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18話
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ヒート期間終了から病院での検査を経て帰宅した五日後。
統と遼は憔悴しながらもメンバー全員を事務所に集め、番の件を話すことにした。
メンバーが集まって早々統は、深く頭を下げる。
「五日間連絡が取れず、心配をかけてすみませんでした。櫂さんもありがとうございました、連絡してくれたおかげで遼と二人で過ごせました。」
櫂はその言葉を聞いて朗らかに笑いながら問う。
「そう。二人に何もないならいいんだよ。それで、今日は何の用で話したいなんて言ったのかな?」
俺は遼に目配せをして頷く。
「櫂さん、俺と遼は本当の恋人になりました。そして、次のヒートで正式に番になることを決めました」
その言葉に、櫂はすぐに立ち上がった。
「……は? おい、統! 待て! いいのか!! お前のキャリアは!」
「櫂さん」遼が冷静だが強い声で制した。
「俺たちはキャリアに怯えるよりも、このグループのために必要だと二人で結論を出したんです。この五日間でそれは間違いではないと確信した。俺たちは、次のヒートを待って番になります」
零は、静かに統と遼の顔を見比べ、口を開いた。
「...まぁ、論理的に言えば、最も安定した形です。統さんの不安定なヒートは、公認の番によるフェロモンの安定化が最良。炎上のリスクは増大しますが、グループ全体のリスクは逆に低下します。ファンや世間からの批判を除けばグループとしても、会社としても最善だと言えますね。」
律は、目を潤ませながら統の隣に座る。
「統くん...よかった。もう、一人じゃないんだね。みんなで、メサイアを守ろう」
櫂は、零と律の言葉を聞き、深く息を吐き出した。
「…わかった。統、遼。お前たちがそこまで決めたなら、俺がリーダーとして責任を持つ。社長を説得するぞ。ただし、俺から切り出す。」
「「……!!!ありがとうございます!!」」
遼と統が櫂に向かって頭を下げると、櫂はふわりと笑って「行こう。」と先導して部屋を出た。
櫂がリーダーとして責任を負い、統、遼の三人で冬馬 秀明社長の部屋を訪れる。
櫂は着くなり本題を切り出した。
「社長。統と遼は、不安定な関係がメサイアに及ぼすリスクを鑑み、次のヒートで番の成立を決意しました。リーダーとして、私もこの決断を支持します」
社長はそう聞くと、統の顔をまっすぐ見て、最終確認を行った。
「鳳 統。君がΩであること、そして番を持つことは、ファンを裏切ることになる。批判が殺到し、メサイアだけでなく君自身のキャリアが終わりかねない。この大きなリスクを承知の上で、君は月城と番になることを選び、それでもステージに立ち続ける『覚悟』があるのか」
統は、迷いなく答えた。
「はい。遼と番になり、ステージに立ち続けます」
社長は、フッと笑みを浮かべた。
「よろしい。私は君たち二人の才能が、このリスクを上回る価値を持つと判断した。 不安定なセンターを抱えるより、番という絶対的な安定を得たトップアイドルの方が、商品価値は高まる。答えは明白だ」
社長は冷静な判断を下し、承認した。そして、一転して皮肉めいた口調になる。
「まぁでも、メサイアとしてステージから落ちることさえなければ、僕は反対する気はなかったんだ。 ...むしろ、その運命の番というロマンス、利用させてもらうか?世界初の『トップ・カップルアイドル』として売っていけば面白いじゃないか!」
そう言ってハハハと笑う。
しかし、社長はすぐにトーンを真面目に変え、櫂に目を向けた。
「だが、水瀬。リスク管理は徹底しろ。 ヒート対策、スキャンダル対応。一つでも破綻すれば、メサイアは即刻解散だ。お前は、リーダーとしてそれを管理できるか」
櫂は、強く受諾した。
「承知いたしました。私の責任において、メサイアを完璧に継続させます」
統と遼は憔悴しながらもメンバー全員を事務所に集め、番の件を話すことにした。
メンバーが集まって早々統は、深く頭を下げる。
「五日間連絡が取れず、心配をかけてすみませんでした。櫂さんもありがとうございました、連絡してくれたおかげで遼と二人で過ごせました。」
櫂はその言葉を聞いて朗らかに笑いながら問う。
「そう。二人に何もないならいいんだよ。それで、今日は何の用で話したいなんて言ったのかな?」
俺は遼に目配せをして頷く。
「櫂さん、俺と遼は本当の恋人になりました。そして、次のヒートで正式に番になることを決めました」
その言葉に、櫂はすぐに立ち上がった。
「……は? おい、統! 待て! いいのか!! お前のキャリアは!」
「櫂さん」遼が冷静だが強い声で制した。
「俺たちはキャリアに怯えるよりも、このグループのために必要だと二人で結論を出したんです。この五日間でそれは間違いではないと確信した。俺たちは、次のヒートを待って番になります」
零は、静かに統と遼の顔を見比べ、口を開いた。
「...まぁ、論理的に言えば、最も安定した形です。統さんの不安定なヒートは、公認の番によるフェロモンの安定化が最良。炎上のリスクは増大しますが、グループ全体のリスクは逆に低下します。ファンや世間からの批判を除けばグループとしても、会社としても最善だと言えますね。」
律は、目を潤ませながら統の隣に座る。
「統くん...よかった。もう、一人じゃないんだね。みんなで、メサイアを守ろう」
櫂は、零と律の言葉を聞き、深く息を吐き出した。
「…わかった。統、遼。お前たちがそこまで決めたなら、俺がリーダーとして責任を持つ。社長を説得するぞ。ただし、俺から切り出す。」
「「……!!!ありがとうございます!!」」
遼と統が櫂に向かって頭を下げると、櫂はふわりと笑って「行こう。」と先導して部屋を出た。
櫂がリーダーとして責任を負い、統、遼の三人で冬馬 秀明社長の部屋を訪れる。
櫂は着くなり本題を切り出した。
「社長。統と遼は、不安定な関係がメサイアに及ぼすリスクを鑑み、次のヒートで番の成立を決意しました。リーダーとして、私もこの決断を支持します」
社長はそう聞くと、統の顔をまっすぐ見て、最終確認を行った。
「鳳 統。君がΩであること、そして番を持つことは、ファンを裏切ることになる。批判が殺到し、メサイアだけでなく君自身のキャリアが終わりかねない。この大きなリスクを承知の上で、君は月城と番になることを選び、それでもステージに立ち続ける『覚悟』があるのか」
統は、迷いなく答えた。
「はい。遼と番になり、ステージに立ち続けます」
社長は、フッと笑みを浮かべた。
「よろしい。私は君たち二人の才能が、このリスクを上回る価値を持つと判断した。 不安定なセンターを抱えるより、番という絶対的な安定を得たトップアイドルの方が、商品価値は高まる。答えは明白だ」
社長は冷静な判断を下し、承認した。そして、一転して皮肉めいた口調になる。
「まぁでも、メサイアとしてステージから落ちることさえなければ、僕は反対する気はなかったんだ。 ...むしろ、その運命の番というロマンス、利用させてもらうか?世界初の『トップ・カップルアイドル』として売っていけば面白いじゃないか!」
そう言ってハハハと笑う。
しかし、社長はすぐにトーンを真面目に変え、櫂に目を向けた。
「だが、水瀬。リスク管理は徹底しろ。 ヒート対策、スキャンダル対応。一つでも破綻すれば、メサイアは即刻解散だ。お前は、リーダーとしてそれを管理できるか」
櫂は、強く受諾した。
「承知いたしました。私の責任において、メサイアを完璧に継続させます」
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