30 / 95
決戦・後
しおりを挟む
俺達は今、狭い山道を進んでいる。
遠くには馬の足音と、砂塵が舞っている。
ベラトリアの軍が行軍しているからだろう。
「ジャン、こんな場所進んで相手を追うことに意味あるのか? 戦える場所なんてあんのか?」
(アウグスト辺境伯が持っていた地図によると、この道の先は平地に続いている。そこで応戦出来ると思う)
「ふ~ん。まあいいけど……」
アウル軍は進軍していく。
山岳を進んでいき山をひとつ越え、断崖に囲まれた真っ直ぐ続く道を進むと、開けた場所に辿り着いた。
しかし、その場所は平地などではなく、大きな大きな闘技場のように周りは断崖に囲まれ、すでに到着していたベラトリア連合国の軍が待ち構えていた。
(おいジャン。平地なんかねえぞ)
(いや……そんな――)
その断崖の上からさらに兵士が現れる。どう見ても味方ではない。
「ガッハッハ!」
大きな笑い声が聞こえてくる。
「お前がロア王国の三傑の一人、ジャン・アウルだな! 私の名前はヴァリック! お前をここで仕留めさせてもらう!」
その声の主は大きな体格をしていてヴァリックと名乗った。今回の総大将の名前だ。
「おいおい……どうなってんだよ……」
頭の中は、疑問しか浮かんでこない俺。
戸惑っているその時だった――。
「放てーーーーーー!!」
ヴァリックが大きな声で指示をすると、空一面の色が変わるほどの矢が降ってきた。
これはどうみてもまずいと思った瞬間、とつもない突風が巻き起こり、全ての矢が風によって弾き飛ばされ断崖に刺さる。
般若のお面を飛ばないように抑え、お面と指の間から俺の前に見えた姿は、グロッセだった。
「ジャン様! 逃げてください! ここは俺が止めます!」
それは突然だった。
「何言ってんだよグロッセ!」
俺は叫ぶ。
「早く! 時間がない! 俺の部隊が殿を務めます! ジェイド大将ーーー!!!」
「ジャン様を連れて行って下さい! 早く!」
「分かった……私の兵も三百残していく。グロッセ殿は頼んだぞ!」
「任せて下さいよ大将!」
グロッセは大剣を構える。
「おいおいおいおい! 本当になに言って――」
「全速力で逃げるよジェイド!!」
「グロッセ貴様……また手柄を持っていくのか!」
「リリアか。お前も早く逃げろ……ジャン様を頼んだぞ」
「お前に言われるまでもない。主様は私が守る」
「早く逃げやしょうドクター!」
「にっげろ! にっげろ!」
「グロッセ!!」
「ジャン様! 褒美は期待していいっすよね!?」
「勿論だ。なんでも言っていいぞ」
「そりゃあ楽しみだな! お前ら行くぞーー!!」
「「「おおおおおお」」」
グロッセの部隊が突撃していく。
「全軍退却ーー!!」
(おい! ジャン! グロッセおいて逃げんのかよ!)
「逃がすなーーーー!!」
ヴァリックの声も聞こえる。
全速力で逃げようとしても道々の断崖には伏兵が潜んでいた。
上から矢や大きな岩でアウル軍に攻撃を仕掛けてくる。
「ジャン様を護れーー!!」
盾を持った兵士達が追走し、ジャンを攻撃の雨から護る。
それだけではなく、断崖の上から相手の兵達が駆け下りてくる。
何故こんな状況になってしまったのか、俺には全く分からなかった。
今はとにかく逃げるしかなかった。
断崖に囲まれた道を抜け、山道を急いで進んでいく。
「ジャン様ーーーー!!!!」
山に生えている木々に兵が忍んでいて、そこから飛びかかって斬りかかってくる連合国軍兵士が。
ジャンは対応が遅れ、一撃を食らってしまった……。
「主様ーー!!」
リリアがその兵士を斬り伏せる。
般若のお面は割れ、顔の左側に深い切り傷が。
致命傷ではないが、血が流れ出て、顔の左半分が血だらけになった。
「主様大丈夫ですか??」
「リリア助かった……とにかく早く逃げるぞ!」
どこに隠れていたんだと言いたくなるほど、ベラトリア連合国の兵士が現れ襲ってきた。
ジャンを護るように四方を兵士が追走し、さらにリリアとジェイドが近くを護る。
とにかく逃げ切る事だけに専念し、馬を飛ばすジャン。
……。
やっと最初に戦っていた荒野まで来る事が出来た。
ジャンは後ろを振り返る。
「追っては来ていないようだね」
「ジャン様! 油断してはいけません。ここにも伏兵が潜んでいるかもしれません!」
「ああ分かってるジェイド。ロッカーラまでこのまま突っ走るぞ!」
馬の速度を緩めずそのまま走っていく。
行きよりも帰りの方が時間は早く感じるものだが、とてつもなく長く感じる。
パンッパンッ! パンッパンッ!
