別れることになっても愛があれば逢えるんだよっ

うさみあきら

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第一章

(6) その3-2☆

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「愛子ちゃん、克也くん、ほら、顔上げて、あれ見てごらん」

 綾香は、昨日から引き続いてべそをかいて俯いているままの愛子と克也の手を引いて、温室の中へと連れてきた。綾女に肩をたたかれて二人は顔を上げる。

「わぁっ……」

 愛子と克也は泣き腫らした目を見開いて、目の前にある光景に驚いた。

 温室の一角に突如として現れた真っ白なベッド。その周りをピンクや赤、白、色とりどりの花が囲んでいる。

「お姉ちゃん、これは……?」

 克也が綾香の方を見て問うと、綾香が微笑んでふたりの肩を抱く。

「これは、私からのふたりへのプレゼント。ベッドに横になってみなさい」

 綾香はふたりをベッドへと促す。愛子と克也は花々に迎えられながらベッドにちょこんと腰掛ける。

「お姉ちゃん?」

 愛子と克也は狐に包まれたような顔をしながら綾香を見る。

「ふふっ、少しは元気になったかな?」

 綾香はふたりにニコッと微笑むと、するすると着ていたワンピースを脱いで、ブラジャーとパンティだけの姿になると、真っ白な羽根布団の中に身体を潜り込ませた。

「ふたりとも、服脱いで、こっちにおいで」

 克也は綾香が何をしたいのか、何となく察した。愛子はまだきょとんとしたままだ。

「愛子ちゃん、お姉ちゃんは、ヒミツのことしたいんだよ」

「ヒミツ?」

「うん。ヒミツのこと……」

 克也は、愛子の目を見て、それから愛子の肩を抱き、唇を近づける。

「んんっ……」

 愛子は突然のことでビックリするが、克也が必死で求めているのが分かると、それに応じて顎を上げ、克也に唇を寄せる。

「ふふっ、もうふたりとも、そこまで進んでたんだね……。お姉さんびっくり」

「んん……っ、ぷはぁっ。……愛子ちゃん、思い出した?」

「うん……。わかったよ。克也くん」

 それから、克也と愛子は自分の服を脱いで、綾香と一緒の布団に潜り込んだ。

「とても、あったかい……」

「うん……、あったかいね……」

 克也と愛子はピッタリと身体を寄せ合い、体温を感じ合う。

「お姉さん、ぬるぬるは、今日ないよ?」

 克也が不安そうな顔をして綾香に言う。

「ふふっ、大丈夫よ克也くん。ちゃんと用意しておいたから。お姉さんに任せて」

 綾女は持ってきたショルダーバッグの中から小さな瓶を取り出してベッドの脇に置く。
 
「克也くんは、もう、愛子ちゃんがどうすれば気持ちよくなるか、知ってるよね」

 克也はコクリと頷く。

「じゃぁ、愛子ちゃん、私のそばに来て」

 綾香は愛子を真ん中に移動させ、克也と綾香が愛子を挟み込む形を作ると、愛子の身体をそっと抱いて胸元に引き寄せる。

「お姉さんのお胸……ふわふわ……」

 愛子は、背中に当たる豊満な胸の感触に心地よさを覚え、自然と綾香に身を任せていく。

「うん……、愛子ちゃん、そのまま力抜いて……、そう……、気持ちよくなって……」

 綾香の胸に包まれ、愛子の目がとろんとしてくる。その様子を観察しながら綾香は、克也にウインクをしてサインを送る。克也は頷いて、愛子の胸に手を伸ばす。

「んんっ、克也……くん?」

 克也はゆっくりと愛子の両胸に掌を合わせ、小さな膨らみを下から揉み上げる。

「ふわぁ……っ……」

「ふふっ、愛子ちゃん、お胸、感じるようになってたんだね……。じゃ、大丈夫かな」

 綾香はベッドの脇においた小瓶を開けて掌に透明な液体を垂らすと、それを愛子の胸にそっと塗る。

「ふぁぁっ……、お姉さん? ぬるぬるする……」

「気持ちいい?」

「うん……。いいよぉ……。克也くんのお手手も、お姉さんのぬるぬるも、いいよぉ……」

 ゆっくりと、愛子は快楽の波に身を任せて流れ始めていた。綾香は腰をゆっくりと動かして、愛子に快楽の波を送り続ける。呼応するように、克也も同じリズムで愛子に腰をぴったりとくっつき合わせながら動かす。

