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〇3章【秘密とマグカップ】
3節~準備と予感~ 1
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小さな円卓の上に、資料の束がうちわのように広がっていた。
中央にはノートPCとタブレットが並び、画面には桜の杜商店街の訪問予定をまとめたスケジュール管理ツールが開かれている。
店舗名の一覧と地図、訪問時間、担当者。
ぎゅっと詰め込まれた文字列が、出張前の「まだ先」のはずだった感覚に、静かに輪郭を与えていた。
「じゃあ、訪問先と流れはこんな感じで」
麻衣がホワイトボードに書かれた表を、ペンの先でコツコツと軽く叩く。
「初日は午前に二軒、午後に移動して一軒。二日目は、インタビュー中心で調整。現地の状況見て多少前後してもいいけど、軸はこのルートで動く想定ね」
「了解です。ありがとうございます」
紗菜が背筋をまっすぐ伸ばしたまま、視線だけ資料に落として静かに頷く。
カチリ、とペン先を出す音が、ここから先は完全に仕事モードだと告げているようだった。
「佐伯くんも、いろいろ助かったよ」
紗菜が目線だけ横に送ると、隣の席で佐伯が眼鏡のフレームを指先で押し上げ、控えめに笑う。
「いえいえ、こちらこそです。あの店舗さん、少し堅めな印象だったので、事前に話ができてよかったです」
そう前置きしてから、一枚のメモをテーブルの中央へ滑らせた。
店主の人柄や注意点、会話の糸口になりそうな話題、好みそうな言い回し。最低限の情報だけが、過不足なく簡潔に並んでいる。
仕事は丁寧で、無駄がない。
それでいて、文面の端々には、相手への気遣いからくる柔らかさがかすかに滲んでいた。
そのバランスが、少し張りつめていた空気を、必要な分だけ静かに弛めていく。
そのとき、ももが椅子の脚をキュッと鳴らしながら、横に座るヒロトのほうへ身体を寄せた。
「せんぱい、出張楽しみですねぇ」
声には、いつもの甘さに、浮き立つような調子が少しだけ混じっている。
ここが仕事の打ち合わせの場だと分かっていながら、あえて空気をやわらげに行くような明るさだった。
「こらこら、遊びに行くんじゃないんだからね」
麻衣がペンを置き、肩をすくめる。
口調だけ切り取ればたしなめているのに、目元には笑いがあった。
ももの真面目さを、ちゃんと分かっている人間の目だった。
「もちろん分かってます! 分かった上で、楽しみなんですっ!」
ももは胸の前で小さく拳を握る仕草をしてから、今度は真正面からヒロトに笑いかける。
「ね、せんぱい?」
「はいはい。……でも、この前みたいな大荷物はいらないからな」
「え~っ、せんぱい、持ってくれるんじゃないんですかぁ?」
甘える声に、ヒロトは小さく息をもらして笑い、「やだよ」と、あっさり返した。
言葉だけ聞けばそっけない。
けれど、そこに棘はない。
ももの声も、ヒロトの声も、聞いている側が安心するくらい気安くて、親しげだった。
出張前の打ち合わせの中に、研修以来じわじわと形になってきたふたりの距離感が、そのまま紛れ込んでいる。
ヒロトは笑みをいったん引っ込め、PCの画面へ視線を戻す。
それでも口元のゆるみだけは、頬のあたりに薄く残っていた。
「高森せんぱいも、楽しみですよね~?」
ももが、今度はテーブルの向こう側へと笑顔を向ける。
軽やかな問いかけに、紗菜がほんのわずかに目を細めた。
ももの表情には、疑いも駆け引きも混ざっていない。
そこにあるのは、まっすぐで、人を巻き込むことに少しもためらいのない無邪気さだけだった。
その柔らかさの奥に、どんな探りを投げてもするりと跳ね返してしまう天然のバリアが張られていることを、当の本人だけが知らない。
「……まぁ、少しだけね」
「やったぁ!」
控えめな返事に、ももは椅子の上で小さく両手を上げて喜んだ。
