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第4章
9話-6 ステーションホテル一号館に初出勤
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「富田!カウンターの片付け方をまた新人に教えてやってくれ!」と大崎が言った。
富田は私をカウンターに呼び「さっき教えた反対をやれば良いんだからね」と前置きし「残ったジュース類はポットに入れてサランラップをして、このカウンター下の冷蔵庫に入れておいて」と言いながら一緒にやってくれていた。
全ての使用したディスペンサーとポット類を洗い場に持って行き、オバサンに、「お願いします」と言うと、また洗い場の目黒に私は怒鳴られた。
「そんな所に置かないで、こっちに置け!」と。
「すみません」と言って置き直した。
その後、カウンターに帰ってきてコーヒーポットを洗剤で洗って洗い籠に逆さにした。
使ったダスターを厨房裏に持って行き洗い場のバケツに伸ばして入れると、また目黒が来て「そんな入れ方をしたら洗濯機の前で、あたしたちがまたやり直さなくてはいけなくなるでしょ!?」と言われ、入れ方を教わったが私が入れたのと何が違うのかが分からないほどだった。
とにかく、何でも相手が下だと思うとイチャモンを付けたい感じに見受けられた。
このレストランのスタッフ全員がストレスを溜めているかのような感じだった。
その後は床の掃除機掛けをした後に各テーブルに夕食用のテーブルクロスを掛けた。
これには私は帝王ホテルの若き修業時代に良くやっていた事だったので得意中の得意な仕事だった。
さっさとやっていると、また大崎が来て、「そんなやり方じゃダメだ!」と怒鳴られた。
やり方を見せてくれるのかと思っていたら、そのまま違う場所に行ってしまった。
そこに富田が来て、「久留実野さんのやり方で間違いないんだけど兎に角、文句が言いたいのよ。ここの人たちは全員だから気にしないでね」と言って苦笑していた。
これが終わるとホテルスタッフ全員が朝食の賄いになる。
※
スタッフの賄いの食し方を教わった。
賄いは一食二百円を給料から引かれ、客が残したビュッフェの料理を好きなだけ食べる事が出来る。
全員が取り終えると料理人たちがチューフィングや皿に残っていた料理をゴミ箱に捨てて、洗い場のオバサンたちが食器を取りに行くと料理人たちは自宅に帰って行き中抜き休憩に入るのだ。
洗い場のオバサンたちは食器を洗った後には料理長から頼まれた仕込みをする。
このホテルの料理人たちは厨房の掃除もしないので床は油汚れで真っ黒になっていて、仕込みの殆どを洗い場のオバサンと午後から出てくる一番若い料理人にさせていた。
私はその光景を見てこの調理場は、いつかは食中毒を起こすと思っていた。
つづく
富田は私をカウンターに呼び「さっき教えた反対をやれば良いんだからね」と前置きし「残ったジュース類はポットに入れてサランラップをして、このカウンター下の冷蔵庫に入れておいて」と言いながら一緒にやってくれていた。
全ての使用したディスペンサーとポット類を洗い場に持って行き、オバサンに、「お願いします」と言うと、また洗い場の目黒に私は怒鳴られた。
「そんな所に置かないで、こっちに置け!」と。
「すみません」と言って置き直した。
その後、カウンターに帰ってきてコーヒーポットを洗剤で洗って洗い籠に逆さにした。
使ったダスターを厨房裏に持って行き洗い場のバケツに伸ばして入れると、また目黒が来て「そんな入れ方をしたら洗濯機の前で、あたしたちがまたやり直さなくてはいけなくなるでしょ!?」と言われ、入れ方を教わったが私が入れたのと何が違うのかが分からないほどだった。
とにかく、何でも相手が下だと思うとイチャモンを付けたい感じに見受けられた。
このレストランのスタッフ全員がストレスを溜めているかのような感じだった。
その後は床の掃除機掛けをした後に各テーブルに夕食用のテーブルクロスを掛けた。
これには私は帝王ホテルの若き修業時代に良くやっていた事だったので得意中の得意な仕事だった。
さっさとやっていると、また大崎が来て、「そんなやり方じゃダメだ!」と怒鳴られた。
やり方を見せてくれるのかと思っていたら、そのまま違う場所に行ってしまった。
そこに富田が来て、「久留実野さんのやり方で間違いないんだけど兎に角、文句が言いたいのよ。ここの人たちは全員だから気にしないでね」と言って苦笑していた。
これが終わるとホテルスタッフ全員が朝食の賄いになる。
※
スタッフの賄いの食し方を教わった。
賄いは一食二百円を給料から引かれ、客が残したビュッフェの料理を好きなだけ食べる事が出来る。
全員が取り終えると料理人たちがチューフィングや皿に残っていた料理をゴミ箱に捨てて、洗い場のオバサンたちが食器を取りに行くと料理人たちは自宅に帰って行き中抜き休憩に入るのだ。
洗い場のオバサンたちは食器を洗った後には料理長から頼まれた仕込みをする。
このホテルの料理人たちは厨房の掃除もしないので床は油汚れで真っ黒になっていて、仕込みの殆どを洗い場のオバサンと午後から出てくる一番若い料理人にさせていた。
私はその光景を見てこの調理場は、いつかは食中毒を起こすと思っていた。
つづく
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