18 / 73
糖度4*粉雪舞うクリスマス
5
「手袋ピッタリ!名刺入れもね、そろそろ買おうかな…って思ってたんだ。シンプルだけどカッコいい。出来る男って感じ?」
手袋のサイズが丁度良くて安心した。
買う時に自分の手にはめたりして、手を繋いでいる時の感触や大きさを思い出しながらサイズを決めた事は恥ずかしいから内緒。
「香坂君、私もネックレスつけてみたい。つけてくれる?」
バックの中から取り出し、香坂君に渡してから背を向けて座る。
香坂君の指が首に触れて、ネックレスの冷たい感触が肌に伝わる。
「似合うかなぁ…?」
ネックレスをつけてもらった後にくるんと回転して前を向こうとしたら、香坂君は後ろから抱きしめようとしたらしく体勢を崩してしまい、お姫様抱っこのような状態になった。
「………きゃっ!」
香坂君から借りたTシャツがめくれてしまいオヘソが見えている上に、ハーフパンツも大きめなので太ももまで上がっている状態。
「ゆかりちゃんのうなじにやられてヤバイのに更にヤバイんですけど…」
「………!?」
うなじ!?
そして何でこんなにも恥ずかしい格好なのだろう・・・顔が火照り始める。
「…今、降り、るか…ら…!?え、ちょっと!?」
「この体勢、好都合だからじっとしてて」
ソファーから降りようとしたら抱き抱えられたまま、ベッドへと移動した。
ベッドの上に降ろされた私は、香坂君に上から見下ろされている。
優しくキスをしながらTシャツをめくられて、ひんやりとしたシーツの感触が背中にあたる。
「ゆかりちゃんがお店に来てくれて話すようになって…雰囲気とか容姿とか、とにかく全部が好きで…。最初は一目惚れだったんだけど…。
友達から始めるつもりが、どんどん欲が出て独り占めしたくなって…」
香坂君の右手が私の頬を撫でる様に触れる。
「ゆかりちゃんに釣り合う様に仕事が安定するまでは我慢するって決めてたのに…今日は歯止めが効かなそう…」
「…私もお泊まりしたのはちょっと期待してたのもあった…じゃなくて、覚悟してた…って言うか、何言ってんだろう…」
上手く伝えられない上に欲望丸出しの様なセリフに恥ずかしくなり、両手で顔を覆い隠した。
この言動は酔いが回ってるせいだ、香坂君も私も───・・・・・・
「本当はね、我慢して別々に寝ようとか色々考えてはいたんだけど…やっぱり無理。
ゆかりちゃん、年上のクセに可愛いすぎるから反省して…」
「反省って何…!?」
「いいから黙って…!」
"うるさい"と言わんばかりに唇を塞がれて、深く深くキスをする。
Tシャツを脱がされて胸が露わになった時、日下部さんに跡をつけられた時の事を思い出したが、余裕がなさ過ぎて考え込む事はなかった。
一昨日辺りにはキスマークの跡は消えていたから心配もせず、流れに任せて夜は更けていった───・・・・・・
*。:゚ .゚*。:゚ .゚*。:゚ .゚*。:゚ .゚*。:゚
「ねぇねぇ、香坂君。もうお昼近いよ?」
「うん…おはよ…。ゆかりちゃんももう少し寝よ?」
私は8時には起きて冷蔵庫にあるもので朝ご飯を作って待っていたのだけれども、なかなか香坂君が起きてこなかった。
もうすぐお昼になるので痺れを切らせてベッドに起こしに行ったら、おはようのキスをされたのはいいんだけれど私をベッドに引きずりこもうとしたので拒否した。
「朝ご飯出来てるよ…もうお昼ご飯になっちゃうけど…!」
「…分かった、あと五分たったら起きる」
「起きないから、もう帰っちゃうからね!」
「それは駄目っ」
"起きて"と"まだ寝たい"のやり取りを始めて20分は過ぎたと思う。
「帰る」と言ったら飛び起きてきた香坂君。
低血圧だからなかなか起きれないのかな?と思っていたが、飛び起きて来たから違うのかな?
「朝ご飯…?お昼ご飯かなぁ?いただきますっ」
有り合わせの食材で作ったご飯のおかず。
「ごめんね、勝手に作っちゃった…」
「ううん、嬉しい。これ、美味しい」
香坂君が食べているのはウインナーの卵巻き。
他のおかずは焼き鮭とお味噌汁。
塩鮭が小分けにされて冷凍されていて、すぐに解凍したかったので小分けされた袋のまま、水にさらして解凍した。
「新婚生活みたい。明日も休みなら泊まっていって」
「……考えとくね」
───結局、自宅に着替えを取りに戻ってあと一日泊まることになった。
ホワイトクリスマスはイブの夜だけで、朝方には雪はなくて晴れ間が見えていた。
手袋のサイズが丁度良くて安心した。
買う時に自分の手にはめたりして、手を繋いでいる時の感触や大きさを思い出しながらサイズを決めた事は恥ずかしいから内緒。
「香坂君、私もネックレスつけてみたい。つけてくれる?」
バックの中から取り出し、香坂君に渡してから背を向けて座る。
香坂君の指が首に触れて、ネックレスの冷たい感触が肌に伝わる。
「似合うかなぁ…?」
ネックレスをつけてもらった後にくるんと回転して前を向こうとしたら、香坂君は後ろから抱きしめようとしたらしく体勢を崩してしまい、お姫様抱っこのような状態になった。
「………きゃっ!」
香坂君から借りたTシャツがめくれてしまいオヘソが見えている上に、ハーフパンツも大きめなので太ももまで上がっている状態。
「ゆかりちゃんのうなじにやられてヤバイのに更にヤバイんですけど…」
「………!?」
うなじ!?