そのあまりの素直さに、紗菜は心の奥で、小さく拳を握る。
これはチャンスだと感じた。
同じ業務、同じ移動、同じ食事。
そこに、「様子をうかがうため」と説明を付け足さなくてもいい距離感が、自然に生まれる。
出張の間に、一度は本音に触れられる瞬間がくる。
そんな予感に近いものが、胸の内側でゆっくり形を取り始める。
何も知らない笑顔と、慎重な視線が、同じテーブルの上で静かに交錯していたとき──
空気を切るような、まっすぐな声が落ちてきた。
「……やっぱり、お二人ってお付き合いされているんですか?」
一瞬、誰の声なのか判断が追いつかなかった。
次の瞬間には、全員の視線が、同じ一点に集まる。
真面目な表情の佐伯がいた。
黒縁の眼鏡の奥の視線は真剣で、問いかけた本人は、本気で「確認」として口にしたのだと分かる顔をしている。
悪気も、茶化しも、ひねりもない。
「───……」
時間が止まったような沈黙が、テーブルの上に落ちた。
一秒なのか二秒なのか、誰も息をするタイミングを見つけられない。
最初にその静寂を破ったのは、他でもない紗菜だった。
「えええっ!? あなた、なに言ってるの!?」
椅子の背から思わず身を乗り出し、目を見開く。
声が半オクターブほど上ずっていた。
「……なんで高森さんが一番驚いてるんですか」
佐伯の返しは、妙に冷静だった。
あまりにも正論で、しかも真顔のまま放たれた一言に──
「ぶっ……!」
「くっ……ははっ……!」
麻衣とヒロトが、ほとんど同時に吹き出す。
肩を震わせながら口元を押さえる姿が、余計に可笑しさを増幅させた。
紗菜は、自分が盛大に動揺を晒してしまったことに気づき、唇を噛みそうになるのをどうにか飲み込む。
今、意識を向けるべきなのは、自分の反応ではない。
見るべきは、ヒロトとももがどう答えるか。それだけだと、頭のどこかが冷静に告げていた。
「え~、そう見えます~?」
ももが、少し首をかしげて見せる。
もったいぶるような笑顔には、勘違いを素直に楽しんでいる気配が混ざっていた。
「すごく仲がよさそうですし……マグカップもお揃いじゃないですか」
佐伯は変わらない真面目なトーンで、理由を淡々と並べていく。
「ああ……佐伯くん、決起集会に来てなかったもんね」
麻衣が思い出したようにぽつりと挟む。
その言葉を受けて、ももが「そうそう」とでも言うようににこっと笑い、明るく続けた。
「そもそも、せんぱいには彼女さんがいますし……お付き合いはしてませんよ♡」
声の奥には、「今は」というひと言が薄く混じっていた。
けれど、それを拾って勘ぐるほど、佐伯はひねた受け取り方をしない。
「そうなんですね。変なこと聞いて、申し訳ないです」
素直に頭を下げる仕草は潔くて、むしろさっぱりしていた。
その様子を横目で見ながら、麻衣がヒロトのほうへ身を寄せ、声を潜める。
「……ねぇ、中町くん。佐伯くんって、ちょっと明坂ちゃんに似てない?」
「……そうか?」
ヒロトは小さく首を傾げる。
同時に、脳裏には自然と、あの日の光景が浮かんでいた。
すみれに向かって、「すみれ先輩って、モテるんですか?」と、一切の悪意なく真顔で問いかけてきたあのときのキリカの顔。
その記憶が浮かんだ瞬間、心のどこかで「たしかに」と小さく苦笑がこぼれる。
一方で、紗菜は別の種類のため息を、胸の内側にそっと落としていた。
知りたかったことは、ほとんど揃ってしまった。
ヒロトには、彼女がいるという事実があって、ももとの関係は、付き合ってはいないが、距離は十分に近い。
喉から手が出るほど知りたかった情報が、これ以上ないくらい分かりやすい形で、何の駆け引きもなしに目の前に並べられている。
出張前の、ほんの数分ほどの打ち合わせの中で。
紗菜は手元のペンをくるりと一度回し、指に馴染む位置を探すように握り直した。
この出張で自分がやるべきことは何か。
さっきまで明確だったはずの問いが、急に輪郭を曖昧にしていく。
目的にしていた「監視」や「探り」は、もう役目を終えつつあるのかもしれない。
