270 / 291
第5章
3話-7 勤務9日目 中抜け休憩時に愛実と社員寮に
しおりを挟む
私の車で先導して愛美を寮に連れて来た。
「この家は大塚さんの家ですよね?」と愛美。
「はい、社長から『ここに住みなさい』と言われた寮としてお借りしました」
「で、私に何を見せたいのですか?」
「はい、今からお見せしますね。立ち話も何なので」と言い部屋の中に入れた。
「部屋の中には入った事がなかったので、こんな感じだったのですね」と、続けて「その前に久留実野さんに一つだけ伺っても良いですか?」
「はい、何でしょう?」
「久留実野さんから冷たくされているように思うのですが?」
「そんな事ないですよ。私は基本、全ての女性に優しくしていると思っていますが」
「いや、私にだけには冷たいです!」
「本当にそんな事無いですし冷たくしているなら、ここにお連れしていませんよ」
愛美は私の胸に飛び込んできたのです。
「何をするんですか?」
「優しくして下さい!」
「分かりました。優しくしましょう」
「私はあの日、本当に久留実野さんに抱かれたかったです」
「分かっていましたよ。目の前に抱かれたいと言っている美しい女性を横目に見て何もしないで眠ったのは私だって初めてでしたから」
「以前にマンションに泊めて頂いた時に抱いてほしかったのに断れました。あの時に主人には悪いと思ったけど、久留実野さんのような人と結婚すれば良かったと後悔していました」
「あのシチュエーションで抱いたら私もあの滝川と一緒になってしまうのが嫌だったし、愛美さんをもっと大切にしたかったですから、それに……」
「それに……の後は何ですか?」
「言わなくてはダメですか?」
「聞きたいです」
「ごめんなさい。私は自分よりも若い女性に全くと言って良いほど興味がないんです」
「どういう意味ですか?」
「ビジュアルの問題です」
「はぁ……?意味が分かりませんが」
「愛美さんはスレンダーで素敵ですが、私は年齢を重ねて良い意味で経年劣化しているビジュアルの女性が好きなんです」
「私が太れば良いのですか?」
「いいえ、そういう意味ではないです。ご主人に悪いですから。私、ご主人の顔を知っている女性とは関係を持たない主義なんです」
「久留実野さんと関係を持っていらっしゃる経年劣化している熟女の方々は皆、独身なんですか?」
「いいえ、殆どが人妻で一人がシングルマザーですけど、それでも還暦過ぎの女性ですから」
「だったら私も人妻なので変わらないじゃないですか?」
「愛美さんは特別な存在なので抱けません。あんなご縁をしたので大切にしたいので」
「私はどうしたら良いのでしょうか?」
「私にも分かりませんが今は兎に角、愛美さんを抱く事はできません。すみません」
「主人と別れればと言う事ですか?」
私はその後の言葉は言わなかったし、理由は私自身も良く分からなかったが、とにかく抱きたくはなかった。
つづく
「この家は大塚さんの家ですよね?」と愛美。
「はい、社長から『ここに住みなさい』と言われた寮としてお借りしました」
「で、私に何を見せたいのですか?」
「はい、今からお見せしますね。立ち話も何なので」と言い部屋の中に入れた。
「部屋の中には入った事がなかったので、こんな感じだったのですね」と、続けて「その前に久留実野さんに一つだけ伺っても良いですか?」
「はい、何でしょう?」
「久留実野さんから冷たくされているように思うのですが?」
「そんな事ないですよ。私は基本、全ての女性に優しくしていると思っていますが」
「いや、私にだけには冷たいです!」
「本当にそんな事無いですし冷たくしているなら、ここにお連れしていませんよ」
愛美は私の胸に飛び込んできたのです。
「何をするんですか?」
「優しくして下さい!」
「分かりました。優しくしましょう」
「私はあの日、本当に久留実野さんに抱かれたかったです」
「分かっていましたよ。目の前に抱かれたいと言っている美しい女性を横目に見て何もしないで眠ったのは私だって初めてでしたから」
「以前にマンションに泊めて頂いた時に抱いてほしかったのに断れました。あの時に主人には悪いと思ったけど、久留実野さんのような人と結婚すれば良かったと後悔していました」
「あのシチュエーションで抱いたら私もあの滝川と一緒になってしまうのが嫌だったし、愛美さんをもっと大切にしたかったですから、それに……」
「それに……の後は何ですか?」
「言わなくてはダメですか?」
「聞きたいです」
「ごめんなさい。私は自分よりも若い女性に全くと言って良いほど興味がないんです」
「どういう意味ですか?」
「ビジュアルの問題です」
「はぁ……?意味が分かりませんが」
「愛美さんはスレンダーで素敵ですが、私は年齢を重ねて良い意味で経年劣化しているビジュアルの女性が好きなんです」
「私が太れば良いのですか?」
「いいえ、そういう意味ではないです。ご主人に悪いですから。私、ご主人の顔を知っている女性とは関係を持たない主義なんです」
「久留実野さんと関係を持っていらっしゃる経年劣化している熟女の方々は皆、独身なんですか?」
「いいえ、殆どが人妻で一人がシングルマザーですけど、それでも還暦過ぎの女性ですから」
「だったら私も人妻なので変わらないじゃないですか?」
「愛美さんは特別な存在なので抱けません。あんなご縁をしたので大切にしたいので」
「私はどうしたら良いのでしょうか?」
「私にも分かりませんが今は兎に角、愛美さんを抱く事はできません。すみません」
「主人と別れればと言う事ですか?」
私はその後の言葉は言わなかったし、理由は私自身も良く分からなかったが、とにかく抱きたくはなかった。
つづく
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる