ピュアな俺と大和撫子女子

めりくり

文字の大きさ
1 / 1

ピュアな俺と大和撫子女子

しおりを挟む

 朝6時にアラームが俺の部屋に鳴り響く。
「ウーーン……」
なかなか朝は起きれない。もう5分くらいいいと思いながら目覚まし時計を見ると時計が差していたのは6時10分。ドタッ。俺は飛び起きた。
「やばい……」
学校に6時25分にはサッカー部の朝練を開始する。20分にはついてないと着替えの時間がない
俺は急いで制服に着替えた。こんな時に限ってなかなかボタンが閉まらない。
「くそっ」
1分くらいで着替えリビングに置いてあるパンを取り身支度を済ませ6時15分に家を出た。
自転車で10分の道を全速力で駆け抜けた。
学校に着いたのは20分ちょうどだった
「まにっ……ヒュー、、あったぁ……」
息切れしながらホッとし無事に朝練を終えた。
そのまま加藤公誠と三木翔、黒川務と教室に向かった。この三人は同じクラスで仲がいい。カトちゃん、みっきー、黒と俺は呼んでる。三人は俺を龍と呼んでいる。
俺は2年5組教室に入ると5~6人くらい人がいる。8時くらいに行くと大体こんな感じだ。
大体クラスにいるのはサボり魔の上村悠斗とテンション高めの矢野あや
そして松本なごだ。
松本なごは色々喋りかけてくる矢野に冷静な受け答えをしている。
今日も綺麗だな。とか思いつつ荷物を置き、みっきーに連れられ教室を後にした
今日も話せれたらいいな。

「お前の好きな人そろそろ教えろよぉ~」
とみっきーが駄々をこねるように2年4組の教室で大声で言った。
「いないって」
いるんだけれど俺は嘘をついた。
「前は川谷のぞみだったっけ?」
「もう好きじゃないって」
川谷のぞみは俺の前のクラスの女子。一年3組だった時、気になってたのもあるが2ヶ月くらい付き合っていた。喧嘩別れだったけど。松本なごとは性格間逆な奴だった。しかし、そんなこと5組で言われたくはない。松本なごが聞いていたら俺はみっきーを殴りかけるだろう。
「みっきーと黒はどうなんだよ、彼女の方は」
俺は会話をそらすように言った。みっきーと黒はどっちも彼女持ちである。学校でも仲がいいと評判だ。
「そ、それはぁ…」
二人は声を合わせて言った。照れ照れしながら黙っている。バカップルかおまえらは。
それと同時にチャイムが8時20分に鳴った。
「そろそろ戻らないとな。」
みっきー、黒、カトちゃんと俺は教室に戻った。
教室に戻るとほとんどクラスの奴は揃っていた。
後ろからドタドタ走ってくる音が聞こえた。
「龍~」
と言いながら平口楓斗が走りながらきた。呼吸を荒くしながら後ろから飛び乗ってきた。
五人で騒がしくしながら教室で喋っていた。
「はよ~」
と隣の席の山田琴音が言った。
「おう~」
と言いながら、数学の課題をやり忘れていたので鞄から取り出した。4人で騒がしくしているが時々俺も会話に入りながら、数学の課題をやった。
俺の前の席は松本なごだ。おはようって言ってほしい!そんなことで頭いっぱいだからか数学の課題がなかなか終わらない。すると松本と話してた矢野がこっちを見て
「さとぉーおっはよぉ~」
とハイテンションで言ってきた。するとそれにつられて松本が
「おはよう」
と後ろを向いて言ってきた
「ああ、おはよう」
俺は動揺隠すのに精一杯だった。にやけるのを我慢しながら、俺はまだ半分くらいしか終わっていない数学の課題をやった。


8時30分になると担任の元末先生が入ってきた。口うるさい先生で、ロバに似てるのであだ名が「ロバ」だ。
「SHRを始めます」
と言われたものの、カトちゃん、楓斗、みっきー、黒、俺は黙らない。
「いつもの五人でうるさい!」
ロバの怒鳴り声が2年5組の教室で響いた。''いつもの五人,,はカトちゃん、楓斗、みっきー、黒、俺の事である。いっつも五人で注意されてるので、いつもの五人と言われるようになった。
怒られて憂鬱な気分のままSHRを終えた。

