サレ夫が愛した女性たちの追憶

しらかわからし

文字の大きさ
52 / 291
第2章

6話-1 私は友人が少なく親友は三人だけ

しおりを挟む
私は男同志でさえ、「一緒に〇〇」などといった、群れを為して行動するのが昔から苦手でけっこう一人の行動が多かった。
 
学生時代は特に人見知りでコミュ障だったから、高校時代までは喧嘩ばかりしていた。

勿論、喧嘩は徒党を組むのではなくタイマンだった。
 
話が通じないから暴力になってしまっていたと思う。
 
そんな訳で帝王ホテルに就職してからも職場の中でも群れを為すのも嫌で、そんな上司や同期から、「お前!寂しくないのか?」と良く訊かれた。

会社の付き合いというのは退職したら終わる訳で、その時になって寂しい思いをするのではないかと思っていた。

それだったら最初からと思っていた訳で、若い今の内に一人で遊ぶ癖をつけておく方が良いのではないかと思っていた。 
 
今の世の中、一人で金を掛けないで遊ぶ事ができない大人のいかに多い事か。
 
私はそんな大人にはなりたくなかった。
 
しかしこんな私にも親友が三人だけいる。
 
一人は高校時代までの不良仲間の親友で飯島孝彦だ。
 
地元の工務店の長男坊でバイクに乗って一緒に良く遊んでいた。
 
彼は工業高校に進学していて私は普通高校だったが、気心が知れて仲が良かった。
 
もう一人の苗字は「霧島」で名は「太蔵」と言い、高校の同級生で、その時代からの付き合いで呼称は「タイゾー」だ。
 
何でタイゾーかと言うと、高校の入学した時に登校途中で、たまたま一緒に歩いていて、同じ高校の奴だと思って声を掛けた時にお互いに名前を言い合った。
 
そしたら彼は、「僕は霧島太蔵です」と言った。

それから私は彼の事を「タイゾー」と呼ぶようになった。
 
霧島よりも呼びやすかったからだ。
 
彼は私の事をずっと「ミキト」や「お前」と言っていた。
 
彼は私よりも断然、頭の出来が良かったから医科大学に進学して医者の卵になっていて、威張る事もなければ、人をバカにする事もないナイスガイだ。
 
そうそう、高校時代に級友のAとBが喧嘩をした時があった。

そのAとBもタイゾーとしては仲が良かった。

その二人の間に入って彼は涙を流して仲裁した。
 
その姿を見た時に、心根の優しい男だと思って、それからと言うもの、私は彼を親友と思って付き合ってきた。
 
高校時代は何でも話してきたので私よりも私を知っている男のような気がしている。

そして最後が、タイゾーの嫁の「ブーちゃん」だ。

お互いに、いや彼女はタイゾーにも話さない事を私に話してくるほど、私に信頼を置いてくれている。

医者の嫁でありながら、下町のオバちゃんのような気取らない女性で、何と言っても巨乳が魅力だ。

つづく
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

職場のパートのおばさん

Rollman
恋愛
職場のパートのおばさんと…

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?

真面目な女性教師が眼鏡を掛けて誘惑してきた

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
仲良くしていた女性達が俺にだけ見せてくれた最も可愛い瞬間のほっこり実話です

秘事

詩織
恋愛
妻が何か隠し事をしている感じがし、調べるようになった。 そしてその結果は...

離婚した妻の旅先

tartan321
恋愛
タイトル通りです。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

危険な残業

詩織
恋愛
いつも残業の多い奈津美。そこにある人が現れいつもの残業でなくなる

処理中です...