如月さん、拾いましたっ!

霜月@如月さん改稿中&バース準備中

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41話(3)一泊二日富山旅行!! 客室露天風呂で一緒にお風呂は幸せです?!

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「今からお風呂入りますか?」


 部屋に着き、睦月の後ろから肩にそっと触れる。睦月がこくん、と小さく頷いた。脱がせてあげた方がいいのかな?


「自分で脱ぐ?」
「……脱がせて?」


 甘えてる。プルパーカーの裾を掴み、ゆっくり持ち上げ、脱がせる。ズボンのボタンを外し、ストンと、床に落とす。下着姿になると、睦月が振り返った。


「俺も如月の服、脱がせる」
「えぇ~~? そう?」
「なんでちょっと嫌がるの!!」
「嫌がってはないですよ~~」


 睦月の手が首元に来る。襟付きシャツのボタンが上からひとつずつ、外されていく。1個ずつ外れるボタンに、少しえっちな気分になる。


「シャツ下ろすね」
「どうぞ」


 肩からゆっくりシャツが下ろされた。緊張しているのか、睦月の動きがぎこちない。シャツが肩から落ちると、睦月が私の前で膝を床につき、テーパードパンツのホックを外した。


「下ろすよ」
「下着も下ろして良いですよ。ふふ」
「えっ……あ…うん……」
「ほら、早く脱がせて?」


 テーパードパンツが床に脱がされ、私も睦月と同じように下着姿になる。私の姿を見て、睦月が頬を赤らめた。


「照れてるの?」
「あ、いや、えと……なんか急に恥ずかしく……」
「ホームじゃないですもんねー」
「ホームではないね……」


 睦月の肌着を捲り、頭から抜き取る。少し割れた胸筋と桃色の胸の突起が露になり、じぃっと見てしまう。


「睦月さんのえっちぃ」
「脱がせたの如月でしょ!!!」


 下着のゴムに指を引っ掛け、下ろしていく。まだ立ってない。裸になった睦月を上から下まで見つめる。恥ずかしそうに俯いている。可愛い。早く抱きたい。


「そっ…そんなじろじろ見ないで!!!」
「……自分が男だからって、他の人の前で簡単に脱いじゃダメですよ」
「脱がないってば~~」


 睦月を脱がせ終わると、今度は自分の肌着に睦月が触れた。ゆっくりと、肌着、下着と順番に脱がされていく。


「白い……」
「引きこもりですからね」


 睦月の手を引っ張り、ガラス張りの向こうに湯立つ、客室露天風呂へ向かった。お互い掛け湯をし合い、露天風呂へ脚を入れる。


 ざばぁ。


 やっぱり2人で浸かると少し狭い。調節するように、湯が溢れた。湯の中で睦月を後ろから抱きしめる。


 睦月と真っ暗な空を見上げた。空気が澄み切っており、星がよく見える。闇夜に光る、満点の星空は美しい眺めだ。


「暗くて外の景色は見えないけど、星空は綺麗だね」
「そうですね」
「なんでコスモスのために前泊って思ったけど、来てよかった」
「またどこか旅行に行きましょ。色んなところ睦月さんと行きたいです」


 睦月の顔を覗き込むと、口元に笑みを浮かべ、私を見つめた。自然と、お互いの顔が近づき、唇が重なる。そのまま少しだけ、啄む。優しいキスを交わす。


「睦月さん、好きですよ」


 指の背で頬を撫でると、大きな瞳を細め睦月が微笑んだ。


「俺も好きだよ、如月」


 抱きしめている腕に、睦月の腕が重なり、ぎゅっと、締め付けられた。



 このひと時を幸せに想う。



 ーーーーーーーーーーーー
 ーーーーーーーー
 ーーーー

 *


 えっちするのかな?!?!


 お風呂から上がって浴衣に着替えたものの、このまま寝室へ行って待っているのも忍びなくて、ソファに腰掛ける。


 如月はもう少し浸かっていたいとか言って、まだ露天風呂に入っている。(※如月は長風呂)えっとえっとえっとぉ!!!!


 何か飲み物でも入れよう!!!


 備え付けの冷蔵庫からお茶を取り出し、コップに注ぐ。酒は飲まない。如月にも飲ませない。せっかくの良い雰囲気を壊したくない!!!


「あ、お茶淹れてくれたんですか?」
「うん!!」


 浴衣に着替えた如月が隣に座った。この人浴衣が似合う!!! 髪の毛が濡れていて色っぽい!!!


 如月と目が合い、しばらく見つめ合う。


 こっこれは……!! 今からえっちですか?!?! ど、どうしよう!!! まだ心の準備(?)が!!! な、なんか分かんないけど異常に緊張してきたぁあぁあぁ!!!


 お茶……お茶飲もう!!!!


