35 / 95
蟻地獄のように
しおりを挟む
「以上が報告になりますジャン様――」
「……」
「ジャン様? 大丈夫ですか?」
「あ、ああ大丈夫だ。ありがとうジェイド。下がっていいよ」
「はっ。失礼します」
ジャン達はアズーラ城の城内を隈なく探索したが、必要としていた食料などが全く見つからなかった為、すぐに出立し次の城を目指した。
到着してすぐに攻勢に打って出た。
だが、本来なら攻め落とすはずの城は、もぬけの殻だった。
罠かとも感じていたが、結局何もなかった。
戦いもせず、死者も負傷者も出ず城を取った事に、末端の兵士達は歓喜していた。
しかし、ジャンはこの状況を深刻に捉えていた。
城に三日間滞在する事を決めて、城近辺にある村や町に偵察に行かせた。
目的は、村や町にある食料を奪う為だ。
いま一番の問題は、食料が残り少ない事。
あらゆる方向に偵察に行かせたが、帰ってきて聞く報告は全てが同じだった。
村や町に人は居ない。井戸も潰され、何もかもがなくなっていたという報告を受ける。
部屋で報告を聞くジャンは、何度も溜息をついていた。
(なあジャン、これからどうするんだ?)
「かなり深刻だよ。食料は現地調達すればいいという考えが仇になった。まさかこっちが兵糧攻めに合うとはね」
(戦わずして勝つって感じだな! クックックッ)
「何でユウタは笑っているんだよ!」
(だってピンチ何だろ!? ワクワクするだろ!?)
「全く分からない……」
「失礼します!」
「入れ」
「それで? 食料はきたか?」
「それが……」
「ここまでやっているなら、兵站も断《た》ってて当然か。私達が来てすぐに王都へ連絡を飛ばしたと言っていたね。そいつらは帰ってきたか?」
「いえ……帰ってきていません」
「連絡手段もか。私達は完全に孤立しているって事だね。食料は何回届いていないだ?」
「三回です」
「分かった。下がっていいよルーク」
「かしこまりました」
ルークが部屋から出ていき、部屋で一人になるジャン。
「ふぅ~。どうしようか」
(どうするんだ?)
「魔法国は私達を撤退させるのが目的。食料が無くなって内部分裂して破滅してくれたから儲け物だと思っているよきっと。できうるであろう行動は三つ」
「一つは全軍撤退。一つはここに留まり、誰かにロア王国の王都まで行ってもらって食料を持ってきてもらう。最後は、全滅する覚悟でこのまま魔法国の首都、テンダールに突撃する」
(ふ~ん。食料取ってきて貰えばいいじゃんシャオとかに)
「今までのルークとのやり取りを聞いて無かったの?」
(いや、聞いてたけど)
「もしシャオに取りに行かせて、食料を持って帰って来なかったらどうなると思う?」
(そんな事は考えてなかったわ~)
「何もせずに自然に全滅する。ロア王国に戻れずして僕らは死ぬ事になるよ。だから安易にその手段は取れない……」
(じゃあジャンは何が一番いいと思ってるんだよ)
「全軍撤退……だね」
(でもそれは、出来ないんだろ?)
「出来ない。そもそもこの戦争は、四カ国同時に攻めている事で成り立っている戦争なんだ。もしここで僕達が一時的でも全軍撤退なんかしたら、魔法国は必ずベラトリア連合国に援軍を出すよ。そこで戦っているアウグスト辺境伯の戦況を変えられてしまう可能性が出てくる」
「戦況が変わってアウグスト辺境伯が撤退の判断をそこで下したら、この戦争はもう終わりだよ。全軍撤退」
(じゃあ残っているのは全軍で突撃だな!!)
「簡単に言うなよ! これだけの人数、勝てるか分からない制限時間のある戦いに、突撃するぞなんて言えないだろ!」
(随分弱気だな。今までだって勝てるか分からない戦いに勝ってきただろ?)
