! 胸元、お腹、へそと順番に洗っていく。


「…………」
「どうしたの? 期待してたのと違った?」


 よし。終わり。シャワーで洗い流す。


「まぁね!!!!」
「睦月さんのえっち~~」


 一緒に湯船に浸かり、後ろから睦月を抱きしめた。ぎゅう。


「明日には、おばぁちゃんち帰るの?」
「んーー。居ていいなら、しばらく居るけど。うちは来なくていいよ」
「友達としていくのも?」
「友達として来るなら余計こなくていい。両親が生きてたら俺も受け入れてもらえたのかな?」


 淋しそうな笑みを浮かべる睦月へ、愛情を注ぐように、きつく抱きしめる。


「どうでしょうね。同性愛の感じ方なんて、人それぞれで違いますし。多様性で認められやすくなっても、受け入れられない人には気持ち悪さしか感じないかもしれませんね」
「如月家、俺は好きだよ」
「ふふ。良かった」


 睦月の顎を持ち、自分へ向け、優しく唇を重ねた。


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