一時間は理科で理科室に向かった
一つのテーブルで四人の班になって授業をやる。俺の班は矢野あやと上村悠斗と全然喋らない女子がいる。矢野は黙らない大体授業を聞かない。俺が授業のノートを取っていると、矢野がメモ帳を一枚取ってちぎり何かかいて半分に折って俺に渡してきた。俺は授業のノートをきりのいいとこで書き終わらせそのメモを見た。
〈好きな人誰?〉
思わず矢野の顔を見た。にやけている。小声で俺は
「いきなりどうした!?」
と言った。すると矢野も小声で
「前好きな人教えろって佐藤言ったでしょ?」
ああ、そうだった。上村と矢野が好きな人教えろって言い合ってたから興味本位で聞いてみたんだっけ?
「あれさ、教えてくれたらいいよ。」
小声で言ってきた。なんとなく聞いてみたかったしこいつ言わなそうだしいいか。でも念のため
「いいけど誰にも言うなよ」
「おまえもね」
お互いに約束して好きな人の名前を書いた。''松本なご,,
半分に折り曲げ渡した。
矢野も好きな人を書き半分に折り曲げこちらに渡してきた。
俺が開こうとしたら矢野が、マジでという顔でこっちを見てる。
「意外……」
と一言。そりゃそっかと思いつつ俺も渡されたメモを見た。
「マジか……」
驚いた。メモに書いてあったのは''吉田賢人,,
前のクラスが一緒でちょい話すぐらいの仲だ。頭がよく、大人しいが目立つ方で、運動神経がいい、テニス部だ。矢野の性格とは間逆だ
「性格間逆だなお前」
と矢野が言ってきた。それを言いたいのはこっちだ。
「お前もだろ。」
言い返した。すると矢野は
「こうなんか佐藤は目立つ感じの女子が好きなんかと……」
「前まではそうだったけどね」
俺は小声で続けて言った。
「目立つ感じの方が好きだったけどそういう女子はすぐ乗り換えるじゃん?でも今の好きな人はなんか一途そうだし」
「なるほど」
でも俺には悩みがあった。共通点がないのだ。中学校も別々、委員会にさえ俺は入ってない。仲が良い訳でもない。それでも俺は好きなのだ。
「でも、話すきっかけがない」
ポツリと矢野に言った。すると矢野は
「うちも共通点ないし、同じ班でもないもん。でも佐藤は同じ班だし、修学旅行があるじゃん」
そうだった。修学旅行があった。けれどそれをどうやって利用すれば良いのか俺には分からない。
同じ班でも話さなければ意味がない。
「でも何話していいか分からない」
俺は少し背中を丸めて言った。
「うちと話す感じでいいんだって!」
と励まして来た。
「矢野にはバカとか言っても大丈夫だけど、言っていいか分かんない」
「 佐藤は意外とピュアだな」
矢野がちょいにやけながら言ってきた。少しムカついたので
「お前もだろ」
と言い返した。すると矢野が少し声のトーンを落として
「うちさ、好きな人が目の前にいると何話していいか分かんなくなっちゃう」
ととても悩んでいるような顔で行ってきた。
「お互いさま」
と一言俺は矢野にいった。会話が終わり、授業のノートをまた取り始めた。
そして一時間目が終わった。
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

大丈夫のその先は…

水姫
恋愛
実来はシングルマザーの母が再婚すると聞いた。母が嬉しそうにしているのを見るとこれまで苦労かけた分幸せになって欲しいと思う。 新しくできた父はよりにもよって医者だった。新しくできた兄たちも同様で…。 バレないように、バレないように。 「大丈夫だよ」 すいません。ゆっくりお待ち下さい。m(_ _)m

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

両隣の幼馴染が交代で家に来る

みらいつりびと
恋愛
両親がタイへ行く。 父親が3月上旬に上司から命じられた。4月1日からバンコクで勤務する。 うちの父と母はいわゆるおしどり夫婦というやつで、離れては生きていけない……。 ひとり暮らしの高校2年生森川冬樹の世話をするため、両隣の美しい幼馴染浅香空と天乃灯が1日交代で通ってくる。 冬樹は夢のような春休み期間を過ごし、空と灯は火花を散らす。 幼馴染三角関係ラブストーリー。全47回。

幼馴染

ざっく
恋愛
私にはすごくよくできた幼馴染がいる。格好良くて優しくて。だけど、彼らはもう一人の幼馴染の女の子に夢中なのだ。私だって、もう彼らの世話をさせられるのはうんざりした。

帰国した王子の受難

ユウキ
恋愛
庶子である第二王子は、立場や情勢やら諸々を鑑みて早々に隣国へと無期限遊学に出た。そうして年月が経ち、そろそろ兄(第一王子)が立太子する頃かと、感慨深く想っていた頃に突然届いた帰還命令。 取り急ぎ舞い戻った祖国で見たのは、修羅場であった。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

~春の国~片足の不自由な王妃様

クラゲ散歩
恋愛
春の暖かい陽気の中。色鮮やかな花が咲き乱れ。蝶が二人を祝福してるように。 春の国の王太子ジーク=スノーフレーク=スプリング(22)と侯爵令嬢ローズマリー=ローバー(18)が、丘の上にある小さな教会で愛を誓い。女神の祝福を受け夫婦になった。 街中を馬車で移動中。二人はずっと笑顔だった。 それを見た者は、相思相愛だと思っただろう。 しかし〜ここまでくるまでに、王太子が裏で動いていたのを知っているのはごくわずか。 花嫁は〜その笑顔の下でなにを思っているのだろうか??

処理中です...