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つよい・・・?
しおりを挟む強くなるにはやっぱり身体を鍛えるべき。
こんな細い腕じゃ大した力は出せない…最近走っても無いから多分体力もないし足の力も弱くなってるはず…。
とりあえず、食べられるだけご飯を食べて、お散歩の時間にいっぱい走って…腕は…どうしよう?
悩みながら目を開けるとりゅるが居なかった。
水の音が聞こえたからそっちに走っていくとりゅるは歯を磨いていた。
オレの分を準備してもらい、歯医者さんに教えてもらった通りに磨いていく。
歯を綺麗に保てれば、あの美味しくない音の鳴る変なのを口に入れられなくて済むからしっかりと磨く。
口をすすぎ、顔を洗ってりゅると一緒に部屋に戻り、りゅるが持ってきてくれた服を選ぶ。
今日は…動きやすそうな服を着よう。
いつもなら暖かそうな服だったり、黒い服を選ぶんだけど、今日は動く予定だからね。
いつもの紐のついた上着を着て、部屋を出る。
朝からお散歩?
いいよ、いっぱい走るよオレ。
…ご飯が先?
そうだよね、まずはハラゴシラエをしてからセンジョウに行くんでしょ?
いっぱい食べるよ、いっぱい。
…今日はあの人じゃないの?
じゃぁ、ここに置くからオカワリお願いね。
あれ、いつの間に昨日と同じ人になったの?
オカワリちょうだい、ありがとう。
これ無いの?わぁ、ふたつもある、ありがとう。
りゅるがウンウン頷きながらご飯を食べている。
美味しいよね、りゅるのご飯はもっと美味しいよ。
お腹がいっぱいになるまで食べるとどんどん眠たくなってきてりゅるに抱っこしてもらった。
りゅるのご飯終わったら、運動するからね…。
目を覚ますとりゅるはお風呂に入る為にか窓に手を伸ばしていた。
オレも一緒に入る。
お風呂に浸かってブクブクと息を吐き出していると、身体がプカリと浮いた。
不思議そうな顔のりゅると目が合い、すぐにさっきの姿勢に戻った。
何だったんだろう?
またブクブクと息を吐き出し温かさに目を瞑った。
お風呂の後りゅるが連れて来てくれたのは、大きな広い遊び場?みたいな所だった。
人間が好き勝手に遊んでる。
ここには、腕を鍛える場所あるかな?
足でもいいよ?
りゅるがあても無く歩いている中、オレはぶら下げられた物に目が止まった。
あれ、殴ったら手強くなるかな?
ピタリと足が止まり、りゅるも足を止め何かを帽子を被った人と喋っている。
あの雨の日に、オレは、人を殴ったハズ。
その後どうなったかなんて知らないけれど、きっとりゅるの腕的に倒せなかったんだと思う。
昨日も臭い人を殴ろうか聞いたら、必要無いって頭を振られた。
きっと、りゅるより弱いからだと思う。
なら、今から、強くなればいい。
あれ、壊せたら…りゅるは認めてくれるかな…?
中に入れてもらい、オレは手を握り思いっきり殴った。
揺れはするけど壊れない。
なら、もっと殴るだけ。
喉を鳴らし瞬きをひとつ、その後連続で何度も殴り続けると、やっと壊れた。
急いでりゅるに報告に行くけれど、反応があまり良くない。
まさか…壊したらダメだった?
頭を撫でてもらえたが、悪い考えが頭を過ぎっていく。
少しすると帽子を被った人が新しい物を付けてくれた。
…怒られてはないし、大丈夫なんだよね?
付けてもらった新しい物をまた何度も殴っていると、りゅるが隣に来て何かを蹴る真似?をしだした。
何、それ?
りゅるの真似をして新しい物を蹴る。
…殴るより蹴る方が強い…?
りゅると同じ様に身体を動かし、強く蹴る。
…うん、蹴る方が強い。
何度も蹴り、足が疲れたら殴る、を繰り返した。
りゅるは上手に真似が出来ると頭を撫でてくれたし、オレが止まらない限り応援?してくれてた。
頑張る、頑張るよ。
オレ、もっといっぱい頑張って、絶対りゅるを守れる「ペット」になるから…!
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