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無能力の男がモンスターと対面してしまったら
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俺、霧島優二(きりしまゆうじ)は見渡す限りの瓦礫の山にぽつりと立っている。
ここが何処なのか、何故立っているのか分からないが、ここが危険な場所だと言う事はすぐにわかった。
目の前に巨大かつ強靭な体格、更に鋭い牙のいわゆるモンスターと思われる生物が行手を塞いでいたからだ。
ギラギラとした鋭い目が俺を捉える。どうやら完全に俺を獲物と認識したようだ。この状況から逃げるにしても隠れる場所なんてないし、逃げる隙もない。
無能力かつ運動音痴な俺がここから逃げ延びれる確率があるとしたら、運頼みしかないと悟った瞬間、奴がよそ見をし、身体の向きをも変えた。これはチャンスだ。俺は、モンスターの反対側へ一目散に逃げた。しばらく走ると当然ながら息が切れて、立ち止まった。咄嗟に振り向くが奴は追ってこない。
なぜか、モンスターが2体に増えている。しかも、両者顔を見合って臨戦体制だ。どうやら縄張り争いのようだ。お陰で助かったと思ったのも束の間。数百メートル離れたここまで被害がくる。流石、モンスター同士の戦いだ。巻き込まれてはいけなとより遠くに逃げる。しかし、その行手を新たな一体に塞がれてしまった。
また鋭い目が俺を捉える。だが、戦闘中の2体を見た途端、そちらの方へ向かっていった。これに気づいたのか、対戦中の2体もこちらに近づいてくる。これでは、意味がない。
そんな状況が2、3回続き、精神的にも体力的にも底についた頃、なぜか、6体ものモンスターは、全個体がぼろぼろな姿で倒れていた。
判断が追いつかないまま遠くから、「おーい。」と呼ぶ声が聞こえた。声の主が近くに来るなり、「この状態はどうしたんだ」と言ってきたので、起こった事をありのままに話したら、「なんだって」と今度は、驚いた声を出し、更に。「これは一大事だ。」と慌てだした。
後から聞いた話、どうやらこの状況はモンスターの新たな生態を発見する貴重なものだったようだ。
ここが何処なのか、何故立っているのか分からないが、ここが危険な場所だと言う事はすぐにわかった。
目の前に巨大かつ強靭な体格、更に鋭い牙のいわゆるモンスターと思われる生物が行手を塞いでいたからだ。
ギラギラとした鋭い目が俺を捉える。どうやら完全に俺を獲物と認識したようだ。この状況から逃げるにしても隠れる場所なんてないし、逃げる隙もない。
無能力かつ運動音痴な俺がここから逃げ延びれる確率があるとしたら、運頼みしかないと悟った瞬間、奴がよそ見をし、身体の向きをも変えた。これはチャンスだ。俺は、モンスターの反対側へ一目散に逃げた。しばらく走ると当然ながら息が切れて、立ち止まった。咄嗟に振り向くが奴は追ってこない。
なぜか、モンスターが2体に増えている。しかも、両者顔を見合って臨戦体制だ。どうやら縄張り争いのようだ。お陰で助かったと思ったのも束の間。数百メートル離れたここまで被害がくる。流石、モンスター同士の戦いだ。巻き込まれてはいけなとより遠くに逃げる。しかし、その行手を新たな一体に塞がれてしまった。
また鋭い目が俺を捉える。だが、戦闘中の2体を見た途端、そちらの方へ向かっていった。これに気づいたのか、対戦中の2体もこちらに近づいてくる。これでは、意味がない。
そんな状況が2、3回続き、精神的にも体力的にも底についた頃、なぜか、6体ものモンスターは、全個体がぼろぼろな姿で倒れていた。
判断が追いつかないまま遠くから、「おーい。」と呼ぶ声が聞こえた。声の主が近くに来るなり、「この状態はどうしたんだ」と言ってきたので、起こった事をありのままに話したら、「なんだって」と今度は、驚いた声を出し、更に。「これは一大事だ。」と慌てだした。
後から聞いた話、どうやらこの状況はモンスターの新たな生態を発見する貴重なものだったようだ。
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