「状況が違うだろ! 今までは可能性が低くても、勝てる戦略も勝てる道筋もあったから勝ってこられたんだよ! これは違う! 実際に首都まで行かないと相手の戦力が分からない。食料が無いから戦力を完全に把握した上で戦略を立てるまでの時間がない。本当に無策のまま突撃する事になる……魔法国はきっと、そうなる事を見越して戦略を立てているに違いない。無謀だよ」
「待てーーーー!!」
「この野郎!!」
部屋の外が、何やら騒がしい。
バタンッ!
部屋の中に、顔を真っ赤に染めたテディが入ってきた。
「ドクター! 匿ってくれケロー!」
「どこだーテディ!」
「あの野郎ぶっ飛ばしてやる」
ドアの向こうの足音が遠のいていく。
「テディ……一体何をしたんだ? 悪い事したんだろ?」
「オイラは何も悪い事してないんじょー。一口頂戴って言ってお酒飲んだだけだよ~ん」
「そう言って全部飲んだんでしょ!?」
「おぎょー! ドクター何で分かるのだ? 凄いんだじょー!」
「テディ! テディはこの戦いについて……どう感じているんだ?」
(おいおい。テディに一体何を聞いてるんだよジャン)
「ん~オイラに難しい事は分からない。でもオイラは頑張るよ! ドクターも皆もオイラが守るんだじょー!」
「そうか……テディが居れば僕も安心出来るよ!」
「任せられたのでおじゃる! じゃあねードクター!」
バンッ! ドタンッ!
「ああああ! テディてめぇー! コラ! 待てー!」
「アハハハハハハ!!」
「ユウタは、本当に勝てると思っているの?」
(不思議な事を聞くなぁ~。勝てるか? じゃねえよ勝つんだよ!)
「覚悟を決めるしかないか。首都を落とすしかない!」
(何だよ急だな。無謀なんだろ?)
「無謀だよ。でも進むしかない……行くしかないんだ」
ジャンは、身体の奥から絞り出すかのような声で言葉を発した。
出発する事を皆に伝え、次の日、首都に向けて出発する。
道のりは四日。
兵士達の多くは士気高く、意気揚々と行軍していく。
しかし、ジャンや現状を分かっている幹部達は、押し黙っていた。
首都に向かうとジャンが言った時、当然ゲルテ伯爵は行きたくないと騒ぎ出すかとも思ったが、静かにジャンの話を聞いて騒いだりしなかった。
道中で通りかかった町や村の様子を見たが、やはりどこも同じで、何もかも無い。徹底している。
予定通り四日かけて首都テンダールに到着した。
そこで目にしたのは想像していたよりも異質な光景だった。
テンダールを守っているのは要塞。
壁に空いている四角い穴からは、機関銃や大砲の先端がこちら側を狙っていた。
屋上の場所にも似たような重機が置かれ、バリスタなんかも備え付けられている。
俺でも映画や漫画の世界でしか見た事がない物。
ジャン達にとっては未知の代物、驚異以外の何物でもないだろう。
驚きとあまりも異様な光景に、全員が言葉を失った。
残された時間は十日を切っていた。
「……」
「ジャン様? 大丈夫ですか?」
「あ、ああ大丈夫だ。ありがとうジェイド。下がっていいよ」
「はっ。失礼します」
ジャン達はアズーラ城の城内を隈なく探索したが、必要としていた食料などが全く見つからなかった為、すぐに出立し次の城を目指した。
到着してすぐに攻勢に打って出た。
だが、本来なら攻め落とすはずの城は、もぬけの殻だった。
罠かとも感じていたが、結局何もなかった。
戦いもせず、死者も負傷者も出ず城を取った事に、末端の兵士達は歓喜していた。
しかし、ジャンはこの状況を深刻に捉えていた。
城に三日間滞在する事を決めて、城近辺にある村や町に偵察に行かせた。
目的は、村や町にある食料を奪う為だ。
いま一番の問題は、食料が残り少ない事。
あらゆる方向に偵察に行かせたが、帰ってきて聞く報告は全てが同じだった。
村や町に人は居ない。井戸も潰され、何もかもがなくなっていたという報告を受ける。
部屋で報告を聞くジャンは、何度も溜息をついていた。
(なあジャン、これからどうするんだ?)
