サレ夫が愛した女性たちの追憶

しらかわからし

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第3章

10話 美容師の恭子さんとデート

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相変わらず、恭子さんは、ちゃんと一日に一回はマメに連絡くれていた。

そして何よりも美人だ。

それほどブサメンとは思っていないですが、イケメンではないので、ブスの子孫を残したくないと思うのは祈りだ。

ただ、真凛と同じように今直ぐに「結婚」と言われると引いてしまう。

そんなこんなでまた恭子さんとドライブデートをした。

そしたら恭子さんが、「この間、合コンに行ってきました」と言い出した。

私は少し動揺したけど、それも仕方ないと思って、「会った人どのくらい居るんですか?」と、わざと他人行儀の言葉で質問してみた。

「いえ、まだ二人では会った人はいません。ちゃんと将来を考えられる人がいたら会いたいです」と言った。

「そうですよね」と、動揺を隠して言った。

急に恭子さんは今まで私に言っていない言葉を言った。

「私、婚約者がいたんです。でも……、ずっと私の友達と浮気していて。気付かなかったんです。結局……その友達とできちゃった婚をしたのです。だから、結婚願望は人一倍強いので彼と言うよりは、結婚相手を見付けています」

「そうなんですね。それでしたら私とこうやってデートをしているのはどうなんだろうと思いますが」と何となく遠回しに言った。

「でも、私はミキさんとそういう関係になれたら良いなと思ってご連絡もしましたし、お付き合いさせて頂いているのですが」

 最初から分かっていたけど、この年齢層の女性はやはり、結婚を意識するのかと思って聞いていた。

恭子さんとそういう関係にはなりたくなかった。

その後のデートは気が重かくなっていた。

これ以上、戸籍を汚したくないし、どうしても最終最後の部分で自分も相手の事も信用できなくなってしまうからだった。

それに今は、結婚して一人に縛られたくないという気持ちが強かった。

人妻やアラ還の康子先生と遊んでいる方が、楽しいし気が楽だった。

独身を謳歌している今が一番だし、仕事も充実していると言うのが本音だった。

私は狡いかもしれないが恭子さんは素敵な人だけど、余り深みにはまらないようにしようと思った。

つづく
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