夢だと思ってたよ・・・・・

ぴよ

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ギルバート 2

エロ (最終)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


アーシェの学園入りを前に家から引き離し、長年の夢がようやく叶い腕に抱いた。
あの時の幸福感は一生忘れない。
ようやく手に入れた。絶対に離さない。逃がさない。
アーシェは自己評価が恐ろしく低く自分の魅力を全く理解していない。
害虫が寄り付かぬよう、苦渋の決断で渋々ユリアを学園での護衛役につけたが、あろう事か第2王子がアーシェに声をかけてきた。
しかも恋情を抱きかねない動向だと報告を受け眉間を寄せる。
アーシェも入学時に今までにない興味を示していたとユリアが悔しがっていた。
第1王子がクラスメイトだった時、こちらへ関わらぬよう優しく丁寧に忠告しておいたのだが、家族に伝えていなかったのか。
成人まで待つつもりだったが、誰も手出し出来ぬよう、すぐに婚姻を結ぼう。
可哀想だと思ったが、登校出来ぬよう抱きつぶし、更に囲い込んでいく。
一度、二人の包囲を見事にかい潜り登校してしまったのは人生で二度目の失敗だった。勿論一度目はあの忌わしい誘拐だ。
気怠い色を残したまま登校したアーシェを見た輩はこぞって前屈みになり走り去ったそうだ。
この日の午前中は、男子の欠席者数が非常に多かったそうだ。
鼻血が止まらず保健室に運ばれる奴も。
ユリアにより直ぐにアーシェは帰されたが、後悔は尽きない。
誰の目にも触れさせぬよう、閉じ込めてしまえたらどんなにいいだろう。


婚姻を結び、家に入ったアーシェは新たな発想や、料理作りに勤しんでいる。
学園で過ごしたかっただろうに、俺達の気持ちを尊重し、いつものように笑って、家に入ってくれた。
行かせたくないと思っていたのに気付いていたのだろう。
但し、家に入るからには厨房の制限は無くしてもらう!と宣言されたのには困った。
これだけは絶対に譲らないと意思は固く、婚姻を早め家に入れたこともあり渋々承諾したが、あまりの喜びようにガイルと二人、もっと早くに頷けばよかったと苦笑した。
アーシェが強く望んだのはこれだけで、他は何も言わない。
側にいれれば満足だよ。とくったくなく笑うのだ。
愛しさはどこまで深くなるのだろう。



ガイルが医師免許を取得する数年後までは、引越しは保留となっている。
新居は現在建築中で、今も学園近くの家で生活を送っている。
時折王子が訪問するのが忌々しい。





「っは     ・・・ギルッ」

厨房から寝室へと場所を移し、対面座位で突き上げれば縋り付くように背中に震える手がまわされる。
快楽に溺れ、長い睫毛からハラハラ雫を落とすのを舐め取り、唇を貪れば、おずおずと舌が応えてくる。
どれだけ身体を重ね欲に支配されても、未だ初心のような反応をするアンバランスさが堪らない。
ガイルは研修で数日不在だ。
独り占めできるこの機会を存分に堪能する。
後ろだけで絶頂するようになったアーシェはつい最近成人を迎えた。

「もっと先までいってみようか」
「さ・・・・き?」
意味を理解できず、蕩けた瞳が欲に濡れた俺の顔を映す。
酷く嬉しそうな自分の表情に、こんな顔もするのだと知り苦笑が漏れた。
「っあ」
ずるりと自身を引き抜き、アーシェを寝かせると、大きく両脚を折り開きヒクつくそこへ再び自身を埋め込んでいく。
「・・・・・っぁ    !?   あ」
ビクリと大きく震えアーシェが怯えを含んだ声を発した。
「っっ  ふ・・・・かいっっ  ぁあ!」
普段そこまでは挿入しない、更に奥の場所を押し開いていく。
「こ・・・・わいっ! ギルッ   ギルッ!!」
未知の感覚に怯え泣くアーシェに何度も口づけを落とし愛を囁けば、力は抜け、程なく最奥へとたどり着く。
「・・・・っ くる、し・・っ」
「大丈夫。力抜いて」
「・・・ギ・・・ル・・・ッ」
震える身体が落ち着くのを待って、緩やかに突き上げを開始すれば、悲鳴のような歓声が上がった。
ただでさえ、絡みつく内部が更に奥へと誘うように締め付けてくる感覚に、意識を持っていかれそうになるのを堪える。

濡れた瞳が自分だけを映し繰り返し名を呼ぶ。
乱れる肢体はこちらの動きに翻弄されるまま艶を増していく。
「っく」
想像以上の快楽に我を忘れアーシェを強く抱き締めた。

「ーーーーーーっっ!!」
激しい揺さぶりに声を発する事もできずガクガクと華奢な身体が跳ね続けている。
焦点の合わなくなった瞳は快楽の涙に濡れ、閉じる事を忘れた唇からは飲み込めなかった唾液が伝い落ちていく。
最奥を突く度に軽い絶頂を迎えているようだ。
もっと もっと
どれだけ抱こうとも尽きる事のない欲望
どこまで溺れるのか自分でも想像がつかない
「アーシェッ」
「っっ!」
幾度目かわからぬ欲望を最奥へ注ぎ込むと、その感覚にか、小さな悲鳴を漏らしてアーシェは絶頂を迎えた。

まだだ。
全然足りない。
もっと 
もっと

ギシギシと、頑丈なベッドのスプリングが音を立て続けている。
強烈な快楽に意識を飛ばす事もできないアーシェを思うまま貪り抱いた。
「壊れ・・・・っ   も、許っっ ひぁあ!」
快楽という拷問になる直前、苦しさを含んだ懇願にハッと我に返れば、アーシェは意識を手放した。
幾度も注ぎ込んだ欲望がヒクつく後肛から音を立て溢れ出る。
流石に少々やり過ぎた。
泣き続けた目元が痛々しく罪悪感を覚える。
それでも。
また繰り返してしまうだろう。





過ぎた快楽と行為にアーシェは発熱し3日間寝込んだ。
声枯れし、動くこともままならない状態で拗ねていたが、潤んだままの瞳と情事の色を残す姿に何度も自制心を試された。
研修から戻ったガイルに注意されたが、その数日後、ガイルもまた同じ轍を踏む事となるのだ。






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下手な文をここまで読んで下さり、本当にありがとうございました。
感謝でいっぱいです。


感想 20

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みんなの感想(20件)

arise
2025.12.27 arise

大好きなお話で何度も読んでいます( ´∀`)

解除
虎太郎
2023.11.20 虎太郎

面白かったです。ところで ヴィンスは?
後 もう少し王子でヤキモチ焼くお兄様達を見たかった(*´~`*)

解除
紗綾
2020.02.17 紗綾

大変楽しく読ませていただきました!前世の兄達がどうなったのかとても気になります!甘々な溺愛がとても素敵でした。ありがとうございます。

解除

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