 先ほどコップに淹れたお茶を一気に飲み干す。


 ごくごく。


 おかわりしよう。ごくごく。足りない。もっと飲みたい。緊張のせいか、お茶が進む。ごくごく。
 


「お茶飲み過ぎでは?」
「え? あ、うん……なんか初めて並に緊張しちゃって……」
「初めてって……」
「た…たぶん、大丈夫だから……うん」


 如月が心配そうな表情で見てくる。まぁね。うん。大丈夫ではない。めちゃくちゃ緊張している。旅館? 旅館だから?! いつもと違う雰囲気が緊張を更に煽る。


「割と本番には強いタイプだからその……」
「気にせず抱けって言ってます?」
「言ってるような……言ってないような……」
「どっち」


 うぅ~~どうしよう。お風呂に入ってた時はそこまでの緊張はなかったんだけどなぁ。思わず俯いてしまう。


 なでなでなで。


 如月に頭を撫でられる。


「まぁ、とりあえずベッドでゴロゴロしてみる? お姫さま?」
「姫ではない」


 今日は如月と俺以外、誰も居ない。思う存分甘えても、問題ない。24歳にもなって恥ずかしいけど、俺を抱き上げて、ベッドまで運んでよ、如月。


 両腕を如月の方へ伸ばす。


「だっこですか? 仕方ないなぁ~~」


 如月がソファから立ち上がり、俺を俵のように担ぎ、歩き始めた。脚をぱたぱたと動かして遊ぶ。


「睦月さん、危ない」
「なんか動かしたくなるんだもん~~」


 寝室に着くと、ゆっくりベッドへ降ろされた。隣に如月が腰掛け、俺の頭を優しく撫でる。


「睦月さんが大丈夫になるまで、シないから。少しゆっくりしよ?」
「ありがと」
「こっちおいで」


 如月がごろんと横向きに寝転がり、俺の手を引っ張る。引かれるがまま、如月の腕の中に転がり込んだ。


 ぎゅぅ。


 背中が如月の腕に締め付けられる。同じように如月の背中を締め付ける。抱きしめ合う身体に、ドキドキする。


 しゅるるる~~。


 浴衣の帯が引っ張られている。


「……俺が大丈夫になるまでシないんじゃなかったの?」
「そう思ったんですけど……無理かも」
「もぉ~~」


 どさ。


 覆い被された。手と手が重なり、指を絡め合う。ただ、真っ直ぐ、如月の目を見つめる。如月もまた、俺の目を真っ直ぐ見つめた。


 なんだか恥ずかしくて、頬が赤く染まる。


「ふふ。赤くなってる。可愛い」
「なんか恥ずかしくて……」
「初めての時みたい?」
「そうかも」


 如月の手が優しく俺の頬を撫でた。頬を撫でる手が少しずつ移動し、頭に触れる。なでなで。


「少しは緊張和らぎました?」
「う~~ん……」


 まだ緊張はしている。如月の両手が俺の頬を包んだ。如月の顔を近づくのを見て、軽く目を瞑る。


「ん……ん……んん…ん…はぁ…ん……ん……」


 優しく唇が重なった。唇が触れると、すぐに離され、また口付けされる。何度も何度も啄むように唇が当てられる。もっと、もっとキスして。如月を求めるように口唇を開く。薄く開いた口唇から、如月の舌が入ってきた。


「ん……っんん…ん…ふ……ん…っんん…ふ」


 内側から蕩かされるような、甘くて、熱い、舌の絡め合い。感情を高めるように、次第に、深く触れ合わせていく。


「っん……ふ……んん…ふ…はぁっ…んん…んはぁっ」


 如月の舌を感じながら、動きに合わせる。好きだよ、如月。如月から漏れる浅く熱い吐息に身体が熱くなる。


「んんっ……んん……ん……はぁあっ」
「ん……」


 ゆっくりと舌が抜かれた。ちゅ。頬にキスされ、顔が赤くなる。心配そうに如月が俺を見つめた。


「まだ緊張してる?」
「若干」
「どうする? 大丈夫? 無理にはしないよ」
「大丈夫。優しくして?」
「もちろん」


 ほどけかけていた帯は完全に解かれる。かけ衿の隙間から手が入り、指先が優しく胸の突起に触れた。


 大丈夫。そう思ったのに、緊張と恥ずかしさが一気に込み上げる。


「んっ…ぁっ…如月っ……待って……」
「どうしたの?」


 正直、こんなことで止めるのは迷う。でも嘘はつきたくない。自分の気持ちは出来る限り如月に伝えたい。


「…えっと……その……はっ…恥ずかしい」
「はい?」
「ごっごめん……たっタイム!!!!」
「タイム?!?!」


 掛け布団を手繰り寄せ、布団で如月との間に距離を作る。真っ赤に染まった顔を両手で隠した。


 体位も平凡なのに、部屋のせいなのか、雰囲気のせいなのか、なんなのか分からないけど、めっちゃ恥ずかしいし、緊張するのはなんで?!?!


 ぁああぁあぁあぁ!!!! どうしよう!!!





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