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覚醒②
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「セノ! なぜ邪竜を持って帰ってきたんだ!」
「こいつは俺を助けてくれたんだぞ。殺せるわけ無いだろ」
「ならオレたちが日本に帰れなくてもいいっていうのか。女神はこいつを殺せといったんだぞ」
枕元で誰かが争っている声がする。
エルスはうっすらと目を開けてそちらを見た。
そこではセノとチカが、お互いの胸ぐらをつかみ合って喧嘩をしていた。
「もういい、ここで奴を殺す。セノは手を出すな」
「やめろよ! 可愛そうだろう」
「目を覚ませよ。邪竜に可愛そうもくそもあるか!」
チカはセノを振りほどき、腰から短剣を引き抜くとエルスに向かって襲いかかった。
しかしそれをセノの聖剣が防ぐ。
「お前がエルスを傷つけるなら、俺はチカとは敵対することになる」
「なんでそんなに肩入れするんだよ」
「それは……こいつのことが好きになったからだ」
エルスは思わず頬を赤くした。
「あー! うっざい! 神子が聖剣に勝てないことを知った上でそう言ってくるの本当にむかつく! 死ねバカップル!」
チカは弾丸のようにセノを罵って、エルスが眠っていた部屋から飛び出していった。
セノは聖剣をしまうとエルスのほうを見た。
するとエルスの頬が赤いことに気付いて彼も顔を赤くした。
「まさかエルス、さっきの聞いてたのか!?」
エルスは観念して目をしっかりと開けると頷いてみせた。
「うん……、僕もセノのこと好きだから……嬉しかった」
「あぁっ! 嬉しいけど本当はもっとちゃんと告白しようと思ってたのに! エルス、俺と付き合ってくれ」
セノはエルスの手を握ってじっと美しい金色の瞳を見つめた。
それに照れたエルスはそっぽを向いて言った。
「セノはあのチカとかいう男と付き合ってるんだろ?」
「チカはただの幼馴染だ」
「でも、部屋の前で抱き合ってた」
「お前、俺のあとつけてたのかよ」
「ち、ちがう! たまたま目に入っただけ!」
慌てるエルスの肩を、セノは抱きしめた。
「それで俺とチカが付き合ってると思って嫉妬しちゃったの?」
「ちがうと言ってるだろ!」
「で、俺の恋人のはずのチカが誰かに連れ去られたと思ってあんなに焦って、俺のこと心配でついてきてさらわれちゃったと」
「チカに同情するよ。あんた本当にうっとうしい!」
セノは必死に引き剥がそうとしてくるエルスの肩に顔を埋めて呟いた。
「可愛すぎる……。エルス、俺と付き合ってくれ」
「セ、セノがそんなにいうなら、付き合ってやってもいいけど?」
セノは幸せそうな笑顔を浮かべて顔を上げると、エルスの唇に自分の唇を重ねた。
「こいつは俺を助けてくれたんだぞ。殺せるわけ無いだろ」
「ならオレたちが日本に帰れなくてもいいっていうのか。女神はこいつを殺せといったんだぞ」
枕元で誰かが争っている声がする。
エルスはうっすらと目を開けてそちらを見た。
そこではセノとチカが、お互いの胸ぐらをつかみ合って喧嘩をしていた。
「もういい、ここで奴を殺す。セノは手を出すな」
「やめろよ! 可愛そうだろう」
「目を覚ませよ。邪竜に可愛そうもくそもあるか!」
チカはセノを振りほどき、腰から短剣を引き抜くとエルスに向かって襲いかかった。
しかしそれをセノの聖剣が防ぐ。
「お前がエルスを傷つけるなら、俺はチカとは敵対することになる」
「なんでそんなに肩入れするんだよ」
「それは……こいつのことが好きになったからだ」
エルスは思わず頬を赤くした。
「あー! うっざい! 神子が聖剣に勝てないことを知った上でそう言ってくるの本当にむかつく! 死ねバカップル!」
チカは弾丸のようにセノを罵って、エルスが眠っていた部屋から飛び出していった。
セノは聖剣をしまうとエルスのほうを見た。
するとエルスの頬が赤いことに気付いて彼も顔を赤くした。
「まさかエルス、さっきの聞いてたのか!?」
エルスは観念して目をしっかりと開けると頷いてみせた。
「うん……、僕もセノのこと好きだから……嬉しかった」
「あぁっ! 嬉しいけど本当はもっとちゃんと告白しようと思ってたのに! エルス、俺と付き合ってくれ」
セノはエルスの手を握ってじっと美しい金色の瞳を見つめた。
それに照れたエルスはそっぽを向いて言った。
「セノはあのチカとかいう男と付き合ってるんだろ?」
「チカはただの幼馴染だ」
「でも、部屋の前で抱き合ってた」
「お前、俺のあとつけてたのかよ」
「ち、ちがう! たまたま目に入っただけ!」
慌てるエルスの肩を、セノは抱きしめた。
「それで俺とチカが付き合ってると思って嫉妬しちゃったの?」
「ちがうと言ってるだろ!」
「で、俺の恋人のはずのチカが誰かに連れ去られたと思ってあんなに焦って、俺のこと心配でついてきてさらわれちゃったと」
「チカに同情するよ。あんた本当にうっとうしい!」
セノは必死に引き剥がそうとしてくるエルスの肩に顔を埋めて呟いた。
「可愛すぎる……。エルス、俺と付き合ってくれ」
「セ、セノがそんなにいうなら、付き合ってやってもいいけど?」
セノは幸せそうな笑顔を浮かべて顔を上げると、エルスの唇に自分の唇を重ねた。
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