3.11襲われた美人女性秘書

しらかわからし

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第4話:揺れの中で、出会った人

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更に最悪な事になった。

「イヤッ、アッ、アッ」と声を漏らしてしまったが、心の中では、(ヤダ! こんな場所でしかも見ず知らずの男の指先に、感じさせられてしまうなんて絶対に、嫌よ)と叫んでいるのに。

そう心は拒絶し続けているはずなのに、体は心に反して甘く刺激的な悦びの声を上げてしまっていた。このアンバランスな状態こそ香織自身が自分自身を追い詰めていった。

男の息使いと腰使いが時間を追うごとに荒くなっていき、明らかに興奮しているのが分かった。香織がこの男性に犯されると覚悟した。スーツのボタンは外され開かれ、カットソーは捲り上げられたままで、尖がりを唇で覆い舌先で愛撫した。

「アッ! イヤン!」
と甲高い可愛い嬌声を上げた。男性はハァハァと耳元で荒い息をしていた。

「楽しませてもらうよ、折角だから」
と言い、耳元で囁く甘い吐息混じりの声が、香織を興奮させていった。

男はスカートを捲り上げ、ストッキングとショーツの上から香織の秘部の上に手を置きその後、小さな感覚の源の上を強めの圧を掛けて摩った。その男は興奮の絶頂だった。

彼は香織のストッキングとショーツの腹ゴムを持ち、一気に下ろし下腹部に顔をうずめた。香織は我慢し続けていた箍が外れ、感じている声が止まらなくなりエレベーターの中に響き渡った。

「あっ、あっ、あっ、あん、あん、イイ、イイ…、イヤッ、イヤッ、んっ、あぁ……!」

香織は既に抵抗する気力は一切なくなり、むしろ気持ち良さが増していた。エレベーターの壁に背を向け脚は若干広げ、立ったままの香織に男は手と口で攻め続けた。香織は、我慢できず、達してしまった。

「あぁぁー!イッちゃう、イクぅ~!」

と体の全身をビクビクビクビクとさせながら腰が崩れ床に座り込んだ。そんな香織に「パンプスはそのままで」と言い、後ろに向かせ、男の威厳を香織の奥深くにズボッと挿入し、激しく腰を抽送した。香織はまた、

「イイ……、イッちゃう、イクぅ~!」と絶頂に達した。男性にとっても香織の経験上でも、今までにないシチュエーションだった。香織がする自慰のオカズが映像が脳裏を掠め、それが更なる興奮に繋がった。密室で、死ぬかもしれない恐怖の中での情事だ。

男性は、「気持ちイイ、出るよ!」と呻きながら香織の中にほとばしりを放った。香織は必死で抵抗したが、男性を離す事ができず、事が終わった後にわんわんと声を上げて泣いた。

(早くエレベーター動いて)
と願いながら、ただ待つ事しかできなかった。エレベーターは動く事もなく、その後も男に犯され続けた。潮も何回も吹かされた。男性の前で我慢が出来なく小便した。男性の小便も見た。正に死に直結した空間での阿鼻地獄の様相だった。

◇◆◇◆◇

5時間後、エレベーターが動き、止まった階で修理の会社の人の顔が見えた。香織と男性は服を着て降り、一緒にトイレに入った。

先に出てきた男性はトイレの前で香りを待っていた。

「乱暴してごめん、でも君をずっと前から見ていて好きでした。貴女の責任を俺に取らせて下さい」
と言って名刺を出した。同じ会社のMRだった。名刺の肩書と氏名は、「東京第一支店 支店長代理 白川和聖しらかわかずきだった」

「嘘、この若さで?」
と香織は思い、マジマジと顔を見ると中々のイケメンだし高身長だった。そして間違いなく出世コースであり、行く末は役員? いや日本支社の社長の椅子も?

涙を浮かべながら激怒した香織を男性は強く抱き締めながら、何度も「ごめん、ごめん、俺が悪かった。この責任はキチンと取るから」と謝った。

◇◆◇

香織は今、妊娠6ヶ月目、あの忌まわしい3.11にあの密室で出逢い、強引なセックスをした男性とは別人かと思わせるような優しく頼り甲斐があった、その男性が香織の今の夫だ。

語学も堪能の夫は32歳の若さで東京第二支店の支店長に出世し、将来は日本支社の社長と実しやかにささやかれている。そんな夫と幸せな日々を過ごす香織だった。

勿論、夫は香織の自慢の柔房の尖がりを産まれる前の子よりも先に毎晩吸っている。

― 了 ―

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