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第三章
楽しい一時
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月明かりを遮る程の森林の中で、黒い防具を纏った人相の悪い集団が集まっている。
「よし! クソ野郎共! 俺達の出番だ!」
「「「おおおおおお!!」」」
「殲滅するぞ!」
「「「おおおおおお!!」」」
「さあ始めようか!!」
シャオとエルガルド、テディの部隊が森の中へと消えていく。元々は盗賊に山賊が多い連中だ。好きにやらせるのが一番効率がいい。
「それじゃあジェイドとリリアはここで待機していてくれ。頼んだぞ」
「「はっ」」
戦いの規模が大きくなればなるほど、単純な戦闘が無くなって戦略が大事になっていった。
俺にとっては正直つまらなかった。久しぶりに戦闘らしい戦闘が出来る事にアドレナリンがドバドバ出ていた。
夜の森を駆けずり回り、ベラトリア連合国兵を見つけていく。
「み~つけた!」
「ひとーり。ふたーり。さんにーん。よにーん」
「クックック! クックック!」
(ユウタ何やっているんだ?)
「人間の耳と目玉のネックレスを作ってるんだよ。こうやって剥いで繋げていくんだ」
(そうじゃなくて、なんで死体にそんな事をするんだよ)
「深い意味はない。俺が楽しいからやるだけ」
俺は死体を木に縛り上げ、腹を縦に切り開いて内蔵をドボドボと出した。
深い意味はない。俺がただそうしたかっただけ。でも昔に見た微かな記憶の中で、こんな感じで人間の生け贄を捧げる事で悪霊から祓うとかあったような気がする……。
あれ? 人形だったかな? まあいいや。次にいこう。
実践で使ってみる、時魔法の使い勝手は最高に良い。相手の動きを止めることが出来るのは強い魔法だ。
先にこちらが気付けば、無傷で倒す事が出来る。大群が相手でも問題なさそうだ。
ホラまた!
時間を止めて致命傷を与えた後、時間を動かした後に見せる顔がたまらない。
何故自分が攻撃を食らい、死にそうになっているのか分からないまま死んでいく顔が、無性に俺の心に突き刺さる。
ダガーで斬られた首を押さえながら倒れ、自分に何が起こっているのか分からないまま息絶えていく。
「どんどんいこうか!」
俺は太陽が昇ってくるまで、見つけた敵兵をひたすら殺し続けた。
「ふふふ~ん♫ ふふふ~ん♫」
スキップしながら俺は陣地に戻っていく。
(随分ご機嫌だねユウタ)
「最高に楽しい時間だったからな」
「ドクターみーーっけ!」
「おお! テディ!」
「ドクターそれなーに?」
「人間の耳ネックレスだよ」
「カッコイイなー」
「沢山あるから一つやるよ」
「いいの? ワーイワーイ」
「旦那って悪趣味だよな~。プハー! 仕事後の酒は最高だぜ」
「ちゃんと仕事をしていたって証拠だしいいだろ?」
「ドクター! 料理が出来ましたぜ!?」
「エルガルド……これ人間の肉とかじゃないよな?」
「んな訳ないでしょ! 森の中で出会った野生の動物は使っているけどよ」
「ありがたく貰うよエルガルド」
「ジャン子爵、私達の分も用意して頂いてありがとうございます」
「大した事じゃない辺境伯。それよりも辺境伯が望んでいた通り、大分排除してきたぜ」
「ありがとうございます。それで子爵に頼みたい事がもう一つ……」
「怪我人を治してくれって言うんだろ?」
「話が早くて助かります」
「あれ疲れるから、一度で全員治すから集めてくれればやるよ」
「ケッケッケ。流石ジャン子爵です。お願いします」
全くもって面倒臭い……。
食事を終えた俺は、辺境伯に連れられて、怪我人を集めたテントへと向かった。
そこで一日中回復魔法をかけ続け、俺もジャンも魔力を使い果たしてぶっ倒れた。
――。
目を覚ましたとき時には、朝になっていた。
「子爵のおかげで助かりました。それじゃあ行きますか」
辺境伯の号令と共に全軍を動かし、大森林を抜けていく。
大森林を抜けている最中に攻撃をされる気配はなかった。何事もなく大森林を抜けた。
「これは、これは。この城は情報にはありませんでしたね~」
辺境伯が笑いながらボソッと呟いた。
俺達の目先に見えたのは城。大きな城が待ち伏せしていたかのように立ちはだかっていた。
「よし! クソ野郎共! 俺達の出番だ!」
「「「おおおおおお!!」」」
「殲滅するぞ!」
「「「おおおおおお!!」」」
「さあ始めようか!!」
シャオとエルガルド、テディの部隊が森の中へと消えていく。元々は盗賊に山賊が多い連中だ。好きにやらせるのが一番効率がいい。
「それじゃあジェイドとリリアはここで待機していてくれ。頼んだぞ」
「「はっ」」
戦いの規模が大きくなればなるほど、単純な戦闘が無くなって戦略が大事になっていった。
俺にとっては正直つまらなかった。久しぶりに戦闘らしい戦闘が出来る事にアドレナリンがドバドバ出ていた。
夜の森を駆けずり回り、ベラトリア連合国兵を見つけていく。
「み~つけた!」
「ひとーり。ふたーり。さんにーん。よにーん」
「クックック! クックック!」
(ユウタ何やっているんだ?)
「人間の耳と目玉のネックレスを作ってるんだよ。こうやって剥いで繋げていくんだ」
(そうじゃなくて、なんで死体にそんな事をするんだよ)
「深い意味はない。俺が楽しいからやるだけ」
俺は死体を木に縛り上げ、腹を縦に切り開いて内蔵をドボドボと出した。
深い意味はない。俺がただそうしたかっただけ。でも昔に見た微かな記憶の中で、こんな感じで人間の生け贄を捧げる事で悪霊から祓うとかあったような気がする……。
あれ? 人形だったかな? まあいいや。次にいこう。
実践で使ってみる、時魔法の使い勝手は最高に良い。相手の動きを止めることが出来るのは強い魔法だ。
先にこちらが気付けば、無傷で倒す事が出来る。大群が相手でも問題なさそうだ。
ホラまた!
時間を止めて致命傷を与えた後、時間を動かした後に見せる顔がたまらない。
何故自分が攻撃を食らい、死にそうになっているのか分からないまま死んでいく顔が、無性に俺の心に突き刺さる。
ダガーで斬られた首を押さえながら倒れ、自分に何が起こっているのか分からないまま息絶えていく。
「どんどんいこうか!」
俺は太陽が昇ってくるまで、見つけた敵兵をひたすら殺し続けた。
「ふふふ~ん♫ ふふふ~ん♫」
スキップしながら俺は陣地に戻っていく。
(随分ご機嫌だねユウタ)
「最高に楽しい時間だったからな」
「ドクターみーーっけ!」
「おお! テディ!」
「ドクターそれなーに?」
「人間の耳ネックレスだよ」
「カッコイイなー」
「沢山あるから一つやるよ」
「いいの? ワーイワーイ」
「旦那って悪趣味だよな~。プハー! 仕事後の酒は最高だぜ」
「ちゃんと仕事をしていたって証拠だしいいだろ?」
「ドクター! 料理が出来ましたぜ!?」
「エルガルド……これ人間の肉とかじゃないよな?」
「んな訳ないでしょ! 森の中で出会った野生の動物は使っているけどよ」
「ありがたく貰うよエルガルド」
「ジャン子爵、私達の分も用意して頂いてありがとうございます」
「大した事じゃない辺境伯。それよりも辺境伯が望んでいた通り、大分排除してきたぜ」
「ありがとうございます。それで子爵に頼みたい事がもう一つ……」
「怪我人を治してくれって言うんだろ?」
「話が早くて助かります」
「あれ疲れるから、一度で全員治すから集めてくれればやるよ」
「ケッケッケ。流石ジャン子爵です。お願いします」
全くもって面倒臭い……。
食事を終えた俺は、辺境伯に連れられて、怪我人を集めたテントへと向かった。
そこで一日中回復魔法をかけ続け、俺もジャンも魔力を使い果たしてぶっ倒れた。
――。
目を覚ましたとき時には、朝になっていた。
「子爵のおかげで助かりました。それじゃあ行きますか」
辺境伯の号令と共に全軍を動かし、大森林を抜けていく。
大森林を抜けている最中に攻撃をされる気配はなかった。何事もなく大森林を抜けた。
「これは、これは。この城は情報にはありませんでしたね~」
辺境伯が笑いながらボソッと呟いた。
俺達の目先に見えたのは城。大きな城が待ち伏せしていたかのように立ちはだかっていた。
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