「かなり深刻だよ。食料は現地調達すればいいという考えが仇になった。まさかこっちが兵糧攻めに合うとはね」
(戦わずして勝つって感じだな! クックックッ)
「何でユウタは笑っているんだよ!」
(だってピンチ何だろ!? ワクワクするだろ!?)
「全く分からない……」
「失礼します!」
「入れ」
「それで? 食料はきたか?」
「それが……」
「ここまでやっているなら、兵站も断《た》ってて当然か。私達が来てすぐに王都へ連絡を飛ばしたと言っていたね。そいつらは帰ってきたか?」
「いえ……帰ってきていません」
「連絡手段もか。私達は完全に孤立しているって事だね。食料は何回届いていないだ?」
「三回です」
「分かった。下がっていいよルーク」
「かしこまりました」
ルークが部屋から出ていき、部屋で一人になるジャン。
「ふぅ~。どうしようか」
(どうするんだ?)
「魔法国は私達を撤退させるのが目的。食料が無くなって内部分裂して破滅してくれたから儲け物だと思っているよきっと。できうるであろう行動は三つ」
「一つは全軍撤退。一つはここに留まり、誰かにロア王国の王都まで行ってもらって食料を持ってきてもらう。最後は、全滅する覚悟でこのまま魔法国の首都、テンダールに突撃する」
(ふ~ん。食料取ってきて貰えばいいじゃんシャオとかに)
「今までのルークとのやり取りを聞いて無かったの?」
(いや、聞いてたけど)
「もしシャオに取りに行かせて、食料を持って帰って来なかったらどうなると思う?」
(そんな事は考えてなかったわ~)
「何もせずに自然に全滅する。ロア王国に戻れずして僕らは死ぬ事になるよ。だから安易にその手段は取れない……」
(じゃあジャンは何が一番いいと思ってるんだよ)
「全軍撤退……だね」
(でもそれは、出来ないんだろ?)
「出来ない。そもそもこの戦争は、四カ国同時に攻めている事で成り立っている戦争なんだ。もしここで僕達が一時的でも全軍撤退なんかしたら、魔法国は必ずベラトリア連合国に援軍を出すよ。そこで戦っているアウグスト辺境伯の戦況を変えられてしまう可能性が出てくる」
「戦況が変わってアウグスト辺境伯が撤退の判断をそこで下したら、この戦争はもう終わりだよ。全軍撤退」
(じゃあ残っているのは全軍で突撃だな!!)
「簡単に言うなよ! これだけの人数、勝てるか分からない制限時間のある戦いに、突撃するぞなんて言えないだろ!」
(随分弱気だな。今までだって勝てるか分からない戦いに勝ってきただろ?)
「状況が違うだろ! 今までは可能性が低くても、勝てる戦略も勝てる道筋もあったから勝ってこられたんだよ! これは違う! 実際に首都まで行かないと相手の戦力が分からない。食料が無いから戦力を完全に把握した上で戦略を立てるまでの時間がない。本当に無策のまま突撃する事になる……魔法国はきっと、そうなる事を見越して戦略を立てているに違いない。無謀だよ」
「待てーーーー!!」
「この野郎!!」
部屋の外が、何やら騒がしい。
バタンッ!