「かつやくん……、オマタが……、熱いの。克也くんの、熱いの当たってる」

「ふふっ、克也くんは準備万端かな?」

「んっ……、お姉さんっ、早くっ、ぬるぬるっ……」

 克也はたまらないとばかりに目を潤ませて綾香に懇願する。

「あらあら、克也くんはすっかり、ぬるぬるのトリコになっちゃたね。うん。いいよ」

 綾香はさらに小瓶からさらに液体を出し、右手で愛子の胸を揉みながら、左手を克也の股間に回す。そして、克也の熱くなった若竿に掌を絡ませる。

「んんっ」

「お、お姉さんっ、私のオマタにも、ぬるぬるきたっ……」

 克也に塗られたローションが愛子の股間にも垂れると、自然と密着していたふたりの股間からピチャっ、ピチャっ、と、淫靡な音を奏で始める。

「あぅっ……。お姉さんっ、克也くんっ、おまた……、オマタが変なの……」

 綾香は掌で克也の竿を撫でながら、愛子の股間に指を潜り込ませ、まだ成熟しきっていない果実の実を貪る。

「ふふっ、愛子ちゃんのオマタも、熱くなってるね……。気持ちいい?」

「あぅ……、いいよぉ……。とっても……、いいよぉ……」

 愛子の感じ方を観察していた綾香が、愛子の耳に小声でささやく。

「ん、もしかして、愛子ちゃん、一人でイッちゃったことある?」

「え……イッちゃう?」

「うん。オマタ自分でいじってたりして、ビクビクって、したこと……ある?」

「う……うん。ある……。克也くんのこと、考えてたら……、オマタ、熱くなって……こんな感じで……。ああん!」

「ふふっ、悪い子ね。お仕置きよ」

 綾香は、人差し指と薬指で愛子の陰唇を掻き分け、中指を小さな花芯にあてがうと、クチュクチュと音を立てながら激しく動かす。

「あっ……、お姉さんっ、何か、なんか来ちゃう……変、変だよぉ……」

「愛子ちゃん、いいよっ、思いっきり、イッちゃって……!」

「はぅっ……、あうっ……、ああああああ!!

 愛子は全身をビクビクっと震わせて、絶頂へ導かれた。しばらく愛子は肩で息をしながら呼吸を荒くする。

「はぁっ……、はぁっ……。す、すごい……」

「ん、愛子ちゃんのお仕置き終わったところで、克也くん、おまたせ」

 綾香は克也の熱い若竿を愛子のまだイッたばかりの秘壺にあてがい、そのまま腰を落とすように克也に促す。

「んんんっ」

「アウッ……か、カツヤくんっ……」

「愛子ちゃんっ、いくよっ!」

 克也は愛子の秘壺に肉棒を擦り合わせながら、リズミカルに腰を振り始める。克也が愛子に腰を打ち付けるたびに、ぱんっ、ぱんっと、拳銃が発泡するような音がこだまし、それが愛子と克也の脳を刺激する。

「はうっ……克也くん! すごいっ すごいよぉっ!」

「愛子ちゃんっ! 愛子ちゃんッ!」

 ぱんっ……、ぱんっ……、パンパンパンパンパンパンパンパンパン……!

「はぅっ……、わたし、また……、なんか、来ちゃう……イッちゃう?……、イッちゃうの?」

「はあっ……、愛子ちゃんっ! 僕もッ! くぅっ!」

「克也くんも? んんっ! いいよっ! いっしょっ! 一緒だよっ! 克也くん!」

「愛子ちゃんっ! 愛子ちゃん!! ああああっ!」

「ああああああああっ!!」

 どくっ! ドピュッ! ドピュゥゥ!! どくっ…… どくっ……

 愛子が再び全身を痙攣させてアクメに達すると同時に、克也は愛子の胸に向かって白濁液を放出する。

 周囲でふたりを包んでいた色とりどりの花びらが舞い上がり、ひとひら、ふたひらと、愛子の白い身体に降ってくる。

「きれい……」

「はぁっ……、はぁっ……、うん……、きれい……」

 綾香はふたりの姿と、舞い上がる花びらに見とれていた。愛子も自分の身体に降ってくる花びらに見とれながら、恍惚の表情を浮かべていた。


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