その違和感が、自分の足元からなにを静かにすくい取っているのか。
その正体に、紗菜自身はまだ気づいていなかった。
中央にはノートPCとタブレットが並び、画面には桜の杜商店街の訪問予定をまとめたスケジュール管理ツールが開かれている。
店舗名の一覧と地図、訪問時間、担当者。
ぎゅっと詰め込まれた文字列が、出張前の「まだ先」のはずだった感覚に、静かに輪郭を与えていた。
「じゃあ、訪問先と流れはこんな感じで」
麻衣がホワイトボードに書かれた表を、ペンの先でコツコツと軽く叩く。
「初日は午前に二軒、午後に移動して一軒。二日目は、インタビュー中心で調整。現地の状況見て多少前後してもいいけど、軸はこのルートで動く想定ね」
「了解です。ありがとうございます」
紗菜が背筋をまっすぐ伸ばしたまま、視線だけ資料に落として静かに頷く。
カチリ、とペン先を出す音が、ここから先は完全に仕事モードだと告げているようだった。
「佐伯くんも、いろいろ助かったよ」
紗菜が目線だけ横に送ると、隣の席で佐伯が眼鏡のフレームを指先で押し上げ、控えめに笑う。
「いえいえ、こちらこそです。あの店舗さん、少し堅めな印象だったので、事前に話ができてよかったです」
そう前置きしてから、一枚のメモをテーブルの中央へ滑らせた。
店主の人柄や注意点、会話の糸口になりそうな話題、好みそうな言い回し。最低限の情報だけが、過不足なく簡潔に並んでいる。
仕事は丁寧で、無駄がない。
それでいて、文面の端々には、相手への気遣いからくる柔らかさがかすかに滲んでいた。
そのバランスが、少し張りつめていた空気を、必要な分だけ静かに弛めていく。
そのとき、ももが椅子の脚をキュッと鳴らしながら、横に座るヒロトのほうへ身体を寄せた。
「せんぱい、出張楽しみですねぇ」
声には、いつもの甘さに、浮き立つような調子が少しだけ混じっている。
ここが仕事の打ち合わせの場だと分かっていながら、あえて空気をやわらげに行くような明るさだった。
「こらこら、遊びに行くんじゃないんだからね」
麻衣がペンを置き、肩をすくめる。
口調だけ切り取ればたしなめているのに、目元には笑いがあった。
ももの真面目さを、ちゃんと分かっている人間の目だった。
「もちろん分かってます! 分かった上で、楽しみなんですっ!」
ももは胸の前で小さく拳を握る仕草をしてから、今度は真正面からヒロトに笑いかける。
「ね、せんぱい?」
「はいはい。……でも、この前みたいな大荷物はいらないからな」
「え~っ、せんぱい、持ってくれるんじゃないんですかぁ?」
甘える声に、ヒロトは小さく息をもらして笑い、「やだよ」と、あっさり返した。
言葉だけ聞けばそっけない。
けれど、そこに棘はない。
ももの声も、ヒロトの声も、聞いている側が安心するくらい気安くて、親しげだった。
出張前の打ち合わせの中に、研修以来じわじわと形になってきたふたりの距離感が、そのまま紛れ込んでいる。
ヒロトは笑みをいったん引っ込め、PCの画面へ視線を戻す。
それでも口元のゆるみだけは、頬のあたりに薄く残っていた。
「高森せんぱいも、楽しみですよね~?」
ももが、今度はテーブルの向こう側へと笑顔を向ける。
軽やかな問いかけに、紗菜がほんのわずかに目を細めた。
ももの表情には、疑いも駆け引きも混ざっていない。
そこにあるのは、まっすぐで、人を巻き込むことに少しもためらいのない無邪気さだけだった。
その柔らかさの奥に、どんな探りを投げてもするりと跳ね返してしまう天然のバリアが張られていることを、当の本人だけが知らない。
「……まぁ、少しだけね」
「やったぁ!」
控えめな返事に、ももは椅子の上で小さく両手を上げて喜んだ。
そのあまりの素直さに、紗菜は心の奥で、小さく拳を握る。
これはチャンスだと感じた。
同じ業務、同じ移動、同じ食事。
そこに、「様子をうかがうため」と説明を付け足さなくてもいい距離感が、自然に生まれる。