そして何でこんなにも恥ずかしい格好なのだろう・・・顔が火照り始める。
「…今、降り、るか…ら…!?え、ちょっと!?」
「この体勢、好都合だからじっとしてて」
ソファーから降りようとしたら抱き抱えられたまま、ベッドへと移動した。
ベッドの上に降ろされた私は、香坂君に上から見下ろされている。
優しくキスをしながらTシャツをめくられて、ひんやりとしたシーツの感触が背中にあたる。
「ゆかりちゃんがお店に来てくれて話すようになって…雰囲気とか容姿とか、とにかく全部が好きで…。最初は一目惚れだったんだけど…。
友達から始めるつもりが、どんどん欲が出て独り占めしたくなって…」
香坂君の右手が私の頬を撫でる様に触れる。
「ゆかりちゃんに釣り合う様に仕事が安定するまでは我慢するって決めてたのに…今日は歯止めが効かなそう…」
「…私もお泊まりしたのはちょっと期待してたのもあった…じゃなくて、覚悟してた…って言うか、何言ってんだろう…」
上手く伝えられない上に欲望丸出しの様なセリフに恥ずかしくなり、両手で顔を覆い隠した。
この言動は酔いが回ってるせいだ、香坂君も私も───・・・・・・
「本当はね、我慢して別々に寝ようとか色々考えてはいたんだけど…やっぱり無理。
ゆかりちゃん、年上のクセに可愛いすぎるから反省して…」
「反省って何…!?」
「いいから黙って…!」
"うるさい"と言わんばかりに唇を塞がれて、深く深くキスをする。
Tシャツを脱がされて胸が露わになった時、日下部さんに跡をつけられた時の事を思い出したが、余裕がなさ過ぎて考え込む事はなかった。
一昨日辺りにはキスマークの跡は消えていたから心配もせず、流れに任せて夜は更けていった───・・・・・・
*。:゚ .゚*。:゚ .゚*。:゚ .゚*。:゚ .゚*。:゚
「ねぇねぇ、香坂君。もうお昼近いよ?」
「うん…おはよ…。ゆかりちゃんももう少し寝よ?」
私は8時には起きて冷蔵庫にあるもので朝ご飯を作って待っていたのだけれども、なかなか香坂君が起きてこなかった。
もうすぐお昼になるので痺れを切らせてベッドに起こしに行ったら、おはようのキスをされたのはいいんだけれど私をベッドに引きずりこもうとしたので拒否した。
「朝ご飯出来てるよ…もうお昼ご飯になっちゃうけど…!」
「…分かった、あと五分たったら起きる」
「起きないから、もう帰っちゃうからね!」
「それは駄目っ」
"起きて"と"まだ寝たい"のやり取りを始めて20分は過ぎたと思う。
「帰る」と言ったら飛び起きてきた香坂君。
低血圧だからなかなか起きれないのかな?と思っていたが、飛び起きて来たから違うのかな?
「朝ご飯…?お昼ご飯かなぁ?いただきますっ」
有り合わせの食材で作ったご飯のおかず。
「ごめんね、勝手に作っちゃった…」
「ううん、嬉しい。これ、美味しい」
香坂君が食べているのはウインナーの卵巻き。
他のおかずは焼き鮭とお味噌汁。
塩鮭が小分けにされて冷凍されていて、すぐに解凍したかったので小分けされた袋のまま、水にさらして解凍した。
「新婚生活みたい。明日も休みなら泊まっていって」
「……考えとくね」
───結局、自宅に着替えを取りに戻ってあと一日泊まることになった。
ホワイトクリスマスはイブの夜だけで、朝方には雪はなくて晴れ間が見えていた。
あなたにおすすめの小説
絶交した幼馴染と大学の合コンで再会した。
孤独な蛇
恋愛
中学生の浅野春樹は上級生と喧嘩騒動を起こしたことがあった。
その上、目つきが悪く地毛は茶髪のため不良少年のような扱いを受けて学校では孤立していた。
そんな中、幼馴染の深瀬志穂だけは春樹のことをいつも気遣ってくれていた。
同じ高校に行こうと声を掛けてくれる志穂の言葉に応えたい一心で受験勉強にも力を入れていた。
春樹にとって、学校で孤立していることは問題ではなかった。
昔から志穂が近くにいてくれるから……。
しかし、3年生なってから志穂の態度がよそよそしくなってきた。
登下校も別々になり、学校で話しかけてくることも無くなった。
志穂の心が自分から離れていってしまっている気がした春樹は焦っていた。
彼女と話がしたい。笑った顔が見たい。
志穂と一緒に帰ろうと、彼女が部活動を行っている体育館へ向かったのだが……。
そこで春樹が耳にしたのは、自分の悪口を言って部活の友達と楽しそうにしている志穂の声だった。
その瞬間、春樹の中で志穂に対する想いや信頼は……消滅した。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
里帰りをしていたら離婚届が送られてきたので今から様子を見に行ってきます
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
<離婚届?納得いかないので今から内密に帰ります>
政略結婚で2年もの間「白い結婚」を続ける最中、妹の出産祝いで里帰りしていると突然届いた離婚届。あまりに理不尽で到底受け入れられないので内緒で帰ってみた結果・・・?
