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第2章 飛躍の翼
王室の依頼
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「…まさかシヴァ様が、お前にまで…。」
「しかも、あんなにあっさりと…。」
ファラーム城の門番にして双子の兄弟であるレオンとフランが、憎たらしそうにメイルを見やる。
聞けば3人は、幼少期からの腐れ縁だという。いずれも物心付いた頃から兵士を夢見ており、長年頻繁に手合わせをしていたそうだ。
しかし、身体能力と魄力共に最も伸びが良かったのがメイルであったため、レオンとフランは常にやられっ放しだったらしい。
「ま、あたしもダテに傭兵稼業で生き延びちゃいないってことさ。」
難なく試験を突破したメイルが、涼しい顔で旧友達の視線を受け流す。
ルールの存在する小手調べであったとは言え、所要時間僅か20秒でシヴァへ一撃を叩き込んだ様は、並大抵でない実力の持ち主だと知るのに十分過ぎた。
「まったく…城仕えと傭兵なら二度と会うこともないと思っていたら、またその顔を見せられるなんてな。」
「同感だね。本当、人生ってのは何があるか分からないもんだよ。」
腹立たしそうなフランに対し、メイルはわざとらしく、だが幾分か本気で感慨深そうに言う。
「レオンならまだしも、ちょっと負ける度にピーピー泣きじゃくってた根性なしまで、念願叶ってファラーム城の兵士になったんだから。」
「何だとこの野郎!!」
「止めろ、フラン!私闘は御法度だろうが!」
今にも殴り掛かろうとするフランを、レオンが背後から取り押さえた。
「…どこかのお家の誰かさんたちとカブるね、この光景。」
「あア、そこは同感だ。」
「…どこぞの学校の同級生共ともそっくりだけどな。」
「…なんですって?」
「そいつは誰の―」
「皆さま、お待たせ致しました。」
風刃達に余計な火花が散りそうになったところで、両親を呼ぶべく席を外したシヴァが戻って来た。
父親は黒の、母親は紺色のスーツを身にまとっており、企業の重役のような風格がある。
いずれも顔に数箇所の小じわがある点ではそれなりの年齢を感じさせるが、頭部を彩る金髪には1本の白髪も紛れていなかった。
「こちらが私の父母…ファラーム王と、王妃にございます。」
「舞さま、お久しぶりですね。御友人の皆様と一緒にアルスを捜して下さるそうで…誠にありがとうございます。」
「…いえ…お気になさらず…友達として…当たり前のことを…したいだけですから…。」
深々と頭を下げるファラーム王妃に、舞が恐縮する。
「して、そちらの女性が傭兵のメイル様ですな?何でも、このシヴァに一瞬で勝ったのだとか。相当の腕をお持ちなのですね。」
「ま、仕事柄そこそこにね。」
「…こほん。お父様?」
「おお、そうだった。改めまして、御挨拶を。私、僭越ながらこのファラームの統治を預かっております、ガルシー=ウィネスと申します。」
「ガルシーの妻の、ミル=ウィネスです。」
ファラーム王女と王妃が揃って恭しく礼をすると、僕達も誰からともなく軽い会釈をした。
「では早速ですが、今回の件について説明をさせて下さい。…ミル、写真を。」
「はい。」
ミルさんは氷華君とメイルに、2種類の写真を渡した。
片方には王室の面々と同じく金髪碧眼の容姿端麗な少年が、もう片方には茶髪をポニーテールに結った赤い忍び装束の少女が写っている。
「ふむ…この金髪の坊ちゃんが、アルス王子だね。」
「はい。そしてこちらが、アルスをさらったと宣言している少女です。」
ミルさんは忍び装束の少女の写真を指しながら答えた。
「ユナ=ゾールと名乗るその少女は、アルスの命が惜しければ凄腕の戦士を派遣してみろと、我々に文書を送って来ました。」
ガルシーさんが、左手に握り締めていた紙を広げる。
そこにはなかなか流麗な筆文字で、穏やかでない内容が刻まれていた。
ファラーム王室、並びにファラーム住民の皆様へ。
この度、訳あってアルス王子の身柄を預かりました。
王子の命が惜しければ、選りすぐりの使い手をレジリス村までお送り下さい。
なお、私の要求は金品ではございません。身代金の類による交渉には応じかねますが、御了承願います。
誘拐犯ユナ=ゾール
「…良い度胸してやがるぜ、この馬鹿女。」
「しかし、誘拐にしちゃ随分と変だな。身代金をよこせじゃなくて、強い奴を送って来いなんて…。」
風刃や僕をはじめ、皆が手紙の文章と睨み合うが、誘拐犯の目的は見えて来ない。
戦闘好きな性分で、凄腕を相手に腕試しをしたいとでも言うのだろうか。
「明らかに結構なウラがありそうだけど…とりあえず、依頼は王子の奪還と誘拐犯の捕縛って事で間違いないかな?」
