サレ夫が愛した女性たちの追憶

しらかわからし

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第4章

8話-6 隣の奥様と食事に

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美しい人妻だったので私にとってはド・ストライクで一緒に食事するぐらいは良いかと思い、「ご一緒して頂けるのですか?」

「はい、喜んで」と言ってくれた。

「一緒の車に乗って出掛けると近所の目があるので別々で出掛けましょう。私が先に出掛けて直ぐ先で待っていますから後についてきてください」と言われて続けて、「十九時に出発します」と言った。

私は「承知しました」と言って電話を切った。

 ※

十九時に出発して引っ越し祝いをしてくれるとの事になった。

車のエンジンが掛かった音が聞こえ、窓の外を見ると白のメルセデスベンツだった。

市役所近くのコインパーキングに私の車を駐車し奥様のベンツの助手席に乗った。

奥様はお友達の行き付けの店だと言い、個室居酒屋で店員に、「料理はお任せで」と言い、「何を飲まれます?」と訊いた。

「温かいウーロン茶をお願いします」

「アルコールは飲まれないのですか?」

「はい」

「私は飲んじゃっても良いですか?」と奥様。

「どうぞ」と。

「生中でお願いします」

生とウーロン茶で乾杯し奥様は、「隣に久留実野さんのような紳士が引っ越して下さって私、嬉しかったのよ」と言ってくれた。

「ありがとうございます、私は紳士ではありませんけどね」と。

「そんな事ないでしょう?」

それからと言うもの私の事を根掘り葉掘り訊かれたので、話せる部分は話した。

奥様も個人的な部分まで酒が進むにつれ話してくれて、最後には目をトロンとさせて夫とはセックスレスだとまで話した。

年上の女性は大胆です。

たしかに帝王ホテルのパートの人妻熟女も酒が入ると、物凄いエッチに変貌していたので、この奥様がそうなるのも理解は出来た。

今日、会ったばかりなのに、「抱いて」と言わんばかりだったので、私は「出ましょうか?」と言うと奥様は、「はい」と言って立ち上がり私の腕に腕を絡めて背伸びをしてキスをねだったかのように目を瞑った。

あり得ないと思った。

私は占いを見る飲み屋のママから一回りや二回り年上の女性からの女難の相があると言われていたので、気を付けていた。

ましてや人妻熟女が好きでも会ったばかりの人や近所の人妻とそういう関係になるのはマズイと思い、上手にはぐらかし奥様のベンツに乗って私の車を停めた駐車場に向かった。

その後、傍に停まっていた代行車に奥様とベンツを送るように頼み、私は十五分ほど時間をおいてから帰寮した。

家に入ると隣の奥様から電話が入り、「今日の事は内緒にしてね」と言われた。

「勿論です。今日はどうもありがとうございました」と。

つづく
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