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ピュアな俺と大和撫子女子
しおりを挟む朝6時にアラームが俺の部屋に鳴り響く。
「ウーーン……」
なかなか朝は起きれない。もう5分くらいいいと思いながら目覚まし時計を見ると時計が差していたのは6時10分。ドタッ。俺は飛び起きた。
「やばい……」
学校に6時25分にはサッカー部の朝練を開始する。20分にはついてないと着替えの時間がない
俺は急いで制服に着替えた。こんな時に限ってなかなかボタンが閉まらない。
「くそっ」
1分くらいで着替えリビングに置いてあるパンを取り身支度を済ませ6時15分に家を出た。
自転車で10分の道を全速力で駆け抜けた。
学校に着いたのは20分ちょうどだった
「まにっ……ヒュー、、あったぁ……」
息切れしながらホッとし無事に朝練を終えた。
そのまま加藤公誠と三木翔、黒川務と教室に向かった。この三人は同じクラスで仲がいい。カトちゃん、みっきー、黒と俺は呼んでる。三人は俺を龍と呼んでいる。
俺は2年5組教室に入ると5~6人くらい人がいる。8時くらいに行くと大体こんな感じだ。
大体クラスにいるのはサボり魔の上村悠斗とテンション高めの矢野あや
そして松本なごだ。
松本なごは色々喋りかけてくる矢野に冷静な受け答えをしている。
今日も綺麗だな。とか思いつつ荷物を置き、みっきーに連れられ教室を後にした
今日も話せれたらいいな。
「お前の好きな人そろそろ教えろよぉ~」
とみっきーが駄々をこねるように2年4組の教室で大声で言った。
「いないって」
いるんだけれど俺は嘘をついた。
「前は川谷のぞみだったっけ?」
「もう好きじゃないって」
川谷のぞみは俺の前のクラスの女子。一年3組だった時、気になってたのもあるが2ヶ月くらい付き合っていた。喧嘩別れだったけど。松本なごとは性格間逆な奴だった。しかし、そんなこと5組で言われたくはない。松本なごが聞いていたら俺はみっきーを殴りかけるだろう。
「みっきーと黒はどうなんだよ、彼女の方は」
俺は会話をそらすように言った。みっきーと黒はどっちも彼女持ちである。学校でも仲がいいと評判だ。
「そ、それはぁ…」
二人は声を合わせて言った。照れ照れしながら黙っている。バカップルかおまえらは。
それと同時にチャイムが8時20分に鳴った。
「そろそろ戻らないとな。」
みっきー、黒、カトちゃんと俺は教室に戻った。
教室に戻るとほとんどクラスの奴は揃っていた。
後ろからドタドタ走ってくる音が聞こえた。
「龍~」
と言いながら平口楓斗が走りながらきた。呼吸を荒くしながら後ろから飛び乗ってきた。
五人で騒がしくしながら教室で喋っていた。
「はよ~」
と隣の席の山田琴音が言った。
「おう~」
と言いながら、数学の課題をやり忘れていたので鞄から取り出した。4人で騒がしくしているが時々俺も会話に入りながら、数学の課題をやった。
俺の前の席は松本なごだ。おはようって言ってほしい!そんなことで頭いっぱいだからか数学の課題がなかなか終わらない。すると松本と話してた矢野がこっちを見て
「さとぉーおっはよぉ~」
とハイテンションで言ってきた。するとそれにつられて松本が
「おはよう」
と後ろを向いて言ってきた
「ああ、おはよう」
俺は動揺隠すのに精一杯だった。にやけるのを我慢しながら、俺はまだ半分くらいしか終わっていない数学の課題をやった。
8時30分になると担任の元末先生が入ってきた。口うるさい先生で、ロバに似てるのであだ名が「ロバ」だ。
「SHRを始めます」
と言われたものの、カトちゃん、楓斗、みっきー、黒、俺は黙らない。
「いつもの五人でうるさい!」
ロバの怒鳴り声が2年5組の教室で響いた。''いつもの五人,,はカトちゃん、楓斗、みっきー、黒、俺の事である。いっつも五人で注意されてるので、いつもの五人と言われるようになった。
怒られて憂鬱な気分のままSHRを終えた。
一時間は理科で理科室に向かった
一つのテーブルで四人の班になって授業をやる。俺の班は矢野あやと上村悠斗と全然喋らない女子がいる。矢野は黙らない大体授業を聞かない。俺が授業のノートを取っていると、矢野がメモ帳を一枚取ってちぎり何かかいて半分に折って俺に渡してきた。俺は授業のノートをきりのいいとこで書き終わらせそのメモを見た。
〈好きな人誰?〉
思わず矢野の顔を見た。にやけている。小声で俺は
「いきなりどうした!?」
と言った。すると矢野も小声で
「前好きな人教えろって佐藤言ったでしょ?」
ああ、そうだった。上村と矢野が好きな人教えろって言い合ってたから興味本位で聞いてみたんだっけ?
「あれさ、教えてくれたらいいよ。」
小声で言ってきた。なんとなく聞いてみたかったしこいつ言わなそうだしいいか。でも念のため
「いいけど誰にも言うなよ」
「おまえもね」
お互いに約束して好きな人の名前を書いた。''松本なご,,
半分に折り曲げ渡した。
矢野も好きな人を書き半分に折り曲げこちらに渡してきた。
俺が開こうとしたら矢野が、マジでという顔でこっちを見てる。
「意外……」
と一言。そりゃそっかと思いつつ俺も渡されたメモを見た。
「マジか……」
驚いた。メモに書いてあったのは''吉田賢人,,
前のクラスが一緒でちょい話すぐらいの仲だ。頭がよく、大人しいが目立つ方で、運動神経がいい、テニス部だ。矢野の性格とは間逆だ
「性格間逆だなお前」
と矢野が言ってきた。それを言いたいのはこっちだ。
「お前もだろ。」
言い返した。すると矢野は
「こうなんか佐藤は目立つ感じの女子が好きなんかと……」
「前まではそうだったけどね」
俺は小声で続けて言った。
「目立つ感じの方が好きだったけどそういう女子はすぐ乗り換えるじゃん?でも今の好きな人はなんか一途そうだし」
「なるほど」
でも俺には悩みがあった。共通点がないのだ。中学校も別々、委員会にさえ俺は入ってない。仲が良い訳でもない。それでも俺は好きなのだ。
「でも、話すきっかけがない」
ポツリと矢野に言った。すると矢野は
「うちも共通点ないし、同じ班でもないもん。でも佐藤は同じ班だし、修学旅行があるじゃん」
そうだった。修学旅行があった。けれどそれをどうやって利用すれば良いのか俺には分からない。
同じ班でも話さなければ意味がない。
「でも何話していいか分からない」
俺は少し背中を丸めて言った。
「うちと話す感じでいいんだって!」
と励まして来た。
「矢野にはバカとか言っても大丈夫だけど、言っていいか分かんない」
「 佐藤は意外とピュアだな」
矢野がちょいにやけながら言ってきた。少しムカついたので
「お前もだろ」
と言い返した。すると矢野が少し声のトーンを落として
「うちさ、好きな人が目の前にいると何話していいか分かんなくなっちゃう」
ととても悩んでいるような顔で行ってきた。
「お互いさま」
と一言俺は矢野にいった。会話が終わり、授業のノートをまた取り始めた。
そして一時間目が終わった。
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