「はい、お願い致します。弟を救出してくだされば300万、誘拐犯を捕えてくだされば200万を支払います。」
「シヴァ、その事なんだけど。僕達が成功したら、金じゃなくてカオス=エメラルドの欠片をくれないか。」
「…あの噂の、カオス=エメラルドですか?しかし、弟がそれを持っていたか…。」
「…間違いなく…持ってるはずだよ…ティグラーブさんの…調べだもん…。」
「…そうですか…そんな危険な物に手を出していたとは…。」
「こうなると、あの子の宝石好きも考え物ね…。」
シヴァに続き、ミルさんも表情を暗くする。
「…ああ、失礼。そういうことでしたら、喜んで。」
「ありがとうございます、シヴァさん。それで、このレジリス村というのはどちらにあるのでしょう?」
「え、どこにって…霊峰レジリスの麓に決まってるじゃないか。」
目を丸くするメイルにも、舞を除いた6人の反応は鈍い。
「…そうか。あんた達、人間界の出だね?」
「えっ、何で分かったの?」
「そりゃ分かるさ。あのバカでかい霊峰レジリスを知らないなんて、魔界暮らしじゃそうそういやしないからね。」
「…成程。そのレジリスって山、日本で言えば富士山みたいなもんか?」
振り向いて問い掛けると、舞が頷いた。
「…高さも…だいたい…同じくらい…いや…レジリスが…ほんのちょっと…低い…かな…。」
「だッたら、少し近付けばすぐ分かるな。」
「…だな。急ごうぜ。誘拐犯が碌でもない真似する前に、叩き潰さねぇと。」
「では皆様、何卒宜しくお願い申し上げます。」
ガルシーさんとミルさん、そしてシヴァが揃って深々と頭を下げる。
「まだまだ至らぬ点だらけの若造ですが、あれでもシヴァと同じく、王室の未来を担う貴重な人材ですので。」
「了解、王様。それじゃ、ちょっと待ってておくれよ。」
城を後にしようと歩き出したメイルが途中で止まり、僕達を見る。
「あんた達もワケありのようだけど、こっちも物入りの身なんでね。手柄はあたしが頂くよ。」
「芸がないが…その台詞そっくりそのままお返しする、と言っとくかな。」
メイルは不敵に微笑むと、小走りで去って行った。
「…複雑な気分だな。本来なら我々がアルス様を捜しに行くべきであろうに、城の関係者どころかファラームの住人でさえない者達に任せなければならないとは…。」
「だが万一の事態を考えれば、シヴァ様や我々が不用意にここを離れられないのも確かだ。…お前達、アルス様を頼んだぞ。」
「ああ、もちろんだ。」
即答すると、心なしかレオンとフランの唇が僅かに持ち上がった。
「しかも、あんなにあっさりと…。」
ファラーム城の門番にして双子の兄弟であるレオンとフランが、憎たらしそうにメイルを見やる。
聞けば3人は、幼少期からの腐れ縁だという。いずれも物心付いた頃から兵士を夢見ており、長年頻繁に手合わせをしていたそうだ。
しかし、身体能力と魄力共に最も伸びが良かったのがメイルであったため、レオンとフランは常にやられっ放しだったらしい。
「ま、あたしもダテに傭兵稼業で生き延びちゃいないってことさ。」
難なく試験を突破したメイルが、涼しい顔で旧友達の視線を受け流す。
ルールの存在する小手調べであったとは言え、所要時間僅か20秒でシヴァへ一撃を叩き込んだ様は、並大抵でない実力の持ち主だと知るのに十分過ぎた。
「まったく…城仕えと傭兵なら二度と会うこともないと思っていたら、またその顔を見せられるなんてな。」
「同感だね。本当、人生ってのは何があるか分からないもんだよ。」
腹立たしそうなフランに対し、メイルはわざとらしく、だが幾分か本気で感慨深そうに言う。
「レオンならまだしも、ちょっと負ける度にピーピー泣きじゃくってた根性なしまで、念願叶ってファラーム城の兵士になったんだから。」
「何だとこの野郎!!」
「止めろ、フラン!私闘は御法度だろうが!」
今にも殴り掛かろうとするフランを、レオンが背後から取り押さえた。
「…どこかのお家の誰かさんたちとカブるね、この光景。」
「あア、そこは同感だ。」
「…どこぞの学校の同級生共ともそっくりだけどな。」
「…なんですって?」
「そいつは誰の―」
「皆さま、お待たせ致しました。」
風刃達に余計な火花が散りそうになったところで、両親を呼ぶべく席を外したシヴァが戻って来た。
父親は黒の、母親は紺色のスーツを身にまとっており、企業の重役のような風格がある。
いずれも顔に数箇所の小じわがある点ではそれなりの年齢を感じさせるが、頭部を彩る金髪には1本の白髪も紛れていなかった。
「こちらが私の父母…ファラーム王と、王妃にございます。」
「舞さま、お久しぶりですね。御友人の皆様と一緒にアルスを捜して下さるそうで…誠にありがとうございます。」
「…いえ…お気になさらず…友達として…当たり前のことを…したいだけですから…。」
深々と頭を下げるファラーム王妃に、舞が恐縮する。
「して、そちらの女性が傭兵のメイル様ですな?何でも、このシヴァに一瞬で勝ったのだとか。相当の腕をお持ちなのですね。」
「ま、仕事柄そこそこにね。」
「…こほん。お父様?」
「おお、そうだった。改めまして、御挨拶を。私、僭越ながらこのファラームの統治を預かっております、ガルシー=ウィネスと申します。」
「ガルシーの妻の、ミル=ウィネスです。」
ファラーム王女と王妃が揃って恭しく礼をすると、僕達も誰からともなく軽い会釈をした。
「では早速ですが、今回の件について説明をさせて下さい。…ミル、写真を。」
「はい。」
ミルさんは氷華君とメイルに、2種類の写真を渡した。
片方には王室の面々と同じく金髪碧眼の容姿端麗な少年が、もう片方には茶髪をポニーテールに結った赤い忍び装束の少女が写っている。
「ふむ…この金髪の坊ちゃんが、アルス王子だね。」
「はい。そしてこちらが、アルスをさらったと宣言している少女です。」
ミルさんは忍び装束の少女の写真を指しながら答えた。
「ユナ=ゾールと名乗るその少女は、アルスの命が惜しければ凄腕の戦士を派遣してみろと、我々に文書を送って来ました。」
ガルシーさんが、左手に握り締めていた紙を広げる。
そこにはなかなか流麗な筆文字で、穏やかでない内容が刻まれていた。
ファラーム王室、並びにファラーム住民の皆様へ。
この度、訳あってアルス王子の身柄を預かりました。
王子の命が惜しければ、選りすぐりの使い手をレジリス村までお送り下さい。
なお、私の要求は金品ではございません。身代金の類による交渉には応じかねますが、御了承願います。
誘拐犯ユナ=ゾール
「…良い度胸してやがるぜ、この馬鹿女。」
「しかし、誘拐にしちゃ随分と変だな。身代金をよこせじゃなくて、強い奴を送って来いなんて…。」
風刃や僕をはじめ、皆が手紙の文章と睨み合うが、誘拐犯の目的は見えて来ない。
戦闘好きな性分で、凄腕を相手に腕試しをしたいとでも言うのだろうか。
「明らかに結構なウラがありそうだけど…とりあえず、依頼は王子の奪還と誘拐犯の捕縛って事で間違いないかな?」
「はい、お願い致します。弟を救出してくだされば300万、誘拐犯を捕えてくだされば200万を支払います。」
「シヴァ、その事なんだけど。僕達が成功したら、金じゃなくてカオス=エメラルドの欠片をくれないか。」
「…あの噂の、カオス=エメラルドですか?しかし、弟がそれを持っていたか…。」
「…間違いなく…持ってるはずだよ…ティグラーブさんの…調べだもん…。」
「…そうですか…そんな危険な物に手を出していたとは…。」
「こうなると、あの子の宝石好きも考え物ね…。」
シヴァに続き、ミルさんも表情を暗くする。
「…ああ、失礼。そういうことでしたら、喜んで。」
「ありがとうございます、シヴァさん。それで、このレジリス村というのはどちらにあるのでしょう?」
「え、どこにって…霊峰レジリスの麓に決まってるじゃないか。」
目を丸くするメイルにも、舞を除いた6人の反応は鈍い。
「…そうか。あんた達、人間界の出だね?」
「えっ、何で分かったの?」
「そりゃ分かるさ。あのバカでかい霊峰レジリスを知らないなんて、魔界暮らしじゃそうそういやしないからね。」
「…成程。そのレジリスって山、日本で言えば富士山みたいなもんか?」
振り向いて問い掛けると、舞が頷いた。
「…高さも…だいたい…同じくらい…いや…レジリスが…ほんのちょっと…低い…かな…。」
「だッたら、少し近付けばすぐ分かるな。」
「…だな。急ごうぜ。誘拐犯が碌でもない真似する前に、叩き潰さねぇと。」
「では皆様、何卒宜しくお願い申し上げます。」
ガルシーさんとミルさん、そしてシヴァが揃って深々と頭を下げる。
「まだまだ至らぬ点だらけの若造ですが、あれでもシヴァと同じく、王室の未来を担う貴重な人材ですので。」
「了解、王様。それじゃ、ちょっと待ってておくれよ。」
城を後にしようと歩き出したメイルが途中で止まり、僕達を見る。
「あんた達もワケありのようだけど、こっちも物入りの身なんでね。手柄はあたしが頂くよ。」
「芸がないが…その台詞そっくりそのままお返しする、と言っとくかな。」
メイルは不敵に微笑むと、小走りで去って行った。
「…複雑な気分だな。本来なら我々がアルス様を捜しに行くべきであろうに、城の関係者どころかファラームの住人でさえない者達に任せなければならないとは…。」
「だが万一の事態を考えれば、シヴァ様や我々が不用意にここを離れられないのも確かだ。…お前達、アルス様を頼んだぞ。」
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