「月下の約束 - 柚希と葵の物語」

第2章: 夢への一歩

第5話: 新しい出会いと広がる世界

葵のアートスクールの見学日、柚希は葵と共に学校の広いキャンパスを歩いていた。見学会では、様々なアート作品が展示されており、二人は興味深くそれらを観察した。

「見て、柚希。これらの作品、すごくインスピレーションを受けるわ」と葵が感動しながら言った。

柚希も葵の感動に共感し、「葵さんの作品もきっとここに飾られる日が来ますよ」と励ました。

そんな時、彼女たちは一人の印象的なアーティスト、美希と出会った。美希はアートスクールの学生で、彼女の作品は大胆で独創的なスタイルで知られていた。

「こんにちは、私は美希。あなたたちもアートに興味があるの？」美希が明るく話しかけてきた。

葵は少し緊張しながらも、「はい、私はこれからアートスクールに通う予定です」と答えた。

美希は葵の作品に興味を持ち、三人で作品について話し合うことになった。美希の洞察力ある意見は、葵に新たな視点を提供し、彼女の作品への理解を深めた。

柚希は美希との出会いが葵に良い影響を与えていることを感じ取り、二人の交流を嬉しく思った。

見学会が終わると、美希は葵と柚希を次のグループ展に招待した。「あなたの作品も展示してみない？きっと新しい何かが見つかるわよ」と美希が提案した。

葵は驚きつつも、この提案に興奮を隠せなかった。「ええ、ぜひ参加させてください！」

帰り道、葵は柚希に感謝の気持ちを伝えた。「柚希、今日は本当にありがとう。新しい出会いが私の世界を広げてくれたわ」

柚希は微笑みながら、「葵さん、あなたの才能はもっと多くの人に認められるべきです。私もあなたのそばでその瞬間を見守りたい」と答えた。

その夜、二人は新たな出会いと将来の展示会に向けてワクワクしながら、お互いの夢について語り合った。葵のアートの道は新しいステージへと進み、柚希は彼女の最大のサポーターとしてその脇に立っていた。