出張の間に、一度は本音に触れられる瞬間がくる。
そんな予感に近いものが、胸の内側でゆっくり形を取り始める。
何も知らない笑顔と、慎重な視線が、同じテーブルの上で静かに交錯していたとき──
空気を切るような、まっすぐな声が落ちてきた。
「……やっぱり、お二人ってお付き合いされているんですか?」
一瞬、誰の声なのか判断が追いつかなかった。
次の瞬間には、全員の視線が、同じ一点に集まる。
真面目な表情の佐伯がいた。
黒縁の眼鏡の奥の視線は真剣で、問いかけた本人は、本気で「確認」として口にしたのだと分かる顔をしている。
悪気も、茶化しも、ひねりもない。
「───……」
時間が止まったような沈黙が、テーブルの上に落ちた。
一秒なのか二秒なのか、誰も息をするタイミングを見つけられない。
最初にその静寂を破ったのは、他でもない紗菜だった。
「えええっ!? あなた、なに言ってるの!?」
椅子の背から思わず身を乗り出し、目を見開く。
声が半オクターブほど上ずっていた。
「……なんで高森さんが一番驚いてるんですか」
佐伯の返しは、妙に冷静だった。
あまりにも正論で、しかも真顔のまま放たれた一言に──
「ぶっ……!」
「くっ……ははっ……!」
麻衣とヒロトが、ほとんど同時に吹き出す。
肩を震わせながら口元を押さえる姿が、余計に可笑しさを増幅させた。
紗菜は、自分が盛大に動揺を晒してしまったことに気づき、唇を噛みそうになるのをどうにか飲み込む。
今、意識を向けるべきなのは、自分の反応ではない。
見るべきは、ヒロトとももがどう答えるか。それだけだと、頭のどこかが冷静に告げていた。
「え~、そう見えます~?」
ももが、少し首をかしげて見せる。
もったいぶるような笑顔には、勘違いを素直に楽しんでいる気配が混ざっていた。
「すごく仲がよさそうですし……マグカップもお揃いじゃないですか」
佐伯は変わらない真面目なトーンで、理由を淡々と並べていく。
「ああ……佐伯くん、決起集会に来てなかったもんね」
麻衣が思い出したようにぽつりと挟む。
その言葉を受けて、ももが「そうそう」とでも言うようににこっと笑い、明るく続けた。
「そもそも、せんぱいには彼女さんがいますし……お付き合いはしてませんよ♡」
声の奥には、「今は」というひと言が薄く混じっていた。
けれど、それを拾って勘ぐるほど、佐伯はひねた受け取り方をしない。
「そうなんですね。変なこと聞いて、申し訳ないです」
素直に頭を下げる仕草は潔くて、むしろさっぱりしていた。
その様子を横目で見ながら、麻衣がヒロトのほうへ身を寄せ、声を潜める。
「……ねぇ、中町くん。佐伯くんって、ちょっと明坂ちゃんに似てない?」
「……そうか?」
ヒロトは小さく首を傾げる。
同時に、脳裏には自然と、あの日の光景が浮かんでいた。
すみれに向かって、「すみれ先輩って、モテるんですか?」と、一切の悪意なく真顔で問いかけてきたあのときのキリカの顔。
その記憶が浮かんだ瞬間、心のどこかで「たしかに」と小さく苦笑がこぼれる。
一方で、紗菜は別の種類のため息を、胸の内側にそっと落としていた。
知りたかったことは、ほとんど揃ってしまった。
ヒロトには、彼女がいるという事実があって、ももとの関係は、付き合ってはいないが、距離は十分に近い。
喉から手が出るほど知りたかった情報が、これ以上ないくらい分かりやすい形で、何の駆け引きもなしに目の前に並べられている。
出張前の、ほんの数分ほどの打ち合わせの中で。
紗菜は手元のペンをくるりと一度回し、指に馴染む位置を探すように握り直した。
この出張で自分がやるべきことは何か。
さっきまで明確だったはずの問いが、急に輪郭を曖昧にしていく。
目的にしていた「監視」や「探り」は、もう役目を終えつつあるのかもしれない。
その違和感が、自分の足元からなにを静かにすくい取っているのか。
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