部屋の中に、顔を真っ赤に染めたテディが入ってきた。
「ドクター! 匿ってくれケロー!」
「どこだーテディ!」
「あの野郎ぶっ飛ばしてやる」
ドアの向こうの足音が遠のいていく。
「テディ……一体何をしたんだ? 悪い事したんだろ?」
「オイラは何も悪い事してないんじょー。一口頂戴って言ってお酒飲んだだけだよ~ん」
「そう言って全部飲んだんでしょ!?」
「おぎょー! ドクター何で分かるのだ? 凄いんだじょー!」
「テディ! テディはこの戦いについて……どう感じているんだ?」
(おいおい。テディに一体何を聞いてるんだよジャン)
「ん~オイラに難しい事は分からない。でもオイラは頑張るよ! ドクターも皆もオイラが守るんだじょー!」
「そうか……テディが居れば僕も安心出来るよ!」
「任せられたのでおじゃる! じゃあねードクター!」
バンッ! ドタンッ!
「ああああ! テディてめぇー! コラ! 待てー!」
「アハハハハハハ!!」
「ユウタは、本当に勝てると思っているの?」
(不思議な事を聞くなぁ~。勝てるか? じゃねえよ勝つんだよ!)
「覚悟を決めるしかないか。首都を落とすしかない!」
(何だよ急だな。無謀なんだろ?)
「無謀だよ。でも進むしかない……行くしかないんだ」
ジャンは、身体の奥から絞り出すかのような声で言葉を発した。
出発する事を皆に伝え、次の日、首都に向けて出発する。
道のりは四日。
兵士達の多くは士気高く、意気揚々と行軍していく。
しかし、ジャンや現状を分かっている幹部達は、押し黙っていた。
首都に向かうとジャンが言った時、当然ゲルテ伯爵は行きたくないと騒ぎ出すかとも思ったが、静かにジャンの話を聞いて騒いだりしなかった。
道中で通りかかった町や村の様子を見たが、やはりどこも同じで、何もかも無い。徹底している。
予定通り四日かけて首都テンダールに到着した。
そこで目にしたのは想像していたよりも異質な光景だった。
テンダールを守っているのは要塞。
壁に空いている四角い穴からは、機関銃や大砲の先端がこちら側を狙っていた。
屋上の場所にも似たような重機が置かれ、バリスタなんかも備え付けられている。
俺でも映画や漫画の世界でしか見た事がない物。
ジャン達にとっては未知の代物、驚異以外の何物でもないだろう。
驚きとあまりも異様な光景に、全員が言葉を失った。
残された時間は十日を切っていた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
僕のギフトは規格外!?〜大好きなもふもふたちと異世界で品質開拓を始めます〜
犬社護
ファンタジー
5歳の誕生日、アキトは不思議な夢を見た。舞台は日本、自分は小学生6年生の子供、様々なシーンが走馬灯のように進んでいき、突然の交通事故で終幕となり、そこでの経験と知識の一部を引き継いだまま目を覚ます。それが前世の記憶で、自分が異世界へと転生していることに気付かないまま日常生活を送るある日、父親の職場見学のため、街中にある遺跡へと出かけ、そこで出会った貴族の幼女と話し合っている時に誘拐されてしまい、大ピンチ! 目隠しされ不安の中でどうしようかと思案していると、小さなもふもふ精霊-白虎が救いの手を差し伸べて、アキトの秘めたる力が解放される。
この小さき白虎との出会いにより、アキトの運命が思わぬ方向へと動き出す。
これは、アキトと訳ありモフモフたちの起こす品質開拓物語。
【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
異世界に召喚されたが「間違っちゃった」と身勝手な女神に追放されてしまったので、おまけで貰ったスキルで凡人の俺は頑張って生き残ります!
椿紅颯
ファンタジー
神乃勇人(こうのゆうと)はある日、女神ルミナによって異世界へと転移させられる。
しかしまさかのまさか、それは誤転移ということだった。
身勝手な女神により、たった一人だけ仲間外れにされた挙句の果てに粗雑に扱われ、ほぼ投げ捨てられるようなかたちで異世界の地へと下ろされてしまう。
そんな踏んだり蹴ったりな、凡人主人公がおりなす異世界ファンタジー!
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる