原始時代に生き抜いた最強の戦士オクルトス

二人目：吟遊詩人は少女に謳う

キャラクタースペック

通り名：悲劇を背負いし詩人
名前：アベル
強さ：900
覚醒後の強さ：２５０００
年齢：１９



とある小さな街に少女は住んでいた。
「てめえっ！！！！何度いやあわかんだ！！！このクソヤロウ！！！！」
バシッ！！っと静寂の夜に音が鳴る。
少女の頬っぺたは赤く腫れあがり、少女は頬に手を添える。
「申し訳・・ゲホッ・ございません・・・っ」

この少女の名はメアリー、親に売り飛ばされ、奴隷として日々を生きている。
そして私の目の前にいるのは、私を買われた旦那様である。

「ったくよぉ・・・おぉ・・・いてぇ・・
てめぇ、次噛んだら殺すからな」
私はあまりの恐怖に声すら出せず、ただ涙を浮かべてうなづくと
男は私の髪の毛を引っ張り上げて　乱暴に私の口を使った。
何度も何度も、その行為が終わるまで。

日が昇り、その日差しが闇に落ちるまでの間、少女は一人で大きな屋敷の掃除をしなければならない

敷地は半径１００ｍほどある豪邸で、他にメイドがいたが皆　この少女をうまく使っていた。
「ああ、ちょっとアンタ」

階段をホウキで掃除しているときに２，３人でおしゃべりをしているメイドの一人が話しかけてくる。
「その掃除が終わったら次はお風呂場の掃除もしておいてちょうだい、いいわね？」
「はい・・」

「はぁ～～～　あんたみたいな駒使いができてから　ほんと仕事が楽になったわぁ」

メイドと言っても　おばさんが多い、おそらくこの少女がメイドの中では一番若いだろう。
まぁ、少女にとってはメイドというより立場は奴隷なのだが。

お風呂場の掃除が終わる頃には日が落ちてきていた。
「っ・・」
メアリーの指先は過度な労働により、指先の皮がすりむけていた。

「痛い・・・でも・・頑張らないと」

また今夜も・・旦那様と・・・。




+特殊能力+

・ヒーリングミュージック（アクティブ）
範囲、アベルを中心に光のオーラが煌く、ＨＰを５％ずつ１０秒間に渡って回復する。
毎秒ＨＰ３％ずつＨＰを失う。
ＨＰが０になるまで使用を続けると死亡する。

・ハウリングミュージック（アクティブ）
範囲、音の共鳴、悪しきモノのみに有効、５０％の確率で錯乱。
相手の最大ＭＰの５％を毎秒１０秒間にかけて失わせる。
相手のＭＰが０の状態でこのスキルを食らうと確実に頭が破裂する。
毎秒ＨＰ３％ずつＨＰを失う。
ＨＰが０になるまで使用を続けると死亡する。

・極演奏（パッシブ）
この世の全ての楽器を全て弾くことができる。

・グランドボイス（覚醒スキル、アクティブ＆パッシブ）
範囲、楽器無しでヒーリング＆ハウリングが使用可能。
ヒーリング＆ハウリングの能力１０倍。
使用中は毎秒ＨＰが３％ずつ減少する自身のＨＰが０になるまで使用可能
ＨＰが０になるまで使うと死亡する。





＋装備品＋


武器：フルート（一般）：攻撃力１２
どこにでも販売されているフルート。

服：粗悪のローブ（粗悪品）：防御力５
古びて褪せている、膝下までの長さがあるローブ。

靴：汚れた革のブーツ（一般）：防御力１０
かなり使いふるされている、くるぶしの上くらいまであるブーツ。

アクセサリ：魔法使いレーネの指輪（ユニーク）：魔法使い適正者が装着すると魔力＋2000
アベルの知り合いである、レーネはこの世界に存在する３大魔法使いの一人。
彼女の魔力が染み込まれた指輪である。