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旅の始まりと初めての仲間
アヴェと隷属魔法②
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前回のあらすじ
少女の深い闇を開いてしまった気がするけど、私には害がないから知らないふりをしたい今日この頃。
この少女はなかなかにハードな人生を歩んでたんだな。
....よし、この子の名前はこれにしよう。
「アヴェだ」
「....はい?」
「お前の名前はアヴェだ。名前がないんだろう?私が名前を付けてやる」
「アヴェ、ですか」
「そうだ。私のいた世界の『復讐者』を表す『アヴェンジャー』からとった名前だ」
「『私のいた世界』....?」
あっ、まだ私の名前以外何も私の事を話してなかったな。
(我が主は、秘密が多いので『隷属魔法』使ってからの方がいいと思いますぞ!!)
あれ?イン居たんだ、てっきり死んだものだと....
(勝手に殺さないで欲しいですぞ!!)
また思考を読まれた!!
(また顔に出てましたぞ!!)
...........まぁいいや。
「その話は私に隷属してからだ。この首輪が奴隷であることを表す物か?」
私は少女の首についている、黒色の首輪を指さす。
「そうです。これは隷属の首輪です。契約書が必要なので今ここで奴隷契約は結べません」
契約書ねぇ....必要ねぇな。
「じっとしてろ。」
そう言うと私は、アヴェの首輪に触れる。
「な、何を....」
「聞こえなかったか?動くな。」
うーん、首輪の魔法陣構築はゲームと似ているな。
......『Ragnarok Online』すげぇな、異世界で使われている魔法陣と類似した魔法陣を作ったのか。
この程度の隷属魔法陣なら.....
パチン!!
アヴェの首輪が外れる。
「..................えっ?」
情けない声をアヴェが出す。
おっ、上手くいったな。
「さて、今からお前に『隷属魔法』で私の奴隷になってもらう。お前が選んだ道だ、文句はないな?」
(やっぱり悪役ですぞ)
うるせぇよ。
「ご主人様は、隷属師なのですか....?」
「そこら辺の話は後でする。『隷属魔法』をかける、文句はないな?」
「私はご主人様に助けられた身、文句などございません」
そう言ってアヴェは深々と土下座する。
その身体は少し震えていた。
怖いんだろうな、助けられ、自分選んだ道だとしても不安は拭えないか。
まだ私の事は名前しか知らないのも、不安要素の1つなんだろうな。
だから私は優しく語りかける。
「安心しろ。私はお前の主人として....いや、仲間として大切にするつもりだ。私には人に言えない事が多い。その口止めの為の『隷属魔法』だ。だからお前が....アヴェが嫌がる事はしない。絶対にだ」
そう言って私はアヴェの頭に手を置く。
ビクッ
....まだ信用されてないみたいだな。
そう思いながら『暗黒魔法LvMAX』の魔法『隷属魔法』を発動。
首輪ではなくペンダントにするか。
アヴェの首から十字架を下げた銀色ペンダントが現れる。
「ノアの名において命ずる。我に従い、我の命を遵守せよ。『隷属魔法』」
......よし、成功だ。
少女の深い闇を開いてしまった気がするけど、私には害がないから知らないふりをしたい今日この頃。
この少女はなかなかにハードな人生を歩んでたんだな。
....よし、この子の名前はこれにしよう。
「アヴェだ」
「....はい?」
「お前の名前はアヴェだ。名前がないんだろう?私が名前を付けてやる」
「アヴェ、ですか」
「そうだ。私のいた世界の『復讐者』を表す『アヴェンジャー』からとった名前だ」
「『私のいた世界』....?」
あっ、まだ私の名前以外何も私の事を話してなかったな。
(我が主は、秘密が多いので『隷属魔法』使ってからの方がいいと思いますぞ!!)
あれ?イン居たんだ、てっきり死んだものだと....
(勝手に殺さないで欲しいですぞ!!)
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「その話は私に隷属してからだ。この首輪が奴隷であることを表す物か?」
私は少女の首についている、黒色の首輪を指さす。
「そうです。これは隷属の首輪です。契約書が必要なので今ここで奴隷契約は結べません」
契約書ねぇ....必要ねぇな。
「じっとしてろ。」
そう言うと私は、アヴェの首輪に触れる。
「な、何を....」
「聞こえなかったか?動くな。」
うーん、首輪の魔法陣構築はゲームと似ているな。
......『Ragnarok Online』すげぇな、異世界で使われている魔法陣と類似した魔法陣を作ったのか。
この程度の隷属魔法陣なら.....
パチン!!
アヴェの首輪が外れる。
「..................えっ?」
情けない声をアヴェが出す。
おっ、上手くいったな。
「さて、今からお前に『隷属魔法』で私の奴隷になってもらう。お前が選んだ道だ、文句はないな?」
(やっぱり悪役ですぞ)
うるせぇよ。
「ご主人様は、隷属師なのですか....?」
「そこら辺の話は後でする。『隷属魔法』をかける、文句はないな?」
「私はご主人様に助けられた身、文句などございません」
そう言ってアヴェは深々と土下座する。
その身体は少し震えていた。
怖いんだろうな、助けられ、自分選んだ道だとしても不安は拭えないか。
まだ私の事は名前しか知らないのも、不安要素の1つなんだろうな。
だから私は優しく語りかける。
「安心しろ。私はお前の主人として....いや、仲間として大切にするつもりだ。私には人に言えない事が多い。その口止めの為の『隷属魔法』だ。だからお前が....アヴェが嫌がる事はしない。絶対にだ」
そう言って私はアヴェの頭に手を置く。
ビクッ
....まだ信用されてないみたいだな。
そう思いながら『暗黒魔法LvMAX』の魔法『隷属魔法』を発動。
首輪ではなくペンダントにするか。
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......よし、成功だ。
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