原始時代に生き抜いた最強の戦士オクルトス

ジンクス

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一人目:闇血月のジェイスウォーカー

ベルライラ公国7

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遠くの方から大勢の黒い影、そして おおおおおお!!!っという雄たけびが
じょじょに大きくハッキリと聞こえ始めてきた。
「戦闘たいせええええいっ!!!!!とつげええええきっ!!」
ドドドドドドドド!!!っと 荒っぽくうるさい馬の駆ける音が耳から離れない
俺も一同と同じで、精一杯の雄たけびを上げながら馬を走らせる。

敵軍と自軍、双方の先頭が交わる
その瞬間に10人、20人と一瞬で命が奪われた。
槍で相手の体を突き刺し殺す、その逆もしかり
双方の軍勢は敵軍の方がやや多く感じたが、俺がその分をカバーすればいい

イメージしろ・・・。
(俺の体は最強の体、絶対に傷をつけることはできない、その腕は神の手、全てを破壊する)

「その首!!貰い受ける!!!!」
敵軍の騎兵の槍が俺の首を刺す
槍はガラス細工のように砕け散る
俺は騎兵と擦れ違う瞬間に馬ごとラリアットをして切り裂いた
馬の首から当たり、兵士の上半身と下半身が切断され鮮血が宙を舞う
「アアアアアアアアアアアッ!!!!!!」
拳を振りかざし流れるように騎兵、歩兵をワンパンで倒していく
「す、すげえ!!あれが異能の力・・・!!!」

どれだけ大勢に刺され、剣を振り下ろされても 全てを破壊する
「どうなってんだ!!こいつはああ!!!!ば、ばけものめっ!!!!」

「ダリャアアアアッ!!!!!!!!」
拳を構え、歯ぐきをむき出しにして敵軍に突っ込むジェイス

結果、敵軍は全て壊滅。
ジェイスの功績により、自軍の半分はまだ兵士が残っている

「やったぞ!!!やった!!!!!俺たちは勝ったんだ!!!!!!」
ベルライラの兵たちは喝采の雄たけびをあげていたが、一人の兵士が指を刺して叫ぶ
「まだだ!!!!敵襲!!!!!敵襲!!!!敵の援軍!!!!」
その数100人くらいだろうか、俺たちの軍勢はすでに30人弱、ほぼ勝ち目はないだろう
顔面蒼白となる兵士たち、膝をつく者もいた。
誰もが敗北しかないと思っていたが、ジェイスが歩を進める。
「お前らちょっと下がってろ」
仁王立ちしたジェイスは、刀を眼前で構え眼をつむる
(俺が、どこまで能力を引き出せるか・・やってやる・・)

イメージしろ・・・。
(俺が求めるは、最強の衝撃刃、全てを薙ぎ払う最強の一撃!!!)

「闇の刃をその身に受けろ!ダークファルクス!!!!」

ジェイスが刀を居合い抜きのように抜き放つと闇のオーラを纏った衝撃刃が軍勢に飛翔していく。
黒い影は全て無慈悲にも切り刻まれ即死。
今頃向こうでは首や両手足がバラバラになった死体でいっぱいになってるだろう。
「な、なんと!!!!これほどとは!!!すごすぎる!!!」
わああああ!!!!っと喝采が再びあがる
兵士たちは俺に群がると胴上げしようとしてくる、俺はそれを必死に拒んだ
しかし、その時だった
爆音がその場に広がる
「な、なにごとだ!!!!」
複数の爆発が発生、それにより兵士が死んでいく
「あれだ!!!!!」
兵士の一人が空を指差して叫ぶ
「メテオ!?!」
俺は声に反応して空を見上げると
とてつもなくバカでかい岩の塊が炎を纏ってジェイスの頭上、役50mに降り注がれようとしていた
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