※「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
フッてくれてありがとう
nanahi
恋愛
【25th Anniversary CUP】にて、最終ランキング3位に入りました。投票してくださった皆様、読んでくださった皆様、ありがとうございました!
「子どもができたんだ」
ある冬の25日、突然、彼が私に告げた。
「誰の」
私の短い問いにあなたは、しばらく無言だった。
でも私は知っている。
大学生時代の元カノだ。
「じゃあ。元気で」
彼からは謝罪の一言さえなかった。
下を向き、私はひたすら涙を流した。
それから二年後、私は偶然、元彼と再会する。
過去とは全く変わった私と出会って、元彼はふたたび──
会社のイケメン先輩がなぜか夜な夜な私のアパートにやって来る件について(※付き合っていません)
久留茶
恋愛
地味で陰キャでぽっちゃり体型の小森菜乃(24)は、会社の飲み会で女子一番人気のイケメン社員・五十嵐大和(26)を、ひょんなことから自分のアパートに泊めることに。
しかし五十嵐は表の顔とは別に、腹黒でひと癖もふた癖もある男だった。
「お前は俺の恋愛対象外。ヤル気も全く起きない安全地帯」
――酷い言葉に、菜乃は呆然。二度と関わるまいと決める。
なのに、それを境に彼は夜な夜な菜乃のもとへ現れるようになり……?
溺愛×性格に難ありの執着男子 × 冴えない自分から変身する健気ヒロイン。
王道と刺激が詰まったオフィスラブコメディ!
✽全28話完結
✽辛口で過激な発言あり。苦手な方はご注意ください。
✽他誌にも掲載中です。
✽2026.4/11 エブリスタ用に使用している表紙に変更しました。
→表紙はイラストをGrok タイトルをChatGPTでAI生成しています。
**俺、東大院生の実験対象にされてた。**同居している美人家庭教師のやばい秘密
まさき
恋愛
俺は今、東大院生の実験対象になっている。
ある雨の夜、アパートの前にずぶ濡れの美女が立っていた。
「家庭教師です。住まわせてください」
突然すぎる申し出に困惑しながらも、なぜか断れなかった。
桐島咲楽、東大大学院生。成績は天才、料理は壊滅的、距離感はおかしい。毎日転ぶ、焦がす、なぜか距離が近い。そのくせ授業は鬼のように丁寧で、俺のことを誰よりもよく見ていた。
偏差値42だった俺の成績は、気づけば上がっていた。でも、それより気になることがある。
咲楽さんが、研究ノートに何かを書いている。「被験者」という文字が、見えた気がした。
距離が近いのは、データのためか。褒めてくれるのは、実験のためか。でも、あの顔は。あの声は。
「データじゃなくて、私がそう思っています」
嘘をついているような顔じゃなかった。
偏差値42の俺に、東大院生の美女が押しかけてきた。ドタバタな毎日の中で、俺の心臓が休まる暇がない。これはドキドキなのか、心配なのか。それとも、もう恋なのか。
不器用な天才と、鈍感な高校生の、やばい同居生活。
結婚直後にとある理由で離婚を申し出ましたが、 別れてくれないどころか次期社長の同期に執着されて愛されています
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
「結婚したらこっちのもんだ。
絶対に離婚届に判なんて押さないからな」
既婚マウントにキレて勢いで同期の紘希と結婚した純華。
まあ、悪い人ではないし、などと脳天気にかまえていたが。
紘希が我が社の御曹司だと知って、事態は一転!
純華の誰にも言えない事情で、紘希は絶対に結婚してはいけない相手だった。
離婚を申し出るが、紘希は取り合ってくれない。
それどころか紘希に溺愛され、惹かれていく。
このままでは紘希の弱点になる。
わかっているけれど……。
瑞木純華
みずきすみか
28
イベントデザイン部係長
姉御肌で面倒見がいいのが、長所であり弱点
おかげで、いつも多数の仕事を抱えがち
後輩女子からは慕われるが、男性とは縁がない
恋に関しては夢見がち
×
矢崎紘希
やざきひろき
28
営業部課長
一般社員に擬態してるが、会長は母方の祖父で次期社長
サバサバした爽やかくん
実体は押しが強くて粘着質
秘密を抱えたまま、あなたを好きになっていいですか……?