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第142話:三上さんと最後の1コース廻り
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今日が終われば、明日からは三上さんご夫妻だけで廻って頂くことになります。三日間にわたる同乗研修の最終日です。
三上さんがふと、「この仕事は本当に大変ですよね」と言いました。
ボクは、「何がですか?」と返しました。
三上さん「社長と一緒だから今日までは良かったですが、明日からは嫁と一緒なので、自分たちで状況判断をしなくてはいけないです」
経営者の覚悟と楽しみ。
ボクは、この言葉こそが事業の醍醐味だと伝えました。
「だから面白いんですよ。毎日、走る景色は変わって、一瞬の状況判断が求められて、その間に、もだえ苦しみ、その内に三上さんも夢を見て脂汗を掻くようになりますよ。でも必ず、手を差し伸べて下さるお客様や取引先が現れますから」と、ボクは自身の経験を語りました。
三上さん「そうですかね」
ボク「ボクもそうですけど、三上さんも運が良いじゃないですか?だって三上さんは今までの会社を辞めようと思ったら、うちの会社に入る事ができたじゃないですか? 自惚れですけどね。ボクはボクで、三上さんのような優秀な方が入って下さって、萌香の事業に傾注できて、ボクも運が良いって思いましたから」
三上さん「そう言って頂けると嬉しいです。ありがとうございます」
この会話を通じて、彼が経営者としての責任を真剣に感じ始めていることが分かりました。そして、ボクたちの出会いもまた、事業の成功を裏打ちする運命的なものだと信じています。
三日間の売り上げ。
まだまだ三日目。今日も昨日、一昨日とほぼ同額の売り上げでした。三コースを設定しているので、今日も初めてのコースです。
三つの異なるコースで同じように売り上げられたことに、三上さんと胸を撫で下ろしてホッとしました。これは、特定の地域に依存しない、事業の再現性が証明された瞬間です。
萌香の移動美容室への投資。
一千万円の資本金の内、萌香の移動販売車の購入で、既に大半をつぎ込んでいますが、萌香の事業では一年間は売上が「〇円」でも耐えられる用意はできています。それが、社長としてのリスクヘッジです。
が、既に老人福祉施設の四軒、百四十四名のご利用者様のカットの予約は入っていることが、ボクと萌香にとって運が良い部分です。
「運も実力の内」と良く言われています。開業前に既にお客様がいるということは、最高に有難いことです。このお客様たちの期待に応えられるように、頑張るつもりです。
確信と挑戦。
これで軌道に乗らないようなら、そもそもこの仕事の計画に大きな欠陥があると言うことです。が、決してそうはならない。そう確信しているから挑戦するのです。
萌香の方の事業は、確実にその手ごたえがあります。
ただし、乗り越えるべき山は、車両の最終準備、保健所への許認可、そしてボク自身の時間配分など、目の前に立ち塞がっています。
この高い山を、ことごとく乗り越えてやる。
今日で最後の「山田太郎移動食品店」の音楽が耳に残りました。この音楽は、今日から三上さんご夫妻の成功へのテーマソングとなります。
明日からは三上さんご夫妻に頑張ってもらいます。そしてボクは、萌香の事業に集中します。
明日も、事業の成功に向けて頑張るぞ!
つづく
三上さんがふと、「この仕事は本当に大変ですよね」と言いました。
ボクは、「何がですか?」と返しました。
三上さん「社長と一緒だから今日までは良かったですが、明日からは嫁と一緒なので、自分たちで状況判断をしなくてはいけないです」
経営者の覚悟と楽しみ。
ボクは、この言葉こそが事業の醍醐味だと伝えました。
「だから面白いんですよ。毎日、走る景色は変わって、一瞬の状況判断が求められて、その間に、もだえ苦しみ、その内に三上さんも夢を見て脂汗を掻くようになりますよ。でも必ず、手を差し伸べて下さるお客様や取引先が現れますから」と、ボクは自身の経験を語りました。
三上さん「そうですかね」
ボク「ボクもそうですけど、三上さんも運が良いじゃないですか?だって三上さんは今までの会社を辞めようと思ったら、うちの会社に入る事ができたじゃないですか? 自惚れですけどね。ボクはボクで、三上さんのような優秀な方が入って下さって、萌香の事業に傾注できて、ボクも運が良いって思いましたから」
三上さん「そう言って頂けると嬉しいです。ありがとうございます」
この会話を通じて、彼が経営者としての責任を真剣に感じ始めていることが分かりました。そして、ボクたちの出会いもまた、事業の成功を裏打ちする運命的なものだと信じています。
三日間の売り上げ。
まだまだ三日目。今日も昨日、一昨日とほぼ同額の売り上げでした。三コースを設定しているので、今日も初めてのコースです。
三つの異なるコースで同じように売り上げられたことに、三上さんと胸を撫で下ろしてホッとしました。これは、特定の地域に依存しない、事業の再現性が証明された瞬間です。
萌香の移動美容室への投資。
一千万円の資本金の内、萌香の移動販売車の購入で、既に大半をつぎ込んでいますが、萌香の事業では一年間は売上が「〇円」でも耐えられる用意はできています。それが、社長としてのリスクヘッジです。
が、既に老人福祉施設の四軒、百四十四名のご利用者様のカットの予約は入っていることが、ボクと萌香にとって運が良い部分です。
「運も実力の内」と良く言われています。開業前に既にお客様がいるということは、最高に有難いことです。このお客様たちの期待に応えられるように、頑張るつもりです。
確信と挑戦。
これで軌道に乗らないようなら、そもそもこの仕事の計画に大きな欠陥があると言うことです。が、決してそうはならない。そう確信しているから挑戦するのです。
萌香の方の事業は、確実にその手ごたえがあります。
ただし、乗り越えるべき山は、車両の最終準備、保健所への許認可、そしてボク自身の時間配分など、目の前に立ち塞がっています。
この高い山を、ことごとく乗り越えてやる。
今日で最後の「山田太郎移動食品店」の音楽が耳に残りました。この音楽は、今日から三上さんご夫妻の成功へのテーマソングとなります。
明日からは三上さんご夫妻に頑張ってもらいます。そしてボクは、萌香の事業に集中します。
明日も、事業の成功に向けて頑張るぞ!
つづく
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