遠くで大きな音が四回鳴る。
アウグスト辺境伯からの合図で、撤退の合図だった。
「ジェイド、リリア! エルガルド、テディもいるか? このままロッカーラまで戻るぞ!」
「「はっ!」」
「アイアイサー」
「了解ドクター」
そのまま突っ走り、夕方になる前にロッカーラに到着する。
四回音が鳴った合図は、戦に勝ったという意味も込められている。
なのでロッカーラにいるアウグスト軍は、戦勝した事を祝って酒盛りを始めていた。
そんなアウグスト軍とは対照的な疲弊したアウル軍が到着する。
「……ジェイド、僕らの兵士達はどの位の数が今いる?」
「グロッセと共に残した兵は千三百です。今ここにいるのはざっと千五百位でしょうか……」
「分かった……僕は今から辺境伯の下へ行ってくる。兵士を休ませてやってくれ」
「かしこまりました」
ジャンは馬から降りて一人でアウグスト辺境伯のいるテントへと向かう。
テントの近くまで行くと、中から笑い声が聞こえる。
「失礼します! ジャン・アウル戻りました! 中へ入ってもよろしいでしょうか?」
「どうぞー!」
辺境伯の声にジャンは反応し、テントの中へと入った。
「子爵のおかげで今回の戦は楽に勝つことが出来ました。ありがとうございます! あれ? 怪我しているんですか? 大丈夫ですかな?」
にこにこと気持ち悪い笑顔を浮かべてジャンに近寄ってくる辺境伯。
腰に備えているダガーを一本手に取り、アウグスト辺境伯に向けるジャン。
その瞬間、辺境伯の近くにいた二人の兵士が剣を抜き、ジャンに敵意を向けて構えた。
遠くには馬の足音と、砂塵が舞っている。
ベラトリアの軍が行軍しているからだろう。
「ジャン、こんな場所進んで相手を追うことに意味あるのか? 戦える場所なんてあんのか?」
(アウグスト辺境伯が持っていた地図によると、この道の先は平地に続いている。そこで応戦出来ると思う)
「ふ~ん。まあいいけど……」
アウル軍は進軍していく。
山岳を進んでいき山をひとつ越え、断崖に囲まれた真っ直ぐ続く道を進むと、開けた場所に辿り着いた。
しかし、その場所は平地などではなく、大きな大きな闘技場のように周りは断崖に囲まれ、すでに到着していたベラトリア連合国の軍が待ち構えていた。
(おいジャン。平地なんかねえぞ)
(いや……そんな――)
その断崖の上からさらに兵士が現れる。どう見ても味方ではない。
「ガッハッハ!」
大きな笑い声が聞こえてくる。
「お前がロア王国の三傑の一人、ジャン・アウルだな! 私の名前はヴァリック! お前をここで仕留めさせてもらう!」
その声の主は大きな体格をしていてヴァリックと名乗った。今回の総大将の名前だ。
「おいおい……どうなってんだよ……」
頭の中は、疑問しか浮かんでこない俺。
戸惑っているその時だった――。
「放てーーーーーー!!」
ヴァリックが大きな声で指示をすると、空一面の色が変わるほどの矢が降ってきた。
これはどうみてもまずいと思った瞬間、とつもない突風が巻き起こり、全ての矢が風によって弾き飛ばされ断崖に刺さる。
般若のお面を飛ばないように抑え、お面と指の間から俺の前に見えた姿は、グロッセだった。
「ジャン様! 逃げてください! ここは俺が止めます!」
それは突然だった。
「何言ってんだよグロッセ!」
俺は叫ぶ。
「早く! 時間がない! 俺の部隊が殿を務めます! ジェイド大将ーーー!!!」
「ジャン様を連れて行って下さい! 早く!」
「分かった……私の兵も三百残していく。グロッセ殿は頼んだぞ!」
「任せて下さいよ大将!」
グロッセは大剣を構える。
「おいおいおいおい! 本当になに言って――」
「全速力で逃げるよジェイド!!」
「グロッセ貴様……また手柄を持っていくのか!」
「リリアか。お前も早く逃げろ……ジャン様を頼んだぞ」
「お前に言われるまでもない。主様は私が守る」
「早く逃げやしょうドクター!」
「にっげろ! にっげろ!」
「グロッセ!!」
「ジャン様! 褒美は期待していいっすよね!?」
「勿論だ。なんでも言っていいぞ」
「そりゃあ楽しみだな! お前ら行くぞーー!!」
「「「おおおおおお」」」
グロッセの部隊が突撃していく。
「全軍退却ーー!!」
(おい! ジャン! グロッセおいて逃げんのかよ!)
「逃がすなーーーー!!」
ヴァリックの声も聞こえる。
全速力で逃げようとしても道々の断崖には伏兵が潜んでいた。
上から矢や大きな岩でアウル軍に攻撃を仕掛けてくる。
「ジャン様を護れーー!!」
盾を持った兵士達が追走し、ジャンを攻撃の雨から護る。
それだけではなく、断崖の上から相手の兵達が駆け下りてくる。
何故こんな状況になってしまったのか、俺には全く分からなかった。
今はとにかく逃げるしかなかった。
断崖に囲まれた道を抜け、山道を急いで進んでいく。
「ジャン様ーーーー!!!!」
山に生えている木々に兵が忍んでいて、そこから飛びかかって斬りかかってくる連合国軍兵士が。
ジャンは対応が遅れ、一撃を食らってしまった……。
「主様ーー!!」
リリアがその兵士を斬り伏せる。
般若のお面は割れ、顔の左側に深い切り傷が。
致命傷ではないが、血が流れ出て、顔の左半分が血だらけになった。
「主様大丈夫ですか??」
「リリア助かった……とにかく早く逃げるぞ!」
どこに隠れていたんだと言いたくなるほど、ベラトリア連合国の兵士が現れ襲ってきた。
ジャンを護るように四方を兵士が追走し、さらにリリアとジェイドが近くを護る。
とにかく逃げ切る事だけに専念し、馬を飛ばすジャン。
……。
やっと最初に戦っていた荒野まで来る事が出来た。
ジャンは後ろを振り返る。
「追っては来ていないようだね」
「ジャン様! 油断してはいけません。ここにも伏兵が潜んでいるかもしれません!」
「ああ分かってるジェイド。ロッカーラまでこのまま突っ走るぞ!」
馬の速度を緩めずそのまま走っていく。
行きよりも帰りの方が時間は早く感じるものだが、とてつもなく長く感じる。
パンッパンッ! パンッパンッ!
遠くで大きな音が四回鳴る。
アウグスト辺境伯からの合図で、撤退の合図だった。
「ジェイド、リリア! エルガルド、テディもいるか? このままロッカーラまで戻るぞ!」
「「はっ!」」
「アイアイサー」
「了解ドクター」
そのまま突っ走り、夕方になる前にロッカーラに到着する。
四回音が鳴った合図は、戦に勝ったという意味も込められている。
なのでロッカーラにいるアウグスト軍は、戦勝した事を祝って酒盛りを始めていた。
そんなアウグスト軍とは対照的な疲弊したアウル軍が到着する。
「……ジェイド、僕らの兵士達はどの位の数が今いる?」
「グロッセと共に残した兵は千三百です。今ここにいるのはざっと千五百位でしょうか……」
「分かった……僕は今から辺境伯の下へ行ってくる。兵士を休ませてやってくれ」
「かしこまりました」
ジャンは馬から降りて一人でアウグスト辺境伯のいるテントへと向かう。
テントの近くまで行くと、中から笑い声が聞こえる。
「失礼します! ジャン・アウル戻りました! 中へ入ってもよろしいでしょうか?」
「どうぞー!」
辺境伯の声にジャンは反応し、テントの中へと入った。
「子爵のおかげで今回の戦は楽に勝つことが出来ました。ありがとうございます! あれ? 怪我しているんですか? 大丈夫ですかな?」
にこにこと気持ち悪い笑顔を浮かべてジャンに近寄ってくる辺境伯。
腰に備えているダガーを一本手に取り、アウグスト辺境伯に向けるジャン。
その瞬間、辺境伯の近くにいた二人の兵士が剣を抜き、ジャンに敵意を向けて構えた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
僕のギフトは規格外!?〜大好きなもふもふたちと異世界で品質開拓を始めます〜
犬社護
ファンタジー
5歳の誕生日、アキトは不思議な夢を見た。舞台は日本、自分は小学生6年生の子供、様々なシーンが走馬灯のように進んでいき、突然の交通事故で終幕となり、そこでの経験と知識の一部を引き継いだまま目を覚ます。それが前世の記憶で、自分が異世界へと転生していることに気付かないまま日常生活を送るある日、父親の職場見学のため、街中にある遺跡へと出かけ、そこで出会った貴族の幼女と話し合っている時に誘拐されてしまい、大ピンチ! 目隠しされ不安の中でどうしようかと思案していると、小さなもふもふ精霊-白虎が救いの手を差し伸べて、アキトの秘めたる力が解放される。
この小さき白虎との出会いにより、アキトの運命が思わぬ方向へと動き出す。
これは、アキトと訳ありモフモフたちの起こす品質開拓物語。
【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
異世界に召喚されたが「間違っちゃった」と身勝手な女神に追放されてしまったので、おまけで貰ったスキルで凡人の俺は頑張って生き残ります!
椿紅颯
ファンタジー
神乃勇人(こうのゆうと)はある日、女神ルミナによって異世界へと転移させられる。
しかしまさかのまさか、それは誤転移ということだった。
身勝手な女神により、たった一人だけ仲間外れにされた挙句の果てに粗雑に扱われ、ほぼ投げ捨てられるようなかたちで異世界の地へと下ろされてしまう。
そんな踏んだり蹴ったりな、凡人主人公がおりなす異世界ファンタジー!
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる