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第2章
6話-1 私は友人が少なく親友は三人だけ
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私は男同志でさえ、「一緒に〇〇」などといった、群れを為して行動するのが昔から苦手でけっこう一人の行動が多かった。
学生時代は特に人見知りでコミュ障だったから、高校時代までは喧嘩ばかりしていた。
勿論、喧嘩は徒党を組むのではなくタイマンだった。
話が通じないから暴力になってしまっていたと思う。
そんな訳で帝王ホテルに就職してからも職場の中でも群れを為すのも嫌で、そんな上司や同期から、「お前!寂しくないのか?」と良く訊かれた。
会社の付き合いというのは退職したら終わる訳で、その時になって寂しい思いをするのではないかと思っていた。
それだったら最初からと思っていた訳で、若い今の内に一人で遊ぶ癖をつけておく方が良いのではないかと思っていた。
今の世の中、一人で金を掛けないで遊ぶ事ができない大人のいかに多い事か。
私はそんな大人にはなりたくなかった。
しかしこんな私にも親友が三人だけいる。
一人は高校時代までの不良仲間の親友で飯島孝彦だ。
地元の工務店の長男坊でバイクに乗って一緒に良く遊んでいた。
彼は工業高校に進学していて私は普通高校だったが、気心が知れて仲が良かった。
もう一人の苗字は「霧島」で名は「太蔵」と言い、高校の同級生で、その時代からの付き合いで呼称は「タイゾー」だ。
何でタイゾーかと言うと、高校の入学した時に登校途中で、たまたま一緒に歩いていて、同じ高校の奴だと思って声を掛けた時にお互いに名前を言い合った。
そしたら彼は、「僕は霧島太蔵です」と言った。
それから私は彼の事を「タイゾー」と呼ぶようになった。
霧島よりも呼びやすかったからだ。
彼は私の事をずっと「ミキト」や「お前」と言っていた。
彼は私よりも断然、頭の出来が良かったから医科大学に進学して医者の卵になっていて、威張る事もなければ、人をバカにする事もないナイスガイだ。
そうそう、高校時代に級友のAとBが喧嘩をした時があった。
そのAとBもタイゾーとしては仲が良かった。
その二人の間に入って彼は涙を流して仲裁した。
その姿を見た時に、心根の優しい男だと思って、それからと言うもの、私は彼を親友と思って付き合ってきた。
高校時代は何でも話してきたので私よりも私を知っている男のような気がしている。
そして最後が、タイゾーの嫁の「ブーちゃん」だ。
お互いに、いや彼女はタイゾーにも話さない事を私に話してくるほど、私に信頼を置いてくれている。
医者の嫁でありながら、下町のオバちゃんのような気取らない女性で、何と言っても巨乳が魅力だ。
つづく
学生時代は特に人見知りでコミュ障だったから、高校時代までは喧嘩ばかりしていた。
勿論、喧嘩は徒党を組むのではなくタイマンだった。
話が通じないから暴力になってしまっていたと思う。
そんな訳で帝王ホテルに就職してからも職場の中でも群れを為すのも嫌で、そんな上司や同期から、「お前!寂しくないのか?」と良く訊かれた。
会社の付き合いというのは退職したら終わる訳で、その時になって寂しい思いをするのではないかと思っていた。
それだったら最初からと思っていた訳で、若い今の内に一人で遊ぶ癖をつけておく方が良いのではないかと思っていた。
今の世の中、一人で金を掛けないで遊ぶ事ができない大人のいかに多い事か。
私はそんな大人にはなりたくなかった。
しかしこんな私にも親友が三人だけいる。
一人は高校時代までの不良仲間の親友で飯島孝彦だ。
地元の工務店の長男坊でバイクに乗って一緒に良く遊んでいた。
彼は工業高校に進学していて私は普通高校だったが、気心が知れて仲が良かった。
もう一人の苗字は「霧島」で名は「太蔵」と言い、高校の同級生で、その時代からの付き合いで呼称は「タイゾー」だ。
何でタイゾーかと言うと、高校の入学した時に登校途中で、たまたま一緒に歩いていて、同じ高校の奴だと思って声を掛けた時にお互いに名前を言い合った。
そしたら彼は、「僕は霧島太蔵です」と言った。
それから私は彼の事を「タイゾー」と呼ぶようになった。
霧島よりも呼びやすかったからだ。
彼は私の事をずっと「ミキト」や「お前」と言っていた。
彼は私よりも断然、頭の出来が良かったから医科大学に進学して医者の卵になっていて、威張る事もなければ、人をバカにする事もないナイスガイだ。
そうそう、高校時代に級友のAとBが喧嘩をした時があった。
そのAとBもタイゾーとしては仲が良かった。
その二人の間に入って彼は涙を流して仲裁した。
その姿を見た時に、心根の優しい男だと思って、それからと言うもの、私は彼を親友と思って付き合ってきた。
高校時代は何でも話してきたので私よりも私を知っている男のような気がしている。
そして最後が、タイゾーの嫁の「ブーちゃん」だ。
お互いに、いや彼女はタイゾーにも話さない事を私に話してくるほど、私に信頼を置いてくれている。
医者の嫁でありながら、下町のオバちゃんのような気取らない女性で、何と言っても巨乳が魅力だ。
つづく
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