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第4章
11話-1 勤務3日目 市場で魚仕入れ魚下ろしの講習会
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私は朝早く起きて中央卸売市場に行き駿河湾で採れたという、ブリ、スズキ、イワシ、サバなどなど買ってきて良太に小魚を下ろしの講習をした。
ブリとスズキの下ろし方は最初からできないと思ったので下ろし方の見本を見せながら教えた。
柵取りして刺身用にした物と良太が練習で下した小魚を引っ越し祝いをしてくれた隣の奥様の美沙と昨夜ご馳走になった英子と裏の山形に「食べて~!」と言って持って行き良太の母親に名刺代わりで持たせた。
良太の母親もシングルマザーとの事だった。
母親の教育が良かったのか、彼は礼儀正しく素直で良い青年だった。
私は最低限の道具として自分の包丁を揃える事も教えた。
講習を終えてから良太と食事に行きました。
「今のホテルを辞めてもっと仕事が覚えられる会社に入りたいです」と良太。
「ステーションホテル一号館に就職して三年が過ぎたんですが一回も厨房の床掃除をした事がないので掃除の仕方すら教わってないんです」と彼が言い私は驚いた。
確かに厨房内の床は油汚れで真っ黒だったし、悪臭がして洗い場にある冷凍ストッカーの内側に付着した氷がストッカー購入後一回も剥がしてないような程、張り付いていたからだ。
「これは洗い場のオバサンたちが料理長からの命令で、ペティナイフで削るのが関の山です」と良太が言った。
料理長自身がストッカーの氷の落とし方も知らないからだと思った。
確かにステーションホテル一号館の料理人たちの仕込みを見てみると、ブイヨンを仕込んでいるのも見た事もないし、ソースもレトルトの完成品を使っていたし、朝食と夕食の食材も全て缶詰や冷凍物を使っていてサラダの野菜だけがフレッシュだった。
帝王ホテルではブイヨンやソースやスープ類は当然、一から仕込んでいたし、冷凍物や既製品は使うことはなかった。
同じ「ホテル」と標榜していてもこんなにも違うとは知らなかった。
また帝王ホテルには掃除担当の職員が居たから良いが、小さいホテルやレストランでは料理人がやる仕事だ。
良太がホテルで勤務している間は私が料理人たちに見付からないように掃除の仕方や仕込み方法などを教えてあげようと思った。
つづく
ブリとスズキの下ろし方は最初からできないと思ったので下ろし方の見本を見せながら教えた。
柵取りして刺身用にした物と良太が練習で下した小魚を引っ越し祝いをしてくれた隣の奥様の美沙と昨夜ご馳走になった英子と裏の山形に「食べて~!」と言って持って行き良太の母親に名刺代わりで持たせた。
良太の母親もシングルマザーとの事だった。
母親の教育が良かったのか、彼は礼儀正しく素直で良い青年だった。
私は最低限の道具として自分の包丁を揃える事も教えた。
講習を終えてから良太と食事に行きました。
「今のホテルを辞めてもっと仕事が覚えられる会社に入りたいです」と良太。
「ステーションホテル一号館に就職して三年が過ぎたんですが一回も厨房の床掃除をした事がないので掃除の仕方すら教わってないんです」と彼が言い私は驚いた。
確かに厨房内の床は油汚れで真っ黒だったし、悪臭がして洗い場にある冷凍ストッカーの内側に付着した氷がストッカー購入後一回も剥がしてないような程、張り付いていたからだ。
「これは洗い場のオバサンたちが料理長からの命令で、ペティナイフで削るのが関の山です」と良太が言った。
料理長自身がストッカーの氷の落とし方も知らないからだと思った。
確かにステーションホテル一号館の料理人たちの仕込みを見てみると、ブイヨンを仕込んでいるのも見た事もないし、ソースもレトルトの完成品を使っていたし、朝食と夕食の食材も全て缶詰や冷凍物を使っていてサラダの野菜だけがフレッシュだった。
帝王ホテルではブイヨンやソースやスープ類は当然、一から仕込んでいたし、冷凍物や既製品は使うことはなかった。
同じ「ホテル」と標榜していてもこんなにも違うとは知らなかった。
また帝王ホテルには掃除担当の職員が居たから良いが、小さいホテルやレストランでは料理人がやる仕事だ。
良太がホテルで勤務している間は私が料理人たちに見付からないように掃除の仕方や仕込み方法などを教えてあげようと思った。
つづく
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